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その百二十六 借金地獄の果てに
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俺の人生はこれまでまったくと言っていい程良いことなどなかった。仕事はないし、借金は膨らみ現在総額五千万。もはや返しきれる額ではない俺は闇の組織に引き渡され、奴隷オークションにかけられた。
「日本にも奴隷ってあっあんだな……」
「はい! では五十番の方落札です!」
俺の命は二千万で取引終了した。そして目隠しをされたまま買い取った人物の屋敷へと運ばれていった。
「やっぱりおっきいわねぇ……。かぽっかぽっ……ちゅるるるるっ」
移動中、俺は両側から女二人にシートへと押さえ付けられ、ひたすらフェラチオされていた。
「暴れたら肩を外すからな」
「奥様がしてくださってるのだ、萎えさせたら斬り落とすからな」
「ん~……、久しぶりの若いおちんぽ……おいひぃわぁ~……ちゅっちゅっ」
「ありがたく思うが良い」
「奥様、そろそろ別宅に到着いたします」
「そ。じゃあ続きはベッドでね?」
そして目隠しされたまま車を降ろされ、歩かされた。ちなみに俺を押さえ付けていた女二人は裸なのだろう。硬くなった突起が擦れ、何度か吐息を漏らしていた。今も腕が膨らみに挟まれ、手には下の毛が当たっている。
少し歩き、柔らかいベッドの上に転がされ、モノが熱い何かに包まれた所でようやく目隠しが外された。
「まぶ……っ」
「あっあっあっ! 私があなたの飼い主よぉっ! あなたに求める事は一つ。あなたの仕事はいつだろうと私が求めたら応じる事よっ」
やがて光に目が慣れ、飼い主の姿が鮮明になった。飼い主はめちゃくちゃ地味で、スタイルも並。むしろ両隣にいるヘッドドレスをつけたメイドらしき二人の方が美人だ。
「あなたが俺を買ったんですか……」
「そうよ……、あなたは私の肉バイブになるのよ。一生ね」
俺は別に面食いではない。そして買われなければバラバラにされ、パーツで取り引きされていただろう事をふまえ、飼い主に感謝を示した。
「あ、ありがとうございます! 俺なんかのモノで良ければいくらでも使ってやってくださいっ! いつ求められても必ず応じますからっ」
「まぁ……」
俺はモノを奮い立たせた。
「なら早速挿入れてもらえる? そのままここに」
「え? こ、このまま……?」
飼い主はベッドで横になり割れ目を左右に開く。そこにそのままという事はつまり生で挿入しろという事だ。
「ひ、避妊具は……」
「必要ないわ。ほら、飼い主の命令よ。そのまま挿入れなさい」
「は、はい。わかりました。では……」
「きて……」
俺は飼い主の足を抱え、割れ目に先端を這わせた。先端に飼い主の蜜がまとわりつき、やがて頭が飼い主の内側へと侵入していった。
「あっ……! おっきぃ……っ! あぁぁぁぁ……っ」
「くぅぅっ、絡み付いてくるっ!」
「は、早く奥まできてぇぇぇっ!」
「わっ!?」
飼い主の足が俺の身体に巻き付き、腰を一気に引き寄せられた。俺のモノは飼い主の膣肉を掻き分け、やがて行き止まりに到達した。
「す、凄いわっ! ほら、動いて」
「は、はいっ!」
「あっ──あぁぁぁぁぁぁぁっ!」
これが俺の人生二十五年目にして初の生セックスだった。といってもセックスなんて数えるくらいしかした事がない。
やがて快楽が頂点に達し、俺はモノを引き抜こうとした。だが、飼い主の足が絡み付きモノが抜けない。
「あのっ! もう射精そうでっ!」
「わ、私も逝くからっ! 一番奥で射精しなさいっ!」
「そ、それはっ! あっ!」
「んぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
俺の先端が行き止まりに当たり、強烈な締め付けを感じながら熱い体液を吐き出していく。
「あっあっ! 凄い勢いと量っ! 子宮にどんどん入ってきてるぅぅぅぅぅっ!」
「うぁぁぁっ、と、止まらないっ! まだ射精るっ!」
「キスしながらぁぁぁっ!」
「は、はいっ!」
俺達は抱き合いながら舌を絡め、生セックスの余韻に浸った。
「ふふっ、見てあの二人の太もも」
「え?」
ベッド脇にいた二人のメイド。その太ももには割れ目から蜜が垂れていた。
「すまし顔してるけど身体は正直みたいね。でも……あなたは私が買ったの。ねぇ、もう一度しよっか」
「このままですか? 俺の精液入ったままですよ?」
「もちろんこのままよ。私の膣内に塗りつけて……んっ──れろっ」
「……わかりました」
それからさらに二発注ぎ、俺達は抱き合いながらベッドに転がった。
「私はとある財閥の娘でね。こう見えて結婚もしてるわ」
「はぁ……」
「でも、旦那が私としたのは結婚してから一度だけ。しかも避妊具つけてね。愛人とは毎日のように生セックスして子供まで作ってさ」
「ひ、酷い旦那ですね……」
「私が地味だから仕方ないんだけどね。こんな地味な女なんて誰も抱きたくないでしょう? あ……」
俺は飼い主を抱き寄せキスをした。
「俺は抱きたいです。もちろん生で。キスだってしたいし、あなたのためなら何でもしますよ」
「……こら、今キスは命じてないわよ?」
「あ、す、すみません……っ!?」
飼い主の手がモノに伸び、俺のモノは飼い主の手の中で再び肥大化していった。
「キスされたらセックスしたくなっちゃうじゃない……。三回も膣内に射精させたのに……。命令よ。今夜は私の事をあなたの好きに抱きなさい」
「な、何回しても良いんですか?」
「ええ。十回でも二十回でもして良いわよ」
「わ、わかりました!」
それから俺は朝方まで飼い主に奉仕し続けた。膣内に射精する度に飼い主が密着してくるようになり、行為が終わると裸のまま抱きあって眠った。
そして翌日。起きたら飼い主が俺のモノを口に咥え奉仕していた。
「素敵……、昨日あんなに射精したのにこんなに元気……」
「……おはようございます、ご主人様」
「おはよう。起きた?」
「はい」
「そう。じゃあお風呂に行きましょ。ついてきなさい」
「はい」
それから二人で風呂に浸かり、昨夜の汗を流した。ちなみにメイド二人の姿が見えない。俺は飼い主に尋ねてみた。
「あの二人は朝……昼食の準備中ね。なに? 一緒にお風呂入りたかった?」
「いえ、別に。ただ、昨夜は俺達の行為を見せられてたので、何があっても側にいるんじゃないかって気になって」
「あれは警戒してたのよ。私、か弱い女じゃない? あなたに乱暴されちゃわないかってね」
「乱暴なんてそんな!」
「あら、したじゃない。昨夜何回膣内に射精されたのかしら……」
「いや、あれは……」
飼い主は俺に背を預けてきた。
「冗談よ。だって私がしろって言ったんだもの。それより……お尻に硬いの当たってるわ……」
「す、すみませんっ」
「……したいの? エッチなんだからぁ……んっ」
「うっ!」
飼い主が身体をずらし、割れ目で先端を捉えてきた。そして俺の暴れん棒はそのままぬるっと飼い主の膣内に収納されていった。
「んっんっ! ね、ねぇっ。なんでこんなに硬くしてたのぉっ」
「そ、それは……。ご主人様の身体が柔らかくて……。こうして触れあってると欲情してしまい……」
「私みたいな地味で旦那にも相手にされない女に欲情しちゃうの?」
「……はい。俺にとってご主人様は最高の女性なので」
「も、もうっ。仕方ない子ね。なら……お昼食べたらまた続きしましょ。だから、今は一回だけね?」
「はい」
それから毎日暇さえあれば身体を重ね、俺達は深く愛し合った。飼い主の子宮に俺の精液が入っていない日などなく、俺のモノに飼い主の愛液が付着していない日もなかった。
だがこう毎日当たり前のように生セックスしていて疑問に思った事がある。
「妊娠? ああ、私……不妊症なのよ」
「す、すみませんっ!」
「ああ、気にしないで。別にもう気にしてないし、今は嬉しく思ってるから」
「嬉しく?」
「ええ。だって……毎日あなたの新鮮な精液をお腹の奥に溜めておけるのよ? あなたが来てから私は幸せよ。例え子どもができなくても愛してもらえるんだもの」
「ご主人様……!」
しかし、そんな幸せの日々は長く続かなかった。ある日、突然飼い主の夫が家にやってきた。しかも激しく愛し合っている最中にだ。
「はっ、浮気とは良い身分だな」
「あなただって何人も愛人がいるでしょっ! 今さら私に会いにくるなんて何の用よ!」
「用? そんなものは一つしかないだろ。これだ」
そう言い、旦那はテーブルの上に離婚届を叩き付けた。
「これにサインしろ。お前はもう不要だ。跡取りもできないお前と結婚しているメリットはもうないからな」
「……良いの? 私を追い出したらあなたの会社なんて……」
「はっ、お前の家に頼る時期はもう終わったんだよ。俺の会社はもう軌道に乗ったからな。だからお前とはもう離婚だ。……そこの間男」
旦那が俺に向かいこう言った。
「お前、よくそんな不細工な女を抱けるな? 俺は無理だ。一回だけ仕方なく抱いてやったがな。ははははっ」
「……」
「離婚したらそいつはお前のモノだ。子どもも産めない女だがな」
そして飼い主は離婚届にサインをし、旦那は笑いながら帰っていった。だが飼い主は財閥の娘、この屋敷も実家のものだ。
「気分悪いわ。あなた……あなたも私の事捨てる?」
「まさか! でも……ちょっと嬉しいかも」
「嬉しい?」
「はい。これでご主人様はフリーです。誰に気兼ねする事なく抱ける」
「え? あ、あぁ……っ。目の前でそんな大きくするなんてぇ……っ! し、したいの?」
「もちろん。ご主人様、ご主人様は本当に不妊症なんですか?」
「え?」
俺は飼い主に言った。
「たった一回旦那としただけで妊娠しなかったからと諦めてませんでしたか?」
「だ、だって……。危険日に膣内射精させたのよ?」
「それでも外れる事もありますよ。多分、旦那さんに色々罵られてショックを受けてたんでしょうね。だからちゃんと調べもしなかった」
「あ……」
俺は飼い主を抱き寄せた。
「俺がきて一ヶ月です。その間毎日あなたの子宮にたっぷり子種を注いできました。一度検査しましょう。もしかしたら……」
「そうね……。もしかしたら……でも……今は良いわ。お願い、今は独身になった私を愛してっ」
「はい。もちろん」
「んっ──」
それから一晩中愛し合い、翌日。
「はいはい、これちゃんと着床してますね」
「「え?」」
「おめでたですよ。と言いますか……検査にくるならちゃんと洗ってから来て下さいよ。旦那さんの精液垂れてましたよ……」
女医の顔は真っ赤になっていた。そして飼い主は泣き崩れていた。
「妊娠……っ、妊娠してるの私っ!」
「そう……みたいっすね」
「奥様の年齢もまだ三十ですし、普通に産まれるでしょう。良かったですね」
「あぁぁぁ、ありがとうございますっ」
そして一年後、俺達は結婚し、我が子を腕に抱いていた。
「私の子にしたら可愛いのよねぇ。あなたに似たのかしら?」
「いやいや、二人の良いトコ総取りしたんですよ。男の子なんで将来が心配っすよ。女たらしにならないかなってね」
「あなたの絶倫まで受け継いでたとしたら大変ね」
「そうっすね。じゃあ今夜から二人目作ります?」
「……次は女の子が欲しいかな」
「頑張りますかね」
飼い主の親は孫ができて大層喜び、俺に会社を一つプレゼントしてきた。おそらく俺を働かせて孫との時間を楽しむつもりなのだろう。
そして飼い主を捨てた元旦那の会社はというと、独立したはいいものの、財閥の長から激しく怒りを買い、瞬く間に潰れ、一文無しになったそうだ。
俺は幸せな金持ちに、元旦那は不幸な文無しに。行動一つで二人の人生が真逆となった。
