神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜

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実力

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「「了解!!」」

「【荊棘イバラの檻】!」

「【威圧プレッシャー】」

馬場の威圧プレッシャーにより、火龍の体が硬直する。
そして桜木が【荊棘イバラの檻】というスキルにより、地面からかなり太い荊棘が5本うねりながら火龍を拘束する。
火龍の体からは至る所から血が流れている。

このスキルもすごいがなんといっても馬場の威圧プレッシャーが凄まじい。
馬場がスキルを発動した瞬間、馬場の体が何倍にもおおきく空気が一気に重くなり、味方の俺でさえ体が硬直するほどだ。

「とどめだ。【風刃嵐乱】!」

颯斗が両手を前に出すと同時に周囲の空気が颯斗に巻き込むように収束する。
魔法を発動すると同時に収束した空気が無数の刃となり、火龍を襲う。

火龍は馬場と桜木のスキルにより、身動きが取れず、抵抗さえ出来ず細切れとなり崩れ去る。

「ふぅ。こんなもんかな。」

凄まじすぎる…。ほぼノーダメージで完璧なコンビネーションで火龍を圧倒してしまった。
だが、これが全力ではないはずだ。俺と同じで今度のクラン戦のために全力は見せないでいるんだろう。

「じゃ、さっさと素材回収してどんどん進みましょ。」

「あぁ、そうだな。」

「みんなすごいね…。」

「何言ってんだ。ライトだってまだまだ本気出してないだろ?」

「ま、まぁそうだけど…。」

「だろ!クラン戦の時楽しみにしとけ!」

やはり俺が本気を出していないのはバレバレだったようだ。
だが、俺が本気を出したとしても勝てるかはいまいち微妙なところだ。

「もちろん!俺も本気で戦うから楽しみにしてるよ!」

颯斗とクラス戦での約束を交わし、俺たちは次の階層へと進む。

「そういえばみんなは何レベルくらいなの?」

「そう言うライトはどうなんだ?」

俺は自動レベル上げでレベルが上がってるかもしれないため一度ステータスを確認する。

「えっと…45レベルだよ。」

確認してみるとオークションの時から1レベル上がっていた。
やはりこんな短時間でレベルが上がるとは俺の武器はかなり普及されているようだ。
このままいけば夢の100レベルもすぐかもしれない。

「ん?自分のレベル覚えてないのか?」

颯斗が少し不思議そうに俺のことを見つめてくる。それもそうだ普通の人は自分のレベルを常に覚えているのだ。

「いや、さっきのボス戦でレベル上がったから変わったの気づいてなくてさ、ははは。」

「なるほどな。しっかりしろよ。ちなみに俺はちょうど58レベルだ。」

「俺は57レベル。」

「私もゴーリキーと同じ57レベルよ。」

どうやら俺のレベルについてはうまくごまかせたようだ。
それにみんなほぼ60レベルとは驚いた。
花凛が確か57レベルと言っていたからクラン戦がとても楽しみだ。だが、俺のレベルがかなり低い。このままでは厳しいかもしれない。

「うわぁみんなすごいな。クラン戦不安だよ。」

「レベルが低くても手加減しないからな?」

「もちろんだよ。ほら、ダンジョン攻略行こ!」

レベルに関しては花凛達のクランが劣っているかもしれないが俺たちには武器がある。面白い戦いになりそうだ。
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