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第01章 転生編
08 護衛騎士
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さて、エレンの謀略で報酬が護衛騎士となってしまったわけだが、少し考えてみると蓮太にとってこれは悪いことばかりではない。エレンは城の中で大人しくしている様な者ではなく、進んで外に出ては国内の問題を自身の目で見て判断する賢君だ。これで蓮太に何の得があるか、それはこれから語っていくとしよう。
まず就任一日目、エレンは執務室で国民からの嘆願書に目を通す。そしてその嘆願書の中から急を要する案件を選び、自らその場所へと足を運ぶのである。王族としてこれはどうかと思ったが、これは愚策ではない。次代の王として民の声を聞き、民がどのような事に悩み、また、何を求めているかを知る。他にも民に顔を売るという面では椅子にふんぞり返っている王族より民に愛されることは確実だ。
「レンタ、どうやら北の国境で隣国【ヴェスチナ王国】の兵士達がおかしな動きをしているらしい。様子を見に行こう」
これだ。通常そのような案件は兵士か騎士が出張る。だがこのエレンは自ら足を運ぶのである。
「それってさぁ、普通兵士や騎士に任せる仕事じゃないの?」
「何を言う。兵士や騎士は国を守る事が仕事だぞ。こう言った調査は私がやらねば誰がやると言うのだ」
「……はぁぁ」
蓮太はため息しか出なかった。どうにもこのアクティブ過ぎるエレンのノリについていけない。
「それでまた危険な目にでも遭ったらどうすんだよ」
「そのために私付の護衛騎士がいるのだろう? 頼りにしているぞ?」
「めっちゃ他力本願じゃねぇか!?」
「ほら、行くぞ。目指すは北の国境だ。……ん? なんだその顔は?」
蓮太はジト目でエレンを睨んでいた。
「そう睨むな。これはお前のためでもあるのだぞ?」
「なにが?」
エレンは言った。
「レンタよ、お前のレベルは?」
「レベル? えっと……わからん」
「わからない? レンタ、お前もしかしてステータスの見方を知らないのか?」
「知らんなぁ」
蓮太はスキルは作っていても戦闘らしい戦闘は経験していなかった。先日の暴漢戦が最初の戦闘だ。普通最初の戦闘は緊張や戸惑いのせいで震えるものだが、蓮太にそれはなかった。ヤンチャ時代にそれなりの場数は踏んでいたし、この世界では一瞬の躊躇が命取りになると考えていた。そもそも、命を狙われた相手に加減してやる必要など全くないというのが蓮太の考えだ。
「そうか、ではこれで今からレンタのステータスを見てやろう」
「ん」
エレンは引き出しから片眼鏡を取り出しかけた。
「それは?」
「これは魔道具【鑑定鏡】だ。魔力を流すと相手の能力が見えるのだ」
「へぇ~……」
そこで蓮太は気付いた。
「ちょっとま――」
「ほう? ん? こ、このスキルはっ!!」
完全に油断していた。蓮太は慌ててスキルに隠蔽を施したが間に合わず、そのほとんどをエレンに見られてしまった。
「……見たな?」
「見た。お前……何者だ? 普通その年頃の人間が持つスキルは一つか二つ。才能があっても三つか四つくらいのはずだ。それが……お前は数えきれない位のスキルを保有し、なおかつそのほとんどが英雄クラスのスキルだった」
「見られたからには仕方ないなぁ」
「むっ!」
エレンは蓮太から異様な雰囲気を感じ身構えた。そしてその次の瞬間。
「頼むから誰にも言わないでくれっ!」
「は? はぁ!?」
蓮太はエレンに向かい土下座を慣行した。
「俺は目立つ事が大っ嫌いで、慎ましく穏やかに暮らしたいんだ! このスキルは全て自衛のために身に付けたものなんだよ!」
「自衛ってお前……。魔王からでも身を守るつもりか? それとも大国か?」
それほど蓮太の持つているスキルは強大なものだった。
「いやまぁ……、備えはあった方が良いだろ。多くて困る事はない……いや、今まさに困っているわけだが」
「お前の考えがさっぱりわからんよ。だがレンタよ」
「なんだ?」
「いくらスキルを沢山持っていてもお前のレベルじゃ宝の持ち腐れだ」
「そ、それは……」
確かにそうだ。未だに戦闘は賊を相手に戦った一回だけ。魔法も魔力が足りず、今のところ初級魔法数発しか打てない。
「ここで話を戻すが、レンタ。私についてくればガンガンレベルを上げさせる事が出来るぞ」
「え?」
「私の持つスキル【戦乙女】は取得経験値を倍にし、かつパーティーメンバーにも同じだけ付与されるのだ」
「戦乙女……」
「そう。私のレベルは今三十だ。兵を率いてゴブリン退治などに回っていたからな。そして、今のお前のレベルは三だ」
「さ、三……」
戦う機会のなかった蓮太のレベルはまったく上がっていなかった。
「私といればすぐにレベルが上がるし、お前が魔物や賊を倒してくれたら私のレベルももっと上がる。レベルが上がれば出来る事も増えるし良いことづくめだ。これがお前をつれて国内を回る理由だ。王たるもの強くあらねばならん。弱い王など侵略の良い的でしかないからな」
「なるほど。だが俺は働きたくないんだが」
「……ばらすぞ。そうだな、冒険者ギルドのマスターにでも」
「お前っ、それはないだろ!? なら俺だってばらすぞ!」
「別に構わんぞ? もう愚兄もおらんし、後継者は私と幼い妹しかいないからな。愚兄が消えた時点で私に怖いものなどないのさ」
「き、汚ねぇ~……。腹黒過ぎんぞ!」
もはや王位が確定しているエレンに怖いものなどなかった。
「レンタよ、まずレベルを上げるのだ。もし魔物の大群に囲まれでもしたらどうする。一人で生きていくという事は並大抵の力じゃ無理だ。何もずっと私と共にいろと言っているわけではない。私としては恩のあるレンタに恩を返したくて言っているのだ」
「……わかったよ。確かにレベルは必要だと思ってたさ。雑魚相手ならまだしも多勢に囲まれたらアウトだって自分でもわかってた。癪だがお前に付き合うよ」
「うむ。ではさっそく国境に向かおうか。また馬で良いだろ?」
「ああ。馬車とか乗りなれないもんより馬が良い」
こうして見事に言いくるめられた蓮太はエレンに巻き込まれていくのだった。
まず就任一日目、エレンは執務室で国民からの嘆願書に目を通す。そしてその嘆願書の中から急を要する案件を選び、自らその場所へと足を運ぶのである。王族としてこれはどうかと思ったが、これは愚策ではない。次代の王として民の声を聞き、民がどのような事に悩み、また、何を求めているかを知る。他にも民に顔を売るという面では椅子にふんぞり返っている王族より民に愛されることは確実だ。
「レンタ、どうやら北の国境で隣国【ヴェスチナ王国】の兵士達がおかしな動きをしているらしい。様子を見に行こう」
これだ。通常そのような案件は兵士か騎士が出張る。だがこのエレンは自ら足を運ぶのである。
「それってさぁ、普通兵士や騎士に任せる仕事じゃないの?」
「何を言う。兵士や騎士は国を守る事が仕事だぞ。こう言った調査は私がやらねば誰がやると言うのだ」
「……はぁぁ」
蓮太はため息しか出なかった。どうにもこのアクティブ過ぎるエレンのノリについていけない。
「それでまた危険な目にでも遭ったらどうすんだよ」
「そのために私付の護衛騎士がいるのだろう? 頼りにしているぞ?」
「めっちゃ他力本願じゃねぇか!?」
「ほら、行くぞ。目指すは北の国境だ。……ん? なんだその顔は?」
蓮太はジト目でエレンを睨んでいた。
「そう睨むな。これはお前のためでもあるのだぞ?」
「なにが?」
エレンは言った。
「レンタよ、お前のレベルは?」
「レベル? えっと……わからん」
「わからない? レンタ、お前もしかしてステータスの見方を知らないのか?」
「知らんなぁ」
蓮太はスキルは作っていても戦闘らしい戦闘は経験していなかった。先日の暴漢戦が最初の戦闘だ。普通最初の戦闘は緊張や戸惑いのせいで震えるものだが、蓮太にそれはなかった。ヤンチャ時代にそれなりの場数は踏んでいたし、この世界では一瞬の躊躇が命取りになると考えていた。そもそも、命を狙われた相手に加減してやる必要など全くないというのが蓮太の考えだ。
