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新人冒険者編
初めての戦闘
しおりを挟む「う、うぅ、なんだったんだ?」
ステータスオープン!
[ステータス]
狗飼 時宗
HP F
MP F
攻撃力 F
防御力 F
素早さ F
[状態]
魔力枯渇
[スキル]
・創造・召喚・付与
・言語理解・アイテムボックス
・隠蔽・魔力操作・痛覚耐性
・身体強化・ストレス耐性
・鑑定
[加護]
・世界神の加護
どうやらMPが無くなったせいで気を失ったらしい。
「ふぅ、これからは気をつけるようにしよう」
グルルルル、グルルル
「ん?なんだ?何か聞こえたような…」
グルルルル、グルルルル
「絶対に聞こえた!狼みたいな声がした!」
《熟練度が一定に達したため気配察知を獲得しました》
お、いいのが貰えたぞ。これで敵の位置がわかる
「見つけた!名前はなんていうんだ?」
[フォレストウルフ]
・3~5対の群れで行動している魔物。
・かなり好戦的でCランクの冒険者がギリギリ勝てるくらい
まぁまぁの魔物ってわけか
作った武器の性能確認と行きますか。
俺は先ほど作った剣を片手にフォレストウルフに向き直る。
次の瞬間、茂みから一匹のフォレストウルフが鋭い牙を露わにし襲い掛かってくる。
「グルルルル…ガゥ!」
「とりゃ!」
俺は向かってきたフォレストウルフの口に突き刺すように剣を繰り出す。
剣の鋭さは凄まじくフォレストウルフの頭をたやすく切り裂いた、
「やっぱりこの剣かなり強いな…」
「グルルルル……ガゥ!!」
仲間を殺され怒ったフォレストウルフが飛びかかってくる。
「ガゥ!!」
「ふっ!」
俺はフォレストウルフの噛みつきを避け、それと同時にフォレストの体を横一閃で真っ二つに切り捨てる。
《熟練度が一定に達しました。》
《剣術を獲得しました》
《レベルが上がりました。》
《レベルが1になりました。》
そういえばレベルが書いてないと思ったけど初のレベルアップで1レベルになるのか。
あと、剣術を獲得したことによりなんだか頭の中にモーションが浮かんでくる。
「もう一匹残ってるな…こい!」
「グルルルル…ワォォォォン!」
フォレストウルフが雄叫びをあげ仲間に応援をよぶ。
フォレストウルフがどんどん俺の前に現れ俺はあっという間に囲まれてしまう。
「くそ、仲間を呼ぶなんてずるいぞ!それに35匹か…これはまずいか?」
気配察知のお陰で何体かはわかるが初陣でこの数は多すぎる。でもやるしかないな
「いや、今ならいける気がする…こい!全部まとめてこの剣のサビにしてやる!」
少々くさいセリフかもしれないが異世界へ来て気分が高まっているので大目に見て欲しい。
俺は形から入るタイプなのだ。
「「「「グルルルル…ガゥ!!」」」」
「いくぞ!せぇぇい!」
何匹ものフォレストウルフが襲い掛かってきたが剣術を持っているお陰かどのように斬りかかればいいのか手に取るようにわかり、どんどんフォレストウルフの群れを蹴散らしていく。
《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
《剣術の熟練度が一定に達しました。》
《剣術の熟練度が一定に達しました。》
「せい!とりゃぁ!これでどうだ。回転斬り!」
「「「ギャン!?」」」
《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
《レベルが上がりました。》
「ハァハァハァ、お前が最後の一匹か…」
「グルルルル……ワゥ!」
残り一匹になったフォレストウルフは勝てないことがわかり森の奥深くへ逃げて帰った。
「ふぅ、やっと終わった、かなり疲れたな。まぁ怪我もなかったよかった。それより、酷い有様だ…」
俺が40弱のフォレストウルフを蹴散らしたせいで辺り一面には血や死体がゴロゴロと転がっている。
「そうか、アイテムボックスにしまっちゃえばいいかのか!」
「アイテムボックス!」
次の瞬間、大量にあったフォレストウルフは瞬時に消え、アイテムボックスの中へと収納された。
「本当に便利だな、このスキル。」
熟練度が上がったおかげが任意のものを収納できるようになったおかげでフォレストウルフの素材のみを回収することができた。
「とりあえずフォレストウルフの素材で装備など整えてから街などをもう一回探してみようかな」
俺はこれからのことを考えながら少し休憩を取ることにした。
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