「俺さ、ご主人様に買われて良かったよ」
「あなた……。ふふっ、私もあそこであなたを買えて良かったわ。私……今とっても幸せよ……」
その後も俺達は末永く幸せな未来を築いていったのだった。
「日本にも奴隷ってあっあんだな……」
「はい! では五十番の方落札です!」
俺の命は二千万で取引終了した。そして目隠しをされたまま買い取った人物の屋敷へと運ばれていった。
「やっぱりおっきいわねぇ……。かぽっかぽっ……ちゅるるるるっ」
移動中、俺は両側から女二人にシートへと押さえ付けられ、ひたすらフェラチオされていた。
「暴れたら肩を外すからな」
「奥様がしてくださってるのだ、萎えさせたら斬り落とすからな」
「ん~……、久しぶりの若いおちんぽ……おいひぃわぁ~……ちゅっちゅっ」
「ありがたく思うが良い」
「奥様、そろそろ別宅に到着いたします」
「そ。じゃあ続きはベッドでね?」
そして目隠しされたまま車を降ろされ、歩かされた。ちなみに俺を押さえ付けていた女二人は裸なのだろう。硬くなった突起が擦れ、何度か吐息を漏らしていた。今も腕が膨らみに挟まれ、手には下の毛が当たっている。
少し歩き、柔らかいベッドの上に転がされ、モノが熱い何かに包まれた所でようやく目隠しが外された。
「まぶ……っ」
「あっあっあっ! 私があなたの飼い主よぉっ! あなたに求める事は一つ。あなたの仕事はいつだろうと私が求めたら応じる事よっ」
やがて光に目が慣れ、飼い主の姿が鮮明になった。飼い主はめちゃくちゃ地味で、スタイルも並。むしろ両隣にいるヘッドドレスをつけたメイドらしき二人の方が美人だ。
「あなたが俺を買ったんですか……」
「そうよ……、あなたは私の肉バイブになるのよ。一生ね」
俺は別に面食いではない。そして買われなければバラバラにされ、パーツで取り引きされていただろう事をふまえ、飼い主に感謝を示した。
「あ、ありがとうございます! 俺なんかのモノで良ければいくらでも使ってやってくださいっ! いつ求められても必ず応じますからっ」
「まぁ……」
俺はモノを奮い立たせた。
「なら早速挿入れてもらえる? そのままここに」
「え? こ、このまま……?」
飼い主はベッドで横になり割れ目を左右に開く。そこにそのままという事はつまり生で挿入しろという事だ。
「ひ、避妊具は……」
「必要ないわ。ほら、飼い主の命令よ。そのまま挿入れなさい」
「は、はい。わかりました。では……」
「きて……」
俺は飼い主の足を抱え、割れ目に先端を這わせた。先端に飼い主の蜜がまとわりつき、やがて頭が飼い主の内側へと侵入していった。
「あっ……! おっきぃ……っ! あぁぁぁぁ……っ」
「くぅぅっ、絡み付いてくるっ!」
「は、早く奥まできてぇぇぇっ!」
「わっ!?」
飼い主の足が俺の身体に巻き付き、腰を一気に引き寄せられた。俺のモノは飼い主の膣肉を掻き分け、やがて行き止まりに到達した。
「す、凄いわっ! ほら、動いて」
「は、はいっ!」
「あっ──あぁぁぁぁぁぁぁっ!」
これが俺の人生二十五年目にして初の生セックスだった。といってもセックスなんて数えるくらいしかした事がない。
やがて快楽が頂点に達し、俺はモノを引き抜こうとした。だが、飼い主の足が絡み付きモノが抜けない。
「あのっ! もう射精そうでっ!」
「わ、私も逝くからっ! 一番奥で射精しなさいっ!」
「そ、それはっ! あっ!」
「んぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
俺の先端が行き止まりに当たり、強烈な締め付けを感じながら熱い体液を吐き出していく。
「あっあっ! 凄い勢いと量っ! 子宮にどんどん入ってきてるぅぅぅぅぅっ!」
「うぁぁぁっ、と、止まらないっ! まだ射精るっ!」
「キスしながらぁぁぁっ!」
「は、はいっ!」
俺達は抱き合いながら舌を絡め、生セックスの余韻に浸った。
