28 / 43
プオレッラ
乙女のショッピング!
しおりを挟む
アリアさんからミルクと今後の取引の約束をもらい、買い物は大満足に終了した。
後は、カラーを買いに露店街を巡る。
何件か露店を見て回ったが、カラーを扱っている店が少なく
扱っていてもトゲトゲビスがついているような、ゴツいカラーばかりで
娘たちの納得がいくものがなかなか無かった。
村外の商人が出している臨時の露店に行くと
可愛らしいカラフルなカラーとリードが一つ350マルッカで売っていた。
娘たちは大喜びで色を選び
めりー はピンク
くりす はあか
もか はベビーグリーン
ぱある はイエロー
にした。私のリードはシンプルななめし革に、緑の石が付いているものにした。
なんとなくその緑が、トゥーリッキ様やミエリッキ様の瞳の色に似ていたから。
ちょっと乙女思考。
商人さんは鼬獣人さんで、月1で店を出しているそう。
“ぜひまた来ておくれ、いいもの入れておくよ“と言ってくれた。
教会そばの露店は食べ物屋が多かったので、そこまで戻る途中に
すっかり戻すのを忘れていたリンテゥに影に戻ってもらうことにした。
露店街の影でそっとリンテゥを呼び、お疲れ様と頭を撫でるとチチッと鳴いて
影に戻ってくれた。
リンゴジュースと串焼きを買い、そばのテーブルを借りてお昼を食べた。
くりす が作ったサンドイッチを食べていると、そばで食事をしていた
鳥獣人のおじさんが興味を示し"サンドイッチ屋を出すべきだ"と勧めてくれたが、
くりす は人見知りだから“無理“と断っていた(笑
おじさんは苦笑いで、“気が変わったら始めれば絶対売れるよ“と言ってくれた。
最後に妖精たちへのお土産を物色。
人が並んでいる露店を覗くと、美味しそうな焼き菓子が売っていた。
どうやら果汁を入れた焼き菓子で、カラフルな色と果実の味が受けて
街代表の奥様と娘さん 2人のインフルエンサーのお気に入りとなり
大流行中なのだとか。
とりあえず、買って食べてみようと行列に参加。
思いのほか回転が速く、5分ほどで買うことが出来た。
赤緑紫オレンジ黄色とカラフルな焼き菓子を大袋にいっぱい 3袋買って
これだけあれば足りるだろう・・・と思った(が、後で後悔することになる)。
最後にもう一度ギルドに寄って、アリアさんと直接交渉したことを伝え
ギルドの許可がいるかどうかを確認した。イーダさんは
「なんて正直な方なんでしょう。皆結構ナイショでやってるんですよ。
伺った価格は特に暴利でもありませんし、お互いの信頼取引ですので
ギルドを通さなくて大丈夫ですよ。」
と言ってくれた。商売の常識が全くわからなかったので、ギルドのお墨付きをもらえ
安心した。
これで、今日の用事は全て済んだので、門が混む前に帰ることにした。
最後に、もう一杯ジュースが飲みたいと くりす が言い出し
さっきとは別の露店で葡萄ジュースを買って飲みながら門に向かった。
後は、カラーを買いに露店街を巡る。
何件か露店を見て回ったが、カラーを扱っている店が少なく
扱っていてもトゲトゲビスがついているような、ゴツいカラーばかりで
娘たちの納得がいくものがなかなか無かった。
村外の商人が出している臨時の露店に行くと
可愛らしいカラフルなカラーとリードが一つ350マルッカで売っていた。
娘たちは大喜びで色を選び
めりー はピンク
くりす はあか
もか はベビーグリーン
ぱある はイエロー
にした。私のリードはシンプルななめし革に、緑の石が付いているものにした。
なんとなくその緑が、トゥーリッキ様やミエリッキ様の瞳の色に似ていたから。
ちょっと乙女思考。
商人さんは鼬獣人さんで、月1で店を出しているそう。
“ぜひまた来ておくれ、いいもの入れておくよ“と言ってくれた。
教会そばの露店は食べ物屋が多かったので、そこまで戻る途中に
すっかり戻すのを忘れていたリンテゥに影に戻ってもらうことにした。
露店街の影でそっとリンテゥを呼び、お疲れ様と頭を撫でるとチチッと鳴いて
影に戻ってくれた。
リンゴジュースと串焼きを買い、そばのテーブルを借りてお昼を食べた。
くりす が作ったサンドイッチを食べていると、そばで食事をしていた
鳥獣人のおじさんが興味を示し"サンドイッチ屋を出すべきだ"と勧めてくれたが、
くりす は人見知りだから“無理“と断っていた(笑
おじさんは苦笑いで、“気が変わったら始めれば絶対売れるよ“と言ってくれた。
最後に妖精たちへのお土産を物色。
人が並んでいる露店を覗くと、美味しそうな焼き菓子が売っていた。
どうやら果汁を入れた焼き菓子で、カラフルな色と果実の味が受けて
街代表の奥様と娘さん 2人のインフルエンサーのお気に入りとなり
大流行中なのだとか。
とりあえず、買って食べてみようと行列に参加。
思いのほか回転が速く、5分ほどで買うことが出来た。
赤緑紫オレンジ黄色とカラフルな焼き菓子を大袋にいっぱい 3袋買って
これだけあれば足りるだろう・・・と思った(が、後で後悔することになる)。
最後にもう一度ギルドに寄って、アリアさんと直接交渉したことを伝え
ギルドの許可がいるかどうかを確認した。イーダさんは
「なんて正直な方なんでしょう。皆結構ナイショでやってるんですよ。
伺った価格は特に暴利でもありませんし、お互いの信頼取引ですので
ギルドを通さなくて大丈夫ですよ。」
と言ってくれた。商売の常識が全くわからなかったので、ギルドのお墨付きをもらえ
安心した。
これで、今日の用事は全て済んだので、門が混む前に帰ることにした。
最後に、もう一杯ジュースが飲みたいと くりす が言い出し
さっきとは別の露店で葡萄ジュースを買って飲みながら門に向かった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
私はいけにえ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「ねえ姉さん、どうせ生贄になって死ぬのに、どうしてご飯なんて食べるの? そんな良いものを食べたってどうせ無駄じゃない。ねえ、どうして食べてるの?」
ねっとりと息苦しくなるような声で妹が言う。
私はそうして、一緒に泣いてくれた妹がもう存在しないことを知ったのだ。
****リハビリに書いたのですがダークすぎる感じになってしまって、暗いのが好きな方いらっしゃったらどうぞ。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
別に構いませんよ、離縁するので。
杉本凪咲
恋愛
父親から告げられたのは「出ていけ」という冷たい言葉。
他の家族もそれに賛同しているようで、どうやら私は捨てられてしまうらしい。
まあいいですけどね。私はこっそりと笑顔を浮かべた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる