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第06章 竜界編
18 氷竜
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肉と酒を楽しみゆっくり身体を休めた二人は引き続き氷竜に会うため洞窟を奥へと進んでいく。
《これでいなかったら笑えるな》
《……いや、いるっすよ。この先から氷竜の気配を感じるっす》
《はぁ? 俺には全く感じられんぞ》
《それは多分冬眠してるからっす。あ、ほら下》
《ん?》
蓮太は雷竜に促され足元を見た。
《これは……足跡か》
《ずいぶん古い足跡っすね。多分入ってから一度も外に出てないようっすね》
《そりゃあれだけ氷の壁張ってんだから出ちゃいねぇだろうよ。……ふむ、いるな。この先のようだ》
《それじゃあ行くっす!》
雷竜が先頭を歩き狭い道を奥へと進んでいく。しばらく歩くと一体の竜がフロア中央でこちらを睨み付けていた。
《命が惜しければ去れ。警告はこの一度だけだ。二度目はない》
そう告げる氷竜に雷竜が無警戒に近付いていく。
《氷竜っ! 俺だよ、雷竜だ!》
《雷竜……? なにしに来た》
《なにって……迎えに来たんだよお前を》
《迎えだと?》
《ああ。全竜はくたばったぜ》
《なにっ!?》
氷竜はカッと目を見開き驚きの声をあげた。
《あの傍若無人の全竜が死んだ!? だ、誰が殺った!》
《こちらにおわすレンタさんよ! だからもうこんな場所にいる必要なんかねぇんだって。氷竜よぉ、また昔みたいに皆で──》
《黙れっ!》
《え?》
氷竜は雷竜に向かい氷の槍を放った。雷竜は慌ててそれを躱わし、氷竜に向かい叫ぶ。
《な、なにすんだ氷竜っ!》
《うるさいっ! 俺は……俺は全竜をこの手で殺るためにずっと厳しい修行を続けてきたんだぞ! それを横からかっさらわれ……全竜が死んだからそいつと仲良くしろだと? そんな都合の良い話があるかっ! 俺の怒りはどこに向ければいいっ!!》
氷竜の心は深く復讐に囚われていた。そんな氷竜に対し、蓮太が道を示す。
《なあ氷竜よ》
《なんだ》
《その力を復讐のためだけに使うのはもったいないぜ》
《なんだと?》
《力は仲間を守るために使え。自分のために使っちまったらお前が嫌う全竜と同じだ》
《お、俺が……全竜と同じ? そ、そんなわけあるかっ!! あんなクズと俺を一緒にするなぁぁぁぁっ!》
氷竜の口からブリザードブレスが吐かれた。
《レンタさんっ!》
《効かないな》
《なっ!? それは火竜のファイアーウォール!》
氷竜の攻撃は蓮太に届かなかった。
《図星を突かれて怒ったんだろ? 自分でももうわかってるんだろ、氷竜よ。振り上げた拳を下ろす先が見つからず戸惑ってんだな。なら……俺が受けてやる。お前の全てを俺にぶつけてみせろ氷竜!》
《あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!》
氷竜は溜まった鬱憤を晴らすかのように今持つ力全てを蓮太にぶつけた。蓮太はそれを全て受けきり、地に膝をつく氷竜の肩に手を置いた。
《強いな、お前。その強さを復讐に使うなんてもったいないぜ。こんな冷たい穴蔵なんか捨てて温かい場所で仲間と暮らそう。もう平和を乱す奴はいないんだ。お前はもう一人じゃない。また友達と楽しく暮らせるんだ》
《友……》
《大丈夫か氷竜っ!》
雷竜が氷竜に駆け寄り肩を貸した。
《は、ははっ。大丈夫かってお前……、俺は攻撃されたわけじゃないんだぞ》
《あ……、は、ははっ。そうだな、早とちりしちまった》
《……お前は変わらないな。さっきは済まなかった。動転してお前にまで刃を向けちまった》
《気にすんなって! ダチだろ! お前が本気かどうかなんてわかってんだよ! 氷竜、帰ろうぜ。レンタさんについていけば楽しく暮らせるんだ》
《……ああ。お前がそう言うなら本当に楽しいんだろうな》
《あ、氷竜!》
