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第03章 バハロス帝国編
12 ノイシュタットにも現れた勇者
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杖の勇者レーナにターニアを預けた蓮太は三週間後にドワーフの件が片付く事をエレンに告げるためにノイシュタット城を訪ねていた。
「レンタ! ドワーフの件はどうなった?」
「ああ、三週間後に解決する」
「三週間か。まさか交渉が上手く運ぶとは思わなかったぞ。さすがレンタだな」
「任せろよ……と言いたい所だがな、あまり俺を働かせるなよエレン。今回の事は俺が悪かったから仕方なく動いたが、俺は忙しいんだ」
「聖王国エルフィリアだったか。まさか亜人や獣人を集めて王になっていたとはな」
蓮太はエレンに直近の情報を全て語っていた。その為、バハロス帝国に現れた魔族の事も知っている。
「レンタ、その後魔族の出現はないのか?」
「俺は聞かねぇな。なんでもナーザリーは魔族が落としたらしいが」
「そうか……。ナーザリーが落ちたとなればあちらの大陸はもうダメかもしれないな」
「世界は広いからな。世界各地に転送された勇者達が再び駆け付けるまでもたないだろうし」
この世界には七つの大陸が存在する。まずここ【西エストレア大陸】、そしてナーザリーのある【東エストレア大陸】、それに【南エストレア大陸】、【北エストレア大陸】、【中央エストレア大陸】といくつもの島国が連なる【エストレア諸島】、最後は浮遊大陸【エスパーダ】だ。この浮遊大陸エスパーダは確実にあるといわれているが、未だにその存在を確認した者はいない。
「早急に何か対策を練らねばな……」
「いや、まだ大丈夫じゃないか?」
「なに?」
蓮太は自らの推測をエレンに語った。
「まだ魔族は侵略に本腰を入れてないんじゃないかと思ってな」
「なぜそう思う」
「バハロスに現れた魔族は最低ランクの魔族一匹だけだ。それでも一瞬で国が一つ滅びたんだぜ? 大量の、しかもバハロスに現れた魔族より強い魔族もかなりいるだろう。だが、今の所魔族はナーザリーとその周辺国でしか活動していないんだ。その気になれば一夜で大陸ごと消し飛ばせるにも関わらずにな」
「……確かに。何か目的でもあるのだろうか」
「さあな。今わかっている魔族の目的は勇者を殺す事と聖なる武器を集める事だけだからな」
ここで蓮太は疑問を覚えた。確かに勇者は魔族にとって邪魔な存在だ。血眼になり排除しようというのもわかる。だが聖なる武器はどうだ。魔族にとっては使い手のいない聖なる武器などただの鉄クズだ。集める必要性などないと思う。
蓮太がそう考えている同時刻、ナーザリーにて。
《……ふむ、眩しいな。ここが地上世界か》
《魔王様に敬礼っ!!》
《《はっ!!》》
神聖国ナーザリー。ここには全ての世界を繋ぐバベルの塔がある。かつて勇者達がいた神都はこのバベルの塔から現れた魔族により壊滅したのである。そして今そこに全ての魔族を統べる王、魔王が姿を現した。
胸に刻まれた星の数は八つ、正真正銘の魔王だ。
《魔王様、指示通りバベルの塔がある国は我らの手にあります》
《うむ。破壊は出来そうか?》
《いえ、どうやっても傷一つつきません》
《そうか。ならば予定通り塔の出入り口に封印を施せ。媒体となる聖なる武器は集まったか?》
《そ、それが……》
これまで侵攻を指揮していた魔族は星七つの公爵級魔族だ。だがその公爵級魔族ですら魔王に怯えている。星七つと八つではかなりの力量差があるようだ。
《なんだと? 勇者を取り逃がし聖なる武器も行方がわからないだと!?》
《も、申し訳ありませんっ!》
指揮官はガタガタと震え必死に頭を下げ続けていた。
《し、しかし今勇者達が再びこの地を取り戻そうと舞い戻って来ております! そこで我々は予定通りこの地に魔王様の居城を建設しておりましたっ!》
