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第01章 転生編
09 国境にて
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国境で隣国【ヴェスチナ王国】の兵士が不穏な動きを見せているらしい。そう言われた所でスラムしか知らなかった蓮太はヴェスチナ王国の事など何一つ知らないに等しかった。そこで少し移動速度は落ちるがエレンにその国の事を教えてもらった。
「ヴェスチナ王国は我がノイシュタット王国と同等の領地を持つ国だが、その大半が岩山でな。あまり人が住むには適していない国なのだ」
「なんでだ? 別に岩山削って町を作れば良いじゃないか」
「そう簡単に事が進むなら誰も苦労せんよ。私達が今馬を走らせているのは街道だ。魔物は街道に近寄らない習性があってな。それはここが危険だと魔物は知っているからなのだ。だが山はそうもいかない。山全体が魔物のテリトリーであり、狩場だ。さらに、平地より強力な魔物も多い。空を飛ぶワイバーンなどだな」
「ワイバーン……」
「四六時中周囲に敵がいる状態で町など作れるはずもない。仮に町を建設した所でワイバーンに燃やされるか、岩の魔物に破壊されるかだ」
「なるほどねぇ」
さらにエレンの話が続く。
「だがヴェスチナ王国の岩山には鉱石がたんまりと埋まっていてな。町は建設できないが坑道は掘られている。そのせいか、あの国の装備品は我が国より数段良質な物が多い。優秀な鍛治師はヴェスチナ王国で育つ事が多いな」
「へぇ~」
スキル【掘削】、【鍛治】は蓮太も持っている。物質創造で武器や防具には困らないが、この世界にない物を取引材料に使うために取っておいた。取引で物質創造を使うなど割りに合わないからだ。
「我が国としてもいずれヴェスチナ王国と取引はしたいと考えてはいるが、ヴェスチナ王国は取引より領地が欲しいようでな、交渉は難航しているのが現状だ」
「土地がなきゃ暮らしていけないからなぁ。ヴェスチナ王国の話もわからないわけじゃない。で、ヴェスチナ王国の国王ってなぁどんな人物なわけ?」
そう尋ねると途端にエレンの表情が険しいものに変わった。
「カスだ」
「へ?」
「いや、ゴミクズだな。いや、人の皮をかぶったオークだ。とにかく醜く、欲深い。側室も両手の指では足りないくらいおり、まだ幼い私の妹にも求婚してくるようなゲス野郎だ」
よほど嫌いなのだろう、エレンの口からは延々ヴェスチナ国王の悪評が綴られた。
「わ、わかった。もう良い」
「これでもまだ足りんくらいだ。あろう事か私の妹を狙うなど……っ!」
エレンは兄を嫌っていたが、妹は溺愛しているようだ。その妹だが、蓮太はまだ一度も会っていない。
「妹ねぇ。そう言えば俺まだ会ってない──」
そう口にするとエレンはいきなり自分の馬から蓮太の駆る馬に飛び乗った。そして後ろから首に腕を回し締め上げる。
「お前もか。お前も妹を狙っているのかっ!」
「危なっ!? ちょっ、止めろっ! 当たってる当たってる!」
今は軽装のためか、エレンの膨らみがダイレクトに背中に押し付けられる形になっていた。
「当たってる? それがどうした」
「どうしたって……。羞恥心はないのか」
「ふん、そんなものはない。戦場に男も女も関係ないからな。それに、私は王子と偽っているのだ。恥ずかしさなどとうに捨てている」
そこで蓮太は恥ずかしくも反応を示してしまった。それをエレンは目ざとく発見してしまう。
「どうした事だレンタよ。そのように前屈みになりおって」
「い、いや……その……」
「くくくっ、まさか首を締め上げられて反応したのか? だが私は王族だ。悪いがその猛りには応じてやれんなぁ」
「か、からかってんのかよっ! さっさと自分の馬に戻れっての!」
「ふむ。まぁ……もしレンタがこの先も私と共にあると言うなら……応じない事もないが?」
「……は?」
蓮太は激しく動揺していた。何せこの世界に来てからというもの、そういった経験はない。
「どうだ? 私のモノになれば私もお前のモノになるぞ?」
「……か、考える時間を」
「ふむ。なら……次の宿で答えを聞くとしようか。はっ!」
エレンは並走していた自分の馬へと戻っていった。それから何事もなく宿場町に着き、そして翌朝。
「レンタ、裏切りは許さないからな」
「……ああ。漢に二言はないっ!」
蓮太はようやくこの世界で男になった。
「しかしまぁ……馬に乗り辛いな。物凄い違和感がある」
「それは申し訳なかった」
「ふっ、まぁ良い。いずれ誰かに私の子を産ませるつもりだったが……これなら私が産む事になりそうだ。レンタよ、私と夫婦になりたければ早く功績を積んで爵位を上げるのだぞ?」
「……頑張ってみるわ」
「ふっ、さあ行こうか。明日には国境に着くだろう」
「ああっ、行こう!」
それから再び北上し、二人は道中もう一泊し、翌日昼に国境へと辿り着いた。
「あれが国境か」
「待て、レンタ。少し様子がおかしい」
「少しじゃねぇだろ。こちら側に立っている兵士、ありゃあどう見てもノイシュタット王国の装備品じゃねぇ」
「うむ……」
蓮太達は馬を一つ前の宿場町に置き、徒歩で国境に向かっていた。そして今は草木に身を隠し国境の様子を窺っている。
「我が国の兵士はどこに……」
「しっ、少し静かに。今から奴らの話を盗み聞きする」
蓮太はスキル【集音】を使い、離れた場所にいる兵士達の話を盗み聞きし始めた。
《ヴェスチナ王国の奴らって良い奴らだよな~》
《そうだな。装備はタダでくれるし、女も回してくれたしな~》
《何より俺達を兵士長にしてくれるってんだからありがたいよな。これから来る奴らを黙って通せば良いだけでよ》
《兵士の給料って安いからな。こんな危ない所で働いてるってのによ》
どうやらあの兵士達はノイシュタット王国を裏切りヴェスチナ王国側についたらしい。蓮太はそれをエレンに伝えた。
「くっ……! 給料が安いだとっ! 国境の警備兵には騎士より多く支払っているはずなのに!」
「中抜きされてんじゃないか?」
「……なに?」
「直接あいつらに手渡してるわけじゃないだろ? もしかしたらあいつらの上司か、その上司に給料を渡す奴が少なく渡してるんじゃね?」
「……ロ・ク・サ・ルめぇぇぇっ!」
「ここでもあいつか」
蓮太は開いた口が塞がらなかった。
「と、とにかくだ。もうすぐヴェスチナ王国の兵隊が来るらしい。どうする?」
「無論……あいつら共々ここで撃破する。レンタ、私は急ぎ新しい警備兵を連れてくる。お前は好きに暴れてくれて構わぬ」
「了解だ。ならさっそく功績をたてますかね。ヴェスチナ王国から国を一人で守ったとなりゃあ爵位も上がるだろ?」
「ふっ、そうだな。だが無理はするなよ?」
「誰に言ってんだか。楽勝よ楽勝。ほら、行け」
「ああ、少し離れる。すぐに戻るからな!」
エレンは急ぎ近くの町へと引き返して行った。町に行けば王国兵がいる。だが宿場町まで戻らなければ馬がいない。その間蓮太は一人国境を睨み待機する。
「買収してると思って油断してる奴らなんか敵じゃねぇよ。どうやらエレンと離れていてもパーティーは解除されてないみたいだし……。ここは一つ大量経験値ゲットしておきますか」
蓮太はヴェスチナ王国兵が現れる瞬間をひっそりと身を隠しながら待つのだった。
「ヴェスチナ王国は我がノイシュタット王国と同等の領地を持つ国だが、その大半が岩山でな。あまり人が住むには適していない国なのだ」
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「ワイバーン……」
「四六時中周囲に敵がいる状態で町など作れるはずもない。仮に町を建設した所でワイバーンに燃やされるか、岩の魔物に破壊されるかだ」
「なるほどねぇ」
さらにエレンの話が続く。
「だがヴェスチナ王国の岩山には鉱石がたんまりと埋まっていてな。町は建設できないが坑道は掘られている。そのせいか、あの国の装備品は我が国より数段良質な物が多い。優秀な鍛治師はヴェスチナ王国で育つ事が多いな」
「へぇ~」
スキル【掘削】、【鍛治】は蓮太も持っている。物質創造で武器や防具には困らないが、この世界にない物を取引材料に使うために取っておいた。取引で物質創造を使うなど割りに合わないからだ。
「我が国としてもいずれヴェスチナ王国と取引はしたいと考えてはいるが、ヴェスチナ王国は取引より領地が欲しいようでな、交渉は難航しているのが現状だ」
「土地がなきゃ暮らしていけないからなぁ。ヴェスチナ王国の話もわからないわけじゃない。で、ヴェスチナ王国の国王ってなぁどんな人物なわけ?」
そう尋ねると途端にエレンの表情が険しいものに変わった。
「カスだ」
「へ?」
「いや、ゴミクズだな。いや、人の皮をかぶったオークだ。とにかく醜く、欲深い。側室も両手の指では足りないくらいおり、まだ幼い私の妹にも求婚してくるようなゲス野郎だ」
よほど嫌いなのだろう、エレンの口からは延々ヴェスチナ国王の悪評が綴られた。
「わ、わかった。もう良い」
「これでもまだ足りんくらいだ。あろう事か私の妹を狙うなど……っ!」
エレンは兄を嫌っていたが、妹は溺愛しているようだ。その妹だが、蓮太はまだ一度も会っていない。
「妹ねぇ。そう言えば俺まだ会ってない──」
そう口にするとエレンはいきなり自分の馬から蓮太の駆る馬に飛び乗った。そして後ろから首に腕を回し締め上げる。
「お前もか。お前も妹を狙っているのかっ!」
「危なっ!? ちょっ、止めろっ! 当たってる当たってる!」
今は軽装のためか、エレンの膨らみがダイレクトに背中に押し付けられる形になっていた。
「当たってる? それがどうした」
「どうしたって……。羞恥心はないのか」
「ふん、そんなものはない。戦場に男も女も関係ないからな。それに、私は王子と偽っているのだ。恥ずかしさなどとうに捨てている」
そこで蓮太は恥ずかしくも反応を示してしまった。それをエレンは目ざとく発見してしまう。
「どうした事だレンタよ。そのように前屈みになりおって」
「い、いや……その……」
「くくくっ、まさか首を締め上げられて反応したのか? だが私は王族だ。悪いがその猛りには応じてやれんなぁ」
「か、からかってんのかよっ! さっさと自分の馬に戻れっての!」
「ふむ。まぁ……もしレンタがこの先も私と共にあると言うなら……応じない事もないが?」
「……は?」
蓮太は激しく動揺していた。何せこの世界に来てからというもの、そういった経験はない。
「どうだ? 私のモノになれば私もお前のモノになるぞ?」
「……か、考える時間を」
「ふむ。なら……次の宿で答えを聞くとしようか。はっ!」
エレンは並走していた自分の馬へと戻っていった。それから何事もなく宿場町に着き、そして翌朝。
「レンタ、裏切りは許さないからな」
「……ああ。漢に二言はないっ!」
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「しかしまぁ……馬に乗り辛いな。物凄い違和感がある」
「それは申し訳なかった」
「ふっ、まぁ良い。いずれ誰かに私の子を産ませるつもりだったが……これなら私が産む事になりそうだ。レンタよ、私と夫婦になりたければ早く功績を積んで爵位を上げるのだぞ?」
「……頑張ってみるわ」
「ふっ、さあ行こうか。明日には国境に着くだろう」
「ああっ、行こう!」
それから再び北上し、二人は道中もう一泊し、翌日昼に国境へと辿り着いた。
「あれが国境か」
「待て、レンタ。少し様子がおかしい」
「少しじゃねぇだろ。こちら側に立っている兵士、ありゃあどう見てもノイシュタット王国の装備品じゃねぇ」
「うむ……」
蓮太達は馬を一つ前の宿場町に置き、徒歩で国境に向かっていた。そして今は草木に身を隠し国境の様子を窺っている。
「我が国の兵士はどこに……」
「しっ、少し静かに。今から奴らの話を盗み聞きする」
蓮太はスキル【集音】を使い、離れた場所にいる兵士達の話を盗み聞きし始めた。
《ヴェスチナ王国の奴らって良い奴らだよな~》
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「くっ……! 給料が安いだとっ! 国境の警備兵には騎士より多く支払っているはずなのに!」
「中抜きされてんじゃないか?」
「……なに?」
「直接あいつらに手渡してるわけじゃないだろ? もしかしたらあいつらの上司か、その上司に給料を渡す奴が少なく渡してるんじゃね?」
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「ここでもあいつか」
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