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村上さんの本性
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俺は朝から気分が優れない。なぜなら今日は祝日だからだ。平日は嵐の前の静けさのように、お客さんが少ない。そして祝日になると頭がおかしくなるような程、忙しくなる。
その為、土日には出勤メンバーをかなり増やしている。
早めに出勤すると、お客さんで店内はうめつくされている。
エプロンを身につけ、カウンターに向かう。
「すみません、この商品置いてますか」
レジへと向かう途中、早速お客さんからの説明を尋ねられる。
「ではご案内致しますね」
「ありがとう」
まず今日の出勤メンバーと合流して、これこらの流れについて話しを聞く。
「今日人があまりにも多いから、レジは固定にします。遠藤君と真島さんは、レジ以外のことやってくれたら助かります」
「了解です」
何故かは知らないが、この店は土日になると人が増える。平日はとてもお客さんが少なく、このギャップが本当に恐ろしい。
お客さんからの質問がありえないほど来る。そして、頭のおかしい客やDQNも増える。
「すいません、聞きてーことあるんすけど」
俺がお客さんのご案内をしている途中、DQNの客が話しかけてきた。
「すみません村上さん、ちょっとこのお客さんいいですか?」
「わかりました」
手の空いていた村上さんに、お客さんの接客を任せている間に、俺は自分のお客さんのご案内を終わらせた。
「ごめん村上さん、さっきありがとう」
俺は慌てて村上さんにお礼を言いに行くと、顔を赤らめ
「いやー本当にキレそう。さっきの客ぶん殴りたいですね」
「どうかしたんですか?」
「なんか私のこと舐めてるのか、急にタメ口になって。しかもどうやらあの人まだ高校生らしくて」
「歳下に舐めた口聞かれたんですか?」
「そうですよ。私年上だぞ、ぶっ殺すぞ」
村上さんのダークな一面が表に出た。
そんな村上さんに、そっとフォローを入れる。
「確かに、俺も他の客に接客中なのに、普通話しかけてくるかね」
「本当に常識ない人間は、消えて欲しいですね」
とても、口の悪い言葉を発しているが、村上さんの表情は常に笑っている?
その為、土日には出勤メンバーをかなり増やしている。
早めに出勤すると、お客さんで店内はうめつくされている。
エプロンを身につけ、カウンターに向かう。
「すみません、この商品置いてますか」
レジへと向かう途中、早速お客さんからの説明を尋ねられる。
「ではご案内致しますね」
「ありがとう」
まず今日の出勤メンバーと合流して、これこらの流れについて話しを聞く。
「今日人があまりにも多いから、レジは固定にします。遠藤君と真島さんは、レジ以外のことやってくれたら助かります」
「了解です」
何故かは知らないが、この店は土日になると人が増える。平日はとてもお客さんが少なく、このギャップが本当に恐ろしい。
お客さんからの質問がありえないほど来る。そして、頭のおかしい客やDQNも増える。
「すいません、聞きてーことあるんすけど」
俺がお客さんのご案内をしている途中、DQNの客が話しかけてきた。
「すみません村上さん、ちょっとこのお客さんいいですか?」
「わかりました」
手の空いていた村上さんに、お客さんの接客を任せている間に、俺は自分のお客さんのご案内を終わらせた。
「ごめん村上さん、さっきありがとう」
俺は慌てて村上さんにお礼を言いに行くと、顔を赤らめ
「いやー本当にキレそう。さっきの客ぶん殴りたいですね」
「どうかしたんですか?」
「なんか私のこと舐めてるのか、急にタメ口になって。しかもどうやらあの人まだ高校生らしくて」
「歳下に舐めた口聞かれたんですか?」
「そうですよ。私年上だぞ、ぶっ殺すぞ」
村上さんのダークな一面が表に出た。
そんな村上さんに、そっとフォローを入れる。
「確かに、俺も他の客に接客中なのに、普通話しかけてくるかね」
「本当に常識ない人間は、消えて欲しいですね」
とても、口の悪い言葉を発しているが、村上さんの表情は常に笑っている?
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