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第7章 東の大陸編
20 黒ローグ
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闇竜に精神を乗っ取られたローグは闇竜と共にアースガルドへと転移し、闇竜に操られるまま竜達を傷付けていた。
《がはっ! つ、つえぇっ! 聖竜っ、回復してくれっ!》
《無理よっ! 風竜の足が先っ!》
《ふぐぅぅぅっ、ボクの足がぁ……っ!》
《ふふふ、あの一体で国を滅ぼせる竜がまるで子ども扱いね。凄いわローグ》
ローグは無表情のまま空に浮かび地面に転がる竜達を見下ろしていた。
《やめろ俺の身体っ!! くそっ、どうにかならないのかっ!》
ローグの精神は完全に乗っ取られたわけではなかった。だが身体は闇竜の命令に抗えず、激しい攻撃を繰り出している。
《あいつ強すぎっ! これじゃ私達死んじゃうわっ》
《我の防御がまるで役に立たぬ……。主の力がこんなに増していたとは……!》
《俺の氷も雷竜の雷もあいつに届く前に消えているようだ。気絶させようにも攻撃が当たらないのではどうしようもない》
竜達は絶望に頭を抱えていた。美しかった城は半壊し、中庭は穴だらけになっている。
《うぅ……、痛かったぁ~。死にかけたよボク》
《お、治療が終わったか。聖竜、俺の翼も治してくれ》
《はぁ……はぁ……っ! ち、ちょっと待って。魔力が減りすぎてて……》
そこで火竜と水竜が前に出た。
《火竜、アレやるわよ》
《アレ? ……ああ、あの爆発技か》
《多分効かないとは思うけど時間稼ぎにはなるわ。その間にどう黙らせるか考えて、氷竜》
《俺? 俺には無理だ。そういうのは光竜の担当だろう》
《今いないんだから仕方ないでしょ! このままじゃ皆死んじゃうわっ! 行くわよ火竜っ!》
《ああっ!》
水竜と火竜が空へと浮かび上がりローグの周囲で水蒸気爆発を連発する。
《くそっ、どうすれば良いっ! あんな化け物相手に勝てる未来が全く見えんっ!》
《慌てない慌てない》
《え?》
氷竜は勢いよく後ろを振り向く。
《こ、光竜!! いつからそこに!?》
《たった今ですよ。お久しぶりですね、皆さん》
そこで地上にいた竜達が光竜の存在に気付いた。
《光竜っ! 良かった! 来てくれたのねっ!》
《お久しぶりです、聖竜。大気が震えていましたので光の速さで飛んできましたよ。なにやら大変な事になっているようですね》
そう言い、光竜は空を見上げた。その視線に闇竜が気付く。
《光竜……、いたのね》
《闇竜。あなたは何をしているのですか。今すぐこのような真似は止めてその人間を解放しなさい》
《嫌よ。私はローグを使って魔族を駆逐するんだから!》
《それならわざわざ私達を叩かなくても良いでしょう?》
すると闇竜はゆっくりと地上に降りてきた。
《邪魔なのよ貴方達が。まだ完全にローグを支配できていないのは貴方達仲間のせいよ。今からローグ自身の手で仲間を殺させるわ。そうしたら深い後悔と悲しみでローグの自我が完全に消滅するわ。ついでにあの城も破壊してあげようかしら》
《無関係の者を巻き込む癖は治っていないようですね》
《光竜こそ……。私の邪魔をしようとするのは相変わらずね。ローグ!》
闇竜がローグの名を叫んだ。すると空中に浮かんでいたローグが無傷の状態で地上へと降りてくる。
《ローグ、その光竜を殺しなさい》
《はっはっは。私を殺す? 人間には無理ですよ。私の力を忘れたというなら今一度思い出させてあげましょう。──【シャイニングフォーム】!!》
《《まぶしっ!?》》
《──っ!》
辺りが目映い光に包まれる。その光はゆっくりと集束し、光る竜の形を形成した。
《思い出しましたか? 私は光そのもの。私に攻撃は当たりません。そして……私は闇の天敵ですよ》
《ローーーグッッッ!!》
ローグが闇竜を守るように光竜に対峙する。
《それを待っていました。それは悪手ですよ、闇竜!》
《あっ!!》
光竜は光の粒子になりローグの中に入っていった。
《……さて、まずは人格を探しますか》
光竜がローグの中に入った事でローグは闇竜の命令を一切受け付けなくなり、その場で立ち尽くしていた。そして光竜はローグの精神にアクセスし、無事だった自我を発見し、語りかけた。
《人間よ、私の声が届いていますか?》
《あなたは……見えていました。最後の竜、光竜ですね?》
《はい。よくぞ闇竜の技に抗いましたね》
《いえ、自我を保つので精一杯でした。アース達を傷付けてしまって……》
ローグは深く後悔していた。
《大丈夫です。竜は頑丈にできていますから。それより……今からあなたを取り巻いている闇を祓います。ですがおそらく闇竜は再びマインドハックをかけてくるでしょう》
その言葉にローグは自信をもってこう返した。
《次は大丈夫です。俺にもうあの技は通じません。あなたの【シャイニングフォーム】を見ましたから》
《私の? 見た?》
《はい。俺の眼は見た技を使えるようになる【神眼】なので》
《は、ははっ。なるほど。では解放しても問題はありませんね。解放したらすぐにシャイニングフォームを》
《はいっ!》
光竜はローグの体内でさらに輝きを増し、ローグの身体全体が光を放ち始めた。
《や、やめてっ! 私からローグを奪わないでっ!》
《やっちゃえ光竜っ!》
《主を頼むっ、光竜!!》
やがてローグの身体が光となり、黒髪が綺麗な銀髪に戻る。そしてローグの目に光が宿った。
「【シャイニングフォーム】!!」
《《ローグ!》》
《あ……あぁ……っ》
ローグがシャイニングフォームを使った瞬間、闇竜は力なくその場に崩れ落ちた。そしてローグの中から光竜が飛び出し元の姿に戻る。
《ふぅ……。なんとかなりましたね》
《やったな光竜!》
《雷竜》
戻った光竜の肩を雷竜が叩く。
《いやぁ~、死ぬかと思ったぜ》
《……何を言っているのですか雷竜》
《は?》
光竜は雷竜に説教を始めた。
《そもそもあなたの【ライトニングフォーム】を使えば私がいなくとも解決できていたはずです》
《……は?》
《身体への指示は脳からの電気信号によるもの。あなたが彼の動きを封じ、他の皆で闇竜を止めれば誰も傷付かなったはずです。修行が足りないですよ》
《む、無茶言うなって! んな事したらブラザーの脳焼いちまうわ!》
《それが修行不足だと言っているのです。今度私が直々に稽古をつけてあげましょう》
《か、勘弁してくれっ!?》
《あ、ローグ様!?》
雷竜と光竜が談笑している横で、光となったローグが力なく崩れ落ちていた闇竜の前に歩み寄った。
「闇竜」
《ひぅっ!?》
闇竜はびくっと跳ね、視線は地面に向けたまま震えていた。そんな闇竜にローグは優しく語りかけた。
「強かったよ、闇竜。まさか身体を乗っ取られるとは思わなかったよ」
《ご、ごめんなさい……っ》
「何を謝る必要があるの?」
《え?》
闇竜は驚き顔を上げた。
「乗っ取られたのは俺が未熟だったからで、アース達がボロボロになったのは修行が足りなかったからだよ。謝るのは俺にじゃなくアース達にだよ」
《う、うん……》
「闇竜は昔の主だった英雄レオンを奪った魔族が許せない、そうだよね?」
《うん……、魔族は絶対に許せない!》
「実は今地上に魔族が現れてるんだ」
《えっ!? 魔族が!?》
同様する闇竜にローグはこう告げる。
「だからさ、贖罪のためとは言わないけど、俺の仲間になってくれないかな?」
《わ、私があなたの仲間に!? あんな事した私を仲間に誘うなんておかしいわっ!》
「おかしくないよ。強い仲間は大歓迎さ。あんなに追い込まれたのは久しぶりだからね。俺もまだまだ未熟だって君に気付かされたよ」
竜達は黙って成り行きを見守る。
「闇竜、俺の仲間になってくれないか。そして一緒に魔族を倒そう!」
《……ちょっと考えても良い……かな? 頷く前に皆から許してもらわないと……》
「ははっ、そうだね。じゃあ一緒に謝りに行こうか」
そう言い、ローグはシャイニングフォームを解除し、闇竜に手を差し伸べるのだった。
《がはっ! つ、つえぇっ! 聖竜っ、回復してくれっ!》
《無理よっ! 風竜の足が先っ!》
《ふぐぅぅぅっ、ボクの足がぁ……っ!》
《ふふふ、あの一体で国を滅ぼせる竜がまるで子ども扱いね。凄いわローグ》
ローグは無表情のまま空に浮かび地面に転がる竜達を見下ろしていた。
《やめろ俺の身体っ!! くそっ、どうにかならないのかっ!》
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《あいつ強すぎっ! これじゃ私達死んじゃうわっ》
《我の防御がまるで役に立たぬ……。主の力がこんなに増していたとは……!》
《俺の氷も雷竜の雷もあいつに届く前に消えているようだ。気絶させようにも攻撃が当たらないのではどうしようもない》
竜達は絶望に頭を抱えていた。美しかった城は半壊し、中庭は穴だらけになっている。
《うぅ……、痛かったぁ~。死にかけたよボク》
《お、治療が終わったか。聖竜、俺の翼も治してくれ》
《はぁ……はぁ……っ! ち、ちょっと待って。魔力が減りすぎてて……》
そこで火竜と水竜が前に出た。
《火竜、アレやるわよ》
《アレ? ……ああ、あの爆発技か》
《多分効かないとは思うけど時間稼ぎにはなるわ。その間にどう黙らせるか考えて、氷竜》
《俺? 俺には無理だ。そういうのは光竜の担当だろう》
《今いないんだから仕方ないでしょ! このままじゃ皆死んじゃうわっ! 行くわよ火竜っ!》
《ああっ!》
水竜と火竜が空へと浮かび上がりローグの周囲で水蒸気爆発を連発する。
《くそっ、どうすれば良いっ! あんな化け物相手に勝てる未来が全く見えんっ!》
《慌てない慌てない》
《え?》
氷竜は勢いよく後ろを振り向く。
《こ、光竜!! いつからそこに!?》
《たった今ですよ。お久しぶりですね、皆さん》
そこで地上にいた竜達が光竜の存在に気付いた。
《光竜っ! 良かった! 来てくれたのねっ!》
《お久しぶりです、聖竜。大気が震えていましたので光の速さで飛んできましたよ。なにやら大変な事になっているようですね》
そう言い、光竜は空を見上げた。その視線に闇竜が気付く。
《光竜……、いたのね》
《闇竜。あなたは何をしているのですか。今すぐこのような真似は止めてその人間を解放しなさい》
《嫌よ。私はローグを使って魔族を駆逐するんだから!》
《それならわざわざ私達を叩かなくても良いでしょう?》
すると闇竜はゆっくりと地上に降りてきた。
《邪魔なのよ貴方達が。まだ完全にローグを支配できていないのは貴方達仲間のせいよ。今からローグ自身の手で仲間を殺させるわ。そうしたら深い後悔と悲しみでローグの自我が完全に消滅するわ。ついでにあの城も破壊してあげようかしら》
《無関係の者を巻き込む癖は治っていないようですね》
《光竜こそ……。私の邪魔をしようとするのは相変わらずね。ローグ!》
闇竜がローグの名を叫んだ。すると空中に浮かんでいたローグが無傷の状態で地上へと降りてくる。
《ローグ、その光竜を殺しなさい》
《はっはっは。私を殺す? 人間には無理ですよ。私の力を忘れたというなら今一度思い出させてあげましょう。──【シャイニングフォーム】!!》
《《まぶしっ!?》》
《──っ!》
辺りが目映い光に包まれる。その光はゆっくりと集束し、光る竜の形を形成した。
《思い出しましたか? 私は光そのもの。私に攻撃は当たりません。そして……私は闇の天敵ですよ》
《ローーーグッッッ!!》
ローグが闇竜を守るように光竜に対峙する。
《それを待っていました。それは悪手ですよ、闇竜!》
《あっ!!》
光竜は光の粒子になりローグの中に入っていった。
《……さて、まずは人格を探しますか》
光竜がローグの中に入った事でローグは闇竜の命令を一切受け付けなくなり、その場で立ち尽くしていた。そして光竜はローグの精神にアクセスし、無事だった自我を発見し、語りかけた。
《人間よ、私の声が届いていますか?》
《あなたは……見えていました。最後の竜、光竜ですね?》
《はい。よくぞ闇竜の技に抗いましたね》
《いえ、自我を保つので精一杯でした。アース達を傷付けてしまって……》
ローグは深く後悔していた。
《大丈夫です。竜は頑丈にできていますから。それより……今からあなたを取り巻いている闇を祓います。ですがおそらく闇竜は再びマインドハックをかけてくるでしょう》
その言葉にローグは自信をもってこう返した。
《次は大丈夫です。俺にもうあの技は通じません。あなたの【シャイニングフォーム】を見ましたから》
《私の? 見た?》
《はい。俺の眼は見た技を使えるようになる【神眼】なので》
《は、ははっ。なるほど。では解放しても問題はありませんね。解放したらすぐにシャイニングフォームを》
《はいっ!》
光竜はローグの体内でさらに輝きを増し、ローグの身体全体が光を放ち始めた。
《や、やめてっ! 私からローグを奪わないでっ!》
《やっちゃえ光竜っ!》
《主を頼むっ、光竜!!》
やがてローグの身体が光となり、黒髪が綺麗な銀髪に戻る。そしてローグの目に光が宿った。
「【シャイニングフォーム】!!」
《《ローグ!》》
《あ……あぁ……っ》
ローグがシャイニングフォームを使った瞬間、闇竜は力なくその場に崩れ落ちた。そしてローグの中から光竜が飛び出し元の姿に戻る。
《ふぅ……。なんとかなりましたね》
《やったな光竜!》
《雷竜》
戻った光竜の肩を雷竜が叩く。
《いやぁ~、死ぬかと思ったぜ》
《……何を言っているのですか雷竜》
《は?》
光竜は雷竜に説教を始めた。
《そもそもあなたの【ライトニングフォーム】を使えば私がいなくとも解決できていたはずです》
《……は?》
《身体への指示は脳からの電気信号によるもの。あなたが彼の動きを封じ、他の皆で闇竜を止めれば誰も傷付かなったはずです。修行が足りないですよ》
《む、無茶言うなって! んな事したらブラザーの脳焼いちまうわ!》
《それが修行不足だと言っているのです。今度私が直々に稽古をつけてあげましょう》
《か、勘弁してくれっ!?》
《あ、ローグ様!?》
雷竜と光竜が談笑している横で、光となったローグが力なく崩れ落ちていた闇竜の前に歩み寄った。
「闇竜」
《ひぅっ!?》
闇竜はびくっと跳ね、視線は地面に向けたまま震えていた。そんな闇竜にローグは優しく語りかけた。
「強かったよ、闇竜。まさか身体を乗っ取られるとは思わなかったよ」
《ご、ごめんなさい……っ》
「何を謝る必要があるの?」
《え?》
闇竜は驚き顔を上げた。
「乗っ取られたのは俺が未熟だったからで、アース達がボロボロになったのは修行が足りなかったからだよ。謝るのは俺にじゃなくアース達にだよ」
《う、うん……》
「闇竜は昔の主だった英雄レオンを奪った魔族が許せない、そうだよね?」
《うん……、魔族は絶対に許せない!》
「実は今地上に魔族が現れてるんだ」
《えっ!? 魔族が!?》
同様する闇竜にローグはこう告げる。
「だからさ、贖罪のためとは言わないけど、俺の仲間になってくれないかな?」
《わ、私があなたの仲間に!? あんな事した私を仲間に誘うなんておかしいわっ!》
「おかしくないよ。強い仲間は大歓迎さ。あんなに追い込まれたのは久しぶりだからね。俺もまだまだ未熟だって君に気付かされたよ」
竜達は黙って成り行きを見守る。
「闇竜、俺の仲間になってくれないか。そして一緒に魔族を倒そう!」
《……ちょっと考えても良い……かな? 頷く前に皆から許してもらわないと……》
「ははっ、そうだね。じゃあ一緒に謝りに行こうか」
そう言い、ローグはシャイニングフォームを解除し、闇竜に手を差し伸べるのだった。
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