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第二章 極東の国ヤマト
第50話 一揆
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総一朗は綱吉を操る黒幕を調べるために深夜大江戸城へと潜入していた。もし義経で対応できない場合はこっそりと先に処理しておく予定だった。
たがそこには魔王と名乗る魔族がおり、その黒幕を連れ戻しにきていた。
「こんな所かな」
「ま、魔王!? 総一朗さんと同じくらい強い!?」
「ふむ……世の中広いな。まだそんな者がおったとは……」
話を聞いた義経と弁慶は驚いていた。
「それでどうする? 綱吉はすでに死んでて黒幕もいない。攻め入るなら今だと思うのだが」
義経は拳をぐっと握り締めた。
「やろう! 民を苦しみから解放するのは早い方が良い!」
「主が行くなら我も行こう」
「わかった。んじゃあ総は旅に出ていないから四人で行くか」
「「「おうっ!」」」
その後、寝ていた信長を叩き起こし、四人は深夜集落から大江戸城に転移する。
「これが綱吉か? カラカラに乾いてるじゃないか。これでは首をとっても誰も信用しないのでは?」
「うぅぅ、可哀想に……」
義経は操られた上、木乃伊にされた綱吉を憐れんでいた。
「家紋入りの着物は将軍以外着られない。顔に布を被せ、中庭に持っていく。そして皆の前で焼いてしまおう」
「ふむ。では我と信長が騒ぎを起こし中庭に誘導しよう。総一朗は主を頼む」
「任せた」
二人は江戸城内部で騒ぎを起こすため地下室から出ていった。
「よし、じゃあ俺達はこの木乃伊を持って中庭に移動だ。義経、これが片付いたらお前が将軍だ。腐った治世なんかしたら叩っ斬るからな?」
「ボクはそんな事しないよっ!?」
「ははは、信じてるよ。さあ、幕を下ろしに行こう」
「うんっ!」
総一朗は木乃伊を肩に担ぎ中庭に移動を始めた。するとすでに城内は慌ただしくなっており、あちらこちらから怒号と警笛の音が聞こえてきた。
「侵入者は二人!! 大男と乳臭いガキだ! 見つけ出して殺せ!」
「「「はっ!」」」
「おのれ……天下の将軍たる御方の屋敷に忍び込むなど!! 赤っ恥も良い所だ! 門番は明日腹を斬れぇぇぇぇいっ!」
「「そ、そんなぁ~……」」
門から入ったわけではないので門番が侵入を知るはずもない。
「いたぞっ! 奴らは中庭に向かっているようだ!」
「よしっ! そこで確保だ!! 取り逃がすでないぞ!」
「「「はっ!」」」
兵達は一斉に中庭へと駆けていった。
「よし、上手くいったようだ。義経、俺達も行こう」
「あ、ちょっと待って」
「ん?」
義経は魔法の袋からベールと真紅に染めた横笛を取り出した。
「何する気だ?」
「えへへ、どうせなら神秘的に登場した方が盛り上がると思って。ボクの舞って結構有名でしょ?」
「……ああ、あの弁慶との対決の話な。マジだったのか」
「うん。じゃあボクが屋根の上から舞い降りたら総一朗も下りてきてね!」
「はいはい」
総一朗は力の入れ所が違うのではと思いつつ、義経の後を追った。
「せぇぇぇぇぇぇいっ!!」
「「「「ぎあはぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
「はぁぁぁぁぁぁっ!!」
「「「「ぐほぉぉぉぉぉぉっ!?」」」」
屋根の上から見ると二人は兵達に囲まれていた。だがその兵は全く相手になっていない。二人は峰打ちでもしているのだろう。倒れた兵が山積みになりバリケードになっていた。
「そんな腕で将軍を守るだと? 片腹痛いわ!」
「こいつら全く歯応えがないのう。つまらんぞ!」
「つ、強い……!!」
その迫力に兵達は二人を取り囲んだまま動けなくなっていた。
「く、くそっ! こうなったら一斉攻撃だ!」
「こいこい、がははははっ」
その時だった。突如中庭に笛の音が鳴り響いた。
「「「「なんだ?」」」」
兵達が一斉攻撃に移ろうとした瞬間、屋根の上でベールを被った義経が笛を吹いた。
「主! おぉぉぉ……その格好!」
「ほ~う、ずいぶんめかし込んどるのう」
義経は笛を吹きながら舞を踊り始めた。すると殺気立っていた兵達はそのあまりの神秘的な舞に戦意を喪失してしまった。
「な、なんと美しい舞だ……」
「舞ながらブレもなく音を奏でている……すげぇ」
「あ、あいつも侵入者の仲間か?」
「あ! と、翔んだ!」
義経は空中でくるりと回り、音もなく地面に着地して見せた。
「主ぃぃぃっ! 輝いて見えますぞぉぉぉぉっ!」
「うるさいぞ弁慶っ! まったく……」
屋根から飛び降りた義経はベールを取り払い兵達に言った。
「無駄な抵抗は止めよ。すでに綱吉は我らが手にある!」
「「「「なっ!?」」」」
「総一朗!」
「はいよ」
その合図で木乃伊を担いだ黒ずくめの総一朗が屋根から飛び降りた。兵はその担がれていた者の着物を見てそれが綱吉であると思ったようだ。
「あ、あの紋付き! と、殿っ!!」
「う、動かないぞ? まさか……」
「お、おのれ賊が! 殿になんて真似をっ!!」
綱吉の姿を見た兵達は再び殺気立った。そこで義経が名乗りを上げた。
「我らはこの乱れきった世を救うために立ち上がった真の侍! これよりこの歪みきった治世に幕を下ろす! 徳川の時代は終わりだ! 総一朗!」
「ああ」
総一朗は木乃伊を地面に下ろし、近くにあったかがり火から松明を一本抜き取ると、木乃伊に放り投げた。
「と、殿!! 殿ぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
「あぁぁ……殿が燃やされ……」
「そんな……殿が!!」
地に膝をつく兵達に向かい義経はこう宣言した。
「これで徳川の世は終わりだ! これよりこの国は我らが導いていく! 従うなら身分は保障しよう!」
「身分を保障? では拙者らは……」
「従うなら今まで通りの役目を与える。けど……今後無礼討ちは絶対に許さない。それと、生類憐れみの令も撤廃する! 痩せ細ってしまった民を見ろ! 民を蔑ろにするのはボクが許さない! 良いかっ!」
「「「「……はっ」」」」
こうして総一朗は綱吉から国を奪い、天下をかっさらうのだった。
たがそこには魔王と名乗る魔族がおり、その黒幕を連れ戻しにきていた。
「こんな所かな」
「ま、魔王!? 総一朗さんと同じくらい強い!?」
「ふむ……世の中広いな。まだそんな者がおったとは……」
話を聞いた義経と弁慶は驚いていた。
「それでどうする? 綱吉はすでに死んでて黒幕もいない。攻め入るなら今だと思うのだが」
義経は拳をぐっと握り締めた。
「やろう! 民を苦しみから解放するのは早い方が良い!」
「主が行くなら我も行こう」
「わかった。んじゃあ総は旅に出ていないから四人で行くか」
「「「おうっ!」」」
その後、寝ていた信長を叩き起こし、四人は深夜集落から大江戸城に転移する。
「これが綱吉か? カラカラに乾いてるじゃないか。これでは首をとっても誰も信用しないのでは?」
「うぅぅ、可哀想に……」
義経は操られた上、木乃伊にされた綱吉を憐れんでいた。
「家紋入りの着物は将軍以外着られない。顔に布を被せ、中庭に持っていく。そして皆の前で焼いてしまおう」
「ふむ。では我と信長が騒ぎを起こし中庭に誘導しよう。総一朗は主を頼む」
「任せた」
二人は江戸城内部で騒ぎを起こすため地下室から出ていった。
「よし、じゃあ俺達はこの木乃伊を持って中庭に移動だ。義経、これが片付いたらお前が将軍だ。腐った治世なんかしたら叩っ斬るからな?」
「ボクはそんな事しないよっ!?」
「ははは、信じてるよ。さあ、幕を下ろしに行こう」
「うんっ!」
総一朗は木乃伊を肩に担ぎ中庭に移動を始めた。するとすでに城内は慌ただしくなっており、あちらこちらから怒号と警笛の音が聞こえてきた。
「侵入者は二人!! 大男と乳臭いガキだ! 見つけ出して殺せ!」
「「「はっ!」」」
「おのれ……天下の将軍たる御方の屋敷に忍び込むなど!! 赤っ恥も良い所だ! 門番は明日腹を斬れぇぇぇぇいっ!」
「「そ、そんなぁ~……」」
門から入ったわけではないので門番が侵入を知るはずもない。
「いたぞっ! 奴らは中庭に向かっているようだ!」
「よしっ! そこで確保だ!! 取り逃がすでないぞ!」
「「「はっ!」」」
兵達は一斉に中庭へと駆けていった。
「よし、上手くいったようだ。義経、俺達も行こう」
「あ、ちょっと待って」
「ん?」
義経は魔法の袋からベールと真紅に染めた横笛を取り出した。
「何する気だ?」
「えへへ、どうせなら神秘的に登場した方が盛り上がると思って。ボクの舞って結構有名でしょ?」
「……ああ、あの弁慶との対決の話な。マジだったのか」
「うん。じゃあボクが屋根の上から舞い降りたら総一朗も下りてきてね!」
「はいはい」
総一朗は力の入れ所が違うのではと思いつつ、義経の後を追った。
「せぇぇぇぇぇぇいっ!!」
「「「「ぎあはぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
「はぁぁぁぁぁぁっ!!」
「「「「ぐほぉぉぉぉぉぉっ!?」」」」
屋根の上から見ると二人は兵達に囲まれていた。だがその兵は全く相手になっていない。二人は峰打ちでもしているのだろう。倒れた兵が山積みになりバリケードになっていた。
「そんな腕で将軍を守るだと? 片腹痛いわ!」
「こいつら全く歯応えがないのう。つまらんぞ!」
「つ、強い……!!」
その迫力に兵達は二人を取り囲んだまま動けなくなっていた。
「く、くそっ! こうなったら一斉攻撃だ!」
「こいこい、がははははっ」
その時だった。突如中庭に笛の音が鳴り響いた。
「「「「なんだ?」」」」
兵達が一斉攻撃に移ろうとした瞬間、屋根の上でベールを被った義経が笛を吹いた。
「主! おぉぉぉ……その格好!」
「ほ~う、ずいぶんめかし込んどるのう」
義経は笛を吹きながら舞を踊り始めた。すると殺気立っていた兵達はそのあまりの神秘的な舞に戦意を喪失してしまった。
「な、なんと美しい舞だ……」
「舞ながらブレもなく音を奏でている……すげぇ」
「あ、あいつも侵入者の仲間か?」
「あ! と、翔んだ!」
義経は空中でくるりと回り、音もなく地面に着地して見せた。
「主ぃぃぃっ! 輝いて見えますぞぉぉぉぉっ!」
「うるさいぞ弁慶っ! まったく……」
屋根から飛び降りた義経はベールを取り払い兵達に言った。
「無駄な抵抗は止めよ。すでに綱吉は我らが手にある!」
「「「「なっ!?」」」」
「総一朗!」
「はいよ」
その合図で木乃伊を担いだ黒ずくめの総一朗が屋根から飛び降りた。兵はその担がれていた者の着物を見てそれが綱吉であると思ったようだ。
「あ、あの紋付き! と、殿っ!!」
「う、動かないぞ? まさか……」
「お、おのれ賊が! 殿になんて真似をっ!!」
綱吉の姿を見た兵達は再び殺気立った。そこで義経が名乗りを上げた。
「我らはこの乱れきった世を救うために立ち上がった真の侍! これよりこの歪みきった治世に幕を下ろす! 徳川の時代は終わりだ! 総一朗!」
「ああ」
総一朗は木乃伊を地面に下ろし、近くにあったかがり火から松明を一本抜き取ると、木乃伊に放り投げた。
「と、殿!! 殿ぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
「あぁぁ……殿が燃やされ……」
「そんな……殿が!!」
地に膝をつく兵達に向かい義経はこう宣言した。
「これで徳川の世は終わりだ! これよりこの国は我らが導いていく! 従うなら身分は保障しよう!」
「身分を保障? では拙者らは……」
「従うなら今まで通りの役目を与える。けど……今後無礼討ちは絶対に許さない。それと、生類憐れみの令も撤廃する! 痩せ細ってしまった民を見ろ! 民を蔑ろにするのはボクが許さない! 良いかっ!」
「「「「……はっ」」」」
こうして総一朗は綱吉から国を奪い、天下をかっさらうのだった。
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