「ふふっ、見てあの二人の太もも」
「え?」
ベッド脇にいた二人のメイド。その太ももには割れ目から蜜が垂れていた。
「すまし顔してるけど身体は正直みたいね。でも……あなたは私が買ったの。ねぇ、もう一度しよっか」
「このままですか? 俺の精液入ったままですよ?」
「もちろんこのままよ。私の膣内に塗りつけて……んっ──れろっ」
「……わかりました」
それからさらに二発注ぎ、俺達は抱き合いながらベッドに転がった。
「私はとある財閥の娘でね。こう見えて結婚もしてるわ」
「はぁ……」
「でも、旦那が私としたのは結婚してから一度だけ。しかも避妊具つけてね。愛人とは毎日のように生セックスして子供まで作ってさ」
「ひ、酷い旦那ですね……」
「私が地味だから仕方ないんだけどね。こんな地味な女なんて誰も抱きたくないでしょう? あ……」
俺は飼い主を抱き寄せキスをした。
「俺は抱きたいです。もちろん生で。キスだってしたいし、あなたのためなら何でもしますよ」
「……こら、今キスは命じてないわよ?」
「あ、す、すみません……っ!?」
飼い主の手がモノに伸び、俺のモノは飼い主の手の中で再び肥大化していった。
「キスされたらセックスしたくなっちゃうじゃない……。三回も膣内に射精させたのに……。命令よ。今夜は私の事をあなたの好きに抱きなさい」
「な、何回しても良いんですか?」
「ええ。十回でも二十回でもして良いわよ」
「わ、わかりました!」
それから俺は朝方まで飼い主に奉仕し続けた。膣内に射精する度に飼い主が密着してくるようになり、行為が終わると裸のまま抱きあって眠った。
そして翌日。起きたら飼い主が俺のモノを口に咥え奉仕していた。
「素敵……、昨日あんなに射精したのにこんなに元気……」
「……おはようございます、ご主人様」
「おはよう。起きた?」
「はい」
「そう。じゃあお風呂に行きましょ。ついてきなさい」
「はい」
それから二人で風呂に浸かり、昨夜の汗を流した。ちなみにメイド二人の姿が見えない。俺は飼い主に尋ねてみた。
「あの二人は朝……昼食の準備中ね。なに? 一緒にお風呂入りたかった?」
「いえ、別に。ただ、昨夜は俺達の行為を見せられてたので、何があっても側にいるんじゃないかって気になって」
「あれは警戒してたのよ。私、か弱い女じゃない? あなたに乱暴されちゃわないかってね」
「乱暴なんてそんな!」
「あら、したじゃない。昨夜何回膣内に射精されたのかしら……」
「いや、あれは……」
飼い主は俺に背を預けてきた。
「冗談よ。だって私がしろって言ったんだもの。それより……お尻に硬いの当たってるわ……」
「す、すみませんっ」
「……したいの? エッチなんだからぁ……んっ」
「うっ!」
飼い主が身体をずらし、割れ目で先端を捉えてきた。そして俺の暴れん棒はそのままぬるっと飼い主の膣内に収納されていった。
「んっんっ! ね、ねぇっ。なんでこんなに硬くしてたのぉっ」
「そ、それは……。ご主人様の身体が柔らかくて……。こうして触れあってると欲情してしまい……」
「私みたいな地味で旦那にも相手にされない女に欲情しちゃうの?」
「……はい。俺にとってご主人様は最高の女性なので」
「も、もうっ。仕方ない子ね。なら……お昼食べたらまた続きしましょ。だから、今は一回だけね?」
「はい」
それから毎日暇さえあれば身体を重ね、俺達は深く愛し合った。飼い主の子宮に俺の精液が入っていない日などなく、俺のモノに飼い主の愛液が付着していない日もなかった。
だがこう毎日当たり前のように生セックスしていて疑問に思った事がある。
「妊娠? ああ、私……不妊症なのよ」
「す、すみませんっ!」
「ああ、気にしないで。別にもう気にしてないし、今は嬉しく思ってるから」
「嬉しく?」
「ええ。だって……毎日あなたの新鮮な精液をお腹の奥に溜めておけるのよ? あなたが来てから私は幸せよ。例え子どもができなくても愛してもらえるんだもの」
「ご主人様……!」
しかし、そんな幸せの日々は長く続かなかった。ある日、突然飼い主の夫が家にやってきた。しかも激しく愛し合っている最中にだ。
「はっ、浮気とは良い身分だな」
「あなただって何人も愛人がいるでしょっ! 今さら私に会いにくるなんて何の用よ!」
「用? そんなものは一つしかないだろ。これだ」
そう言い、旦那はテーブルの上に離婚届を叩き付けた。
「これにサインしろ。お前はもう不要だ。跡取りもできないお前と結婚しているメリットはもうないからな」
「……良いの? 私を追い出したらあなたの会社なんて……」
「はっ、お前の家に頼る時期はもう終わったんだよ。俺の会社はもう軌道に乗ったからな。だからお前とはもう離婚だ。……そこの間男」
旦那が俺に向かいこう言った。
「お前、よくそんな不細工な女を抱けるな? 俺は無理だ。一回だけ仕方なく抱いてやったがな。ははははっ」
「……」
「離婚したらそいつはお前のモノだ。子どもも産めない女だがな」
そして飼い主は離婚届にサインをし、旦那は笑いながら帰っていった。だが飼い主は財閥の娘、この屋敷も実家のものだ。
「気分悪いわ。あなた……あなたも私の事捨てる?」
「まさか! でも……ちょっと嬉しいかも」
「嬉しい?」
「はい。これでご主人様はフリーです。誰に気兼ねする事なく抱ける」
「え? あ、あぁ……っ。目の前でそんな大きくするなんてぇ……っ! し、したいの?」
「もちろん。ご主人様、ご主人様は本当に不妊症なんですか?」
「え?」
俺は飼い主に言った。
「たった一回旦那としただけで妊娠しなかったからと諦めてませんでしたか?」
「だ、だって……。危険日に膣内射精させたのよ?」
「それでも外れる事もありますよ。多分、旦那さんに色々罵られてショックを受けてたんでしょうね。だからちゃんと調べもしなかった」
「あ……」
俺は飼い主を抱き寄せた。
「俺がきて一ヶ月です。その間毎日あなたの子宮にたっぷり子種を注いできました。一度検査しましょう。もしかしたら……」
「そうね……。もしかしたら……でも……今は良いわ。お願い、今は独身になった私を愛してっ」
「はい。もちろん」
「んっ──」
それから一晩中愛し合い、翌日。
「はいはい、これちゃんと着床してますね」
「「え?」」
「おめでたですよ。と言いますか……検査にくるならちゃんと洗ってから来て下さいよ。旦那さんの精液垂れてましたよ……」
女医の顔は真っ赤になっていた。そして飼い主は泣き崩れていた。
「妊娠……っ、妊娠してるの私っ!」
「そう……みたいっすね」
「奥様の年齢もまだ三十ですし、普通に産まれるでしょう。良かったですね」
「あぁぁぁ、ありがとうございますっ」
そして一年後、俺達は結婚し、我が子を腕に抱いていた。
「私の子にしたら可愛いのよねぇ。あなたに似たのかしら?」
「いやいや、二人の良いトコ総取りしたんですよ。男の子なんで将来が心配っすよ。女たらしにならないかなってね」
「あなたの絶倫まで受け継いでたとしたら大変ね」
「そうっすね。じゃあ今夜から二人目作ります?」
「……次は女の子が欲しいかな」
「頑張りますかね」
飼い主の親は孫ができて大層喜び、俺に会社を一つプレゼントしてきた。おそらく俺を働かせて孫との時間を楽しむつもりなのだろう。
そして飼い主を捨てた元旦那の会社はというと、独立したはいいものの、財閥の長から激しく怒りを買い、瞬く間に潰れ、一文無しになったそうだ。
俺は幸せな金持ちに、元旦那は不幸な文無しに。行動一つで二人の人生が真逆となった。
「俺さ、ご主人様に買われて良かったよ」
「あなた……。ふふっ、私もあそこであなたを買えて良かったわ。私……今とっても幸せよ……」
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