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ダンジョン攻略編

ゴブリンキングとの死闘

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「グォォォォ!!」


ゴブリンキングの咆哮で空気が振動する。
俺は対策を取るためにキングのステータスを確認する。

「【鑑定】!」


ゴブリンキング    LV.52

HP    A
MP   C
攻撃力   A
防御力   B
素早さ   B

[スキル]
剣術
狂化
身体強化
連携
縮地
気配察知


確かゴブリンキングはランクSの魔物。
Sランク冒険者が3~5人で討伐するレベルだ。
SSランク冒険者は一人で難なく討伐することができるらしいが流石に今の俺には無傷でこいつを倒すことは難しいだろう。

「こいつを倒せばSランク確定だな。」

俺はゴブリンキングが油断しているうちに攻撃を仕掛ける。
先手必勝だ。

「ロックランス!」

俺は先ほどジェネラルに使った技をもう一度ゴブリンキングに使う。
だがゴブリンキングはそれを簡単に後方に飛び、避ける。
だが、そんなこと想定内だ。
ゴブリンキングの着地地点を予測し、着地と同時にロックランスで斜め下から突き上げる。

「なっ…」

だが、それも器用に大剣を振り回しロックランスを打ち砕き、阻止されてしまう。

「くっ、そう簡単にはいかないか…」

「グォォオ!!」

次はこちらの番だと言わんばかりにゴブリンキングが大剣を構え、攻撃の姿勢をとる。
ゴブリンキングがニヤリと笑った瞬間、ゴブリンキングが消え俺の目の前にいきなり現れる。


カキンッ!!


縮地によっていきなり繰り出された攻撃をなんとか反応することができた。
だがゴブリンキングとの力比べでは勝てる気がしない。

「くっ!!」

「グォォォォ!!」

ゴブリンキングが大剣に全体重をかけてくる。

「ファイアジャベリン!」

俺は即座に周囲に2本の炎槍の魔法を構築する。
危険を感じたのかゴブリンキングは後ろに飛び避難する。

付与エンチャント!!」

構築した魔法をゴブリンキングに向け、攻撃力増加、速度上昇、貫通力増加、おまけに雷の属性付与をし、打ち出す。

「グギャァァア!!」

超高速で打ち出された俺の魔法にゴブリンキングは完全に反応できず、一本は防がれたが、残りの一本がゴブリンキングの肩を撃ち抜いた

「よし、もう一回!」

俺はもう一度魔法を構築し、負傷したゴブリンキングに攻撃をする準備を始める。

「グォォォォ!!!!」

突如、ゴブリンキングの体から湯気が立ち上り、目が赤く光る。
ゴブリンキングのスキル【狂化バーサーカー】だ。
これは自分の防御力とHPを犠牲にし、攻撃力と素早さを爆発的に上げることができるスキルだ。

「ファイアジャベリン!」

俺はもう一度攻撃力上昇、速度上昇付与、貫通力上昇、雷属性の付与がかかった炎槍を撃ち出す。

だが狂化バーサーカーしたゴブリンキングは俺の炎槍を軽々避け、縮地で肉薄し俺に向かって大剣を薙ぎ払うように振るう。

「やばいっ!付与エンチャント!」


《付与の熟練度が一定に達しました。》


俺は危険を感じ、防御力の付与を二重掛けする。
辛うじて防いだが俺はゴブリンキングに吹き飛ばされてしまう。

「ぐはっ…」

狂化バーサーカー】によって爆発的に引き上げられたステータスは俺の付与エンチャント二重掛けの防御力を遥かに上回ったようだ。

「くっ…さすがはSランクの魔物だな…」

俺はどうすればこの強敵を突破できるか頭をフル回転させる。

《スキル【高速思考】を獲得しました。》

よし、これだ。
俺は【縮地】でゴブリンキングに接近し、攻撃を仕掛ける。
が、やはりまたゴブリンキングに吹き飛ばされてしまう。

(ワンワン!!)

血迷ったのか!とばかりにフェルが俺に訴えてくる

「いいんだよこれで。」

俺は懲りずにゴブリンキングに斬りかかりにいく。

「はぁはぁ、そろそろかな。」


パキンッ!


「よし!!」

そう。俺はこの瞬間を待っていたのだ。
俺が飽きずにずっと攻撃を仕掛けていたのはスキル【武器破壊】でいつかあの大剣を壊せると思ったからだ。
正直賭けだったが終わり良ければすべて良しだ。

「これでもう防御できないな。ロックランス!」

俺は先程防がれたロックランスをもう一度発動させる。
やはり一度目は避けられるが着地地点のロックランスはやはり避けれない。

「グギャァァァ!!」

「これで終わりだ。」

俺はゴブリンキングに近づき剣を横一閃しゴブリンキングの首を落とす。



《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
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《レベルが上がりました。》


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