《……ふむ。向こうから来るならそれで良い。だがなるべく急げ。魔界には我より力のある者がまだまだいるからな。奴らが我の動きに気付かぬ内に出入り口を封印し、地上を支配した我が最強の魔王になるのだ。失敗は許さん、わかったら早く聖なる武器を集めよ》
《ははっ!!》
そう指揮官に命令した魔王は漆黒のマントを翻し、長く白い髪を靡かせながら魔王城へと向かっていくのだった。
魔族の目的は勇者ではなかった。魔族の真なる目的は勇者の持つ聖なる武器だ。その聖なる武器を触媒にし、バベルの塔から他の魔族が格好の餌場である地上世界への侵攻を防ぐ事が第一の目的。
《くくくっ、人間は全て我の糧になるだろう。奴らは放っておけば無限に増えるからなぁ……。この地上世界を手にした者が魔界をも制するのだ。それに気付かぬ愚か者共め。我は魔界と地上世界で最強となるのだ! はは……はははははははっ!》
そうとは知らず、ノイシュタットで修行に励む蓮太は二週間ぶりにダンジョンから帰還し、エレンと会っていた。
「レンタ! やっと戻ってきたか!」
「ん? どうしたそんなに慌てて」
「勇者だ、勇者が現れた!」
「なに? いつだ?」
「三日前だ。今別室で休んでもらっている。会ってみるか?」
「ああ」
蓮太はエレンに連れられ勇者のいる別室に向かった。
「失礼、今よろしいか?」
「はい。大丈夫ですよ、エレン様」
「……」
客間に入ると一人の男が窓から中庭を見ていた。中庭ではノイシュタット兵が訓練をしている。
「ここの皆さんはなかなか錬度が高いですね。加えて緑も多く豊かな国だ。良い国ですね」
「あ、ああ。ありがとう勇者殿。こちらが話に出たレンタ・シヴァーだ」
「あなたが……」
勇者は蓮太を鋭い瞳で真っ直ぐに見る。
「っ! 弾かれた?」
「いきなり鑑定とは不躾な奴だな。見た目の爽やかさに反比例してなかなかやってくれんじゃねぇか」
「失礼した。あなたが勇者にしか倒せない魔族を倒したと耳にしたもので」
勇者はいかにも好青年といった感じの風体だ。肩まである金髪、身体はよく鍛えられているが筋肉達磨というほどでもない。理想的な戦闘向きの体型だ。
「で、あんたは?」
「……僕は聖剣エクスカリバーと神盾アイギス、そして神鎧エデンに選ばれた最強勇者、【ロキ】です」
「神盾アイギスに神鎧エデン? 聖なる武器には防具もあったのか?」
「え、ええ。おや? もしやあなたは聖なる武器を知っているのですか?」
「あん? まぁな。二週間前にターニアって勇者を隣の大陸に置いてきた所だ。そこにいるレーナとも会った」
「レーナですって!? レーナはどこにっ!?」
レーナの名前を出した瞬間、ロキの態度が豹変した。ロキは我を忘れ蓮太に組み付く。
「レーナはっ! レーナは無事なんですかっ!」
「ちょっ、痛いって」
「どうなんですかっ!」
「離れろゴラァァァァァァッ!」
蓮太は身体を揺すられ多少イラつき、ロキを引き離そうと軽く肩を突き飛ばそうとした。だがその瞬間ロキの身体が白く光輝き、次の瞬間に白銀の鎧が現れロキを守った。
「な、なんだ!?」
「わっ、す、すみません! 神鎧エデンは所有者に危険が及びそうになると自動的に顕現するんですよ」
「なんだその鎧は……。オートガード付きかよ」
「はい。えっと……それでレーナは……」
蓮太は平謝りするロキに尋ねた。
「お前レーナの何なんだよ」
「レーナは……レーナは僕の血の繋がった妹なんです!」
「い、妹だ? マジか。そう言えばレーナも金髪だったな……」
「はい。僕は転送されてすぐにレーナを探したんです。ですが、世界中に転送されたため一人では探しきれずにいたんです。やっと……やっと手がかりが! レーナはどこにっ!?」
再び組み付かれそうになったので今度はさらりと躱わした。
「だからレーナはエンドーサから船でいける港町にいるんだって。そこで今他の勇者達を集めさせてるんだ」
「他の勇者を? わ、わかりました! じゃあ僕はこれで!」
「ああ、待て待て」
蓮太は慌てて飛び出そうとするロキに待ったをかけた。
「なんです?」
「送ってやるよ。捕まれ?」
「え? 何を……」
「【転移】」
「わっ──」
蓮太は勇者ロキの手を取り、港町へと転移していくのだった。
「レンタ! ドワーフの件はどうなった?」
「ああ、三週間後に解決する」
「三週間か。まさか交渉が上手く運ぶとは思わなかったぞ。さすがレンタだな」
「任せろよ……と言いたい所だがな、あまり俺を働かせるなよエレン。今回の事は俺が悪かったから仕方なく動いたが、俺は忙しいんだ」
「聖王国エルフィリアだったか。まさか亜人や獣人を集めて王になっていたとはな」
蓮太はエレンに直近の情報を全て語っていた。その為、バハロス帝国に現れた魔族の事も知っている。
「レンタ、その後魔族の出現はないのか?」
「俺は聞かねぇな。なんでもナーザリーは魔族が落としたらしいが」
「そうか……。ナーザリーが落ちたとなればあちらの大陸はもうダメかもしれないな」
「世界は広いからな。世界各地に転送された勇者達が再び駆け付けるまでもたないだろうし」
この世界には七つの大陸が存在する。まずここ【西エストレア大陸】、そしてナーザリーのある【東エストレア大陸】、それに【南エストレア大陸】、【北エストレア大陸】、【中央エストレア大陸】といくつもの島国が連なる【エストレア諸島】、最後は浮遊大陸【エスパーダ】だ。この浮遊大陸エスパーダは確実にあるといわれているが、未だにその存在を確認した者はいない。
「早急に何か対策を練らねばな……」
「いや、まだ大丈夫じゃないか?」
「なに?」
蓮太は自らの推測をエレンに語った。
「まだ魔族は侵略に本腰を入れてないんじゃないかと思ってな」
「なぜそう思う」
「バハロスに現れた魔族は最低ランクの魔族一匹だけだ。それでも一瞬で国が一つ滅びたんだぜ? 大量の、しかもバハロスに現れた魔族より強い魔族もかなりいるだろう。だが、今の所魔族はナーザリーとその周辺国でしか活動していないんだ。その気になれば一夜で大陸ごと消し飛ばせるにも関わらずにな」
「……確かに。何か目的でもあるのだろうか」
「さあな。今わかっている魔族の目的は勇者を殺す事と聖なる武器を集める事だけだからな」
ここで蓮太は疑問を覚えた。確かに勇者は魔族にとって邪魔な存在だ。血眼になり排除しようというのもわかる。だが聖なる武器はどうだ。魔族にとっては使い手のいない聖なる武器などただの鉄クズだ。集める必要性などないと思う。
蓮太がそう考えている同時刻、ナーザリーにて。
《……ふむ、眩しいな。ここが地上世界か》
《魔王様に敬礼っ!!》
《《はっ!!》》
神聖国ナーザリー。ここには全ての世界を繋ぐバベルの塔がある。かつて勇者達がいた神都はこのバベルの塔から現れた魔族により壊滅したのである。そして今そこに全ての魔族を統べる王、魔王が姿を現した。
胸に刻まれた星の数は八つ、正真正銘の魔王だ。
《魔王様、指示通りバベルの塔がある国は我らの手にあります》
《うむ。破壊は出来そうか?》
《いえ、どうやっても傷一つつきません》
《そうか。ならば予定通り塔の出入り口に封印を施せ。媒体となる聖なる武器は集まったか?》
《そ、それが……》
これまで侵攻を指揮していた魔族は星七つの公爵級魔族だ。だがその公爵級魔族ですら魔王に怯えている。星七つと八つではかなりの力量差があるようだ。
《なんだと? 勇者を取り逃がし聖なる武器も行方がわからないだと!?》
《も、申し訳ありませんっ!》
指揮官はガタガタと震え必死に頭を下げ続けていた。
《し、しかし今勇者達が再びこの地を取り戻そうと舞い戻って来ております! そこで我々は予定通りこの地に魔王様の居城を建設しておりましたっ!》
《……ふむ。向こうから来るならそれで良い。だがなるべく急げ。魔界には我より力のある者がまだまだいるからな。奴らが我の動きに気付かぬ内に出入り口を封印し、地上を支配した我が最強の魔王になるのだ。失敗は許さん、わかったら早く聖なる武器を集めよ》
《ははっ!!》
