【R18】夜夢の夜の短編集

夜夢

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その四十五 執事

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 俺は【柳 流星】。子供の頃から父と共にとある御屋敷で執事をしている。学校などへは一度も通った事はなく、教養は全て父から習った。俺は今年で十五歳になる。

 俺の担当はこの御屋敷のお嬢様だった。名前は【五条院 円】様。俺より三つ下で、今年初等部を卒業された。

「流星、入浴しますわ」
「はい、お嬢様」

 俺の仕事はお嬢様の要望をとにかくなんでも叶える事だ。この入浴も二年前から毎日行われている。

「流星、手を退けなさい」
「……はい」

 俺もお嬢様も裸だ。広い浴室には俺達以外は誰もいない。

「ふふっ、こんなに大きくして……。今日も私の膣内に挿入いりたいのかしら?」
「……それは」

 そう、二年前。お嬢様は学校でセックスについて授業を受けてから変わられた。風呂の担当はメイドの仕事だったが、いつからか俺を指名するようになり、毎回俺のモノを弄り回して楽しまれる。初めて挿入したのも二年前だ。それから俺達は毎日関係をもち続けている。

「言いなさい。私としたいのでしょう?」
「……はい。円様とセックスしたいです」
「ふふっ、正直でよろしい。じゃあ横になりなさい。今日も私が上になります」
「わかり……ました」

 初めて膣外に射精してからずっとこれだ。円様は膣内に射精される事が大好きらしく、膣外に射精する事を許しては下さらなかった。しかしそろそろ危ない。早い子では生理も始まる歳だ。もし仮に妊娠でもさせようものなら俺は父親共々職を失う事になるだろう。だがお嬢様にそれを言った所で無駄だった。

「あなたはっ、私の玩具なのっ! なにも考えずに大きくしてれば良いのっ!」
「っ! お嬢様っ、射精ますっ!」
「あっあっ! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 円様は深く腰を落とし先端に子宮口を押し付けてきました。俺は抗うでもなく、全てをその奥へと吐き出さざるを得ません。

「ふ……ふふっ、また射精してしまいましたね、流星。私の子宮は毎日あなたの精液でいっぱいよ」
「お嬢……様」
「あなたは執事で私は主よ。主の命令は絶対。良いわね?」
「は……い」

 その後、いつものように五発ほど搾られ俺はようやく解放された。

「流星、夜も忘れずに私の部屋に来なさい。良いわね?」
「は……い」
「ふふっ、絶対よ……ちゅっ……れろっ……にゅるっ」

 正直俺はお嬢様の事が嫌いだった。だがそれでも仕えなければいけない。それは俺が執事であるからだ。

 そして夜、俺は円様の部屋に向かった。静まり返った屋敷の中を歩き、俺は円様の部屋の扉の前に立ちノックをする。

《開いてるわ》
「失礼します」

 許可を得て俺は扉を開き室内に入る。

「鍵をかけなさい」
「はい」

 俺は扉に鍵をかけ正面に向き直る。お嬢様はすでにベッドの上で裸になり横になっていた。

「流星、いつものように脱いでベッドへ」
「かしこまりました」 

 俺は服を脱ぎ裸になる。そしてベッドで横になる円様の上に覆い被さった。

「準備はできてるわ。あなたの無駄に大きいそれを挿入れなさい」
「……はい」
「んっ……あっ……!」

 浴室で五回もしてやったにも関わらずまだ満足していないようだ。

「あっあっ! 流星っ、もっと奥をっ!」
「こうですか?」
「んぅぅぅっ! そこよっ、そこをもっと!」
「はい」

 俺は最近これを仕事と割り切るようになっていた。

「はぁっ……あっ……! 流星ぇ~……キスしてぇ……」
「はい」
「んっ……ちゅっ……」

 舌と舌が絡み合う。お嬢様の身体には本日六回目の白濁液が流れ込んでいた。

「ふふっ、ようやく理解したようね、流星。射精は常に一番奥よ。良い?」
「はい」
「よろしい。じゃあ私が今一番言って欲しいと思っているセリフを言いなさい」

 俺は円様の腰に腕を回し軽く持ち上げながら言った。

「もっと円様とセックスさせて下さい。朝までたっぷりと」
「ふふっ……ふふふふふっ。そう、あなたはそう思っているのね? なら仕方ないわ。執事の頼みを聞いてあげるのも主の務めよ。本当はもう抱かれながら眠るつもりでしたがあなたがしたいなら付き合いましょう。さあ、好きに動きなさい」

