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第11話 平和な村
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騎士団長がリクトに惚れてから一ヶ月が経った。すでに騎士団長はリクトの子を孕み、今は詰所から騎士達に口頭で指示を出すようになっていた。どうやら初めての妊娠で慎重になっているらしい。
そして同じ年のあの子とは毎日のように身体を重ねていた。
「最近私ばっかりじゃない~? 他の子はいいのぉ?」
「皆孕んじまったしなぁ。騎士達は修行中だし、お前しかいないんだよ」
「私だけ……? もぉ~、仕方ないなぁ~」
村には騎士団、それも団長クラスがいる。それだけで犯罪は減り、訓練と称して村周辺の魔物を狩る騎士団。村はかつてないほどに平和になっていた。
「ん~、これだよこれ。このまったりした空気……ようやく一段落ってところだなぁ……」
俺はようやくおとずれた怠惰な日々を満喫していた。
そんな時だった。以前村に来た知り合いの冒険者を覚えているだろうか。そう、騎士団がこの村に来る事になった原因のあの冒険者だ。
その冒険者がなんの前触れもなく突然家に押し掛けてきた。
「リクトくんっ! 助け……うひゃぁぁぁっ!? ご、ごめんっ! 私何も見てないからっ!」
冒険者はいきなり寝室に雪崩れ込んできた。見てないとか言いつつ、しっかりと指の隙間から俺の上で痙攣している女との結合部をロックオンしていた。彼女は小さいので全部入っていないのでまぁ丸見えに近いだろう。
「なぁに~?」
「さぁ。どうしたの? また絡まれた?」
「……はっ! そ、そうだ助けてリクトくんっ!」
冒険者の女はいきなり俺に頭を下げてきた。
「いや、助けてって……何を?」
「私の仲間がダンジョンで行方不明にっ!」
「……それは残念だったな。おそらくもう見つかる事はないだろう。諦めるんだな」
「そ、そんなっ!」
俺の意見に彼女も同意した。
「ですですぅ。ダンジョンで行方不明はまず助からないです~。今頃は魔物に喰われてるか……汚されているかのどっちかですぅ」
「うぅっ……」
「ダンジョン探索は自己責任です。騎士も冒険者もそのルールは同じ、ましてや騎士でも冒険者でもないリクトに頼むのは筋違いですよぉ?」
冒険者は床に崩れ落ちながら涙を流していた。
「わ、わかってますよっ! けど……皆私の同期で……! 親友なのっ!」
「知らん。冒険者の問題は冒険者同士で解決してくれ。この前のは村で絡まれていたから助けてやったんだ。何か勘違いしてないか? 俺は他人のために命なんてかけねぇっての」
「他人……、そう……。ごめん、リクトくん……。私が間違ってた……。仲間の件は町にいる冒険者に頼んでみるよ……。多分……私汚されるかもしれないけど……、私はリクトくんが好きだったよ……。ごめんね、リクトくん……!」
そう言い、涙を拭いながら冒険者は家から出ていった。
「……いいのぉ?」
「……ったく! やっとおとずれた怠惰な日々が! ちくしょうめっ!」
「あはっ、さすがリクト! 男だねっ」
「わりぃな、数日空けるわ。母さん達には町に行ったと言っておいてくれ」
「はいは~い」
リクトは服を着替えて部屋の真ん中に立った。
「あれ? 行かないの?」
「まぁ慌てる事はない。【ゲート】」
「へあっ!? な、なにそれっ!?」
俺は寝室に町と繋がる扉を開いた。
「時空魔法【ゲート】だ。これは一瞬で行ったことのある場所に移動する事ができる魔法なんだよ。ここから町まで彼女の足なら七日、その間に連れて戻る。じゃあ行ってくる」
そう言い、俺はゲートをくぐり町に移動した。
「あ、消えた……。こんな魔法まで使えたのねぇ……。私の旦那様すごすぎますぅっ!」
俺は町に着いてすぐ近くにいた冒険者から優しくダンジョンの場所を聞き出し、【フライ】で真っ直ぐ空を飛びながらダンジョンへと向かった。
ダンジョンに到着すると一組の冒険者が何やら話ながらダンジョンに入り口から出てきた。
「あれもう助からねぇよな~」
「ああ、みんな可愛かったのにな~。あんな階層にゴブリンエリートの群れが出るなんてツイてないよな」
「今頃はもう……」
「おい」
「「あ?」」
俺は冒険者二人の首に手をかけ持ち上げた。
「ぐぇぇぇぇっ!? な、なに……しや……がるっ!」
「その女らは何階にいた!」
「あ……あぁっ!? し、知るか……ぐぎぃぃぃっ! 折れるっ! 折れるぅぅぅぅぅっ!」
「さっさと言えっ! 殺すぞこの野郎っ!」
俺の指が二人の首にめり込んでいく。
「は、はぢ……がいぃぃ……だ……っ!」
「おう、サンキューな」
俺は二人を地面に投げ捨て入り口から中に突入した。
「げほっげほっ……! な、なんだよあいつ……! ガキの癖になんて力だよ……!」
「し、死ぬかと思ったわ……。なんだったんだよ……」
男達が困惑していた頃、俺は既に地下二階へと降りていた。
「退けおらぁぁぁぁぁっ! 邪魔すんなクソ雑魚がぁぁぁぁぁっ!!【ホーミング・レイ】!!」
『『『『ギャアァァァァァァス!!』』』』
この魔法は放ったが最後、魔物に当たるまで追尾する光の弾だ。
俺は普通数日かかる行程を数時間で移動し、次々と階層を制覇していった。何やら宝箱が落ちているが、浅い階層の宝箱などに興味はない。いくら超豪運があろうがゴミはゴミだ。無限収納にあるログインボーナスとは比較にならないだろう。
移動は全て【フライ】だ。ちんたら走っている暇などない。こうしている間にもあいつは着々と町に近付いてきている。
「何が好きだっただバカ野郎が……。なら初めてくらい俺によこせよなっ!」
俺は浅層の雑魚を蹴散らしつつ、地下八階を目指すのであった。
そして同じ年のあの子とは毎日のように身体を重ねていた。
「最近私ばっかりじゃない~? 他の子はいいのぉ?」
「皆孕んじまったしなぁ。騎士達は修行中だし、お前しかいないんだよ」
「私だけ……? もぉ~、仕方ないなぁ~」
村には騎士団、それも団長クラスがいる。それだけで犯罪は減り、訓練と称して村周辺の魔物を狩る騎士団。村はかつてないほどに平和になっていた。
「ん~、これだよこれ。このまったりした空気……ようやく一段落ってところだなぁ……」
俺はようやくおとずれた怠惰な日々を満喫していた。
そんな時だった。以前村に来た知り合いの冒険者を覚えているだろうか。そう、騎士団がこの村に来る事になった原因のあの冒険者だ。
その冒険者がなんの前触れもなく突然家に押し掛けてきた。
「リクトくんっ! 助け……うひゃぁぁぁっ!? ご、ごめんっ! 私何も見てないからっ!」
冒険者はいきなり寝室に雪崩れ込んできた。見てないとか言いつつ、しっかりと指の隙間から俺の上で痙攣している女との結合部をロックオンしていた。彼女は小さいので全部入っていないのでまぁ丸見えに近いだろう。
「なぁに~?」
「さぁ。どうしたの? また絡まれた?」
「……はっ! そ、そうだ助けてリクトくんっ!」
冒険者の女はいきなり俺に頭を下げてきた。
「いや、助けてって……何を?」
「私の仲間がダンジョンで行方不明にっ!」
「……それは残念だったな。おそらくもう見つかる事はないだろう。諦めるんだな」
「そ、そんなっ!」
俺の意見に彼女も同意した。
「ですですぅ。ダンジョンで行方不明はまず助からないです~。今頃は魔物に喰われてるか……汚されているかのどっちかですぅ」
