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第06章 竜界編
13 姉妹の再会と
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もう二度と悪意に左右されることなく自我を保つことができる。自らの性質を全否定された邪竜だったが、蓮太の意思により存在そのものを染められた邪竜は自らの性質より他者との関わりを重んじる性格に変わっていた。
そこからさらに調教……もとい説得を繰り返し、二人は拠点である塔に戻った。
《あぁ……まさか……!》
塔の入り口に無竜がいた。蓮太は邪竜を腕に抱え、無竜の前に降り立った。
《久しぶり……姉さん》
《邪竜っ! ごめんっ、ごめんねっ! 私にはあなたを封印する事しかできなくてっ!》
妹の無事な姿を見た無竜はただひたすらに頭を下げ続けた。
《大丈夫、大丈夫だよ、姉さん。私は姉さんを恨んでなんかいないから》
《邪竜……っ》
《全竜の悪意に染められた私は皆を害するかもしれなかった。だから封印されて当たり前だったってちゃんとわかってる。けど……もう大丈夫。私はレンタのお陰で自我を取り戻せた。もう二度と自分を見失う事もないから。姉さん……ただいま》
《あぁ……あぁぁぁぁっ! ごめんね邪竜ぅぅぅぅっ!》
蓮太はしばらく二人を二人きりにし、姉妹愛を再確認 せてやった。二人の間にわだかまりはなく、無竜は子どものように泣きじゃくり、邪竜は泣きじゃくる無竜を編ましていた。
《姉さん、これからはずっと姉妹一緒だからね》
《うんっ、うんっ!》
しばらく泣き続けた無竜はやがて落ち着きを取り戻し、蓮太に頭を下げた。
《レンタ様、本当にもう……感謝しかありません! 私が確認した妹はもう自我を失いかけておりました。そんな妹をどうやってこんな風に……》
「それは秘密だ。それより……」
蓮太は無竜に尋ねた。
「無竜は塔に住んでるんだろ?」
《え? はい、それが何か……》
「いやな、天竜と俺の子ども、それと火竜達の住む場所をどうしようかと思ってな」
《塔の中ではいけないのですか?》
「う~ん……おわっ!?」
そこで人化した水竜が蓮太の背中に乗ってきた。
「私はあんなカビ臭い塔の中なんてゴメンよ? また浮遊大陸の時みたいに家出してよ家」
「やっぱ家だよな。天竜~」
《はい、なんです?》
「お前達も家で良いよな?」
《確かに家があればありがたいですが。全員住むとなるとかなり大きくなるのでは?》
「そこは悪いが全員人化してもらう。それならいけるだろ?」
《まぁ……はい》
「よし、じゃあまずは俺達の屋敷から。【物質創造】」
蓮太は塔の隣にノイシュタット王国で見た貴族の屋敷を創造した。
《えぇっ!? い、今のは! ま、まさか神のスキル物質創造!?》
「ああ。あのチャラい神からぶん取ったスキルの一つだ」
《そ、それを当たり前のように使いこなすなんて……。な、中は?》
「中は人間サイズだな。人化して子ども達と確かめてきな」
《は、はい!》
そして天竜と子ども達は人化し、真新しい屋敷を見て回り、戻ってきた。
「あなたっ、私達にあんな贅沢を教え込んでどうする気ですかっ!?」
「……え?」
戻ってきた子どもの数は半数にも満たなかった。
「あんな清潔で人をダメにするベッド! 広いお風呂や常に適温になっている部屋! なんなのですかあれはっ!」
「なんなの……って言われてもなぁ。あれが人間のスタンダードだ」
「あ、あれが標準!?」
「俺のいた世界ではな。外観はこの世界、中は入った事がないから俺のいた世界だ」
「あれはいけません……、家の中から出たくなくなってしまいます!」
そんな天竜に向かい、蓮太はこう言った。
「逆にさ、今特にやる事ないじゃん? のんびりできるなら最高じゃね?」
「それは……」
「子作りも加速しそうだし?」
「あ、問題ありませんでした! 素晴らしい家をありがとうあなたっ」
子作りと耳にした天竜の態度が瞬く間に一変した。
「だろ? この竜界に問題があるとすれば、世界の広さに対して竜の数が少ない事だけだ。ここには人間も魔族も来る事ができない。あいつらからしたらここは空に浮かぶ星の一つでしかないんだ。のんびりした所で誰にも邪魔される事はない。この世界の問題は住人の数が少ない事だけだ。何をしたらいいかわかるだろ?」
「はいっ! 子作りですね?」
「正解だ。残る氷竜と雷竜の問題を片付けたらする事は一つしかない。これはその前準備だ」
「は、早く解決しましょう! 雷竜とやらは私が躾てきますからっ!」
天竜は割りと本気でそう言っていた。 すると無竜が突然蓮太に抱きついてきた。
《私だけ塔で暮らすなんてあんまりですわっ! 私もレンタ様との愛の巣が欲しいですっ!》
「んじゃ塔はもう要らないよな。これからは塔の外で暮らそうか」
《はいっ!》
この同意を受け、蓮太は塔を消し去り、無竜と邪竜姉妹の家、各属性竜の家を創り、生活環境を整えた。
「アクア、こんな感じでどうだ?」
「最高ね、文句一つないわ。これならレンタの子を産んでまた子作りできそうね」
「は? 一人で良いだろ?」
「はぁ? 何言ってんの? 天竜様と二十人も作ったんだから私達とも同じだけ作りなさいよ」
そこに光竜が交じる。
「そうですね。子の数はともかく、愛は欲しいですわ」
「お前……そんなキャラだったっけ?」
「レンタ様に抱かれ人生観が変わりました」
「そ、そうか」
闇竜はともかく、こうして改めてみると竜のメスはやたら肉食系な感じがいなめなかった。
「じゃあ塔は破壊、そしてこの土地から居住区を広げ、ここを楽園に変えていく。皆それで良いかな?」
「「「「「もちろんっ!」」」」」
蓮太は皆の同意を受け、竜界に楽園を作り上げる事を目標に動き始めるのだった。
そこからさらに調教……もとい説得を繰り返し、二人は拠点である塔に戻った。
《あぁ……まさか……!》
塔の入り口に無竜がいた。蓮太は邪竜を腕に抱え、無竜の前に降り立った。
《久しぶり……姉さん》
《邪竜っ! ごめんっ、ごめんねっ! 私にはあなたを封印する事しかできなくてっ!》
妹の無事な姿を見た無竜はただひたすらに頭を下げ続けた。
《大丈夫、大丈夫だよ、姉さん。私は姉さんを恨んでなんかいないから》
《邪竜……っ》
《全竜の悪意に染められた私は皆を害するかもしれなかった。だから封印されて当たり前だったってちゃんとわかってる。けど……もう大丈夫。私はレンタのお陰で自我を取り戻せた。もう二度と自分を見失う事もないから。姉さん……ただいま》
《あぁ……あぁぁぁぁっ! ごめんね邪竜ぅぅぅぅっ!》
蓮太はしばらく二人を二人きりにし、姉妹愛を再確認 せてやった。二人の間にわだかまりはなく、無竜は子どものように泣きじゃくり、邪竜は泣きじゃくる無竜を編ましていた。
《姉さん、これからはずっと姉妹一緒だからね》
《うんっ、うんっ!》
しばらく泣き続けた無竜はやがて落ち着きを取り戻し、蓮太に頭を下げた。
《レンタ様、本当にもう……感謝しかありません! 私が確認した妹はもう自我を失いかけておりました。そんな妹をどうやってこんな風に……》
「それは秘密だ。それより……」
蓮太は無竜に尋ねた。
「無竜は塔に住んでるんだろ?」
《え? はい、それが何か……》
「いやな、天竜と俺の子ども、それと火竜達の住む場所をどうしようかと思ってな」
《塔の中ではいけないのですか?》
「う~ん……おわっ!?」