 しくじった。確かに眠そうな顔はしていた。俺は自分で自分の首を締めてしまった。多分円様は俺の事が好きなのだろう。初めて関係をもってからというもの、日々俺に意地悪をしてでも気をひこうとしている。

「んっんっ! 流星っ、あなたは私以外とセックスしちゃダメよ! 流星の精液は全部私のモノ! 一滴足りとも渡さないからぁぁぁぁっ!」

 行為は朝方まで続いた。明日は土曜でお嬢様の学園も休みだ。

「流星、起きるまで側に……」
「……はい」

 そして朝からまたセックスが始まる。

「あっあっあっ、流星ぇぇぇっ!」
「くぅぅぅっ!」

 たった数時間しか休みがなかった。俺が安らげる時間は平日のお嬢様が学園に行っている時間のみだ。いや、その時間ですら執事の仕事と勉強で割かれている。ここ最近俺には休みがなかった。

「流星、夏休みに入ったら別荘に行きますわよ。二人きりでね」
「はい」
「ふふっ、誰にも邪魔されずに沢山セックスしましょうね?」

 もう我慢の限界だった。

 この翌日、俺は買い出しに出る風を装い屋敷から逃げた。向かった先は駅だ。そこから新幹線に乗り地方へと向かう。都会にはカメラがあり追跡されすぐに居場所がバレてしまう。このお嬢様はそこまでやる御方だ。

 俺は山奥にある田舎の集落に逃げ込んだ。そして執事の能力をフル活用し、古びた温泉宿で働ける事になった。

「柳くん、掃除は終わったかしら?」
「はい、館内全て問題なく」
「早いわねぇ~。じゃあ次の仕事を覚えてもらうわね」
「はい、なんでもします!」
「じゃあ個室の風呂に来て」
「……はい?」

 俺は女将さんに連れられ個室にある風呂にいる。

「次に覚えてもらう仕事は三助よ」
「三助って……。この時代に?」
「あら、経験あるの? うちは特別なお客様が泊まりに来た時だけ三助をやってるのよ。この前まではお祖父ちゃんがやってたんだけどね……。浴室の床で転んで両手と両足骨折しちゃったのよ」

 気の毒すぎる。

「じゃあ腕を見るから浴衣に着替えてね」
「あの……女将さんは?」
「私はお客様役だからもちろん裸よ」
「あの、俺に見られても大丈夫なんですか?」
「? あははははっ。あれ~? もしかして君はこんなおばさんの裸に反応しちゃうのかな?」
「うっ……」

 目の前で女将さんが裸になる。むちむちとした女の身体がそこにあった。それを見た俺の下半身はむくむくと浴衣の中で膨らんでいった。

「あ、あら~……? え? それ私の裸見てなったの?」
「……は、はい」
「もうっ、それじゃ仕事にならないじゃないの。三助の前に違う事を教えなきゃならないみたいね」
「え?」

 ここは個室だ。畳には布団もある。俺は浴衣を脱がされその場で女将さんに食われた。

「んっはぁぁぁぁ~………。柳く~ん、ダメよ? こんなおばさんに反応して硬くしちゃ~……。こうやって襲われちゃうのよ?」
「す、すみません……。次はちゃんと自制しますから」
「う~ん。それも良いけど……もしかして溜まってるんじゃない?」
「え?」
「だってさぁ~、私の子宮にスッゴク粘っこいの射精したでしょ? 溜まってる証拠じゃない。溜まってるから反応しちゃうのよ。これからは定期的に処理しなさいね?」
「は、はい。確かに……」

 女将さんはニッコリ笑い穴を締める。

「お、女将さん?」
「ふふっ、ごめんね? 私も久しぶりでスイッチ入っちゃったみたい。どうせ平日は温泉の利用客しかこないからさ、二人でスッキリしちゃおっか?」
「で、でも生は……」
「大丈夫よ。私アレ重いから薬飲んでるの。だから遠慮しないで私の膣内でスッキリしてってね?」
「うっくっ!」

 それからは暇さえあれば二人で個室に消えセックスをしまくった。この温泉宿、実は秋の紅葉シーズン以外は宿泊客はほぼ来ないらしい。今はまだ夏前、客などかけらも来なかった。

「あっ! 入っ……たぁっ!」
「え?」
「ふふっ、薬のアレは嘘でした~。私実は妊娠しにくい身体だったんだけどね? 毎日流星くんの濃い精液浴びてたら当たっちゃったみたい」
「もしかして今の入ったって……」
「ん。私の卵に流星くんのおたまじゃくしがちゅるんってね。ああ、でも安心して。私子供は欲しかったけど旦那は別にいらない派だから。でも流星くんがどうしてもって言うなら結婚するけど?」

 俺も男だ。まだ十五とはいえやった事に責任……。

「……あの、俺まだ十五でした。結婚したいのは山々ですがまだ法律的に無理でした」
「え? じ、十五!? 最初は十八だって……」
「すみません。十五じゃ雇ってもらえないかと思いまして……」

 女将さんは繋がったまま笑った。

「なぁ~んだ。でもま、私は欲しかった赤ちゃんもできたし何も言う事はないわ。これからもよろしくね?」
「え? は、はいっ!」

 こうして女将さんは俺の子を孕み、俺は今まで以上にこの宿のために働いた。

「もっと奥も洗ってもらえるかしら?」
「すみません、俺の指だとこれ以上奥は……」
「あら、指より長いモノが下に付いてるじゃない。それで奥まで綺麗に洗ってちょうだい。……綺麗にね」
「……はい」

 たまにくる宿泊客というのがこういった三助目当ての女性客らしい。自分に自信のない女性や気軽にセックスを楽しみたい女性がリピーターでくるのだとか。今日の客は気軽に楽しみたい女性客の方だ。

「まさかこんな若くて立派な三助がいるなんてねぇ~。これから毎月くるわね。もちろん、安全日に。んっ!」

 俺は女性客の体内で白濁液を吐き出した。

「あらぁ、汚れちゃったわね。じゃあまた最初からね? 綺麗になるまでちゃ~んとそれで洗ってね? ふふふふっ」
「これ、綺麗になります?」
「なるわよ~? その内ね。それにしても……あなたの良いわねぇ。絶対誰にも言わないから安心してね。ライバル客なんて増やしたくないし」 
「それは……はい。あまり言いふらさないで欲しいですね」
「ええ。でも……、今日はまだまだ擦ってちょうだいね?」
「は、はい」

 噂が広まってしまうとお嬢様に居場所がバレてしまう可能性がある。それだけは避けたい。

 そして別の日。今度は違うタイプの宿泊客が来た。

「わっ……わっ……。私男の人に裸見せるの初めてで……」
「そうですか。綺麗な肌してますね」
「あ、あああありがとう……」

 まずはしっかりと仕事をする。俺はおどおどする宿泊客の背中を丁寧に流してあげた。

「あの……前も頼めます……か?」
「かしこまりました」
「きゃっ」

 俺は浴衣を与えられずに裸でサービスを提供している。なので前を洗うと言う事は必然的に全てを見られる事になる。

「あ! す、すみません! やっぱり頭を先に!」
「? はい、わかりました」

 俺は宿泊客と向かい合ったまま頭を洗う。宿泊客の目の前にはモノがあり、時折先端が口や頬に当たっていた。

「す、すみません。ちょっと当たってしまって」
「あ、い、いえっ。大きいから……。あの……これ……勃起してます?」 
「あはは、はい。お客様には失礼ですが、俺も男なので……」
「あ、ううん。大丈夫……です。……そっか……私の裸見てこんなに……」

 これはわざとだ。あえて見せつける事で自分の身体は魅力的だと思わせる。その思惑にハマるように、宿泊客は先端をチロッと舐めたり口唇で触れたりし始めた。

「はい、頭の方は終わりました。では身体に戻りますね」 
「は……いっ」

 俺はこの前後に対して差がない身体を手でじっくりと撫で回す。椅子は特殊な造りになっており、股の下に腕が入るようになっている。

「あっ、あっんっあっ! わ、私もぉ……っ」

 宿泊客の手が俺のモノに伸びる。

「お客様、そろそろこの膣内も洗わせていただきたいのですが」
「な、なにで洗うのぉ……っ?」
「お客様の手にあるそれです」
「こ、この宿ってそこまでサービスしてくれるの?」
「はい。しかし強制ではありませんし、必要なければサービスは以上となります」
「あ……、や、やだぁ……っ。もっと……続きして……欲しいです」
「かしこまりました」

 思った通り処女だった。俺はそんな宿泊客をゆっくり時間を掛けて慣らし、女に変えてやった。

「こんな簡単に処女ってなくなるんだ……」
「お客様、くれぐれもこの事は御内密で」
「え? あ、うん……。それより……続きはお部屋でしません? ここ暑くて……」
「わかりました。ではここからは口止め料と言う事で」
 
 その夜、食事に避妊薬を混ぜ食べさせた。女将さんの指示である。

 そして食事の後は口止め料の支払いだ。

「あのっ……三助さん」
「はい、なんでしょう?」
「わ、わわわ私の事……どう……思います?」
「どう……とは?」  

 宿泊客は上に跨がりながらそんな質問をしてきた。

「私……ブスで身体も貧相じゃないですか。なのにあんなお風呂場でおっきくなってて……。私……ちゃんと女に見えました?」

 その真剣な悩みを受け、俺は畳み掛けた。

「もちろんあなたは女性ですよ。魅力的な女性です」
「あっ、膣内で震えて……っ!」 
「顔は化粧でどうにでも変わりますし、身体はこんなに感度が良いじゃないですか」
「あっ……はあっ! 熱いの……膣内にぃ……っ!」
「ほら、何度射精してもあなたが魅力的なので治まりませんよ。下腹部に力を入れて確認してみて下さい。俺の……どうなってます?」
「はぁはぁ……。か、硬いの……っ。今ぁっ、膣内で射精したばかりなのにぃっ、まだ硬いのぉっ!」
「それはあなたに魅力を感じているからです。まだ口止め料必要ですか?」
「必要~……。まだまだ欲しい~……っ。今夜はずっと……」
「わかりました。ですが誰にも言わないで下さいね。混んでてまた来てくれたあなたとできなくなるのは寂しいですから」
「あ……。わ、わかった。誰にも言いません……。必ずまた来ます……」

 そう言い、繋がったまま抱きついてきた彼女を抱き締め俺は囁いた。

 「待ってますよ。あなたはとても魅力的だ」
「~っ! 好きぃっ! 私もう離れたくないっ!」
「ありがとうございます。今夜はずっと繋がっていましょうね」
「あっあっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 話を聞くと彼女はここから車で二時間ほどの町に住んでいるらしい。この日から彼女は毎週末訪れるようになった。宿泊代は一晩一万円。もちろんこのサービス料も込みだ。癒しの温泉に美味い食事、さらに快楽までセットで一万円はかなりお得だろう。

 そんな生活を一年ほど続けている。女将さんは数ヶ月前に第一子を出産した。もちろん俺の子だ。

「見て、笑ってるわ」
「可愛いですね、母親似かな?」
「ふふっ、目元なんかは流星似かな。流星……、二人目作っちゃう?」
「俺は構いませんが……お金あるんですか?」
「大丈夫よ。流星の顧客のお陰ですっごく儲かってるの」

 俺は今七人の顧客を扱っていた。なぜ七人から察してもらえるだろう。毎日日替わりで顧客の相手をしているからだ。

「それに、大衆浴場の方も地元客で賑わってるしね」
「そうですか。それは何よりです」

 そんな折、毎週末来てくれていた彼女が大きな荷物を持ってやってきた。

「働きたい?」
「はいっ! 私もこの温泉宿で働きたいんです!」
「そう言われてもね……。とりあえず女将さんに聞いてみるよ」
「は、はいっ!」

 それから彼女は女将さんと二人で話し合い、ここで働く事が決まった。

「人件費大丈夫です?」
「大丈夫よ。彼女の給料はあなたとのセックスだから」
「……はい?」
「彼女ね、あなたと一緒にいたいからって来たみたいでね。給料はいらないからここに置いて下さいって言ったのよ」
「給料いらないって……さすがにそれは……。まぁ、俺ももらってませんけど」
「ふふっ、良い子じゃない。彼女は流星に任せるわ。ちゃんと給料分愛してあげてね?」
「わかりました」

 この日から俺は毎朝彼女を抱く生活になった。

「あぁぁぁっ、朝から流星さんの精液がお腹にっ……。これで今日も頑張れますぅっ」
「ははっ、さあ時間だ。今日も頑張ろう」
「はいっ!」

 そうして週末の顧客が減った俺は新たな顧客獲得のために動いた。

「え? きゃっ、な、なんで女湯に男が!?」
「失礼、俺はここの従業員です。普段は三助をしています。もしよろしければ奥様の背中をお流し致しますが」
「背中を? ああ~、三助って江戸時代のあれ? へぇ~。ここってそんなサービスあったのね~」
「普段は宿泊客相手なんですよ。今日は空いていたのでこちらに。もし気に入っていただけたらこの土曜日に宿泊していただければ個室で対応させていただきますよ」
「宿泊……ね。いくらなの?」
「全込みで一万円です」
「安っ!? ね、ねぇ……今から宿泊できる?」
「はい。もちろん」

 彼女の視線は俺の下半身に注がれていた。

「じ、じゃあ宿泊で……」
「ありがとうございます。では一度着替えていただいてお部屋に」
「わ、わかったわ」

 個室、洗体、宿泊という単語から奥様は当然行為も期待していた。

「きゃっ。こ、ここでは裸なのね……」
「はい。ここは俺達しかいませんから」
「……ごくり……」
「では洗いますね」
「お、お願いね……んっ」

 新たな顧客を掴むためだ、気は抜けない。

「はぁぁ~……、人に洗ってもらうって気持ち良いわね~……」
「ありがとうございます。ではそろそろ壺洗いに移りましょうか」
「壺……。な、なにで洗うのかしら?」
「もちろんこれですよ」
「あ、す、すごい……」
「これでないと奥まで洗えませんから。どうします?」

 奥様は顔を背けモノを握りながら言った。

「お、お願い……します」
「かしこまりました。では」
「あっ……」

 二時間後。
 
「んあぁぁぁぁぁっ! こんな激しいの久しぶりよぉぉぉぉぉぉっ! おっきいのが膣内で暴れてるわぁぁぁぁっ!」
「そろそろ射精ますっ! 今度はどこが良いですか!」
「んっ! も、もちろん……また膣内でぇっ!」
「わかりましたっ! いきますっ!」
「きてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 俺は奥様の膣奥で三度目の子種を吐き出した。

「あっ……はぁっ……! また膣内いっぱい……っ。あなた……最高よぉ……っ。ねぇ、こんな所じゃなくて私に仕えない?」
「……はい?」
「私……資産家なのよ。身の回りの世話をしてくれる執事を探してたの……。どうかしら?」

 俺は寒気がした。

「……お断りです」
「え?」
「執事なんて絶対にイヤです。お代は結構です。それから二度と来ないでください」
「あっ、待って! 怒ったなら謝るから行かないで!」

 俺はその言葉を無視し、部屋を後にした。

 その数日後……。

「やっと見つけたわ、流星」
「っ! お嬢……様」

 これだから金持ちってのは信用ならない。隣には資産家の女がいた。

「さ、帰るわよ。帰ったらお仕置きだからね」
「……帰りません」
「なんですって?」
「帰らねぇって言ってんだよ!!」
「なっ!?」

 俺は声を荒げ叫んだ。目の前のこいつは何一つ変わっちゃいなかった。そればかりかさらに傲慢になっていた。

「何よその態度はっ!」
「うるさい! 俺はあんたの事が大っ嫌いだったんだよ!」
「……え?」
「したくもないのに毎晩毎晩……! あんたとしても何一つ楽しくも何ともない! もう俺に関わるな! ここには俺の子供もいるっ! もうあんたの執事なんて真っ平なんだよっ!!」
「うっ……うぅぅぅっ……!」

 彼女の目に涙が浮かぶ。

「やだ……やだぁぁぁぁぁぁぁっ! なんでそんな酷い事言うのよぉぉぉぉぉぉっ!」
「……はぁ?」
「わた……っ、私は流星の事大好きだもんっ! だから毎日一緒にいたかったしえっちも何回もさせたんだもんっ! でも私は跡取りだからっ! 使用人に舐められないためにあんな態度でしか接せられなくて……!」

 何を言っているかわからない。

「やっと赤ちゃんできるようになったら流星いないしっ! お父様は勝手に婚約決めちゃうし! 私だってもう嫌なのぉぉっ! 好きじゃない人とえっちして子作りなんてできるわけないもんっ! うわぁぁぁぁんっ!」
(嘘だ。あの傲慢な彼女がこれはない。演技だ、演技に決まってる!)

 俺はもう彼女の事は何一つ信用していない。

「とにかく、俺はもうあんたの執事じゃない。帰ってくれ」
「流星っ! やだよぉっ! 一緒に……」
「触るなっ! 俺は……もうあの頃の俺じゃない。ここで働いていく! もう俺に関わるな!」

 すると彼女は暗い声で呟いた。

「……そんなにここが大事?」
「なに?」
「……そう。なら……こんなとこ……跡形もなく潰してやるっ! そしたら流星はまた私のとこに!」
「そんな事してみろ、お前を殺してやる! 金持ってたら何でもできると思うなっ! 人の心は金じゃ買えねぇんだよっ!」
「ば、ばかぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 彼女は泣きながら帰っていった。

「あ、待ってぇ~!」

 そして先日の彼女もそれを追い帰っていった。

「ふんっ、二度と来るな!」

 その翌日、またお嬢様がやってきた。

「……何しに来た」
「と、泊まりにきたの! 部屋に案内しなさいよ、店員さん」
「断る。お前は出禁だ。帰れ」
「何もしてないじゃない! 出禁ってなんでよ!」
「中に入ったらやらかすからだ。何をしでかすかわかったもんじゃない。シッシッ」
「ぬぐぐぐぐ……! 不当よ不当! 消費者庁に訴えてやるわ!」
「この野郎……」

 そこに女将が我が子を抱え仲裁にやってきた。 

「こ~ら流星。お客様でしょ? ちゃんとしなきゃダメよ?」
「だぁ~ぶぅ~」
「っ! 女将さん……」
「……その子……まさか!!」

 彼女が我が子に近付く。

「あぁぁ……まさか……!」
「俺と女将の子だ。わかっただろ。俺はここで幸せな暮らしを築いてんだ。今さらお前の入る余地なんて一ミリもないんだよ。わかったら帰れ」
「ひぐっ……うぅっ……」
「こ~ら」
「いてっ!? お、女将さん?」

 女将は頬を膨らませ怒っていた。

「お客様はお客様でしょ。こっちは商売なんだかお客様を差別しちゃダメよ。えっと……あなた名前は?」
「円……です」
「そう。じゃあ円ちゃん、流星に世話してもらいなさい。流星、ちゃんと他のお客様みたいに優しくしてあげなきゃダメよ?」
「お、女将さんっ!」