「うぅっ……」
「ダンジョン探索は自己責任です。騎士も冒険者もそのルールは同じ、ましてや騎士でも冒険者でもないリクトに頼むのは筋違いですよぉ?」
冒険者は床に崩れ落ちながら涙を流していた。
「わ、わかってますよっ! けど……皆私の同期で……! 親友なのっ!」
「知らん。冒険者の問題は冒険者同士で解決してくれ。この前のは村で絡まれていたから助けてやったんだ。何か勘違いしてないか? 俺は他人のために命なんてかけねぇっての」
「他人……、そう……。ごめん、リクトくん……。私が間違ってた……。仲間の件は町にいる冒険者に頼んでみるよ……。多分……私汚されるかもしれないけど……、私はリクトくんが好きだったよ……。ごめんね、リクトくん……!」
そう言い、涙を拭いながら冒険者は家から出ていった。
「……いいのぉ?」
「……ったく! やっとおとずれた怠惰な日々が! ちくしょうめっ!」
「あはっ、さすがリクト! 男だねっ」
「わりぃな、数日空けるわ。母さん達には町に行ったと言っておいてくれ」
「はいは~い」
リクトは服を着替えて部屋の真ん中に立った。
「あれ? 行かないの?」
「まぁ慌てる事はない。【ゲート】」
「へあっ!? な、なにそれっ!?」
俺は寝室に町と繋がる扉を開いた。
「時空魔法【ゲート】だ。これは一瞬で行ったことのある場所に移動する事ができる魔法なんだよ。ここから町まで彼女の足なら七日、その間に連れて戻る。じゃあ行ってくる」
そう言い、俺はゲートをくぐり町に移動した。
「あ、消えた……。こんな魔法まで使えたのねぇ……。私の旦那様すごすぎますぅっ!」
俺は町に着いてすぐ近くにいた冒険者から優しくダンジョンの場所を聞き出し、【フライ】で真っ直ぐ空を飛びながらダンジョンへと向かった。
ダンジョンに到着すると一組の冒険者が何やら話ながらダンジョンに入り口から出てきた。
「あれもう助からねぇよな~」
「ああ、みんな可愛かったのにな~。あんな階層にゴブリンエリートの群れが出るなんてツイてないよな」
「今頃はもう……」
「おい」
「「あ?」」
俺は冒険者二人の首に手をかけ持ち上げた。
「ぐぇぇぇぇっ!? な、なに……しや……がるっ!」
「その女らは何階にいた!」
「あ……あぁっ!? し、知るか……ぐぎぃぃぃっ! 折れるっ! 折れるぅぅぅぅぅっ!」
「さっさと言えっ! 殺すぞこの野郎っ!」
俺の指が二人の首にめり込んでいく。
「は、はぢ……がいぃぃ……だ……っ!」
「おう、サンキューな」
俺は二人を地面に投げ捨て入り口から中に突入した。
「げほっげほっ……! な、なんだよあいつ……! ガキの癖になんて力だよ……!」
「し、死ぬかと思ったわ……。なんだったんだよ……」
男達が困惑していた頃、俺は既に地下二階へと降りていた。
「退けおらぁぁぁぁぁっ! 邪魔すんなクソ雑魚がぁぁぁぁぁっ!!【ホーミング・レイ】!!」
『『『『ギャアァァァァァァス!!』』』』
この魔法は放ったが最後、魔物に当たるまで追尾する光の弾だ。
俺は普通数日かかる行程を数時間で移動し、次々と階層を制覇していった。何やら宝箱が落ちているが、浅い階層の宝箱などに興味はない。いくら超豪運があろうがゴミはゴミだ。無限収納にあるログインボーナスとは比較にならないだろう。
移動は全て【フライ】だ。ちんたら走っている暇などない。こうしている間にもあいつは着々と町に近付いてきている。
「何が好きだっただバカ野郎が……。なら初めてくらい俺によこせよなっ!」
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