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第06章 竜界編
04 神竜へと至る道
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全竜を完全消滅させた蓮太は無竜の部屋へと戻った。
《ただいま~》
《《レンタ!?》》
無竜の部屋に戻ると竜達が群がってきた。そして全竜にボロボロにされた水竜が蓮太に尋ねた
《全竜は!?》
《消した。跡形もなくな》
《マジで!?》
その言葉に無竜が驚きを見せた。
《み、見た所無傷に見えますが……》
《一発も当たってないからな。完全に俺のワンサイドゲームだ。クソ雑魚だったわ》
《ざ、雑魚? 一応アレは竜の頂点なのですが……》
しかし驚いていたのは無竜のみで、水竜以外はさも当然だと言わんばかりに頷いていた。
《アニキなら楽勝だと思ってたぜ!》
《うむ。我らの主だからな。全竜のようなクズなど足元にも及ばぬわ》
《さっすがダーリンだねっ! これでダーリンが竜界のトップだよ~》
《兄ちゃんスゲー!》
《あんな父親など死んで当然。ねぇ、水竜? 水竜?》
水竜は蓮太にしがみついたまま固まっていた。
《……レンタ、あんた私のために怒ったの?》
《別にお前のためじゃねぇし。俺が気に入らなかったから殺っただけだ》
《そ。別にお礼なんて言わないし。あんた、本当に怪我もないのね?》
《当たってもねぇのに怪我なんてするわけねぇだろ》
《まったく……。無茶もほどほどにしなさいよね》
そう言い、水竜は蓮太の頬にキスをした。
《な、なにしてんの水竜ぅぅぅぅぅっ!》
《な、なにすんだお前……》
《私、強い人が好きなの。今一番強いのはあんたでしょ。だからキスしたの! それだけよ》
《……軽い女だなぁお前》
《うっさいわね。あんたが誰にも負けなかったら一途になるじゃないの》
《いや、そもそも受け入れないけどな?》
《何よそれっ! ふんっ!》
水竜は顔を赤くし離れていった。そして闇竜は今にも水竜の息の根を止めんばかりに睨み付けていた。
《……殺す。私のダーリンにキスした!》
《はぁ? 頬にキスなんて挨拶じゃない。それならママの方がもっと凄い事してたし?》
《……は?》
《ひぇっ!?》
闇竜の首がぐりんっと回転し、無竜に向けられた。
《……思い出した。お母さん?》
《は、はいっ》
《ダーリンとどんな事をしたの? 殺さないから言ってよ……ねぇ》
《そ、それは……》
《お母さ──へ? ダ、ダーリン?》
蓮太は無竜に迫る闇竜の肩に担ぎ上げた。
《闇竜、ちょっと相手してくれよ。戦いの熱が冷めなくてな。いつもより激しめでイクからヨロシクよ》
《い、いつもより激しめ!? も、もうっ……ダーリンったら私の事好き過ぎるんだからぁ~》
これだけで闇竜の機嫌は治った。それから二人は部屋に籠る。
《……闇竜の扱い上手いわねぇ……彼》
《何せアニキっすからね。それより母ちゃん、アニキの試練についてなんだけど》
《……そうね。全竜が消えた今神竜に一番近いのは彼で間違いないわ。彼が部屋から出てきたら試練について話しましょう》
《うむ。ついに念願の神竜が誕生するやもしれんのだな。それが主とは従う我らも誇らしいな》
《兄ちゃんならなれるよ!》
《そうですね。レンタならきっと……》
そして翌日。艶々になった闇竜を抱え蓮太が部屋から出てきた。
《アニキ!》
《ん? どうしたんだ皆揃って》
部屋を出ると全ての竜が扉の前に集まっていた。そして無竜が前に歩み出て口を開く。
《あなたに話があります》
《話?》
《はい。神竜についてです》
《神竜……》
ついにこれまで何度か耳にしたこの単語について語られる時がきたようだ。蓮太は神妙な面持ちで無竜の話に耳を傾ける。
《まず、神竜とはなにか。神竜は全ての竜を従え守る存在です。よって、誰よりも強く、誰よりも慈愛に満ちて者でなければならない。全竜は博愛精神が欠落していたがために、力はあれど神竜に至れなかったのです》
《確かにあれはクズ中のクズだったな》
《はい。試練の場所には誰でも受けに行くことはできますが、試練自体を受けられるからは別の話になります。そして、その試練の場所は一人しか立ち入れません》
《つまりあれか、誰でも行く事はできるけど必ずしも試練を受けられるとは限らないわけか》
《はい》
試練の場所は誰でも入れる。だが試練を受けられる者は限られている。
《その場所と試練の内容は?》
《はい。場所は【三神の大迷宮】。試練の内容はその迷宮で待つ三神により、その都度相手に合わせて与えられます。ですから決まってこれといった内容は無いに等しいのです》
《三神……》
《三神とは、風神、雷神、龍神です》
三神と聞きバイヴカハを想像していたが、まるで違った。
《まさかここで風神、雷神、龍神かぁ……》
