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第5章 グラディオン大陸編
17 孤児院生活
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アジトの場所を移してから一週間が経った。その間で俺がやった事と言えば……セックスしかない。しかも孤児達とだ。
「あんたねぇぇぇぇっ! なんて事すんのっ!」
「なにがだよ?」
「なにが!? わかんないのっ!? ここにいる子供達はいずれちゃんと育ててくれる大人に渡すの! なのになによこれはっ!」
女の孤児達は俺との行為にはまり孤児院から出たくないと申し出てきた。そして男の孤児達はここの居心地が良すぎて他に行きたくないと申し出てきた。贅沢は人を変える。まさにここは天国だ。
「女の子はともかく、アジトを城にしろって言ったのはお前だろ。俺には関係ないじゃん」
「もぉぉぉぉぉっ! どうすんのよっ! これじゃ誰も出ていかなくなるじゃないっ!」
「なら住まわせときゃ良いだろ。野郎共は冒険者にでもすれば良い。俺が鍛えてやるからよ」
「え?」
その日の午後、俺は成人済みの男を三人庭に集めた。
「ジェイドさん、どうしたんですか?」
「いやな、俺はお前らがずっといても良いと思ってんだけどよ、パームの奴が巣立たせろってうるさくてな」
「えっ!? そんなぁ~……」
「酷い話だろ? って事で、お前らには冒険者になってもらう」
「「「ぼ、冒険者!? ムリムリ!」」」
そうこの三人に戦闘スキルはない。ないなら与えれば良いだけだ。
「お前らに戦う力を与えてやるよ」
俺は三人に冒険者スキルセットを付与した。この世界で人が持つスキルは大体一つだ。だが彼らには十を超えるスキルがある。
「「「えぇぇぇぇぇぇっ!?」」」
「さ、これでもう大丈夫だ。お前らならどこでもやっていける。そんなお前達はこれから世界に出てお前達のように親がいない子供を救うんだ」
「お、俺達が……」
「そうだ。最初はここに送るだけで良い。そうする事で救える命が増えるんだ。頑張れよ、お前達」
「「「は、はいっ!」」」
こうして三人は旅立ち、俺は女の子達の部屋に向かった。
「あ、ジェイド様だ~! またしにきたの~?」
「おう。今日もたっぷり可愛がってやるからな~」
「うんっ! あれ気持ち良いから好き~」
こいつらを追い出すなんてもったいなさすぎる。
「「「ジェイド様~、私達にも~」」」
「ふははははっ! こいこい! お前ら全員俺のモンだ!」
これが一ヶ月続いた。その間にパームの仲間達がどこからか子供を連れて来ては俺に差し出す。
「ジェイド様、新しい女の子にございます」
「うむ」
「え? なに……これ? 私と同じくらいの女の子ばかり……。しかもみんな裸で……」
そんな女の子に古株の女の子がルールを教える。
「ここはジェイド様に身体を使って奉仕する場所なんだよ~。そしたらずっとここで幸せに暮らせるんだよっ」
「幸せ……?」
「うん。ジェイド様はなんでもくれるのっ。パパみたいにね」
「……私のパパは……私を捨てたし……」
「そんなのパパじゃないよっ。ジェイド様はいっぱい優しくしてくれるからねっ。ほら、脱いで抱いてもらお」
「う、うん……。他に行くとこないし……。あの……よろしくお願いします」
俺は来る女の子全員を抱いてやる。黙っていても女の子が来るなんて最高だなここは。
「あっあっあっ! 私っ、上手くできてますかっ!」
「ああ、可愛いよ。君も今日からここの仲間だ。遠慮なく俺に甘えて良いぞ」
「あ……。じ、じゃあ……。これもっとしたいな……」
「オーケー。満足したら言ってくれよ」
そしてこんな一幕もあった。
「あぁん? なんだこりゃ……パーム孤児院? おい、誰か知ってるか?」
「いや、知らねぇ。ってかここは何もなかったはずだぜ」
「そうそう。ただの名もない湖しかなかったはずだ」
「……怪しいな。こりゃどっかの貴族が税金対策で建てたのかもしれねぇ。となると……」
「「「根こそぎ奪っちまおうぜ!」」」
「よし、なら夜に決行だ。全員集めんぞ!」
「「「うぃ~す」」」
そしてその日の夜。
「うっしゃ! 行くぞおめぇら!」
「「「「ヒャッハー!」」」」
集まった盗賊は二百を超えている。そしてこの日は霧も出ていた為視界が悪かったのもある。盗賊団は入り口を潜った瞬間、とあるダンジョンへと転送された。
「オラオラオラ……ってありゃ? あの城はどこ行った?」
「か、頭……。ここなんすか?」
「わかんねぇよ。いきなり洞窟っぽい所に出ちまっ……っ!? な、なんっ……!?」
奥の通路からオーククイーンの群れが現れた。
《ブモ……(あら、餌かしら)?》
《ブホォォォッ(あらやだ、イケメン)!》
《ブホホッ(やぁん、食い放題ね)!》
盗賊達は真っ青になる。
「オーク……クイーンだとぉぉぉぉっ!? え、Sランク指定の魔物が群れでっ!?」
「か、かかかか頭っ! に、逃げましょう!」
《ブホホッ(逃がさないわよ)》
オーククイーンが壁にあったレバーを下ろす。すると分厚い扉が通路を防ぎ盗賊達の退路を絶つ。
「か、頭ぁっ! 逃げ道が塞がれたっ!」
「なっ!?」
《ブフゥッ(さあ、パーティーの始まりよ。たぁくさん搾り取った後……食い散らかしてあ・げ・る)》
《《ブッホホ~(いっただっきまぁ~す)!》》
「「「「ぎ……ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
哀れ。盗賊団はジェイドの罠にかかり、最悪な最後を迎えるのであった。
「あんたねぇぇぇぇっ! なんて事すんのっ!」
「なにがだよ?」
「なにが!? わかんないのっ!? ここにいる子供達はいずれちゃんと育ててくれる大人に渡すの! なのになによこれはっ!」
女の孤児達は俺との行為にはまり孤児院から出たくないと申し出てきた。そして男の孤児達はここの居心地が良すぎて他に行きたくないと申し出てきた。贅沢は人を変える。まさにここは天国だ。
「女の子はともかく、アジトを城にしろって言ったのはお前だろ。俺には関係ないじゃん」
「もぉぉぉぉぉっ! どうすんのよっ! これじゃ誰も出ていかなくなるじゃないっ!」
「なら住まわせときゃ良いだろ。野郎共は冒険者にでもすれば良い。俺が鍛えてやるからよ」
「え?」
その日の午後、俺は成人済みの男を三人庭に集めた。
「ジェイドさん、どうしたんですか?」
「いやな、俺はお前らがずっといても良いと思ってんだけどよ、パームの奴が巣立たせろってうるさくてな」
「えっ!? そんなぁ~……」
「酷い話だろ? って事で、お前らには冒険者になってもらう」
「「「ぼ、冒険者!? ムリムリ!」」」
そうこの三人に戦闘スキルはない。ないなら与えれば良いだけだ。
「お前らに戦う力を与えてやるよ」
俺は三人に冒険者スキルセットを付与した。この世界で人が持つスキルは大体一つだ。だが彼らには十を超えるスキルがある。
「「「えぇぇぇぇぇぇっ!?」」」
「さ、これでもう大丈夫だ。お前らならどこでもやっていける。そんなお前達はこれから世界に出てお前達のように親がいない子供を救うんだ」
「お、俺達が……」
「そうだ。最初はここに送るだけで良い。そうする事で救える命が増えるんだ。頑張れよ、お前達」
「「「は、はいっ!」」」
こうして三人は旅立ち、俺は女の子達の部屋に向かった。
「あ、ジェイド様だ~! またしにきたの~?」
「おう。今日もたっぷり可愛がってやるからな~」
「うんっ! あれ気持ち良いから好き~」
こいつらを追い出すなんてもったいなさすぎる。
「「「ジェイド様~、私達にも~」」」
「ふははははっ! こいこい! お前ら全員俺のモンだ!」
これが一ヶ月続いた。その間にパームの仲間達がどこからか子供を連れて来ては俺に差し出す。
「ジェイド様、新しい女の子にございます」
「うむ」
「え? なに……これ? 私と同じくらいの女の子ばかり……。しかもみんな裸で……」
そんな女の子に古株の女の子がルールを教える。
「ここはジェイド様に身体を使って奉仕する場所なんだよ~。そしたらずっとここで幸せに暮らせるんだよっ」
「幸せ……?」
「うん。ジェイド様はなんでもくれるのっ。パパみたいにね」
「……私のパパは……私を捨てたし……」
「そんなのパパじゃないよっ。ジェイド様はいっぱい優しくしてくれるからねっ。ほら、脱いで抱いてもらお」
「う、うん……。他に行くとこないし……。あの……よろしくお願いします」
俺は来る女の子全員を抱いてやる。黙っていても女の子が来るなんて最高だなここは。
「あっあっあっ! 私っ、上手くできてますかっ!」
「ああ、可愛いよ。君も今日からここの仲間だ。遠慮なく俺に甘えて良いぞ」
「あ……。じ、じゃあ……。これもっとしたいな……」
「オーケー。満足したら言ってくれよ」
そしてこんな一幕もあった。
「あぁん? なんだこりゃ……パーム孤児院? おい、誰か知ってるか?」
「いや、知らねぇ。ってかここは何もなかったはずだぜ」
「そうそう。ただの名もない湖しかなかったはずだ」
「……怪しいな。こりゃどっかの貴族が税金対策で建てたのかもしれねぇ。となると……」
「「「根こそぎ奪っちまおうぜ!」」」
「よし、なら夜に決行だ。全員集めんぞ!」
「「「うぃ~す」」」
そしてその日の夜。
「うっしゃ! 行くぞおめぇら!」
「「「「ヒャッハー!」」」」
集まった盗賊は二百を超えている。そしてこの日は霧も出ていた為視界が悪かったのもある。盗賊団は入り口を潜った瞬間、とあるダンジョンへと転送された。
「オラオラオラ……ってありゃ? あの城はどこ行った?」
「か、頭……。ここなんすか?」
「わかんねぇよ。いきなり洞窟っぽい所に出ちまっ……っ!? な、なんっ……!?」
奥の通路からオーククイーンの群れが現れた。
《ブモ……(あら、餌かしら)?》
《ブホォォォッ(あらやだ、イケメン)!》
《ブホホッ(やぁん、食い放題ね)!》
盗賊達は真っ青になる。
「オーク……クイーンだとぉぉぉぉっ!? え、Sランク指定の魔物が群れでっ!?」
「か、かかかか頭っ! に、逃げましょう!」
《ブホホッ(逃がさないわよ)》
オーククイーンが壁にあったレバーを下ろす。すると分厚い扉が通路を防ぎ盗賊達の退路を絶つ。
「か、頭ぁっ! 逃げ道が塞がれたっ!」
「なっ!?」
《ブフゥッ(さあ、パーティーの始まりよ。たぁくさん搾り取った後……食い散らかしてあ・げ・る)》
《《ブッホホ~(いっただっきまぁ~す)!》》
「「「「ぎ……ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
哀れ。盗賊団はジェイドの罠にかかり、最悪な最後を迎えるのであった。
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