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第05章 浮遊大陸編
11 これから
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光竜との戦いは一方的な展開だった。もちろん蓮太が圧倒している。
《光よ、悪しき者を貫けぇっ! 【シャイニングレイ】ッッッ!!》
「【ダークホール】」
《なっ!? これも効かないなんてっ!》
蓮太は光竜の放つ技を全て闇の穴に吸い込んでいた。それを見た闇竜は歓喜に震えていた。
「ダーリン……、私より闇が深いわっ! 頑張れ~!」
「闇が深いって……。闇姉さん、何かおかしくない?」
「おかしくないわよ。頑張れ~ダーリン!」
光竜の攻撃は何一つ通じなかった。肉弾戦に持ち込んでも全て躱わされ、遠距離から攻撃スキルを放っても全て吸収されてしまう。光竜はどうすれば蓮太に勝てるか必死に考えながらあらゆる手段を講じ、様々な攻撃パターンを使ってくる。
「ほらほら、もう降参しちまえよ。【ダークファンネル】」
《あぐぅっ、つ、追尾式なんて! 【ホワイトホール】!!》
今度は光竜が蓮太の攻撃を吸収する。当たれば大ダメージが入るが、闇の攻撃だと吸収されてしまうようだ。
《私は負けないっ! 絶対に負けないんだからぁぁぁっ!》
「必死だなぁ。別に負けた所で俺の仲間になるだけだろうに」
《絶対に嫌よっ! だって……負けたらエッチな事されちゃうじゃない!》
「「「「「は?」」」」」
光竜の言葉にその場にいた全員が頭に疑問符を浮かべた。
「な、なに言ってんのお前?」
《し、知ってるんだからねっ! 男は勝った女にイタズラするんでしょっ! そして私はこう言わなきゃならない──。くっ殺せってね!》
「アホかぁぁぁぁぁぁっ!? なに考えてんだお前!?」
光竜の馬鹿げた言動に闇竜が立ち上がる。
「……ダーリン?」
「光竜の妄想だっ! するわけないだろ!」
「だ、だよね! 光姉さんっ! ダーリンは私に夢中なのっ! 誘惑しないでくれるっ!」
《そんなのわからないわよっ! 男なんてみんなケダモノなんだからっ!!》
「ダーリンは違うもんっ!」
闇竜が絶大な信頼を向けている蓮太だが、その信頼は蓮太の表面しか知らないからに過ぎない。蓮太の行動原理はやりたいようにやり、楽しくのんびり生きるだからだ。すでに子どもがいると知られたら刺されてしまうかもしれない。
《人間に負けて汚されるくらいなら……! 火竜さんっ!》
「ふぇっ!? お、俺!?」
光竜は火竜の方を向いた。
《お願いっ、力を貸してっ! 私……負けたくないのっ!》
「ぐぅぅぅっ! だ、ダメだよ光竜っ! これは一対一の戦いでっ!」
「構わんよ」
「え?」
蓮太は光竜と火竜に向けこう言った。
「別に組んでくれて構わねぇよ。ただし……加減を間違ってうっかり殺しちまうかもしれんがなぁ?」
「アニキ……」
火竜は竜の姿に戻り光竜の隣に並んだ。
《アニキ! 俺は好きな女を見捨てる事なんてできねぇっ! 俺じゃあアニキに勝てないかもしれねぇけどよ……、ここで頼られて逃げるなんざ男じゃねぇからなっ!》
《……え? ひ、火竜? あなた……私の事好きだったの?》
《え?》
見ると光竜がなにやら赤くなりもじもじし始めた。
《お、おう! 好きだっ! ずっと前から好きだったんだ!》
《……ご、ごめんなさいっ!》
《ふぁっ!?》
光竜は火竜に向け頭を下げた。
《き、気持ちは嬉しいけど……火竜の気持ちには応えられないのっ。わ、私は……地竜が好きなのっ!》
《なっ!? あぁぁ……》
火竜は一瞬で使い物にならなくなった。
「……酷い女だな光竜。火竜の心意気を無下にするなんて……」
《し、仕方ないじゃないっ! 私は包容力のある男性が好きなんだものっ! 火竜はその……なんかチャラいし……》
さらに追い討ちが刺さり、火竜は精神に瀕死の大ダメージを食らっていた。
「ふむ。光竜よ、すまんが我も主の気持ちには応えられん」
《……え?》
「わ、我は……風竜の事が好きなのだっ!」
「「「《えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?》」」」
地竜による唐突なカミングアウトがきた。
「ボク!? ちょっとボク雄だよ!?」
「一向に構わぬっ! わ、我は……可愛い男の子が好きなのだっ!」
「うわぁぁ……。ないわぁ~……」
水竜は地竜にドン引きしていた。
「ボ、ボクだって応えらないからねっ! ボクは……水竜お姉ちゃんが好きだし!」
「ぐっふぅぅぅぅっ!」
地竜は地面に崩れ落ちた。ここで一度竜の関係をまとめてみよう。
火竜は光竜を好きで、光竜は地竜が好き。地竜は同性小児愛好家で風竜が好き。風竜は趣味が悪く水竜が好き。竜の関係はぐちゃぐちゃだった。
蓮太は水竜に問い掛けた。
「んで? お前は誰が好きなの?」
「は? 私はその……い、いないわよ!」
「嘘つけ。その反応はいる奴の反応だ。吐け」
「う、うぅぅぅぅ……。パ、パパ……」
「「「「《マジで!?》」」」」
水竜はファザコンだった。
「し、仕方ないじゃないっ! パパは世界で一番強いんだからっ! 私達は母親こそ違うけど全員パパの子じゃないっ!」
《だ、だからって……パパはないでしょう。あれは強いですがクズですよ。何体ものメス竜を孕ませ……育児すらしないのですから》
蓮太は耳が痛いくなっていた。
「でも強いじゃん!」
《強ければ何をしても良いという事はないでしょう? それならまだそこの人間の方が……って認めたわけじゃないですからねっ!》
「ダーリンは私のだって言ってるじゃない!」
誰からも好かれていなかった闇竜は蓮太を奪われまいと必死だった。これはもはや戦いどころではない。蓮太は光竜に言った。
「光竜、ここは一つ休戦にしよう。もう収集つかねぇよこれ」
《……そうね。ち、地竜? 私にはもう勝ち目はないの?》
「我と風竜の間に入り込む余地など微塵もない」
《ふぇぇぇぇんっ!》
こうして光竜との戦いは一時休戦で幕を閉じた。
「やれやれ……。死屍累々だな」
火竜は激しく落ち込み、風竜は地竜から逃げ惑い、光竜はフラれたショックから闇落ちしかけている。平気なのはファザコン水竜と蓮太の事を好き過ぎる闇竜だけだ。
「これ私の一人勝ちじゃないっ? 今まで誰からも愛されてなかったけど……結局は出会いがなかっただけだったんだし! ダーリン、愛してる~」
「ここで追い討ちかけるお前スゲェな……」
そんな闇竜も蓮太が自分達の父親と同じ種類だと知ったらどうなるのだろうか。そして水竜はどう反応するのか。このどろどろした関係はまだまだこじれるだろう。
「まぁ……とにかくだ。光竜、地竜は俺の仲間だ。一緒に行動していればチャンスが転がり込むかもしれないぞ?」
《……そうね。まだ諦めたわけじゃないし……、地竜をまともな道に戻せるのは私だけなんだからっ! 私もあなた達と行動をともにするわ。【人化】》
光竜は人間の姿に変わった。髪は金髪でシスター服のような装いで、まるで聖女のようだ。
「それで……みんな名前があるのよね? あなたが付けたのかしら?」
「ああ。水竜がアクア、火竜がバーン、風竜がヴァンで地竜はアース。そして闇竜はノワールだ」
「なら私だけ光竜じゃ浮くわね。特別に名を付けさせてあげるわ」
「なんで上からなんだ。まぁ良いや。じゃあ……【ルーチェ】でどうだ?」
光竜は与えられた名を受け入れる。
「悪くない名前ね。これからは私の事はルーチェと呼びなさい」
「だからなんで上からなんだよ!?」
こうして蓮太は疑似ダンジョンにいた全ての竜を仲間にしたのだった。
《光よ、悪しき者を貫けぇっ! 【シャイニングレイ】ッッッ!!》
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《私は負けないっ! 絶対に負けないんだからぁぁぁっ!》
「必死だなぁ。別に負けた所で俺の仲間になるだけだろうに」
《絶対に嫌よっ! だって……負けたらエッチな事されちゃうじゃない!》
「「「「「は?」」」」」
光竜の言葉にその場にいた全員が頭に疑問符を浮かべた。
「な、なに言ってんのお前?」
《し、知ってるんだからねっ! 男は勝った女にイタズラするんでしょっ! そして私はこう言わなきゃならない──。くっ殺せってね!》
「アホかぁぁぁぁぁぁっ!? なに考えてんだお前!?」
光竜の馬鹿げた言動に闇竜が立ち上がる。
「……ダーリン?」
「光竜の妄想だっ! するわけないだろ!」
「だ、だよね! 光姉さんっ! ダーリンは私に夢中なのっ! 誘惑しないでくれるっ!」
《そんなのわからないわよっ! 男なんてみんなケダモノなんだからっ!!》
「ダーリンは違うもんっ!」
闇竜が絶大な信頼を向けている蓮太だが、その信頼は蓮太の表面しか知らないからに過ぎない。蓮太の行動原理はやりたいようにやり、楽しくのんびり生きるだからだ。すでに子どもがいると知られたら刺されてしまうかもしれない。
《人間に負けて汚されるくらいなら……! 火竜さんっ!》
「ふぇっ!? お、俺!?」
光竜は火竜の方を向いた。
《お願いっ、力を貸してっ! 私……負けたくないのっ!》
「ぐぅぅぅっ! だ、ダメだよ光竜っ! これは一対一の戦いでっ!」
「構わんよ」
「え?」
蓮太は光竜と火竜に向けこう言った。
「別に組んでくれて構わねぇよ。ただし……加減を間違ってうっかり殺しちまうかもしれんがなぁ?」
「アニキ……」
火竜は竜の姿に戻り光竜の隣に並んだ。
《アニキ! 俺は好きな女を見捨てる事なんてできねぇっ! 俺じゃあアニキに勝てないかもしれねぇけどよ……、ここで頼られて逃げるなんざ男じゃねぇからなっ!》
《……え? ひ、火竜? あなた……私の事好きだったの?》
《え?》
見ると光竜がなにやら赤くなりもじもじし始めた。
《お、おう! 好きだっ! ずっと前から好きだったんだ!》
《……ご、ごめんなさいっ!》
《ふぁっ!?》
光竜は火竜に向け頭を下げた。
《き、気持ちは嬉しいけど……火竜の気持ちには応えられないのっ。わ、私は……地竜が好きなのっ!》
《なっ!? あぁぁ……》
火竜は一瞬で使い物にならなくなった。
「……酷い女だな光竜。火竜の心意気を無下にするなんて……」
《し、仕方ないじゃないっ! 私は包容力のある男性が好きなんだものっ! 火竜はその……なんかチャラいし……》
さらに追い討ちが刺さり、火竜は精神に瀕死の大ダメージを食らっていた。
「ふむ。光竜よ、すまんが我も主の気持ちには応えられん」
《……え?》
「わ、我は……風竜の事が好きなのだっ!」
「「「《えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?》」」」
地竜による唐突なカミングアウトがきた。
「ボク!? ちょっとボク雄だよ!?」
「一向に構わぬっ! わ、我は……可愛い男の子が好きなのだっ!」
「うわぁぁ……。ないわぁ~……」
水竜は地竜にドン引きしていた。
「ボ、ボクだって応えらないからねっ! ボクは……水竜お姉ちゃんが好きだし!」
「ぐっふぅぅぅぅっ!」
地竜は地面に崩れ落ちた。ここで一度竜の関係をまとめてみよう。
火竜は光竜を好きで、光竜は地竜が好き。地竜は同性小児愛好家で風竜が好き。風竜は趣味が悪く水竜が好き。竜の関係はぐちゃぐちゃだった。
蓮太は水竜に問い掛けた。
「んで? お前は誰が好きなの?」
「は? 私はその……い、いないわよ!」
「嘘つけ。その反応はいる奴の反応だ。吐け」
「う、うぅぅぅぅ……。パ、パパ……」
「「「「《マジで!?》」」」」
水竜はファザコンだった。
「し、仕方ないじゃないっ! パパは世界で一番強いんだからっ! 私達は母親こそ違うけど全員パパの子じゃないっ!」
《だ、だからって……パパはないでしょう。あれは強いですがクズですよ。何体ものメス竜を孕ませ……育児すらしないのですから》
蓮太は耳が痛いくなっていた。
「でも強いじゃん!」
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「光竜、ここは一つ休戦にしよう。もう収集つかねぇよこれ」
《……そうね。ち、地竜? 私にはもう勝ち目はないの?》
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《ふぇぇぇぇんっ!》
こうして光竜との戦いは一時休戦で幕を閉じた。
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火竜は激しく落ち込み、風竜は地竜から逃げ惑い、光竜はフラれたショックから闇落ちしかけている。平気なのはファザコン水竜と蓮太の事を好き過ぎる闇竜だけだ。
「これ私の一人勝ちじゃないっ? 今まで誰からも愛されてなかったけど……結局は出会いがなかっただけだったんだし! ダーリン、愛してる~」
「ここで追い討ちかけるお前スゲェな……」
そんな闇竜も蓮太が自分達の父親と同じ種類だと知ったらどうなるのだろうか。そして水竜はどう反応するのか。このどろどろした関係はまだまだこじれるだろう。
「まぁ……とにかくだ。光竜、地竜は俺の仲間だ。一緒に行動していればチャンスが転がり込むかもしれないぞ?」
《……そうね。まだ諦めたわけじゃないし……、地竜をまともな道に戻せるのは私だけなんだからっ! 私もあなた達と行動をともにするわ。【人化】》
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「ああ。水竜がアクア、火竜がバーン、風竜がヴァンで地竜はアース。そして闇竜はノワールだ」
「なら私だけ光竜じゃ浮くわね。特別に名を付けさせてあげるわ」
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