そう指揮官に命令した魔王は漆黒のマントを翻し、長く白い髪を靡かせながら魔王城へと向かっていくのだった。
魔族の目的は勇者ではなかった。魔族の真なる目的は勇者の持つ聖なる武器だ。その聖なる武器を触媒にし、バベルの塔から他の魔族が格好の餌場である地上世界への侵攻を防ぐ事が第一の目的。
《くくくっ、人間は全て我の糧になるだろう。奴らは放っておけば無限に増えるからなぁ……。この地上世界を手にした者が魔界をも制するのだ。それに気付かぬ愚か者共め。我は魔界と地上世界で最強となるのだ! はは……はははははははっ!》
そうとは知らず、ノイシュタットで修行に励む蓮太は二週間ぶりにダンジョンから帰還し、エレンと会っていた。
「レンタ! やっと戻ってきたか!」
「ん? どうしたそんなに慌てて」
「勇者だ、勇者が現れた!」
「なに? いつだ?」
「三日前だ。今別室で休んでもらっている。会ってみるか?」
「ああ」
蓮太はエレンに連れられ勇者のいる別室に向かった。
「失礼、今よろしいか?」
「はい。大丈夫ですよ、エレン様」
「……」
客間に入ると一人の男が窓から中庭を見ていた。中庭ではノイシュタット兵が訓練をしている。
「ここの皆さんはなかなか錬度が高いですね。加えて緑も多く豊かな国だ。良い国ですね」
「あ、ああ。ありがとう勇者殿。こちらが話に出たレンタ・シヴァーだ」
「あなたが……」
勇者は蓮太を鋭い瞳で真っ直ぐに見る。
「っ! 弾かれた?」
「いきなり鑑定とは不躾な奴だな。見た目の爽やかさに反比例してなかなかやってくれんじゃねぇか」
「失礼した。あなたが勇者にしか倒せない魔族を倒したと耳にしたもので」
勇者はいかにも好青年といった感じの風体だ。肩まである金髪、身体はよく鍛えられているが筋肉達磨というほどでもない。理想的な戦闘向きの体型だ。
「で、あんたは?」
「……僕は聖剣エクスカリバーと神盾アイギス、そして神鎧エデンに選ばれた最強勇者、【ロキ】です」
「神盾アイギスに神鎧エデン? 聖なる武器には防具もあったのか?」
「え、ええ。おや? もしやあなたは聖なる武器を知っているのですか?」
「あん? まぁな。二週間前にターニアって勇者を隣の大陸に置いてきた所だ。そこにいるレーナとも会った」
「レーナですって!? レーナはどこにっ!?」
レーナの名前を出した瞬間、ロキの態度が豹変した。ロキは我を忘れ蓮太に組み付く。
「レーナはっ! レーナは無事なんですかっ!」
「ちょっ、痛いって」
「どうなんですかっ!」
「離れろゴラァァァァァァッ!」
蓮太は身体を揺すられ多少イラつき、ロキを引き離そうと軽く肩を突き飛ばそうとした。だがその瞬間ロキの身体が白く光輝き、次の瞬間に白銀の鎧が現れロキを守った。
「な、なんだ!?」
「わっ、す、すみません! 神鎧エデンは所有者に危険が及びそうになると自動的に顕現するんですよ」
「なんだその鎧は……。オートガード付きかよ」
「はい。えっと……それでレーナは……」
蓮太は平謝りするロキに尋ねた。
「お前レーナの何なんだよ」
「レーナは……レーナは僕の血の繋がった妹なんです!」
「い、妹だ? マジか。そう言えばレーナも金髪だったな……」
「はい。僕は転送されてすぐにレーナを探したんです。ですが、世界中に転送されたため一人では探しきれずにいたんです。やっと……やっと手がかりが! レーナはどこにっ!?」
再び組み付かれそうになったので今度はさらりと躱わした。
「だからレーナはエンドーサから船でいける港町にいるんだって。そこで今他の勇者達を集めさせてるんだ」
「他の勇者を? わ、わかりました! じゃあ僕はこれで!」
「ああ、待て待て」
蓮太は慌てて飛び出そうとするロキに待ったをかけた。
「なんです?」
「送ってやるよ。捕まれ?」
「え? 何を……」
「【転移】」
「わっ──」
蓮太は勇者ロキの手を取り、港町へと転移していくのだった。
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