「そうか、ではこれで今からレンタのステータスを見てやろう」
「ん」
エレンは引き出しから片眼鏡を取り出しかけた。
「それは?」
「これは魔道具【鑑定鏡】だ。魔力を流すと相手の能力が見えるのだ」
「へぇ~……」
そこで蓮太は気付いた。
「ちょっとま――」
「ほう? ん? こ、このスキルはっ!!」
完全に油断していた。蓮太は慌ててスキルに隠蔽を施したが間に合わず、そのほとんどをエレンに見られてしまった。
「……見たな?」
「見た。お前……何者だ? 普通その年頃の人間が持つスキルは一つか二つ。才能があっても三つか四つくらいのはずだ。それが……お前は数えきれない位のスキルを保有し、なおかつそのほとんどが英雄クラスのスキルだった」
「見られたからには仕方ないなぁ」
「むっ!」
エレンは蓮太から異様な雰囲気を感じ身構えた。そしてその次の瞬間。
「頼むから誰にも言わないでくれっ!」
「は? はぁ!?」
蓮太はエレンに向かい土下座を慣行した。
「俺は目立つ事が大っ嫌いで、慎ましく穏やかに暮らしたいんだ! このスキルは全て自衛のために身に付けたものなんだよ!」
「自衛ってお前……。魔王からでも身を守るつもりか? それとも大国か?」
それほど蓮太の持つているスキルは強大なものだった。
「いやまぁ……、備えはあった方が良いだろ。多くて困る事はない……いや、今まさに困っているわけだが」
「お前の考えがさっぱりわからんよ。だがレンタよ」
「なんだ?」
「いくらスキルを沢山持っていてもお前のレベルじゃ宝の持ち腐れだ」
「そ、それは……」
確かにそうだ。未だに戦闘は賊を相手に戦った一回だけ。魔法も魔力が足りず、今のところ初級魔法数発しか打てない。
「ここで話を戻すが、レンタ。私についてくればガンガンレベルを上げさせる事が出来るぞ」
「え?」
「私の持つスキル【戦乙女】は取得経験値を倍にし、かつパーティーメンバーにも同じだけ付与されるのだ」
「戦乙女……」
「そう。私のレベルは今三十だ。兵を率いてゴブリン退治などに回っていたからな。そして、今のお前のレベルは三だ」
「さ、三……」
戦う機会のなかった蓮太のレベルはまったく上がっていなかった。
「私といればすぐにレベルが上がるし、お前が魔物や賊を倒してくれたら私のレベルももっと上がる。レベルが上がれば出来る事も増えるし良いことづくめだ。これがお前をつれて国内を回る理由だ。王たるもの強くあらねばならん。弱い王など侵略の良い的でしかないからな」
「なるほど。だが俺は働きたくないんだが」
「……ばらすぞ。そうだな、冒険者ギルドのマスターにでも」
「お前っ、それはないだろ!? なら俺だってばらすぞ!」
「別に構わんぞ? もう愚兄もおらんし、後継者は私と幼い妹しかいないからな。愚兄が消えた時点で私に怖いものなどないのさ」
「き、汚ねぇ~……。腹黒過ぎんぞ!」
もはや王位が確定しているエレンに怖いものなどなかった。
「レンタよ、まずレベルを上げるのだ。もし魔物の大群に囲まれでもしたらどうする。一人で生きていくという事は並大抵の力じゃ無理だ。何もずっと私と共にいろと言っているわけではない。私としては恩のあるレンタに恩を返したくて言っているのだ」
「……わかったよ。確かにレベルは必要だと思ってたさ。雑魚相手ならまだしも多勢に囲まれたらアウトだって自分でもわかってた。癪だがお前に付き合うよ」
「うむ。ではさっそく国境に向かおうか。また馬で良いだろ?」
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こうして見事に言いくるめられた蓮太はエレンに巻き込まれていくのだった。
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