53 / 85
第05章 浮遊大陸編
01 調査
しおりを挟む
調査から数日後、蓮太はここらで一度瓦礫の中から発見した物について整理しようと、二人を廃ビルの前に集めた。
「ゴミばっかりじゃねーか!?」
二人はとにかく珍しい物や自分が知らない物をかき集めていた。
「ゴミじゃない。これ、綺麗な丸いガラスの玉!」
「ビー玉だよ!」
「見て下さい! ここを押しただけで火が!」
「百円ライターだ!」
「ならもうこれしか! じゃん!」
ターニアが鞄から取り出した物。それは古くから伝わるボードゲーム。
「ってオセロじゃねぇか!」
「「オセロ?」」
蓮太は二人に遊び方を教えてやった。それが間違いの始まりだとも知らずに。
「もう一回!」
「ふふふっ、良いですよ。ではまた私が黒ですね」
「私も黒が良い!」
「遊んでんじゃねぇぇぇぇぇっ!?」
二人はオセロにドハマリしていた。探索そっちのけで朝から寝る時間までひたすら勝負を繰り返していた。今のところラフィエルの勝率百パーセント。ターニアの知力では遠くラフィエルに及ばないらしい。だが考えてみると二人は何を探して良いかもわからないため、最初からアテにならないのだ。
「はぁぁ……ま、良いか。二人の仲を深めるにはゲームが丁度良いかもな。適当に遊んどきな」
そして蓮太は再び探索に戻った。
「ふむ……。いよいよもってこの浮遊大陸はおかしいな。地球の物が多すぎる。だがまぁ……俺は別に地球人至上主義じゃねぇし、宇宙は広い。ここが宇宙のどこかは知らないが……似たような文明がないとも言いきれないしな。ただ似ているだけ、そう思うとしよう」
そうしていくつもの建物の瓦礫を撤去し、探索開始から一ヶ月が経過した頃、蓮太は瓦礫の下からパスコード入力式の金庫を発見した。
「って何桁だよこれ! ヒントぐらいくれよ!」
近くの瓦礫を撤去するが、ヒントらしきものは何一つ発見できなかった。
「……力任せが壊すか? いや、もしトラップがあれば中身はバラバラ、これは悪手だな……。仕方ない、スキルで中身を取り出すか」
蓮太は金庫の上面に右手を置き、左手を下に向けスキルを使った。
「【アポート】」
これは任意の場所にある物体を左右の手を使い移動させるスキルだ。蓮太の試みは見事に成功し、左手から金庫の中身が地面に転がった。
「これは……日記か? 電子デバイスもあるな。どれ、とりあえず日記から読んでみるか」
蓮太はその場に椅子を出し、腰掛けながら日記に目を通していった。
──この世界に来て一年が経った。私達の理論はやはり正しかった。この世界はいくつもの並列世界で構成されている。その世界の間には次元の壁があり、私達は大陸ごとその次元を越えようとした。だが、次元を越える際、次元ホールに落ち、私達は全く別の次元へと飛ばされてしまった。次元ホールに落ちた事で次元跳躍装置は次元ホール底へと消えてしまった。そして今ある素材での復元は困難となり、私達はこの不思議な世界で暮らす事にした──
「ふむ。やはりこの大陸は別の世界から来たのか。だが次元を越える際のトラブルで目標としていた場所には行けなかったって事になるな」
蓮太は片手にコーヒーを持ち、再び日記に目を落とした。
──この世界に来てから二年が経った。この一年で私達は多くの不思議な現象と遭遇した。まず、私達は現地人と接触を試みた。だが翻訳機を通しても私達の言葉は全く通じず、私達の言葉も一切通じなかった。そればかりか、いきなり刃で斬りつけられ、杖の先から火や岩を出し攻撃された。この不思議な攻撃は私達の技術でもまったく理解できなかったが、身を守るためやむなく撃退した。あちらも私達の武器は見た事がなかったのか、驚き戸惑っていた──
「へぇ~。見た事がない武器ねぇ。もしかして銃とか? いや、次元を越えるだけの科学力があるなら銃より凄いものかも知れないな。ワンチャンビームサーベルとか? スター──おっと、続き続き」
──現地人との遭遇から半年、ようやく翻訳機に現地人の言葉がほぼ全て登録された。密かに設置した集音マイクで日常会話を拾い、パターン化し、私達の言語に当て嵌めた。そこから私達は現地人に悪魔の種族、つまり魔族と呼ばれている事がわかった──
「ま、魔族!? ちょっと待て……。なら俺が殲滅した奴らはこの大陸の子孫だってのか!? つまり……魔族は人間……?」
珍しく蓮太が慌てていた。背中に冷たい汗を感じつつ、蓮太はさらに日記を読み進める。
──この世界に来てから十年が経過した。この十年で私達の中から不思議な力を持つ子ども達が次々と産まれた。ある者はありえない速度で動き回り、またある者はその身をいくつかに分ける。子ども達に尋ねるとある日突然頭に声が響き、不思議な力を使えるようになったそうだ。私達はそれを特殊な力、【スキル】と名付け、研究を進めていった。そしてついにスキルを電子デバイスに移す事に成功した。そしてそのスキルを複製し、他人ですインストールする手段を確立した──
「スキルのインストール……? 付与スキル……いや、これは全くの別物だな。ゲームでいえばスクロールみたいなもんか。こいつらマジやべぇな」
──だがそれがいけなかったのか、現地人が躍起になり私達の技術を手に入れようとしてきた。そこで私達は大陸を空に浮かべる事にした──
「現地人との戦か。まさか浮遊大陸が生まれた原因が戦とはな……。どこの世界でも人間の欲は果てしないな」
──私達は現地人を撃退しつつ、反重力装置とミラージュシールドの構築に取り掛かった。理論自体はあるが、必要となる物資が圧倒的に不足していた。困り果てた私達は現地人の言葉からこの世界にはダンジョンといわれる無限に物資が手に入る迷宮の存在を知った。中でも有名なダンジョンが天地を貫く迷宮だった。私達はその迷宮を私達の世界でも神の世界へと繋がる塔として有名だった塔から名前をとり、この迷宮をバベルの塔と名付け、地下に潜った──
「いやいや、待て! バベルの塔は地球の話だろ? それじゃあ何か? 魔族の祖先は地球人って事か!?」
蓮太はさらに読み進める。
──いよいよ必要な物資が揃った。だが、ここで迷宮の果てまで潜った調査団から、迷宮の果てに広大な土地が広がっていると報告があった。私達は迷った末、空に浮かぶチームと、迷宮の果てを開拓するチームに分かれた。そして私はこの大陸と共に空へと浮かび上がったが、今思うと地下に向かった方が良かったかもしれない。空は魔獣の巣窟だった。巨大な空を飛ぶトカゲが見えないはずの私達に攻撃をしてきた。私達は持てる力を全て駆使し、このトカゲに抗ったが徐々にその数を減らされていった。そして私達は最後の手段とし、大陸中央に疑似ダンジョンを作り、多くの犠牲を払いながら巨大なトカゲ達をそこに封じ込めた──
「おいおい……、じゃああのビルはダンジョンで中には竜がいんのか!?」
─入り口が開かなければ巨大なトカゲは外に出てこられないだろう。外観はただの装飾であり、扉がダンジョン空間を繋ぐキーとなっている。この日記もここまでにしよう。いつかこの大陸へと戻ってくるだろう子孫にこの日記を託す。決して塔の扉は開けないで欲しい──
ここで日記は終わった。蓮太は日記と共に手に入れたカードキーをアイテムボックスに収納した。
「……ふむ。見なかった事にしようか。あの扉さえ開かなければ竜が世に放たれる事はない。次元を越えるような者達を追い詰めた竜は絶対に外に出さないようにしなきゃな」
日記を見た蓮太はさらに封印を強化するため、ビルへと向かうのだった。
「ゴミばっかりじゃねーか!?」
二人はとにかく珍しい物や自分が知らない物をかき集めていた。
「ゴミじゃない。これ、綺麗な丸いガラスの玉!」
「ビー玉だよ!」
「見て下さい! ここを押しただけで火が!」
「百円ライターだ!」
「ならもうこれしか! じゃん!」
ターニアが鞄から取り出した物。それは古くから伝わるボードゲーム。
「ってオセロじゃねぇか!」
「「オセロ?」」
蓮太は二人に遊び方を教えてやった。それが間違いの始まりだとも知らずに。
「もう一回!」
「ふふふっ、良いですよ。ではまた私が黒ですね」