 女将は二人を残し中に入っていった。

「流……星?」
「……ちっ、仕方ない。女将が許可したんだ。入れよ」
「う、うんっ!」

 そして個室に案内し、彼女を風呂に入れた。

「あぁぁ……、久しぶりの流星の手ぇっ、気持ち良いよぉぉぉっ!」
「はいはい、じゃあ次は壺洗いしますよ」
「壺? あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 俺のモノが彼女の蜜壺に深く突き刺さる。

「やっあっ! 流星っ、いきなりなにしてぇっ!」
「これがウチのサービスだ。今の俺は執事じゃなく三助だ。おらおら、隅々まで洗ってやるよっ!」
「こ、こんなサービス……! 最高過ぎるぅぅぅぅぅぅぅっ!」

 彼女の子宮が数年ぶりに白く染まった。

「流……星……ぇっ、もっとぉ……っ」
「次は布団でマッサージだ。受けたら明日ちゃんと帰れよ」
「……うん」

 それから彼女を布団に運び徹底的にサービスしてやった。

「流星……、私……久しぶりにセックスした」
「俺は毎日色んな人としてるよ」
「私ね、決めた」
「何を」
「今日妊娠してあなたとの子を産むわ。その子を五条院家の跡取りにする」
「お前はどうすんだよ。あの家が認めるわけない」
「高等部をでるまでに男児を産むわ。そしたら自由になれる。流星、私を妊娠させてよ……。流星以外とセックスなんてしたくない! 私が好きなのは流星だけなの! 妊娠するまで何日でも泊まるからね!」
「……勝手にしろ。だが他の客といる時は邪魔するな。いいな」
「う、うんっ」

 それから一ヶ月、俺は最低一回彼女を抱いた。彼女は抱かれる度に素直になり、何一つわがままを言わなかった。

「……流星、当たったわ! 私妊娠できた!」
「そうか。じゃあもう帰りな。これでサヨナラだ」
「え? 嫌よ。この子が女児だったらまた来るわ」
「はぁ?」
「私を妊娠させられるのは流星だけなのっ。他の男なんて目にも映らないわ。流星、私ちゃんと産むからね!」

 それから一年後、従業員となった女の子との間にも俺の子が産まれ、女将は二人目を孕んでいた。

「女将、本当に良かったんですか?」
「大丈夫よ。この前来た円ちゃんだっけ? 彼女からた~くさん宿泊費もらったし」
「え?」
「流星、本当は抱きたくもなかったんでしょ? だから値段ふっかけちゃった」
「……はぁぁ。なるほど。で、いくら稼いだんです?」
「ふふふっ、三億」
「ぶっ!? さ、さささ三億!?」
「そ。帰り際指三本立てて請求したら後日三億振り込まれてたの。一日一万で三十万のつもりだったんだけどね。金持ちはやっぱり桁が違うわぁ~」
「流星っ!」
「あん?」

 女将と入り口の掃除をしていると背後から声を掛けられた。

「……円か」
「産まれたわ! 男児よ! お父様もお母様も大喜びよ!」
「そうかい」
「それでね、私はもう好きにして良いんだって。だから学園も辞めて来ちゃった」
「はぁ!?」

 円は女将に向かって頭を下げた。

「私この近くに家を買いました。時々泊まりに来ますから流星貸して下さいね?」
「は……あははははっ。良いわよ? ウチは一泊一万円からさ。どうぞ今後ともご贔屓に」
「はいっ! 流星、たまに遊びに来てね。私待ってるから! じゃあ落ち着いたら泊まりに来ますね~」

 こうして、俺は彼女に居場所を掴まれまた交わる日々を送る事になった。だが彼女には以前ほど嫌悪感を抱かなかった。それは愛する者がいるから。俺も数年前に比べだいぶ大人になったのだろう。

「そろそろ春だなぁ~。暖かくなってきた」
「流星、開くよ!」
「はい、女将さんっ!」

 俺は女将や仲間、我が子らと共に今日も浴室で汗を流すのであった。
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