そこで人化した水竜が蓮太の背中に乗ってきた。
「私はあんなカビ臭い塔の中なんてゴメンよ? また浮遊大陸の時みたいに家出してよ家」
「やっぱ家だよな。天竜~」
《はい、なんです?》
「お前達も家で良いよな?」
《確かに家があればありがたいですが。全員住むとなるとかなり大きくなるのでは?》
「そこは悪いが全員人化してもらう。それならいけるだろ?」
《まぁ……はい》
「よし、じゃあまずは俺達の屋敷から。【物質創造】」
蓮太は塔の隣にノイシュタット王国で見た貴族の屋敷を創造した。
《えぇっ!? い、今のは! ま、まさか神のスキル物質創造!?》
「ああ。あのチャラい神からぶん取ったスキルの一つだ」
《そ、それを当たり前のように使いこなすなんて……。な、中は?》
「中は人間サイズだな。人化して子ども達と確かめてきな」
《は、はい!》
そして天竜と子ども達は人化し、真新しい屋敷を見て回り、戻ってきた。
「あなたっ、私達にあんな贅沢を教え込んでどうする気ですかっ!?」
「……え?」
戻ってきた子どもの数は半数にも満たなかった。
「あんな清潔で人をダメにするベッド! 広いお風呂や常に適温になっている部屋! なんなのですかあれはっ!」
「なんなの……って言われてもなぁ。あれが人間のスタンダードだ」
「あ、あれが標準!?」
「俺のいた世界ではな。外観はこの世界、中は入った事がないから俺のいた世界だ」
「あれはいけません……、家の中から出たくなくなってしまいます!」
そんな天竜に向かい、蓮太はこう言った。
「逆にさ、今特にやる事ないじゃん? のんびりできるなら最高じゃね?」
「それは……」
「子作りも加速しそうだし?」
「あ、問題ありませんでした! 素晴らしい家をありがとうあなたっ」
子作りと耳にした天竜の態度が瞬く間に一変した。
「だろ? この竜界に問題があるとすれば、世界の広さに対して竜の数が少ない事だけだ。ここには人間も魔族も来る事ができない。あいつらからしたらここは空に浮かぶ星の一つでしかないんだ。のんびりした所で誰にも邪魔される事はない。この世界の問題は住人の数が少ない事だけだ。何をしたらいいかわかるだろ?」
「はいっ! 子作りですね?」
「正解だ。残る氷竜と雷竜の問題を片付けたらする事は一つしかない。これはその前準備だ」
「は、早く解決しましょう! 雷竜とやらは私が躾てきますからっ!」
天竜は割りと本気でそう言っていた。 すると無竜が突然蓮太に抱きついてきた。
《私だけ塔で暮らすなんてあんまりですわっ! 私もレンタ様との愛の巣が欲しいですっ!》
「んじゃ塔はもう要らないよな。これからは塔の外で暮らそうか」
《はいっ!》
この同意を受け、蓮太は塔を消し去り、無竜と邪竜姉妹の家、各属性竜の家を創り、生活環境を整えた。
「アクア、こんな感じでどうだ?」
「最高ね、文句一つないわ。これならレンタの子を産んでまた子作りできそうね」
「は? 一人で良いだろ?」
「はぁ? 何言ってんの? 天竜様と二十人も作ったんだから私達とも同じだけ作りなさいよ」
そこに光竜が交じる。
「そうですね。子の数はともかく、愛は欲しいですわ」
「お前……そんなキャラだったっけ?」
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「そ、そうか」
闇竜はともかく、こうして改めてみると竜のメスはやたら肉食系な感じがいなめなかった。
「じゃあ塔は破壊、そしてこの土地から居住区を広げ、ここを楽園に変えていく。皆それで良いかな?」
「「「「「もちろんっ!」」」」」
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