氷竜はフラフラと蓮太に歩み寄り、頭を下げた。
《改めて……俺は氷竜だ。これより俺は貴方に従う。道を示してくれ》
《受けよう。俺は神竜のレンタだ。ほら、魔力回復薬だ。飲めよ》
《す、すまない。ありがたく……》
《あ、レンタさんそれ瓶が違うっすよ?》
《は? 別に違わ……違うな》
《ぐっ!? 熱いっ! 喉が焼けるっ!? こ、これは酒じゃないかっ! く、くぅぅ……っ》
あ
氷竜は瓶を落としフラフラと地面に横たわった。
《なぁ雷竜。氷竜ってもしかして酒飲めないのか?》
《や、一応飲めるんですけどね? 久しぶりなのもあるだろうし、何よりそれ……【竜殺し】じゃないっすか。それを普通に飲むのは水竜くらいっすよ》
《……さて、帰るか。雷竜、氷竜を担げ。転移するぞ》
《誤魔化した……》
こうして最後の竜である氷竜を迎え、蓮太は妻や仲間の待つ塔に戻った。
《ただいま~》
《《おかえりなさいっ!》》
蓮太を天竜達が温かく迎える。
《氷竜は仲間に入りましたか?》
《あ、ああ。今はちょっと寝てるが仲間には入ったよ》
《そうですか。では……これで全ての属性竜が一ヶ所に揃ったわけですね》
《そうなるかな》
中庭を見ると酔った氷竜が水竜にからかわれていた。
《平和ですね》
《そうだな。これで竜界から問題はなくなったわけだ》
《はい。全てあなたのおかげです。それで……これからの事について相談が》
《相談?》
天竜が真面目な表情で蓮太に告げた。
《竜達に常識を教えてあげてはもらえませんか?》
《……は?》
《竜達はあまり生産的ではありません。なにかを育てて収穫するという行為をしないと言いますか……》
《ああ、確かに。いつも狩りとか木の実をそのまま食うだけだもんな。俺と会う前だと》
《はい。そこでレンタ様には少し文化レベルを上げて欲しいのです》
《わかった。俺に任せておけ。あいつらに文化的な生活ってもんを教えてやろう》
《はいっ》
こうして蓮太は全ての竜が揃った竜界に新たな風を送り込もうとする天竜の話にのり、原始的な考えの竜達に文化というものを教えるために動き始めるのだった。
《これでいなかったら笑えるな》
《……いや、いるっすよ。この先から氷竜の気配を感じるっす》
《はぁ? 俺には全く感じられんぞ》
《それは多分冬眠してるからっす。あ、ほら下》
《ん?》
蓮太は雷竜に促され足元を見た。
《これは……足跡か》
《ずいぶん古い足跡っすね。多分入ってから一度も外に出てないようっすね》
《そりゃあれだけ氷の壁張ってんだから出ちゃいねぇだろうよ。……ふむ、いるな。この先のようだ》
《それじゃあ行くっす!》
雷竜が先頭を歩き狭い道を奥へと進んでいく。しばらく歩くと一体の竜がフロア中央でこちらを睨み付けていた。
《命が惜しければ去れ。警告はこの一度だけだ。二度目はない》
そう告げる氷竜に雷竜が無警戒に近付いていく。
《氷竜っ! 俺だよ、雷竜だ!》
《雷竜……? なにしに来た》
《なにって……迎えに来たんだよお前を》
《迎えだと?》
《ああ。全竜はくたばったぜ》
《なにっ!?》
氷竜はカッと目を見開き驚きの声をあげた。
《あの傍若無人の全竜が死んだ!? だ、誰が殺った!》
《こちらにおわすレンタさんよ! だからもうこんな場所にいる必要なんかねぇんだって。氷竜よぉ、また昔みたいに皆で──》
《黙れっ!》
《え?》
氷竜は雷竜に向かい氷の槍を放った。雷竜は慌ててそれを躱わし、氷竜に向かい叫ぶ。
《な、なにすんだ氷竜っ!》
《うるさいっ! 俺は……俺は全竜をこの手で殺るためにずっと厳しい修行を続けてきたんだぞ! それを横からかっさらわれ……全竜が死んだからそいつと仲良くしろだと? そんな都合の良い話があるかっ! 俺の怒りはどこに向ければいいっ!!》
氷竜の心は深く復讐に囚われていた。そんな氷竜に対し、蓮太が道を示す。
《なあ氷竜よ》
《なんだ》
《その力を復讐のためだけに使うのはもったいないぜ》
《なんだと?》