《? 知っておられるのですか?》
《いや……。すまん、続きを》
《は、はぁ……》
無竜は首を傾げ続きを口にした。
《この三神の迷宮は三百一階層あり、百階層ごとに神が試練を与えてくるのです》
《三百……一?》
《はい。その三神の試練を乗り越えた先に天竜がおり、その天竜から【竜の宝玉】を授かる事で神竜へと至るとされています》
《三百一階層かぁ……。しかも一人だけで挑むのか。こりゃまた面倒だな》
《はい。ですので神竜へと至った竜は過去に一体しか存在していません》
《だろうなぁ……》
《その竜は全ての竜に救いを与えた後、別の次元に渡ったとも、星になったとも言われております》
《……星になるって。なりたくねぇぞ》
《伝説ですから。真実はわかりません》
どうやらかなり古い話らしい。
《聞くが、救いとは何だ?》
《それはこの竜界の事です。かつて竜は地上世界におりました。当時の竜はそれほど強くもなく、常に人間に狙われていたそうです。そこで当時の全竜がこの衛星に渡り、そこで三神の大迷宮に挑みました。そして見事神竜へと至り、全ての竜のためにこの衛星を竜界に変えたのだそうです》
《はぁ~……。星一つ変えるたぁなかなかやるな》
《はい》
弱かった全ての竜を救うために危険も省みず命懸けで試練に挑戦するなどとてつもなく慈愛に満ちた者だったのだろう。
《俺にはそこまでできそうにねぇな……。すげぇ奴がいたもんだ》
《そうですね。心・技・体、この全てが秀でていないと試練は難しいでしょう。ですがレンタさん、あなたならこの試練も越えてしまうような気がしますわ》
《ははっ、どうだろうな。挑戦してみなきゃわかんねぇな》
《ふふっ。三神の大迷宮の入り口はここの地下にあります。案内しましょう》
《わかった。やれるだけやってみるよ。だが期待しすぎるなよ? ヤバいと思ったらすぐ引き返してくるからよ》
《はい。では行きましょうか》
そして全員で地下へと移動し、大迷宮に向かう蓮太に 声援を送った。
《アニキ! アニキなら絶対大丈夫だ! 頑張ってくれよなっ》
《ちゃんと帰ってくるのよ? 帰ってきたら私と子作りだからね?》
《失敗しても落ち込む事はないぞ!》
《兄ちゃん、ラフィエルはボクに任せといて~》
《レンタ様、お戻りをお待ちしております》
《ダーリン! 早く帰ってきてね!》
《ご主人! ファイトですっ!》
《お前ら……》
そして最後に無竜が口を開いた。
《レンタさん……、皆で帰りを待ってますから》
《ああ。せめて最初の試練くらいは越えてみせるわ。じゃあ……行ってくる!》
《《《いってらっしゃいっ!》》
蓮太は片手を挙げ、一人三神の大迷宮へと挑むのだった。
《ただいま~》
《《レンタ!?》》
無竜の部屋に戻ると竜達が群がってきた。そして全竜にボロボロにされた水竜が蓮太に尋ねた
《全竜は!?》
《消した。跡形もなくな》
《マジで!?》
その言葉に無竜が驚きを見せた。
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《アニキなら楽勝だと思ってたぜ!》
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《あんな父親など死んで当然。ねぇ、水竜? 水竜?》
水竜は蓮太にしがみついたまま固まっていた。
《……レンタ、あんた私のために怒ったの?》
《別にお前のためじゃねぇし。俺が気に入らなかったから殺っただけだ》
《そ。別にお礼なんて言わないし。あんた、本当に怪我もないのね?》
《当たってもねぇのに怪我なんてするわけねぇだろ》
《まったく……。無茶もほどほどにしなさいよね》
そう言い、水竜は蓮太の頬にキスをした。
《な、なにしてんの水竜ぅぅぅぅぅっ!》
《な、なにすんだお前……》
《私、強い人が好きなの。今一番強いのはあんたでしょ。だからキスしたの! それだけよ》
《……軽い女だなぁお前》
《うっさいわね。あんたが誰にも負けなかったら一途になるじゃないの》
《いや、そもそも受け入れないけどな?》
《何よそれっ! ふんっ!》
水竜は顔を赤くし離れていった。そして闇竜は今にも水竜の息の根を止めんばかりに睨み付けていた。
《……殺す。私のダーリンにキスした!》
《はぁ? 頬にキスなんて挨拶じゃない。それならママの方がもっと凄い事してたし?》
《……は?》
《ひぇっ!?》
闇竜の首がぐりんっと回転し、無竜に向けられた。
《……思い出した。お母さん?》
《は、はいっ》
《ダーリンとどんな事をしたの? 殺さないから言ってよ……ねぇ》
《そ、それは……》
《お母さ──へ? ダ、ダーリン?》
蓮太は無竜に迫る闇竜の肩に担ぎ上げた。
《闇竜、ちょっと相手してくれよ。戦いの熱が冷めなくてな。いつもより激しめでイクからヨロシクよ》
《い、いつもより激しめ!? も、もうっ……ダーリンったら私の事好き過ぎるんだからぁ~》
これだけで闇竜の機嫌は治った。それから二人は部屋に籠る。
《……闇竜の扱い上手いわねぇ……彼》
《何せアニキっすからね。それより母ちゃん、アニキの試練についてなんだけど》
《……そうね。全竜が消えた今神竜に一番近いのは彼で間違いないわ。彼が部屋から出てきたら試練について話しましょう》
《うむ。ついに念願の神竜が誕生するやもしれんのだな。それが主とは従う我らも誇らしいな》
《兄ちゃんならなれるよ!》
《そうですね。レンタならきっと……》
そして翌日。艶々になった闇竜を抱え蓮太が部屋から出てきた。
《アニキ!》
《ん? どうしたんだ皆揃って》
部屋を出ると全ての竜が扉の前に集まっていた。そして無竜が前に歩み出て口を開く。
《あなたに話があります》
《話?》
《はい。神竜についてです》
《神竜……》
ついにこれまで何度か耳にしたこの単語について語られる時がきたようだ。蓮太は神妙な面持ちで無竜の話に耳を傾ける。
《まず、神竜とはなにか。神竜は全ての竜を従え守る存在です。よって、誰よりも強く、誰よりも慈愛に満ちて者でなければならない。全竜は博愛精神が欠落していたがために、力はあれど神竜に至れなかったのです》
《確かにあれはクズ中のクズだったな》
《はい。試練の場所には誰でも受けに行くことはできますが、試練自体を受けられるからは別の話になります。そして、その試練の場所は一人しか立ち入れません》
《つまりあれか、誰でも行く事はできるけど必ずしも試練を受けられるとは限らないわけか》
《はい》
試練の場所は誰でも入れる。だが試練を受けられる者は限られている。
《その場所と試練の内容は?》
《はい。場所は【三神の大迷宮】。試練の内容はその迷宮で待つ三神により、その都度相手に合わせて与えられます。ですから決まってこれといった内容は無いに等しいのです》
《三神……》
《三神とは、風神、雷神、龍神です》
三神と聞きバイヴカハを想像していたが、まるで違った。
《まさかここで風神、雷神、龍神かぁ……》
《? 知っておられるのですか?》
《いや……。すまん、続きを》
《は、はぁ……》
無竜は首を傾げ続きを口にした。
《この三神の迷宮は三百一階層あり、百階層ごとに神が試練を与えてくるのです》
《三百……一?》
《はい。その三神の試練を乗り越えた先に天竜がおり、その天竜から【竜の宝玉】を授かる事で神竜へと至るとされています》
《三百一階層かぁ……。しかも一人だけで挑むのか。こりゃまた面倒だな》
《はい。ですので神竜へと至った竜は過去に一体しか存在していません》
《だろうなぁ……》
《その竜は全ての竜に救いを与えた後、別の次元に渡ったとも、星になったとも言われております》
《……星になるって。なりたくねぇぞ》
《伝説ですから。真実はわかりません》
どうやらかなり古い話らしい。
《聞くが、救いとは何だ?》
《それはこの竜界の事です。かつて竜は地上世界におりました。当時の竜はそれほど強くもなく、常に人間に狙われていたそうです。そこで当時の全竜がこの衛星に渡り、そこで三神の大迷宮に挑みました。そして見事神竜へと至り、全ての竜のためにこの衛星を竜界に変えたのだそうです》
《はぁ~……。星一つ変えるたぁなかなかやるな》
《はい》
弱かった全ての竜を救うために危険も省みず命懸けで試練に挑戦するなどとてつもなく慈愛に満ちた者だったのだろう。
《俺にはそこまでできそうにねぇな……。すげぇ奴がいたもんだ》
《そうですね。心・技・体、この全てが秀でていないと試練は難しいでしょう。ですがレンタさん、あなたならこの試練も越えてしまうような気がしますわ》
《ははっ、どうだろうな。挑戦してみなきゃわかんねぇな》
《ふふっ。三神の大迷宮の入り口はここの地下にあります。案内しましょう》
《わかった。やれるだけやってみるよ。だが期待しすぎるなよ? ヤバいと思ったらすぐ引き返してくるからよ》
《はい。では行きましょうか》
そして全員で地下へと移動し、大迷宮に向かう蓮太に 声援を送った。
《アニキ! アニキなら絶対大丈夫だ! 頑張ってくれよなっ》
《ちゃんと帰ってくるのよ? 帰ってきたら私と子作りだからね?》
《失敗しても落ち込む事はないぞ!》
《兄ちゃん、ラフィエルはボクに任せといて~》
《レンタ様、お戻りをお待ちしております》
《ダーリン! 早く帰ってきてね!》
《ご主人! ファイトですっ!》
《お前ら……》
そして最後に無竜が口を開いた。
《レンタさん……、皆で帰りを待ってますから》
《ああ。せめて最初の試練くらいは越えてみせるわ。じゃあ……行ってくる!》
《《《いってらっしゃいっ!》》
蓮太は片手を挙げ、一人三神の大迷宮へと挑むのだった。
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