異世界を【創造】【召喚】【付与】で無双します。

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冒険者トーナメント編

ギルドへの報告

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俺が久しぶりにこの街に戻ってきた時ちょうど勇者パーティーがこの街に来ていたそうだ。
街中で噂になっていて冒険者ギルドに入るといかにも、というパーティーがそこにいた。
だが、その前にまたエレナが絡まれていたのでそれを解決してから勇者パーティーに話しかけた。

「あなたはタイムさんですね?」

「あぁ、ではそうだ。」

俺がこっちの世界。という含みのある言い方をすると勇者パーティーはピクリと反応する。

「やっぱり僕たちと同じ世界の人か。」

「君たちとすこし話がしたい。それとギルドマスターにも話があるからギルドマスターのところへ行こうか。」

俺は勇者達を引き連れ、ミカのところへ向かう。
今回話すのは俺がダンジョンに潜っていた時に起こった話だ。

「ミカ、ギルマスのところまで案内してくれ。」

「はい!!こちらへどうぞ!」

なぜかミカがものすごく上機嫌な気がするがまぁそれは置いておこう。
俺は懐かしいギルマスの部屋への道を歩きドアを開ける。

「やはり生きていたか、久しぶりだな」

「なんだその死んでいて欲しかったみたいな言い方。2年ぶりだな。今回ダンジョンで起こったことについて話したいんだがいいか?」

「そんなつもりはなかったんだ、すまんな。ダンジョンの異変についてだな。出来るだけ詳しく教えてくれると助かる。そろそろ魔族側も本気で動き始めてきたっぽいからな。」

俺はダンジョンを一年半ほど前に攻略したこと、ダンジョンの階層ボスがほとんどイレギュラースポーンだったことなど、こと細やかに話した。
各階層のイレギュラースポーンのボスはやはり手強く、攻略は簡単ではなかった。

「やはり、あのダンジョンの攻略者はお前だったか。それと以前の質問に今なら答えてくれるか?」

以前の質問とは召喚サモンや勇者召喚の件だ。
今の俺には実力も、権力もある。話しても構わないだろう。

「あぁ、俺は2年と少し前にこの世界に転移したんだ。そこの勇者達とは違って召喚ではなく神様を通しての転移だがな。」

「異世界転移…以前聞いたことがある。神様から直接スキルを貰って世界を助けた人物がいると。お前もそこでスキルを授かった、ということか?」

「そうだ。俺が貰ったスキルは[創造クリエイト][召喚サモン][付与エンチャント]の三つだ。他にも加護も一つ持っている。」

「なるほど、それならお前の強さが納得できる、鑑定はできないから詳しいことはわからないがな。」

[鑑定]があればほとんどのものを見れるが俺には[完全隠蔽]がある。
ちなみにギルドマスターはさっきこの部屋に入ってきた瞬間に[鑑定]をし、失敗して嫌な顔をしたのも確認済みだ。
勇者パーティーのみんなも[鑑定]をしてきているが当然見れない。

「ほ、本当に見れないです…」

「一番鑑定のスキルレベルが高い芽衣でもダメなんてすごいわね。」

「それと、そろそろ本当に魔族が攻めてくると思う。だから、冒険者達で一度団結する必要があると思うんだ。」

俺やSランク、SSランク冒険者達だけでは今回の件は到底対処できない問題だ。
今回ばかりは冒険者達で手を組む必要がある。

「あぁ、お前達は知らないのか。既に全冒険者ギルド間でもその話題が出て、今回の件で作戦を練るために冒険者トーナメントを開催することになっている。」

「そうか。それはいい案だ。いつ開催されるんだ?」

「お、冒険者No. 1を決める戦いか、楽しみだな!」

「そうだね!僕たちの実力を図るいい機会だね!」

勇者パーティーの奴らもかなりやる気だ。
自分たちの特訓の成果をはやく感じたいのだろう。

「開催日は3日後。もちろん参加するよな?」

「あぁ。勿論だ。」


 今回はSSランク冒険者も参加するだろう。
今の俺の実力がどれほどなのかわかる機会だ、それに魔族は人型。人間と戦えばかなりいい訓練になりそうだ。



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