《力は仲間を守るために使え。自分のために使っちまったらお前が嫌う全竜と同じだ》
《お、俺が……全竜と同じ? そ、そんなわけあるかっ!! あんなクズと俺を一緒にするなぁぁぁぁっ!》
氷竜の口からブリザードブレスが吐かれた。
《レンタさんっ!》
《効かないな》
《なっ!? それは火竜のファイアーウォール!》
氷竜の攻撃は蓮太に届かなかった。
《図星を突かれて怒ったんだろ? 自分でももうわかってるんだろ、氷竜よ。振り上げた拳を下ろす先が見つからず戸惑ってんだな。なら……俺が受けてやる。お前の全てを俺にぶつけてみせろ氷竜!》
《あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!》
氷竜は溜まった鬱憤を晴らすかのように今持つ力全てを蓮太にぶつけた。蓮太はそれを全て受けきり、地に膝をつく氷竜の肩に手を置いた。
《強いな、お前。その強さを復讐に使うなんてもったいないぜ。こんな冷たい穴蔵なんか捨てて温かい場所で仲間と暮らそう。もう平和を乱す奴はいないんだ。お前はもう一人じゃない。また友達と楽しく暮らせるんだ》
《友……》
《大丈夫か氷竜っ!》
雷竜が氷竜に駆け寄り肩を貸した。
《は、ははっ。大丈夫かってお前……、俺は攻撃されたわけじゃないんだぞ》
《あ……、は、ははっ。そうだな、早とちりしちまった》
《……お前は変わらないな。さっきは済まなかった。動転してお前にまで刃を向けちまった》
《気にすんなって! ダチだろ! お前が本気かどうかなんてわかってんだよ! 氷竜、帰ろうぜ。レンタさんについていけば楽しく暮らせるんだ》
《……ああ。お前がそう言うなら本当に楽しいんだろうな》
《あ、氷竜!》
氷竜はフラフラと蓮太に歩み寄り、頭を下げた。
《改めて……俺は氷竜だ。これより俺は貴方に従う。道を示してくれ》
《受けよう。俺は神竜のレンタだ。ほら、魔力回復薬だ。飲めよ》
《す、すまない。ありがたく……》
《あ、レンタさんそれ瓶が違うっすよ?》
《は? 別に違わ……違うな》
《ぐっ!? 熱いっ! 喉が焼けるっ!? こ、これは酒じゃないかっ! く、くぅぅ……っ》
あ
氷竜は瓶を落としフラフラと地面に横たわった。
《なぁ雷竜。氷竜ってもしかして酒飲めないのか?》
《や、一応飲めるんですけどね? 久しぶりなのもあるだろうし、何よりそれ……【竜殺し】じゃないっすか。それを普通に飲むのは水竜くらいっすよ》
《……さて、帰るか。雷竜、氷竜を担げ。転移するぞ》
《誤魔化した……》
こうして最後の竜である氷竜を迎え、蓮太は妻や仲間の待つ塔に戻った。
《ただいま~》
《《おかえりなさいっ!》》
蓮太を天竜達が温かく迎える。
《氷竜は仲間に入りましたか?》
《あ、ああ。今はちょっと寝てるが仲間には入ったよ》
《そうですか。では……これで全ての属性竜が一ヶ所に揃ったわけですね》
《そうなるかな》
中庭を見ると酔った氷竜が水竜にからかわれていた。
《平和ですね》
《そうだな。これで竜界から問題はなくなったわけだ》
《はい。全てあなたのおかげです。それで……これからの事について相談が》
《相談?》
天竜が真面目な表情で蓮太に告げた。
《竜達に常識を教えてあげてはもらえませんか?》
《……は?》
《竜達はあまり生産的ではありません。なにかを育てて収穫するという行為をしないと言いますか……》
《ああ、確かに。いつも狩りとか木の実をそのまま食うだけだもんな。俺と会う前だと》
《はい。そこでレンタ様には少し文化レベルを上げて欲しいのです》
《わかった。俺に任せておけ。あいつらに文化的な生活ってもんを教えてやろう》
《はいっ》
こうして蓮太は全ての竜が揃った竜界に新たな風を送り込もうとする天竜の話にのり、原始的な考えの竜達に文化というものを教えるために動き始めるのだった。
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