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第7章 東の大陸編

13 オークション

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 新人冒険者の仲間を救うためにローグはカノンを連れ【神の足】で【トロイア】という町に来た。一瞬で見知った町に着いたカノンが驚きの声を上げる。

「い、今のは何ですか? て、転移??」
「似たようなものかな。それより、その仲間とは何処にいるかわかる? すぐに案内してくれないか」
「は、はいっ! こちらです!!」

 ローグはカノンに案内され、奴隷商館に向かった。商館に入るといかにも胡散臭そうな商人がローグ達の前に現れる。
           
「おっと、御新規さんかい? 悪いね、今日は特別なオークションの日なんだ。常連しか入れねぇ決まりになってるんだわ。また日を改めてきちゃもらえませんかね?」

 そんな商人にローグは重そうな皮の袋を見せてこう言った。

「そうか、残念だなぁ……。ここにいる奴隷全部買えるくらいのお金持ってきてるんだけどなぁ」

    そう言い、ローグはわざと皮袋を開き地面に落として見せた。

「に、ににに虹金貨の山ぁっ!?」
「ああ、すまない。落としてしまった。悪いが拾うのを手伝ってくれないかな? その過程で一枚くらいなくなっても良いからさ?」

 そう言われた商人は虹金貨を拾いながらローグにこう言った。

「へ、へへへ……。し、仕方ありやせんねぇ~。常連さんの頼みとあっちゃあ断れませんや」

 男は一枚だけ抜き取り、袋をローグに手渡した。

「じゃあ通させてもらうよ?」
「へぇ。じっくり楽しんでって下さい」

 ローグはカノンを連れ奥に向かった。

「す、凄いやり取りでした……!」
「そうかな? 金は使える時に使わないとさ。重くて重くて」
「は、はは……」
「それより、ほら。行くぞ?」
「あ、は、はい!」

 ローグ達が会場に入るとそこは異様な熱気に包まれていた。ローグは空いていた席に腰掛け、その隣にカノンがそわそわしながら座る。

「開始の挨拶が終わって今から始まるようだ。カノン、君の友達が来たら教えてね」
「わかりましたっ!」

 それからオークションが始まり、何組かが金持ちに買われていった。綺麗な女、可愛い少年、筋肉質な男、様々な奴隷が次々と買われていく。オークションは着々と進んで行った。

 そんな折、ローグの琴線に触れた者が現れた。

「では、次に参ります。次は……な、なんと! あの盲目の剣士【リヒト】だぁぁぁっ! なぜ彼がこんな場所にぃっ!」

 そう叫び、司会の男は手元の資料を読み上げる。

「えっと……その理由は! 暴れる暴漢から人を助ける際、誤って無関係の貴族を斬り、重大な障害を与えてしまった! その治療に掛かる金を工面するために自らを売った……と書かれております!」

 その説明を聞きローグは怪しいと思った。
(ふ~ん……。カノンの仲間と似たようなハメられ方だ。それにしても……盲目の剣士か。少し鑑定してみようかな)

 ローグは盲目の剣士に鑑定をかける。そのかけた瞬間、リヒトはローグの方を見て一瞬笑った。

「ははっ、もしかして気付いたか? 面白いなあいつ」
「では、スタート!!」

 開始の合図と共にローグが札を上げる。

「虹金貨十枚」
「「「「「は?」」」」」
「聞こえなかったかな? 虹金貨十枚だ」

 その値段に会場内が一気にざわついた。

「おっとぉぉぉぉぉっ! いきなり虹金貨十枚が出たぁぁぁぁっ! 他に誰かいませんかっ!!」

 会場は静まり返っていた。そして誰も名乗りを上げなかったため、ハンマーが落とされた。

「決まりですっ! 盲目の剣士リヒト! 虹金貨十枚でお買い上げです!」
「「「「おぉぉぉぉ~……」」」」

 会場はざわつきを取り戻した。中には拍手を送る者までいた。

「ではお帰りの際、代金と引き換えにお受け取り下さい。それでは、次に参ります。次は……お、これは珍しい! 白狼の亜人ですね。入手理由は……不明? 良くわかりませんが多分訳ありでしょう。では、金貨一枚からスタートです!」

 どんどん値が上がっていく。ローグは亜人を見た。

「あの目……良いな……」
「え?」
「さぁ、現在黒金貨一枚! これ以上はありませんか!?」

 肥え太った豚が下品な嗤いで亜人を見ていた。もう自分が買った気でいるのだろう。あんな奴に買われてはもったいないと、ローグは札を上げこう宣言する。

「虹金貨十枚」
「ふへ? な、なぁぁっ!?」
「おぉぉぉぉっと! またもや彼だっ!! さぁっ、虹金貨十枚だっ! 他はありませんかっ!?」
「ぐぬぬぬっ! ならば虹金貨十一枚だぁっ!」
「出たぁぁぁぁっ! 本日最高値! さあっ、他にはいませんか!?」

 そしてローグは再び札を上げ余裕の笑みを見せる。

「虹金二十枚だ」
「ぬはっ!? な、なにぃぃぃっ!? に、二十は……む、無理だっ……!」
「来たぁぁぁぁっ! 虹金貨二十枚!! これは決まりだっ!」

 ローグの宣言でまたハンマーが降ろされた。そんなローグにカノンが尋ねる。

「ち、ちょっとローグさん? そんなに使っても良いのですか?」
「え? ああ、友達の分の心配? なら大丈夫だよ。虹金貨はまだまだ腐る程あるし。色んな迷宮を踏破すると勝手に貯まるんだよこれ。たまに使わないと邪魔で邪魔で」
「あ……そですか……は、はは」

 もはや渇いた笑いしか出ないカノンだった。それからもオークションは続いたが、後はローグの琴線に触れるような者はいなかった。

 そしてついにこの時が来た。ボロ布一枚で手首に枷を嵌められ、一人の女の子がロープで引かれてきた。

「では、次に参ります。次は……ああ、借金奴隷ですね。道で偶然ぶつかった商人の品を破壊。多額の請求に困り果て奴隷に身を落としたそうです。では、どうぞ!」

「【アロナ】! ローグさん、来ました! 彼女です!! あぁぁ……酷いっ……!」
「あれか」

 ローグはアロナと呼ばれた少女を見て呟いた。

「理由がキナ臭いな。普通商人は今言ったような事があった時のために商人ギルドが保障する保険に入っているはずだ。旅先で商品が壊れても大丈夫な様にな。そのために高い金を取る商人ギルドなんて物があるんだ。それに入らないと言う事は……モグリの商人か、あるいは犯罪者集団だな。ハメられたな」
「え? ま、まさか……!」

 そうこう話をしている内にいつの間にかオークションは進んでいた。

「さあ、白金貨一枚! もっと上はないかぁっ! 資料によると……どうやら生娘らしいです!」

 すると会場の男性陣が次々名乗りを上げていった。

「白金貨二枚!」
「ならこっちは四枚だ!」

 どんどんつり上がっていく値に司会の男は笑みを浮かべていた。

「良いですねぇ~。さ、まだいませんか!?」
「虹金貨一枚だっ!」

 すると先程の豚が脂ぎった手を上げた。

「キタキタキター!! 虹金貨一枚っ! さぁっ、他には!?」
「ロ、ローグさぁん! お願いしますぅぅぅっ!」

 ローグは先程あの豚と虹金貨二十枚で競り勝った。ならばと。

「ではまた虹金貨二十枚で」
「なっ! ま、また貴様かっ!?」
「きたぁぁぁぁぁっ!! またもや虹金貨二十枚! これはもうムリかぁぁぁぁっ!?」
「ぐっ、ぐぬぬぬぬっ! くそがぁぁぁぁぁっ!」

 再び負けた豚は肩を怒らせ会場を出ていった。

「決まりだぁぁぁっ! 再び虹金貨二十枚! お買い上げ……ありがとうございまぁぁぁす!」
「やった! ローグさぁぁぁぁぁん!」

 カノンは嬉しさのあまり、ローグに抱きついた。

「おいおい。さ、早く友達の所に行こう」
「は、はいっ!」

 ローグは席を立ち、受付へと向かった。

「へへっ、毎度旦那っ。ずいぶん奮発しやしたね?」
「そう? こんなの小遣い程度だけどね」
「ほ、こりゃまた……。今商品をお持ち致しやすので、少々あちらの別室でお待ち下さいや」

 受付の男は商品を取るため奥へと向かった。しばらく待つと奥からローグが購入した三人を連れて戻ってきた。そしてアロナの姿を見たカノンが彼女に抱きついた。

「あぁぁぁ……アロナぁぁぁっ!」
「……カノン……? っ、カノン!!」
「アロナぁぁぁっ! 無事だった? 変な事されなかった!?」
「大丈夫、大丈夫よ。それより、あの方は?」
「あ、ローグさんって言って……、後はわかんない。何か流れでこうなって……?」
「はい? な、流れで虹金貨二十枚も出す人なんているわけないでしょ!?」

 混乱する二人にローグが名乗る。

「それがいるんだよね。初めまして、カノンの知人でアースガルド国王のローグ・セルシュだ。よろしく」
「「は、はぁぁぁ? こ、国王!?」」

 カノンとアロナは地面に伏せた。そしてカノンが平謝りを始める。

「も、ももも申し訳ありませんでしたぁっ! そんな地位にある御方とは知らず、無礼の数々! 平にご容赦をっ!」
「あー、良いよ。たまたま知り合って怪しいと思ったから助けただけだよ。そんなに畏まられてもねぇ」

 そこに盲目の剣士リヒトが話し掛けてきた。

「いやぁ、我らの主殿は素晴らしい御仁のようですな。見ず知らずの我らにあんな大金をおしげもなく出すとは……」
「いや、それは違うよ。俺はお前達が欲しかったから買ったんだ。その気なら全員買えたし」
「はっは、ならば某は主殿の御眼鏡に適った……と言う事ですかな?」
「ああ。お前……かなりヤるだろ? 俺の鑑定に気が付いていたよな?」
「はて? 何の事やら?」

 リヒトは不敵な笑みを浮かべていた。

「ふっ、まぁいいさ。後でじっくり聞かせてもらうとしよう」
「それは……コワイですなぁ。ふふっ」

 その時、不意に誰かが袖を引いた。見ると亜人の子がローグの袖を引っ張っていた。

「ワタシ、【ハク】。アナタがワタシの新しいダンナ様?」
「はい? だ、旦那様?」
「そう。前のダンナ様はワタシが食べ過ぎて困ると言って売った。アナタはワタシを買った。だから、ダンナ様。チガウ?」
「な、その目……、はぁ……。当たり引いたと思ったのになぁ。ただの食いしん坊だったか?」
「ご飯くれるなら、働く。実はワタシ……」

 ハクはローグだけに耳打ちした。

「白狼族じゃない。本当はフェンリル」
「なっ!? ばっ……!」

 ローグは、慌て自分の口を塞いだ。

(ま、待て。フェンリル? フェンリルってあれだろ? 伝説の魔獣って言われる……。一説では神の使いとか何とか……。こ、これがそのフェンリル!?)

 そんなローグの様子に首をかしげカノンが問い掛ける。

「どうかしたのですか? ローグさん?」
「い、いや、何でもない。それより、そっちはもう良いの?」
「はいっ! それであの……私達、ローグさんに恩返ししようと」
「いや、いいよ」
「ガーン。そ、そんな……! な、何が不満なんですか!? 若い乙女がお礼って言ってるんですよ?」
「俺は妻帯者だ。そんな礼は受け取れない」
「そう。ダンナ様はハクのだ。渡さないぞっ」
「「なっ!?」」
「はっはっは、主殿はモテモテですな。いやぁ愉快愉快」

 そんな一行に痺れを切らしたのか、受付の男はが声を掛けてきた。

「あの~そろそろ代金の方を……」
「あ、ああ、すまん。忘れてた。ほら、虹金貨五十枚だ。数えてくれ」
「おほっ! では……。ひ~ふ~…………確かに。奴隷紋は使いますかい? これだけ大口だ、紋無し、首輪無しにする事も可能ですぜ? サービスしときますよ?」
「ああ、じゃあ無しで頼むよ」
「わかりやした。では、またのお越しをお待ちしております」

 ローグは立ち去り際に男に聞いた。

「そうだ、もしエルフが入ったら寄せておいてくれ。言い値で買う」
「エルフですう? え~と……それはダークエルフでも良いんですかい?」
「ん? まさか……今いるのか!?」
「へ、へぇ。最近大量に入荷しましてね、数は確か十人、見て行きますかい? まだ来たばかりで」
「見せてくれ」
「へい、毎度っ! ささっ、こちらです。付いて来てくだせぇ」

 ローグはカノン達に声を掛ける。

「悪いな、お前達は少し待っててくれ」
「は、はい」

    カノン達の了承を得たローグは男に付いて行くのだった。
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