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第2章 領地開発の章

18 新たな王

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    勇者召喚を行っていた先代の王を殺し、ガゼルはゴッサム国の新しい王となった事を国民に宣言した。ガゼルは先代の国王が何をしていたか、その全てを国民に知らしめた。先代の王を善王だと信じていた国民は、ガゼルの話を聞き、国に不信感を露にしていた。

「俺が王となったからには、2度と勇者など召喚しないしさせない!勇者などと言う者に頼らなければならない程俺は弱くない!これからお前達国民に俺の力を見せてやろう!」

    ガゼルは城のバルコニーから、両手を天に掲げ、遠くに見える平坦な空き地に向かって魔法を放った。

「【メテオ】。」

    ガゼルが魔法を唱えると、辺りは昼だと言うのに暗くなり、天から隕石が1つ降ってきた。隕石は地面に深く、巨大なクレーターを作った。直径5キロ、深さは百メートルはありそうなクレーターだ。ガゼルは更にそこに魔法を放つ。

「【ウォーターレイン】!!」

    ガゼルはクレーター上空に雨雲を呼び、ひたすら豪雨を降らせ続けた。ガゼルは1週間ぶっ続けで雨を降らせ、クレーターを水で満たした。巨大な湖の完成だ。

    更に近くの川から土魔法で水路を引き、城下町全体に水路を通す。そして、街から出る汚水を浄化する設備を作り、そこに繋げた。設備からね出口は湖に繋げ、水を循環する様にした。

    ガゼルは1週間ぶりに民の前で宣誓した。

「これは力のほんの一部に過ぎない!先ずは城下を水の都にしたが、何か希望があればどんどん言ってこい!出来るものは叶えてやる。それと、貴族制度は廃止する。この国には腐った貴族が多すぎた。そんな奴等に税を納めるのはバカらしいだろ?だから、腐った貴族を処刑し、お前達の税を減らしてやる。これからは幸せな未來しか無いと約束しよう!だから…俺に付いてこいっ!」

    国民達は一斉に沸いた。税が減る事にもだが、新しい王は凄い力を持っており、悪人は許さないと言う姿勢が信用を得たのだ。城下は連日お祭り騒ぎだった。

「さて、民の信頼は得た。次は貴族の処分だな。ヴァニラ、貴族を全て集めてくれ。集まるのは1週間後。良いか?」

「はい。仰せのままに…♪ガゼル様は何を?」

「そうだな…。ショコラと遊んでるわ。新しいパパとして子供と仲良くならないとな。」

「ショコラと遊んでくれるの!?やったぁ♪お兄ちゃ…じゃなかった、パパ大好きぃっ♪前のパパはショコラに全然構ってくれなくて…。」

「そうか…。これからはいっぱい遊んでやるからな?遠慮なく来てくれ。」

「やったぁ♪ね、パパ、お風呂いこ、お風呂!もう寝る時間だし。明日から早起きして遊ぶの!」

「もうそんな時間だったか。そうだな、行こうか。」

    そこにヴァニラが話し掛ける。

「あの…私も…。」

「良いぜ。2人とも洗ってやるよ。一緒に行こうか。」

「ママも!?やったぁ、ショコラ嬉しい♪」

    3人は風呂へと向かった。中はかなり広く、浴槽は泳げる位だった。

「わ~い♪」

「ショコラ、まずは身体を洗ってからだ。ほら、洗ってやるから椅子に座りな?」

「は~い♪パパに洗って貰うの初めて♪」

    ガゼルは椅子に座らせ、シルクの様な髪に泡を立てて洗ってあげる。

「ショコラの髪は綺麗だなぁ。うっ。」

「?パパ、どうしたの?」

「何でもないぞ~。痒いとこはないか~?」

「全部~!」

    ガゼルはショコラの頭を洗いながら背後を見た。そこには胸を泡だらけにして背中を胸で洗うヴァニラがいた。両手は勿論、モノを握り洗っている。

「硬くて立派…これが私の中に入ったのね…♪逞しいわ…ふふっ…♪」

    ヴァニラは熱心にそこを洗っていた。

「よ~し、流すぞショコラ。」

    ガゼルはショコラの頭を流した。

「じゃあ次は私がパパの頭を洗ってあげる~♪わっぷっ!?」

    髪を洗い終えたショコラがこちらを振り向いた瞬間、ガゼルのモノから白い液体がショコラの顔と身体に大量に掛かった。

「うぇぇ…何これぇ~。何か苦いよぉ~。」

「あらあら…。ショコラにはまだ早かったかしら。勿体ないわぁ…。」

    ヴァニラはショコラに飛んだ液体を四つん這いになりながら舌で舐めとっていく。

「ま、ママくすぐったいよぉ~♪きゃははっ♪」

    ガゼルはヴァニラの後ろに立ち、尻を掴んだ。

「次はお前を洗ってやるよヴァニラ。中まで綺麗にな?」

    と、ガゼルはヴァニラの中にモノを埋め込んでいく。

「あぁぁぁぁんっ♪」

「?ママどうしたの?」

「な、なんでも無いのよ。それより、冷えてきたから湯船で温まって来なさいな、ショコラ?」

「?はぁい♪ママ達も直ぐに来てね?」

「分かったわ、あぁんっ♪」

    ショコラは1人浴槽へと向かった。

「娘の前で喘ぐとはな。」

「だ、だって…。気持ち良いんだもんっ♪あんっあっあっあっ♪」

「そうかそうか、じゃあショコラに弟か妹を作ってやらないとな。受けとれっ!」

    ガゼルはヴァニラの奥に押し付け、大量に種をばら蒔く。

「あっあぁぁぁぁぁぁっ♪」

「あ~!パパとママ何してるのぉっ!」

「し、ショコラ!?はぁぁぁっ♪」

    ヴァニラは娘に見られながら果てた。

「ママの身体を洗ってたんだよ。さ、ショコラ。もう1回温まりに行くぞ?俺と入りに行こうか。」

「うんっ♪」

    ガゼルはショコラを抱きながら湯船に浸かる。

「ねぇ、パパ?これからは毎日遊んでくれる?」

「良いぞ?だが、ちゃんと勉強もしないとな?」

「う~…勉強嫌ぁい…。」

「しょうがないな。そっちも俺が見てやろう。」

「ホントっ!?じゃあ頑張る~!えへへ…新しいパパは優しいから大好きです♪」

    ショコラは甘える様に身体を寄せてきた。

「さて、そろそろ上がろうか。お~い、ヴァニラ?」

「は、はい?」

「俺達上がるけど、お前どうすんだ?」

「す、少し温まってから行きます。ショコラをお願いします…。」

「分かった、ショコラ。先に上がろうか。俺が身体を拭いて髪を乾かしてあげよう。」

「はぁい♪行こっパパ♪」

    ガゼルはショコラと更衣場に行き、身体を綺麗に拭いた後、パジャマに着替えさせ、髪を【ドライ】の魔法で乾かすと櫛を優しく通した。

「なんか…気持ち良くて…眠くなってきたです…。」

「おっと、じゃあ先に寝室に行こうか。パパと寝ような。」

「う…ん…。くぅ~。」

「寝ちまったか。どれ、運ぶか。ヴァニラ、お前も早く来いよ?【ドライ】。」

「あ、あら?髪が。ありがとう。髪を解かしたら行きますわ♪」

    ガゼルは寝室に着くとショコラをベッドに寝かせた。

「…パパぁ…♪むにゃむにゃ…。」

    ショコラはガゼルの手を握ったまま離さない。

「甘えん坊だな、ショコラは。ま、それだけ寂しかったって事なのかな?」

「ですね、前の王は家族に興味が無かったもので…。」

「来たか、ヴァニラ。」

「ええ、ショコラも私も寂しい日々を送っていましたの。ショコラのその手…2度と離さないって言う意思表示かもしれませんね。 」

「はは、これからは俺が構ってやるさ。じゃあそろそろ寝ようか。ヴァニラはそっちな?」

「ふふっ、ショコラを挟んで寝るのですね?優しい方で良かったわね、ショコラ?」

 「くぅ~…。」 

「じゃあ、お休みだ。」

「はい、お休みなさい、アナタ♪」

    こうして夜は更けていった。 
 
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