1 / 85
第01章 転生編
01 迷いこんだ先で
しおりを挟む
ここは現代日本。不況やら何やらで著しく経済活動が停滞している時代。そんな現代日本でこの物語の主人公【千葉 蓮太】は、いわゆるブラック企業といわれる職場に勤めていた。
サービス残業、休日出勤は当たり前、サボろうものなら自宅まで同僚が迎えにくる始末。現に蓮太も上司の命令を受け、今サボった同僚を迎えに来ている。
「勘弁してくださいよ先輩っ、俺これ以上働かされたら過労死しちゃいますよっ!」
「言うな……っ。俺だって今にも死にそうなんだよ!」
たまにある休日はひたすら寝て過ごす。だが疲れはとれず、目の下には消えない隈が刻まれている。
泣く泣く出社準備を始めた後輩が蓮太に問い掛ける。
「先輩、先輩はこの仕事辞めたいと思わないんですか?」
「辞めたところで再就職先がなぁ。資格でもあればまた別なんだろうけど」
「不景気っすからね……。あぁ~……どこか違う世界に行きたいなぁ~」
「お前はまたそんな事言って」
この後輩はファンタジー系の小説や漫画、ゲームを生き甲斐にしている奴だ。ざっと部屋を見回しただけでその趣味の深さがうかがえる。
「そんなの現実にあるわけないだろ?」
「……そうでも思わなきゃやってらんないんっすよ。ここにある本やゲーム、買ったは良いものの全然手を付けられてないんっすよ? あぁ~……異世界でスローライフしたいぃぃ~っ!」
蓮太もこの後輩の気持ちはよくわかる。蓮太自身も昔はこの後輩と同じ趣味を持っていたからだ。だが仕事の忙しさに流され、いつしか趣味から離れていた。
「ほら、もう準備できただろ。行くぞ」
「うぇぇ……」
なんとか渋る後輩を連れ昼前に出社、そして退社は深夜二時。労働基準法はどこにいったのだろうか。
「……やってられるかっ!」
蓮太はついにキレた。
「こんな時間まで働かせておいて明日──いや、もう今日か。朝一から県外出張なんて酷すぎるっ!」
蓮太は上司から明日朝一で他県にある処理場の監査と上がりを受け取りに行くよう命じられた。何を処理しているかは極秘であり、その処理場も山深い所にあるらしい。そしてその処理場へは電車もバスも通っておらず、最寄りの駅からは車か徒歩でしか行くことができない。
「ちゃんと迎えに来てくれるんだろうなぁ」
退社後、蓮太は急ぎ出張のための荷物をまとめ、駅へと走る。タクシー代は経費として落ちないため、時腹をきりたくないなら足を使うしかないのである。
「はぁっはぁっ! ま、間に合った……!」
どうにか新幹線に間に合い、揺られる事一時間弱。そこからさらに私鉄に乗り換える。
「や、やば……寝そう……くぅ……」
不眠不休だった蓮太は心地よい揺れと静かな車内の空気に負け眠りに落ちてしまった。
「お客さん、お客さん!」
「う……んん……はぇっ!?」
蓮太は車掌に身体を揺らされようやく目を覚ました。
「もう終点ですよ」
「し、終点!? じゃあ◯✕駅は……」
「一時間前に通過してますね」
「や、やっちゃった!」
「あと十分したら戻りの列車が出ますよ」
「そ、そうですか。ありがとうございます」
そうして引き返した蓮太だったが、目的地の駅に到着し辺りを見回した。
「はぁ……、こんなに待たせて迎えなんてあるわけないよなぁ……」
ひとまず謝罪のため処理場に連絡を入れると、迎えに出した車は蓮太がいくら待っても来なかったため帰ったのだと言われた。さらに、こちらも急ぎなので今すぐ歩いてでも来いと言われる始末。
「今から歩きとか……遭難する予感しかしないぞ……」
現在昼を少し過ぎた時間。だがこの駅から歩くとなるといくら時間がかかるかわかったものではない。
「寝過ごしたのは俺だもんなぁ、仕方ない」
蓮太は泣く泣く自腹を切りタクシーを使った。駅からタクシーの使い三十分。
「悪いね兄ちゃん。こっから先は車が入れねんだわ」
「……ええ、そうみたいですね」
目の前には深い森。スマホの電波は届かず通話もできない。
「ああ、最近ここらで熊が出た話があっから~、気ぃつけてな~」
「く、くくくく熊っ!? あ、待って! やっぱ帰っ──」
無情にもタクシーは町へと引き返してしまった。
「熊とか嘘だろぉぉぉ……はぁぁ……」
それでも行くしかなかった。蓮太はスマホから大音量で音楽を流しながら山へと足を踏み入れた。
「熊に会いませんように、熊に会いませんように!」
そうして獣道を歩く事一時間。
「ん~……迷った! 処理場なんかどこにもないじゃん!!」
迎えの車もあのタクシーが止まった場所までしか入れないのだろう。あれ以降道らしい道はなく、案内板もない。あるのは木についた爪痕のみ。蓮太は気付かぬ内に熊の縄張りへと侵入してしまっていた。
「しょうがない、一度引き返──」
その時だった。
《グルルルル……ガアァァァァァァァッ!!》
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁっ! く、くくくく熊ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
体長二メートルはあろうかという熊が森の奥から蓮太目掛けて走ってくる。蓮太は慌てて踵を返し、山を下る。
「なんなんだよもぉぉぉぉぉぉぉっ! 死ぬっ、これはマジで死ぬぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
脇目もふらず薄暗い森を必死の思いで駆け抜ける。だが人間の足で熊から逃げられるはずもなく、蓮太は今にも襲い掛かられそうになっていた。
「うわっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ろくに足下も見ずに走っていた蓮太は崖から真っ逆さまに転落してしまった。落下中意識を失った蓮太は多分死ぬんだろうなと、自らの死を覚悟していた。
それからどれだけ時間が過ぎただろうか。蓮太は身体中に走る激痛で目を覚ました。
「ってぇ~……。生きてる……のか。って足が変な方向に!? 身体も痛くて動かな──な、なん……だ、あれ……っ!?」
猛烈な痛みに襲われながら見たものはまだ熊の方が可愛げがあるほどとんでもない生き物だった。しかもおよそ地球にいるはずのない生物。
「あ、頭が三つもある犬なんて……、しかも三メートルはある……」
《グルルルル》
蓮太は我が目を疑った。見た事のない生き物もそうだが、その生き物が食べている物。どう見ても人間だ。
「ひっ、人を食ってる……」
《グワフッガフッガフッ!》
もはや絶望しかない。蓮太は見つからないように必死の思いで息を殺して謎の生き物が去るのを待った。だが、それは無情にも叶わなかった。それは蓮太の懐にあったスマホ。そのスマホがアラームを鳴らしてしまったのである。
《グルル……ガァァァァァァァァァァッ!!》
「ひぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! あ──」
謎の生物は一気に蓮太へと襲い掛かり、その鋭い爪で肩から腹まで引き裂いた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
《グアオォォォォォッ!!》
「いぎっ!? あ……あぁぁ……」
引き裂かれた腹から臓物が飛び出す。そして三つある内の頭の一つが飛び出した臓物を食いちぎった。
そうして蓮太はわけがわからないまま、謎の生き物に襲われ、二十五年の生を終えたのだった。
サービス残業、休日出勤は当たり前、サボろうものなら自宅まで同僚が迎えにくる始末。現に蓮太も上司の命令を受け、今サボった同僚を迎えに来ている。
「勘弁してくださいよ先輩っ、俺これ以上働かされたら過労死しちゃいますよっ!」
「言うな……っ。俺だって今にも死にそうなんだよ!」
たまにある休日はひたすら寝て過ごす。だが疲れはとれず、目の下には消えない隈が刻まれている。
泣く泣く出社準備を始めた後輩が蓮太に問い掛ける。
「先輩、先輩はこの仕事辞めたいと思わないんですか?」
「辞めたところで再就職先がなぁ。資格でもあればまた別なんだろうけど」
「不景気っすからね……。あぁ~……どこか違う世界に行きたいなぁ~」
「お前はまたそんな事言って」
この後輩はファンタジー系の小説や漫画、ゲームを生き甲斐にしている奴だ。ざっと部屋を見回しただけでその趣味の深さがうかがえる。
「そんなの現実にあるわけないだろ?」
「……そうでも思わなきゃやってらんないんっすよ。ここにある本やゲーム、買ったは良いものの全然手を付けられてないんっすよ? あぁ~……異世界でスローライフしたいぃぃ~っ!」
蓮太もこの後輩の気持ちはよくわかる。蓮太自身も昔はこの後輩と同じ趣味を持っていたからだ。だが仕事の忙しさに流され、いつしか趣味から離れていた。
「ほら、もう準備できただろ。行くぞ」
「うぇぇ……」
なんとか渋る後輩を連れ昼前に出社、そして退社は深夜二時。労働基準法はどこにいったのだろうか。
「……やってられるかっ!」
蓮太はついにキレた。
「こんな時間まで働かせておいて明日──いや、もう今日か。朝一から県外出張なんて酷すぎるっ!」
蓮太は上司から明日朝一で他県にある処理場の監査と上がりを受け取りに行くよう命じられた。何を処理しているかは極秘であり、その処理場も山深い所にあるらしい。そしてその処理場へは電車もバスも通っておらず、最寄りの駅からは車か徒歩でしか行くことができない。
「ちゃんと迎えに来てくれるんだろうなぁ」
退社後、蓮太は急ぎ出張のための荷物をまとめ、駅へと走る。タクシー代は経費として落ちないため、時腹をきりたくないなら足を使うしかないのである。
「はぁっはぁっ! ま、間に合った……!」
どうにか新幹線に間に合い、揺られる事一時間弱。そこからさらに私鉄に乗り換える。
「や、やば……寝そう……くぅ……」
不眠不休だった蓮太は心地よい揺れと静かな車内の空気に負け眠りに落ちてしまった。
「お客さん、お客さん!」
「う……んん……はぇっ!?」
蓮太は車掌に身体を揺らされようやく目を覚ました。
「もう終点ですよ」
「し、終点!? じゃあ◯✕駅は……」
「一時間前に通過してますね」
「や、やっちゃった!」
「あと十分したら戻りの列車が出ますよ」
「そ、そうですか。ありがとうございます」
そうして引き返した蓮太だったが、目的地の駅に到着し辺りを見回した。
「はぁ……、こんなに待たせて迎えなんてあるわけないよなぁ……」
ひとまず謝罪のため処理場に連絡を入れると、迎えに出した車は蓮太がいくら待っても来なかったため帰ったのだと言われた。さらに、こちらも急ぎなので今すぐ歩いてでも来いと言われる始末。
「今から歩きとか……遭難する予感しかしないぞ……」
現在昼を少し過ぎた時間。だがこの駅から歩くとなるといくら時間がかかるかわかったものではない。
「寝過ごしたのは俺だもんなぁ、仕方ない」
蓮太は泣く泣く自腹を切りタクシーを使った。駅からタクシーの使い三十分。
「悪いね兄ちゃん。こっから先は車が入れねんだわ」
「……ええ、そうみたいですね」
目の前には深い森。スマホの電波は届かず通話もできない。
「ああ、最近ここらで熊が出た話があっから~、気ぃつけてな~」
「く、くくくく熊っ!? あ、待って! やっぱ帰っ──」
無情にもタクシーは町へと引き返してしまった。
「熊とか嘘だろぉぉぉ……はぁぁ……」
それでも行くしかなかった。蓮太はスマホから大音量で音楽を流しながら山へと足を踏み入れた。
「熊に会いませんように、熊に会いませんように!」
そうして獣道を歩く事一時間。
「ん~……迷った! 処理場なんかどこにもないじゃん!!」
迎えの車もあのタクシーが止まった場所までしか入れないのだろう。あれ以降道らしい道はなく、案内板もない。あるのは木についた爪痕のみ。蓮太は気付かぬ内に熊の縄張りへと侵入してしまっていた。
「しょうがない、一度引き返──」
その時だった。
《グルルルル……ガアァァァァァァァッ!!》
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁっ! く、くくくく熊ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
体長二メートルはあろうかという熊が森の奥から蓮太目掛けて走ってくる。蓮太は慌てて踵を返し、山を下る。
「なんなんだよもぉぉぉぉぉぉぉっ! 死ぬっ、これはマジで死ぬぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
脇目もふらず薄暗い森を必死の思いで駆け抜ける。だが人間の足で熊から逃げられるはずもなく、蓮太は今にも襲い掛かられそうになっていた。
「うわっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ろくに足下も見ずに走っていた蓮太は崖から真っ逆さまに転落してしまった。落下中意識を失った蓮太は多分死ぬんだろうなと、自らの死を覚悟していた。
それからどれだけ時間が過ぎただろうか。蓮太は身体中に走る激痛で目を覚ました。
「ってぇ~……。生きてる……のか。って足が変な方向に!? 身体も痛くて動かな──な、なん……だ、あれ……っ!?」
猛烈な痛みに襲われながら見たものはまだ熊の方が可愛げがあるほどとんでもない生き物だった。しかもおよそ地球にいるはずのない生物。
「あ、頭が三つもある犬なんて……、しかも三メートルはある……」
《グルルルル》
蓮太は我が目を疑った。見た事のない生き物もそうだが、その生き物が食べている物。どう見ても人間だ。
「ひっ、人を食ってる……」
《グワフッガフッガフッ!》
もはや絶望しかない。蓮太は見つからないように必死の思いで息を殺して謎の生き物が去るのを待った。だが、それは無情にも叶わなかった。それは蓮太の懐にあったスマホ。そのスマホがアラームを鳴らしてしまったのである。
《グルル……ガァァァァァァァァァァッ!!》
「ひぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! あ──」
謎の生物は一気に蓮太へと襲い掛かり、その鋭い爪で肩から腹まで引き裂いた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
《グアオォォォォォッ!!》
「いぎっ!? あ……あぁぁ……」
引き裂かれた腹から臓物が飛び出す。そして三つある内の頭の一つが飛び出した臓物を食いちぎった。
そうして蓮太はわけがわからないまま、謎の生き物に襲われ、二十五年の生を終えたのだった。
0
お気に入りに追加
1,226
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています


日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる