13 / 101
第01章 幼少期
09 地下ダンジョン踏破
しおりを挟む
蓮は今最下層最後のフロア前に立っていた。
「最後のフロアだ。名残惜しいがさっさとクリアーさせて貰うとしようか。」
蓮は重厚な扉を開き中に入った。
「…暗いな。」
その言葉に反応したのか、壁にあった松明に火が灯った。
「お~お~。親切な事で。さて…ラスボスは何処かな?」
部屋の最奥に玉座がある。しかし主は居ない様だ。
「ふむ。この場合…大体は玉座に仕掛けか壁に隠し扉が……ビンゴだ。」
玉座の後ろの垂れ幕の裏に隠し扉があった。
「さぁて、対面だ。」
蓮は隠し扉を開き奥へと進んだ。
《やぁ、久しぶり♪》
「は?いや、お前…なにしてんの?」
部屋の中に居たのは神だった。
《何って…此処僕の別荘だからね。誰にも入られたく無かったから滅茶苦茶強い魔物を配置してたんだけど…。君には意味無かったみたいだね。》
「いやまぁ…。宝はありがたく頂いたがな。で、ダンジョンコアは?」
《ん?ああ、コアは玉座だよ。何?破壊するの?破壊しても良いけど…破壊したら僕の別荘が無くなっちゃうよぉ。》
「…中から魔物が出る事は?」
《無いよ。外からしか入れない仕組みになってるし。外から来た人は出れるんだけどね。》
なら破壊しなくても…。いや、誰かに侵入されても困るしなぁ…。
「なぁ、ダンジョンの場所移せないか?それか入り口を消してくれ。」
《えぇ~。まぁ君の頼みなら聞かなくも無いけど…。因みに入り口は何処にする気?》
「そうだな…。火口のマグマの中とか、深海の奥深くとか。到底だれも入れそうに無い所なら。」
《それじゃ面白くないじゃん!侵入者が慌てる姿を見たくて作ったんだしさぁ。》
何て性格の悪い神だ。
「じゃあ何処か人間の町にでも移せ。魔族領はダメだ。そうだな、人間達は勇者召喚とかやってんだろ?なら勇者を招いてやれよ。勇者なら少しは楽しませてくれるんじゃないか?」
《…イイね!ナイスだよそれ!アハッ♪流石蓮だ。相変わらずクズいっ!》
何だそれ、誉めてんのか?
「はいはい、クズで~す。で、そんなクズはこれから魔族領を変える気なんで。悪いが神託とかで勇者を適当に排除してくんない?上手くこのダンジョンに誘導してさ。後…落ちる宝箱は全部ミミックにしろ。そうすりゃ更に悔しがる姿が拝める筈だ。」
《ウハッ♪ゲスい!君には敵わないなぁ。それ採用!》
とんだ神も居たものだ。ま、俺も似た様なモンだがな。
《さて、じゃあ地上に送ろうか。久しぶりに会えて良かったよ。次に会える時を楽しみにしているよ。じゃあね…、工藤 蓮。【転送】。》
蓮は神によりダンジョン入り口へと転送された。
《いやぁ楽しい。それに…勇者って前から邪魔だったんだよねぇ。僕以外の神から変な力を授かって来るし。蓮のアイディア、頂くよ。えっと…入り口の設置場所はうん、軍事大国【グレゴール】にしよう。さぁ、神託の準備をしなきゃ♪》
神は自分の間へと戻るのであった。
一方蓮は地上へと戻り、魔王の所へと向かった。
「な、何だこの有り様は…。」
「ん?おぉ!戻ったか!ダンジョンはどうだった?何階まで進んだんだ?」
全身傷だらけの野郎が3人。
「このバカ息子がっ!何故この2人の娘なんだ!やるなら違う娘にしろ!」
「ほほう?ドランは家の娘に不満があると?」
「上等だ!モニカをバカにする奴は鉄拳制裁だゴラァッ!」
醜い争いだ。
「レンっ!」
「ん?ああ、モニカか。何だあれ?」
「あはは、レンさ、リリムちゃんにもえっちな事しちゃったんでしょ?」
「は?いや、あれはあっちから…。…もしかして俺が原因?」
「うん。お父さんとモリスさんが私とリリムちゃんどっちを正妻にするかで揉めてて。で、ドランさんは…何で暴れてるのか分かんない。」
ふむ。参ったな。
「あ~皆さん?」
「「「あん!?」」」
3人は戦いの手を止め蓮を睨んだ。
「そうだ、元はと言えばレンが一度に2人に手を出したから悪い!」
「あぁん?男なら複数愛せなくてどうする!なぁ、レン!」
「流石種馬、手も腰も速い速い。一途って言葉の意味を教えてあげましょうか?」
「んだとゴラァッ!浮気バラすぞ?確かこの前飲み屋のネェチャンと…」
「アハハハ。…殺しますよ?」
カオスだ。放っておこう。
「モニカ、アカデミーに帰ろうか。」
「え?ダンジョンはもう良いのですか?」
「ああ。もう踏破したからな。」
「「「なにぃっ!!?」」」
急に3人はまともになった。なんなの?
「れ、レン…お前…踏破ってマジか?」
「うんまぁ。地下100階だけだったし。」
「…すげぇな。どんなんだった?最後には何があった?」
「古代竜が雑魚敵として現れる位にはヤバいダンジョンだったかな。最後の部屋は…神様が居た。どうやらあのダンジョンは神様の別荘らしくて。地上でゆっくりしたい時の為に作ったらしいよ。で、邪魔だったから入り口の場所を変えて貰った。」
「か、神の…ダンジョン…。成る程…それならあの敵の強さも…。で、ではかなりの宝を手に入れたのでは?」
「うんまぁ…。1000回贅沢な人生をやり直してもまだお釣りが来る位には。後…色々スキルも拾えたし。ステータス見る?」
「「「「良いのかっ!?」」」」
何故かモニカまで興味津々だった。誰にも話さない事を約束させ、蓮は4人にステータスを開示した。
「いや…何…だこれ…。俺なんて足元にも及ばんぞ…。」
「我が息子ながら…これは何とも…。」
「す、素晴らしい…。これなら魔族の未来は安泰ですね!今すぐ魔王を亡き者にし、レン様による統治を!あ、私の事は無かった犬とお呼び下さい!」
モリスも大概だな。どんだけ魔王が嫌いなんだ?
「ふむ…。レンが望むなら魔王の座は譲ろう。ただし、モニカを娶る事が条件だがな。」
「はっはっは。魔王!まだ言うか!娶るなら家のリリムだ!」
「あの~…。皆正妻じゃダメなんですかね?」
「「「は?」」」
3人はピタリと戦いの手を止めた。
「魔王、可能か?」
「うむ…。法は魔王が決める事。新魔王がそう望むなら良いのではないか?民が賛同するかは別としてな。」
「…なら別に争う必要はありませんでしたね。レン君なら皆を幸せに出来そうですし。」
「俺の息子だからな。はっはっは!」
大人達は結託していた。
「じゃそう言う事で。モニカ、今度こそアカデミーに帰ろうか。」
「うんっ♪帰ったらいっぱいえっちしようね?」
「ははは、勿論だとも。今夜は寝かせないからな?」
「やだもうっ♪レン様のえっち♪」
イチャつきながら2人はアカデミーへと転移して行った。
「あの~、今更彼がアカデミーで何を習うと言うのですかね?まぁ、私は娘がクラスメイトですし、ありがたい話なのですがね?」
「そう言えばそうだな。どうする?魔王。」
「ん~…。まだ子供だし勉強以外でも教わる事は多いだろう。取り敢えず様子見で良いのではないか?」
「そうですね。では彼はこのままアカデミーに通うと言う事で。もし、強力な勇者が現れた場合のみ協力して頂くと言う事で構いませんよね?」
「そうだな。まぁ、まだまだ子供に頼る様な年じゃないがな。」
しかし、この後勇者が魔族領に来る事は無かった無かった。どうやら神が上手く人間を騙してのだろう。
「ちょっ!何だよこれぇっ!いきなりハイレベル過ぎ…ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
「ちょっ!無理!無理だって!くっそ!神に騙された!何がチートだよ!このダンジョンこそチートだろうがっ!くそがぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
召喚された勇者はことごとく魔物に蹂躙され、この世界から消え去って行った。
《あはっ♪滅茶苦茶面白っ♪いやぁ…自信満々のクソ勇者達の無様に慌てるこの様!蓮は天才だねっ♪良いなぁ~♪最高だよぉ…蓮…♪》
神はダンジョンの様子を見て愉悦の笑みを浮かべるのであった。
「最後のフロアだ。名残惜しいがさっさとクリアーさせて貰うとしようか。」
蓮は重厚な扉を開き中に入った。
「…暗いな。」
その言葉に反応したのか、壁にあった松明に火が灯った。
「お~お~。親切な事で。さて…ラスボスは何処かな?」
部屋の最奥に玉座がある。しかし主は居ない様だ。
「ふむ。この場合…大体は玉座に仕掛けか壁に隠し扉が……ビンゴだ。」
玉座の後ろの垂れ幕の裏に隠し扉があった。
「さぁて、対面だ。」
蓮は隠し扉を開き奥へと進んだ。
《やぁ、久しぶり♪》
「は?いや、お前…なにしてんの?」
部屋の中に居たのは神だった。
《何って…此処僕の別荘だからね。誰にも入られたく無かったから滅茶苦茶強い魔物を配置してたんだけど…。君には意味無かったみたいだね。》
「いやまぁ…。宝はありがたく頂いたがな。で、ダンジョンコアは?」
《ん?ああ、コアは玉座だよ。何?破壊するの?破壊しても良いけど…破壊したら僕の別荘が無くなっちゃうよぉ。》
「…中から魔物が出る事は?」
《無いよ。外からしか入れない仕組みになってるし。外から来た人は出れるんだけどね。》
なら破壊しなくても…。いや、誰かに侵入されても困るしなぁ…。
「なぁ、ダンジョンの場所移せないか?それか入り口を消してくれ。」
《えぇ~。まぁ君の頼みなら聞かなくも無いけど…。因みに入り口は何処にする気?》
「そうだな…。火口のマグマの中とか、深海の奥深くとか。到底だれも入れそうに無い所なら。」
《それじゃ面白くないじゃん!侵入者が慌てる姿を見たくて作ったんだしさぁ。》
何て性格の悪い神だ。
「じゃあ何処か人間の町にでも移せ。魔族領はダメだ。そうだな、人間達は勇者召喚とかやってんだろ?なら勇者を招いてやれよ。勇者なら少しは楽しませてくれるんじゃないか?」
《…イイね!ナイスだよそれ!アハッ♪流石蓮だ。相変わらずクズいっ!》
何だそれ、誉めてんのか?
「はいはい、クズで~す。で、そんなクズはこれから魔族領を変える気なんで。悪いが神託とかで勇者を適当に排除してくんない?上手くこのダンジョンに誘導してさ。後…落ちる宝箱は全部ミミックにしろ。そうすりゃ更に悔しがる姿が拝める筈だ。」
《ウハッ♪ゲスい!君には敵わないなぁ。それ採用!》
とんだ神も居たものだ。ま、俺も似た様なモンだがな。
《さて、じゃあ地上に送ろうか。久しぶりに会えて良かったよ。次に会える時を楽しみにしているよ。じゃあね…、工藤 蓮。【転送】。》
蓮は神によりダンジョン入り口へと転送された。
《いやぁ楽しい。それに…勇者って前から邪魔だったんだよねぇ。僕以外の神から変な力を授かって来るし。蓮のアイディア、頂くよ。えっと…入り口の設置場所はうん、軍事大国【グレゴール】にしよう。さぁ、神託の準備をしなきゃ♪》
神は自分の間へと戻るのであった。
一方蓮は地上へと戻り、魔王の所へと向かった。
「な、何だこの有り様は…。」
「ん?おぉ!戻ったか!ダンジョンはどうだった?何階まで進んだんだ?」
全身傷だらけの野郎が3人。
「このバカ息子がっ!何故この2人の娘なんだ!やるなら違う娘にしろ!」
「ほほう?ドランは家の娘に不満があると?」
「上等だ!モニカをバカにする奴は鉄拳制裁だゴラァッ!」
醜い争いだ。
「レンっ!」
「ん?ああ、モニカか。何だあれ?」
「あはは、レンさ、リリムちゃんにもえっちな事しちゃったんでしょ?」
「は?いや、あれはあっちから…。…もしかして俺が原因?」
「うん。お父さんとモリスさんが私とリリムちゃんどっちを正妻にするかで揉めてて。で、ドランさんは…何で暴れてるのか分かんない。」
ふむ。参ったな。
「あ~皆さん?」
「「「あん!?」」」
3人は戦いの手を止め蓮を睨んだ。
「そうだ、元はと言えばレンが一度に2人に手を出したから悪い!」
「あぁん?男なら複数愛せなくてどうする!なぁ、レン!」
「流石種馬、手も腰も速い速い。一途って言葉の意味を教えてあげましょうか?」
「んだとゴラァッ!浮気バラすぞ?確かこの前飲み屋のネェチャンと…」
「アハハハ。…殺しますよ?」
カオスだ。放っておこう。
「モニカ、アカデミーに帰ろうか。」
「え?ダンジョンはもう良いのですか?」
「ああ。もう踏破したからな。」
「「「なにぃっ!!?」」」
急に3人はまともになった。なんなの?
「れ、レン…お前…踏破ってマジか?」
「うんまぁ。地下100階だけだったし。」
「…すげぇな。どんなんだった?最後には何があった?」
「古代竜が雑魚敵として現れる位にはヤバいダンジョンだったかな。最後の部屋は…神様が居た。どうやらあのダンジョンは神様の別荘らしくて。地上でゆっくりしたい時の為に作ったらしいよ。で、邪魔だったから入り口の場所を変えて貰った。」
「か、神の…ダンジョン…。成る程…それならあの敵の強さも…。で、ではかなりの宝を手に入れたのでは?」
「うんまぁ…。1000回贅沢な人生をやり直してもまだお釣りが来る位には。後…色々スキルも拾えたし。ステータス見る?」
「「「「良いのかっ!?」」」」
何故かモニカまで興味津々だった。誰にも話さない事を約束させ、蓮は4人にステータスを開示した。
「いや…何…だこれ…。俺なんて足元にも及ばんぞ…。」
「我が息子ながら…これは何とも…。」
「す、素晴らしい…。これなら魔族の未来は安泰ですね!今すぐ魔王を亡き者にし、レン様による統治を!あ、私の事は無かった犬とお呼び下さい!」
モリスも大概だな。どんだけ魔王が嫌いなんだ?
「ふむ…。レンが望むなら魔王の座は譲ろう。ただし、モニカを娶る事が条件だがな。」
「はっはっは。魔王!まだ言うか!娶るなら家のリリムだ!」
「あの~…。皆正妻じゃダメなんですかね?」
「「「は?」」」
3人はピタリと戦いの手を止めた。
「魔王、可能か?」
「うむ…。法は魔王が決める事。新魔王がそう望むなら良いのではないか?民が賛同するかは別としてな。」
「…なら別に争う必要はありませんでしたね。レン君なら皆を幸せに出来そうですし。」
「俺の息子だからな。はっはっは!」
大人達は結託していた。
「じゃそう言う事で。モニカ、今度こそアカデミーに帰ろうか。」
「うんっ♪帰ったらいっぱいえっちしようね?」
「ははは、勿論だとも。今夜は寝かせないからな?」
「やだもうっ♪レン様のえっち♪」
イチャつきながら2人はアカデミーへと転移して行った。
「あの~、今更彼がアカデミーで何を習うと言うのですかね?まぁ、私は娘がクラスメイトですし、ありがたい話なのですがね?」
「そう言えばそうだな。どうする?魔王。」
「ん~…。まだ子供だし勉強以外でも教わる事は多いだろう。取り敢えず様子見で良いのではないか?」
「そうですね。では彼はこのままアカデミーに通うと言う事で。もし、強力な勇者が現れた場合のみ協力して頂くと言う事で構いませんよね?」
「そうだな。まぁ、まだまだ子供に頼る様な年じゃないがな。」
しかし、この後勇者が魔族領に来る事は無かった無かった。どうやら神が上手く人間を騙してのだろう。
「ちょっ!何だよこれぇっ!いきなりハイレベル過ぎ…ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
「ちょっ!無理!無理だって!くっそ!神に騙された!何がチートだよ!このダンジョンこそチートだろうがっ!くそがぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
召喚された勇者はことごとく魔物に蹂躙され、この世界から消え去って行った。
《あはっ♪滅茶苦茶面白っ♪いやぁ…自信満々のクソ勇者達の無様に慌てるこの様!蓮は天才だねっ♪良いなぁ~♪最高だよぉ…蓮…♪》
神はダンジョンの様子を見て愉悦の笑みを浮かべるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる