異世界を【創造】【召喚】【付与】で無双します。

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新人冒険者編

冒険者登録

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俺は一悶着を終え、冒険者登録をするためにカウンターへ向かった。

「いらっしゃいませ!冒険者登録ですね!私の名前はミカと申します!」

ほぅ今度は獣人か。
胸はあまりないがとてもかわいい。
どうしてこの世界の女性はこんなに美しいのだろう。異世界最高。

「俺はタイムだ。よろしく頼む。」

「はい!まず冒険者についての説明をします!冒険者というのはFランクから始まり…」

この街へ来るまでにトルさんに教えてもらったことをもう一度聞いた。

「これで冒険者についての説明は終わりです。お分かりにいただけたでしょうか?」

「あぁ、とてもわかりやすかったよ。ありがとう」

俺がニコッと笑うとミカは顔を赤らめ、噛みながらも説明を続けた。

「あ、ありがとうございましゅ。あ、す!。で、では冒険者登録を始めます。ここに血を一滴垂らしていただけますか?」

冒険者カードというものに血を一滴垂らすとその人しか使えないカードになるらしい。そして今までに倒したモンスターの数も記録される。とても便利な代物だ。

「ありがとうございます!これで登録は完了です。Fランクからのスタートですがタイムさんならすぐに上位冒険者になれると思うので頑張ってください!あと、再発行には銅貨10枚必要になるので無くさないでくださいね!」

この世界の硬貨はこうだ
鉄貨→銅貨→銀貨→金貨→白金貨→黒金貨

各硬貨100枚で一個上に上がるらしい。

「助かったよ。それとここへ来るまでに倒した魔物の素材を売りたいんだがいいか?」

「はい!冒険者でもないのに魔物を倒すなんてすごいですね!」

「そんなことないさ。とりあえずどこに出せばいいかな?」

「はい。ここで出してもらってもいいのですが、どこへしまってあるのですか?」

「あぁ、ここにしまってるんだ[アイテムボックス]」

俺は[アイテムボックス]から倒したフォレストウルフ40体弱を取り出す。


ドサッ…



「え?」

「ん?どうした?」

「い、いやまさかアイテムボックス持ちとは…」

どうやらこの世界ではアイテムボックスは珍しいらしい。

「し、失礼ですが、このフォレストウルフの死体はどこで見つけたのですか?」

「あぁ、そこの森の奥で襲いかかってきたから倒したらどんどん仲間を呼んでこんなに倒すことになっちゃったんだ」

「ちょっとギルドカードを見せてもらってよろしいでしょうか?」

「あぁ、いいぞ」

「本当だ、ちゃんと記録されてる…」

やはりFランクでこの数のフォレストウルフを倒すのは難しいらしい。
まぁフォレストウルフの説明にCランクでギリ勝てると書いてあったからそうか。

「ところでこれは売れるか?」

「は、はい!合計でえっっと…銀貨3枚と銅貨10枚になります!」

フォレストウルフが一匹大体鉄貨800枚か
初日でかなりの額を稼げたのではないのだろうか。いやはや助かる。

「ありがとう。じゃあ明日は[コロッセオ]で試合があるから今日は帰るよ。」

「あまり無理しないでくださいね…[怪力の穴熊]はかなりの実力者揃いですから…」

やはりあいつらかなりの実力者なのか。
まぁBランクだし、そうか。

「大丈夫さ、もし気になったら見にきてくれ。じゃあまた」

俺はギルドから出てトルさんのところへ向かった。


「確かここだったよな」

扉を開けるとそこには執事のような格好をしたカッコいいおじさんが立っていた。

「いらっしゃいませ。貴方はタイム様でお間違えないでしょうか?」


「はい。そうです。トルさんはいらっしゃいますか?」

「はい。会長は奥の部屋でお待ちです。」

ん?会長?やっぱりトルさん偉い人なのか。

「やぁ!タイムくん!待ってたよ!」

「あ。トルさん待たせたな、すまない。冒険者ギルドで一悶着があったんだ。」

俺は冒険者ギルドであった出来事を話した。

「[怪力の穴熊]か…タイムくんめんどくさいことに首を突っ込んでしまったね…]

やはりあいつらめんどくさいやつなのか

「そこで商人のトルさんから素材を買い取りたいんだ。いいか?」

「あぁ、タイムくんならいいとも。この前のお礼としてタイムくんの好きなものをあげよう。」

まじか。それはありがたい。新しい素材で新しい武器を作ってみたかったところだ。

「それはありがたい。とりあえず武器に使えそうな素材が欲しいんだ。なんせ俺の持っている武器は木と石の武器だからな」

「え?タイムくんの武器って鉄じゃないのか?あの切れ味で木と石とは誰があんなすごいものを作ったんだい?」

「あれは俺のスキルで作ったんだ」

「君はアイテム作成系のスキルを持っているのか、それにしてもすごいな。まぁとりあえず色々使えそうな素材をあげよう。色々と見繕っておくから明日来てくれないかい?」


うーん試合は明日の昼だから厳しいかもしれないがまぁなんとかなるだろ


「わかった。明日の朝一番でここに来るよ。ところでオススメの宿などはあるか?」

「それなら[精霊の祝福]という宿がオススメだ。これを持ってくといい。」


俺はトルさんから紹介状をもらい[精霊の祝福]という宿に向かうことにした。

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