「私も黒が良い!」
「遊んでんじゃねぇぇぇぇぇっ!?」
二人はオセロにドハマリしていた。探索そっちのけで朝から寝る時間までひたすら勝負を繰り返していた。今のところラフィエルの勝率百パーセント。ターニアの知力では遠くラフィエルに及ばないらしい。だが考えてみると二人は何を探して良いかもわからないため、最初からアテにならないのだ。
「はぁぁ……ま、良いか。二人の仲を深めるにはゲームが丁度良いかもな。適当に遊んどきな」
そして蓮太は再び探索に戻った。
「ふむ……。いよいよもってこの浮遊大陸はおかしいな。地球の物が多すぎる。だがまぁ……俺は別に地球人至上主義じゃねぇし、宇宙は広い。ここが宇宙のどこかは知らないが……似たような文明がないとも言いきれないしな。ただ似ているだけ、そう思うとしよう」
そうしていくつもの建物の瓦礫を撤去し、探索開始から一ヶ月が経過した頃、蓮太は瓦礫の下からパスコード入力式の金庫を発見した。
「って何桁だよこれ! ヒントぐらいくれよ!」
近くの瓦礫を撤去するが、ヒントらしきものは何一つ発見できなかった。
「……力任せが壊すか? いや、もしトラップがあれば中身はバラバラ、これは悪手だな……。仕方ない、スキルで中身を取り出すか」
蓮太は金庫の上面に右手を置き、左手を下に向けスキルを使った。
「【アポート】」
これは任意の場所にある物体を左右の手を使い移動させるスキルだ。蓮太の試みは見事に成功し、左手から金庫の中身が地面に転がった。
「これは……日記か? 電子デバイスもあるな。どれ、とりあえず日記から読んでみるか」
蓮太はその場に椅子を出し、腰掛けながら日記に目を通していった。
──この世界に来て一年が経った。私達の理論はやはり正しかった。この世界はいくつもの並列世界で構成されている。その世界の間には次元の壁があり、私達は大陸ごとその次元を越えようとした。だが、次元を越える際、次元ホールに落ち、私達は全く別の次元へと飛ばされてしまった。次元ホールに落ちた事で次元跳躍装置は次元ホール底へと消えてしまった。そして今ある素材での復元は困難となり、私達はこの不思議な世界で暮らす事にした──
「ふむ。やはりこの大陸は別の世界から来たのか。だが次元を越える際のトラブルで目標としていた場所には行けなかったって事になるな」
蓮太は片手にコーヒーを持ち、再び日記に目を落とした。
──この世界に来てから二年が経った。この一年で私達は多くの不思議な現象と遭遇した。まず、私達は現地人と接触を試みた。だが翻訳機を通しても私達の言葉は全く通じず、私達の言葉も一切通じなかった。そればかりか、いきなり刃で斬りつけられ、杖の先から火や岩を出し攻撃された。この不思議な攻撃は私達の技術でもまったく理解できなかったが、身を守るためやむなく撃退した。あちらも私達の武器は見た事がなかったのか、驚き戸惑っていた──
「へぇ~。見た事がない武器ねぇ。もしかして銃とか? いや、次元を越えるだけの科学力があるなら銃より凄いものかも知れないな。ワンチャンビームサーベルとか? スター──おっと、続き続き」
──現地人との遭遇から半年、ようやく翻訳機に現地人の言葉がほぼ全て登録された。密かに設置した集音マイクで日常会話を拾い、パターン化し、私達の言語に当て嵌めた。そこから私達は現地人に悪魔の種族、つまり魔族と呼ばれている事がわかった──
「ま、魔族!? ちょっと待て……。なら俺が殲滅した奴らはこの大陸の子孫だってのか!? つまり……魔族は人間……?」
珍しく蓮太が慌てていた。背中に冷たい汗を感じつつ、蓮太はさらに日記を読み進める。
──この世界に来てから十年が経過した。この十年で私達の中から不思議な力を持つ子ども達が次々と産まれた。ある者はありえない速度で動き回り、またある者はその身をいくつかに分ける。子ども達に尋ねるとある日突然頭に声が響き、不思議な力を使えるようになったそうだ。私達はそれを特殊な力、【スキル】と名付け、研究を進めていった。そしてついにスキルを電子デバイスに移す事に成功した。そしてそのスキルを複製し、他人ですインストールする手段を確立した──
「スキルのインストール……? 付与スキル……いや、これは全くの別物だな。ゲームでいえばスクロールみたいなもんか。こいつらマジやべぇな」
──だがそれがいけなかったのか、現地人が躍起になり私達の技術を手に入れようとしてきた。そこで私達は大陸を空に浮かべる事にした──
「現地人との戦か。まさか浮遊大陸が生まれた原因が戦とはな……。どこの世界でも人間の欲は果てしないな」
──私達は現地人を撃退しつつ、反重力装置とミラージュシールドの構築に取り掛かった。理論自体はあるが、必要となる物資が圧倒的に不足していた。困り果てた私達は現地人の言葉からこの世界にはダンジョンといわれる無限に物資が手に入る迷宮の存在を知った。中でも有名なダンジョンが天地を貫く迷宮だった。私達はその迷宮を私達の世界でも神の世界へと繋がる塔として有名だった塔から名前をとり、この迷宮をバベルの塔と名付け、地下に潜った──
「いやいや、待て! バベルの塔は地球の話だろ? それじゃあ何か? 魔族の祖先は地球人って事か!?」
蓮太はさらに読み進める。
──いよいよ必要な物資が揃った。だが、ここで迷宮の果てまで潜った調査団から、迷宮の果てに広大な土地が広がっていると報告があった。私達は迷った末、空に浮かぶチームと、迷宮の果てを開拓するチームに分かれた。そして私はこの大陸と共に空へと浮かび上がったが、今思うと地下に向かった方が良かったかもしれない。空は魔獣の巣窟だった。巨大な空を飛ぶトカゲが見えないはずの私達に攻撃をしてきた。私達は持てる力を全て駆使し、このトカゲに抗ったが徐々にその数を減らされていった。そして私達は最後の手段とし、大陸中央に疑似ダンジョンを作り、多くの犠牲を払いながら巨大なトカゲ達をそこに封じ込めた──
「おいおい……、じゃああのビルはダンジョンで中には竜がいんのか!?」
─入り口が開かなければ巨大なトカゲは外に出てこられないだろう。外観はただの装飾であり、扉がダンジョン空間を繋ぐキーとなっている。この日記もここまでにしよう。いつかこの大陸へと戻ってくるだろう子孫にこの日記を託す。決して塔の扉は開けないで欲しい──
ここで日記は終わった。蓮太は日記と共に手に入れたカードキーをアイテムボックスに収納した。
「……ふむ。見なかった事にしようか。あの扉さえ開かなければ竜が世に放たれる事はない。次元を越えるような者達を追い詰めた竜は絶対に外に出さないようにしなきゃな」
日記を見た蓮太はさらに封印を強化するため、ビルへと向かうのだった。
0
お気に入りに追加
1,226
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生無双の金属支配者《メタルマスター》
芍薬甘草湯
ファンタジー
異世界【エウロパ】の少年アウルムは辺境の村の少年だったが、とある事件をきっかけに前世の記憶が蘇る。蘇った記憶とは現代日本の記憶。それと共に新しいスキル【金属支配】に目覚める。
成長したアウルムは冒険の旅へ。
そこで巻き起こる田舎者特有の非常識な勘違いと現代日本の記憶とスキルで多方面に無双するテンプレファンタジーです。
(ハーレム展開はありません、と以前は記載しましたがご指摘があり様々なご意見を伺ったところ当作品はハーレムに該当するようです。申し訳ありませんでした)
お時間ありましたら読んでやってください。
感想や誤字報告なんかも気軽に送っていただけるとありがたいです。
同作者の完結作品「転生の水神様〜使える魔法は水属性のみだが最強です〜」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/743079207/901553269
も良かったら読んでみてくださいませ。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる