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第三章 魔人編
第52話 ダンジョンの主
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地下百階、魔族の土地へと赴く前にやり残していたダンジョン攻略のため、総一朗は一人ダンジョンに戻った。
「魔王は確か神竜がいるとか言ってたよな。仮にも神って名を冠している奴がこんな穴蔵の底にいるのかねぇ」
地下百階の巨大で一本道の通路を進む。巨大と言う事はその主も巨大と言う事になる。
「誰が作っているのかしらないがすげぇ技術だよなぁ。頑丈だし」
奥へと進んで行くとこれまた定番の巨大で重厚な扉があった。総一朗は臆する事なく、その扉を開く。
「……は?」
室内はかなり広く天井は見えない。そもそもその天井がない。
「何で……外!?」
「……ん?」
部屋の中央、そこにフカフカした寝具があり、そこで人の形をした何かが横になっていた。銀髪で顔は幼く見えるがとてつもない威圧感を放っている。その何かは自分に視線を向けた総一朗を察知し、むくりと身体を起こす。
「へぇ、今度は人間のお客さんか。千年前に来たのは確か魔王とか名乗ってた小僧だっけ……ふぁ~」
人の形をした何かはぐっと背伸びをし欠伸をした。そして寝具から足を下ろし総一朗を見る。
「それで人の子よ。尋ねるけどここへは何をしに?」
「へ? ああ、ちょっと神話級スキルの書を」
「神話級スキル……うん?」
人の形をした何かの視線が総一朗の腰に向く。
「ああ、黒竜の牙に白竜の牙か。確かにそいつを一つするためには【融合】が必要だね。けど……こんな平和な世の中には君の欲しがっている【灰塵】は過ぎた武器だ。スキルの書は渡せないよ」
「ぐっ──!」
人の形をした何かの雰囲気が変わる。寝惚けていた視線は鋭いものへと変わる。
「このまま帰るなら何もしない。帰らないなら少し痛い目にあってもらうけど」
「痛い目だ? やってみな!」
「あははは、俺とヤろうって? 残念だけど君と僕とじゃイジメになってしまう。僕とヤりたいならまずはコイツらから倒してみせてよ。【召喚】」
「なっ!?」
人の形をした何かが手を翳すとその者の前に四人、また人の形をした何かが現れた。
「こ、こいつら──!」
現れた四人はそれぞれ属性の力をまとっていた。
「主に呼ばれるなどいつぶりか。久しいな」
「あ~ん、何よもうっ! せっかく幻のお酒を開けたばっかりなのに!」
「我も肉を焼いていざ食べようとしていたのだが……」
「僕は居眠り中~。すやすや~」
銀髪の何かがその四人に言った。
「アース、アクア、バーン、ヴァン。久しぶり」
すると四人は総一朗に背を向け銀髪の男の方を向く。
「いきなり呼び出すなど何かあったのか主?」
「そうよっ! 私のお楽しみを邪魔するほどの事なんでしょうね!」
「我の肉……」
「すやすや~」
「一辺に喋るなよ全く。あっちに侍がいるでしょ? あいつはお前達と俺が最初に戦った時の姿を模したコピーを倒してきたんだよ」
「「「「はぁっ?」」」」
すると四人は一斉に総一朗を見た。
「ま、まぁ。我も最初は弱かったからな!」
「土竜はそうよね~」
「そんな水竜こそ最初は戦ってすらないではないか!」
「ぶっ飛ばすわよ!?」
「我が負けただと? そんな強そうには見えんが」
「僕の嫌いな火の力を感じる~……」
そこに緊張感は全くなかった。だが現れた四人からはとてつもない力を感じる。
「あ、あんたらは一体なんなんだ? 魔王とか裸足で逃げ出す力を持ってやがるな」
すると銀髪の男が笑った。
「俺はこことは異なる世界の神さ。ちょっとこの辺境の星に隠れてサボってたんだけどね。あと、この四人は俺の仲間。君が下で戦った属性竜の現在の姿だよ」
「神……? 神っていたんだな」
するとそこに以前見た黒猫が姿を現した。
「も、もももも申し訳ありませんっ! 侵入者に気付きませんでしたにゃっ!」
「うぉっ!? 猫が人にっ!?」
総一朗の前で黒猫が人の姿へと変化し、銀髪の男に土下座をしていた。
「彼女がこの星の神【ネロ】だよ」
「……神? この猫が?」
「無礼もにょっ! 死んだあんたらの魂をこの世界に喚んでやったのは私にゃぞ!」
銀髪の男に対する態度とは全く違い、ネロは総一朗に威張り散らしていた。
「頼んだ覚えなんてないんだがなぁ」
「うぐ……。で、でも弟と再会させてやったにゃ!」
「ああ、それは感謝してるぜ。ありがとう」
「うっ」
総一朗はネロに深々と頭を下げた。それを受けたネロはたじろいでいた。
「あははははっ。なかなか小気味良い人間じゃない。ネロ、何で彼を喚んだかちゃんと教えた?」
「い、いえっ! あの人間の周りは問題が絶えなくタイミングが……」
「そう。彼も俺と同じでトラブルに巻き込まれやすい運命みたいだね。でも……だからこそちゃんと説明してあげなきゃ。わかるよね?」
「は、ははははいにゃっ!」
するとネロは総一朗に向き直り口を開いた。
「実はにゃ……」
「待った!」
「「ん?」」
突然ネロの言葉を防いだ者が現れた。
「そこの男からお酒の匂いがしたわっ!」
銀髪の男がガクッと肩を落とした。
「アクア! 今真面目な所だから黙ってろ!」
「イヤよ! 私はお楽しみを目前で無理矢理喚ばれたのよっ!」
「ああ、もうっ! どうしてお前はいつもこうなんだ! ほらっ」
「きゃっほ~い!」
するとアクアは小さな竜に変化し、酒瓶を傾け小躍りし始めた。
「主、我らにも肉を……」
「お、お前ら……はぁぁぁぁ……」
「僕にもスイーツをっ!」
「な、なら私はツナ缶を……」
「……しくしく」
それを見た総一朗は何故か総司や弁慶、信長達を思い浮かべてしまった。
「……大変だな、神様ってのも」
「ああ、我が儘ばかりで逃げ出したくもなる。とりあえず君も来れば? 食べながらネロに話を聞くと良い」
「なら俺は地球産のイワナの焼き魚と猪鍋が食いてぇなぁ~」
「はいはい。地球産ね。ほら」
「お……おぉぉぉぉ……!」
久しぶりに見た地球の食材に惹かれ、総一朗はフラフラとテーブルに歩み寄るのだった。
「魔王は確か神竜がいるとか言ってたよな。仮にも神って名を冠している奴がこんな穴蔵の底にいるのかねぇ」
地下百階の巨大で一本道の通路を進む。巨大と言う事はその主も巨大と言う事になる。
「誰が作っているのかしらないがすげぇ技術だよなぁ。頑丈だし」
奥へと進んで行くとこれまた定番の巨大で重厚な扉があった。総一朗は臆する事なく、その扉を開く。
「……は?」
室内はかなり広く天井は見えない。そもそもその天井がない。
「何で……外!?」
「……ん?」
部屋の中央、そこにフカフカした寝具があり、そこで人の形をした何かが横になっていた。銀髪で顔は幼く見えるがとてつもない威圧感を放っている。その何かは自分に視線を向けた総一朗を察知し、むくりと身体を起こす。
「へぇ、今度は人間のお客さんか。千年前に来たのは確か魔王とか名乗ってた小僧だっけ……ふぁ~」
人の形をした何かはぐっと背伸びをし欠伸をした。そして寝具から足を下ろし総一朗を見る。
「それで人の子よ。尋ねるけどここへは何をしに?」
「へ? ああ、ちょっと神話級スキルの書を」
「神話級スキル……うん?」
人の形をした何かの視線が総一朗の腰に向く。
「ああ、黒竜の牙に白竜の牙か。確かにそいつを一つするためには【融合】が必要だね。けど……こんな平和な世の中には君の欲しがっている【灰塵】は過ぎた武器だ。スキルの書は渡せないよ」
「ぐっ──!」
人の形をした何かの雰囲気が変わる。寝惚けていた視線は鋭いものへと変わる。
「このまま帰るなら何もしない。帰らないなら少し痛い目にあってもらうけど」
「痛い目だ? やってみな!」
「あははは、俺とヤろうって? 残念だけど君と僕とじゃイジメになってしまう。僕とヤりたいならまずはコイツらから倒してみせてよ。【召喚】」
「なっ!?」
人の形をした何かが手を翳すとその者の前に四人、また人の形をした何かが現れた。
「こ、こいつら──!」
現れた四人はそれぞれ属性の力をまとっていた。
「主に呼ばれるなどいつぶりか。久しいな」
「あ~ん、何よもうっ! せっかく幻のお酒を開けたばっかりなのに!」
「我も肉を焼いていざ食べようとしていたのだが……」
「僕は居眠り中~。すやすや~」
銀髪の何かがその四人に言った。
「アース、アクア、バーン、ヴァン。久しぶり」
すると四人は総一朗に背を向け銀髪の男の方を向く。
「いきなり呼び出すなど何かあったのか主?」
「そうよっ! 私のお楽しみを邪魔するほどの事なんでしょうね!」
「我の肉……」
「すやすや~」
「一辺に喋るなよ全く。あっちに侍がいるでしょ? あいつはお前達と俺が最初に戦った時の姿を模したコピーを倒してきたんだよ」
「「「「はぁっ?」」」」
すると四人は一斉に総一朗を見た。
「ま、まぁ。我も最初は弱かったからな!」
「土竜はそうよね~」
「そんな水竜こそ最初は戦ってすらないではないか!」
「ぶっ飛ばすわよ!?」
「我が負けただと? そんな強そうには見えんが」
「僕の嫌いな火の力を感じる~……」
そこに緊張感は全くなかった。だが現れた四人からはとてつもない力を感じる。
「あ、あんたらは一体なんなんだ? 魔王とか裸足で逃げ出す力を持ってやがるな」
すると銀髪の男が笑った。
「俺はこことは異なる世界の神さ。ちょっとこの辺境の星に隠れてサボってたんだけどね。あと、この四人は俺の仲間。君が下で戦った属性竜の現在の姿だよ」
「神……? 神っていたんだな」
するとそこに以前見た黒猫が姿を現した。
「も、もももも申し訳ありませんっ! 侵入者に気付きませんでしたにゃっ!」
「うぉっ!? 猫が人にっ!?」
総一朗の前で黒猫が人の姿へと変化し、銀髪の男に土下座をしていた。
「彼女がこの星の神【ネロ】だよ」
「……神? この猫が?」
「無礼もにょっ! 死んだあんたらの魂をこの世界に喚んでやったのは私にゃぞ!」
銀髪の男に対する態度とは全く違い、ネロは総一朗に威張り散らしていた。
「頼んだ覚えなんてないんだがなぁ」
「うぐ……。で、でも弟と再会させてやったにゃ!」
「ああ、それは感謝してるぜ。ありがとう」
「うっ」
総一朗はネロに深々と頭を下げた。それを受けたネロはたじろいでいた。
「あははははっ。なかなか小気味良い人間じゃない。ネロ、何で彼を喚んだかちゃんと教えた?」
「い、いえっ! あの人間の周りは問題が絶えなくタイミングが……」
「そう。彼も俺と同じでトラブルに巻き込まれやすい運命みたいだね。でも……だからこそちゃんと説明してあげなきゃ。わかるよね?」
「は、ははははいにゃっ!」
するとネロは総一朗に向き直り口を開いた。
「実はにゃ……」
「待った!」
「「ん?」」
突然ネロの言葉を防いだ者が現れた。
「そこの男からお酒の匂いがしたわっ!」
銀髪の男がガクッと肩を落とした。
「アクア! 今真面目な所だから黙ってろ!」
「イヤよ! 私はお楽しみを目前で無理矢理喚ばれたのよっ!」
「ああ、もうっ! どうしてお前はいつもこうなんだ! ほらっ」
「きゃっほ~い!」
するとアクアは小さな竜に変化し、酒瓶を傾け小躍りし始めた。
「主、我らにも肉を……」
「お、お前ら……はぁぁぁぁ……」
「僕にもスイーツをっ!」
「な、なら私はツナ缶を……」
「……しくしく」
それを見た総一朗は何故か総司や弁慶、信長達を思い浮かべてしまった。
「……大変だな、神様ってのも」
「ああ、我が儘ばかりで逃げ出したくもなる。とりあえず君も来れば? 食べながらネロに話を聞くと良い」
「なら俺は地球産のイワナの焼き魚と猪鍋が食いてぇなぁ~」
「はいはい。地球産ね。ほら」
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