異世界を【創造】【召喚】【付与】で無双します。

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冒険者トーナメント編

VS 鍛冶王メイ

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「なんであたしたちを出さなかったのよ!」

うるさい…実にうるさい。やはり試合に出さなかったことで怒っているらしい。
だが俺はこうなったように魔法の言葉を用意してある。

「奥の手は残しておくものだろ。」

「奥の手…そうね。まだあたしが出る幕じゃなかったってことね!」

「そうだ。後で頑張ってくれ。」

よし。成功だ。そしてなんておだてやすい妖精なんだ…

「とりあえず次の対戦相手は鍛冶王だ。俺よりも強力な武器や防具をつけてくるかもしれない。気をつけていこう。」

「わん!(頑張りましょう!)」


-------------------------------------


「タイムさん、ものすごく強かったね。」

「そうね、芽衣、明日は無理しないようにね。」

「う、うん!できる限りのことはしてみるよ!」

「ただ、あの人はすこし危険だ。あんなに強いなんてなにか秘密があるかもしれない。同じ日本人だからってあまり気を許しすぎないほうがいい。」

「そうだな…だが、俺もこの街の人には危険に見られたかもしれない…」

「確かにそうだな。鳴は敗者復活戦では気をつけるようにしたほうがいいな。」

「わかった。とりあえずは明日の芽衣の試合を応援しよう。」


-------------------------------------


俺は前日と同じようにコロッセオに向かい、準備を整える。
まぁ特に準備することなどないのだが…

「あ、あの!タイムさん!」

「ん?あぁ勇者パーティーの」

「は、はい!橋本 芽衣です!今日はよろしくお願いします!」

まさか対戦相手が挨拶に来るとはすこし驚いた。
だがこういう子嫌いじゃない、むしろ好きだ。

「君はいつも対戦相手に挨拶をしているのか?」

「あ、いえ!今回は同じ日本人だから…」

「そうか。俺だったからいいが、冒険者の人にはそういう態度は気をつけたほうがいいぞ。」

「す、すいません。気をつけます!」

「じゃあまた後で試合でな。」

「はい!」

律儀なやつだ。だがこの世界は舐められたら終わりの世界だ。しかも女性への偏見が厳しいためしっかりとこういうことは伝えなくてはいけない。
まぁこれから何か問題ごとが起こったとしても他の仲間がいるだろうし平気か。
俺はすこし軽食を取り、試合の準備室に入り、試合までの時間をゆっくりすることにした。





「みなさん!お待たせいたしました!次の試合は勇者パーティーのメイとSランク冒険者タイムさんです!」



うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!



「よろしく頼む。」

「は、はい!よろしくおねがいします!」

俺たちは闘技場の中心から少し離れ挨拶を交わす。

「それでは勇者パーティーのメイとSランク冒険者タイムの試合を開始します!始め!!!」

司会が試合開始を告げるとすぐにメイはスキルを発動させる。

「みんな。私に力を貸して!召喚サモン!!」

どうやら俺と同じ召喚サモンが使えるようだ、それに三体だ。
構成はトラ、蝶、鎧人形と特殊な組み合わせだ。
鎧人形がいるところからそれぞれ鍛冶王が作った武器を装備して戦うのだろう。

「こい。」

俺は召喚サモンでみんなを呼び出す。
上位召喚ハイサモンのスキルレベルが上がったおかげで呼ぶだけでみんなが来るようになった。
ちなみにメイもただの召喚サモンではなく上位召喚ハイサモンだ。

「やっと私の出番ね!」

「わん!(頑張ります!)」

「ぷるぁ!(頑張るぞぉ!)」

みんな以前の試合に出れなかったのでやる気まんまんだ。
勇者パーティーのメイもかなり質のいい防具をつけ、戦闘準備をしている。
虎、鎧人形は防具や武器はかなりいいものだが蝶は特になにもつけていないようだ。

「今回俺は戦わない。お前達に任す。行ってこい!」

「「「わん!ぷるぁ!任せといて!」」」


俺の召喚獣とメイ&召喚獣の戦いが始まった。
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