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第一章 最初の国エルローズにて
第27話 襲撃
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「では配置はワシが建物の中、主が屋敷の外全域だな」
「納得いかねぇ……」
総一朗はジャンケンで全敗していた。
「かっかっか! 外は大変だろうなぁ~? おそらく伯爵の私兵がわんさか集まってくるだろうなぁ~」
「こいつ……ちくしょう。負けは負けだ。やってやんよ」
信長は少し驚きを見せた。
「ほう? 退かぬか」
「当たり前だ。むしろ多対一の方が得意なんだよ俺は。幕府の侍集団相手に戦ってきた身だからな」
「ふむ。では伯爵はワシが殺る。その他の有象無象は主に任せたぞ」
「へいへい」
そして深夜、二人は伯爵邸の近くで別れた。総一朗は暗闇から門へと近付く。
「止まれ。ここは伯爵邸だ。用なら明日に──ぐあっ!?」
「き、貴様っ!!」
「討ち入りだ。命が惜しくないならかかってきなっ!」
「くっ!!」
もう一人の門番が警笛を鳴らす。
「はははっ! すぐに応援が来るぞ!」
「わざとだよバカが。とりあえず死ね」
「ぎあぁぁぁぁぁっ!!」
総一朗はあえて増援を呼ばせ門の中へと入った。そしてそれを暗部の者達が見ていた。
「まさかあいつが侯爵を? なるほどねぇ」
そこにもう一人が報告に現れた。
「隊長、もう一人裏から侵入しました」
「ふむ。なら奴は陽動担当だな。お手並み拝見するとしよう」
敷地内に侵入するとどこからともなく伯爵の私兵が次々と現れ総一朗を取り囲む。
「ここが伯爵邸だと知っているのか貴様っ!!」
「知ってんよ。だから来てんじゃねぇか。民を苦しめるお前らに天天誅を下す。かかってきな」
「「「……死にさらせぇぇぇぇぇぇっ!!」」」
全ての私兵が一斉に飛びかかる。
「ぬりぃぜ!! 【夢幻泡影】!!」
「「「「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
総一朗の姿が一緒ブレた瞬間、飛び掛かった私兵の前列全員が真っ二つになった。
「な、なんだ今のは──ぐぁっ!?」
「ひ。ひぃぃぃっ! こいつ強ぇ──がはっ!」
「どんどん来いやぁぁぁぁぁっ! 来ねぇならこっちから行くぞっ!!」
「舐めるなぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
伯爵邸の庭に血飛沫が舞い上がる。半刻もしない内に庭に無数の死体が積み上がっていった。
暗部の二人はその光景を見て絶句していた。
「……隊長、俺夢でも見てるんですかね」
「現実だ。強すぎる……」
「息も切らさず一人であれだけ殺るなんて……。しかも剣一本でですよ? 隊長、あれできます?」
「俺達は暗殺を得意としている。あれをする必要はない」
「はぁ。でも……あの人も多分暗殺者ですよ?」
「……わかっている。正直……あれは敵に回したくないな」
そう話している間にも私兵はその数をどんどん減らしていった。
「次ぃっ! 早くかかって来いや!!」
「ば、化け物め……! 魔法隊! 放てっ!!」
「「「【ファイアボール】!!」」」
後方にいた部隊から総一朗に向かい火の弾が放たれた。
「反射魔法【リフレクション】!!」
「「「「ぎあぁぁぁぁぁぁっちぃぃぃぃっ!?」」」」
総一朗は反射魔法を使い、自身に飛んできた火の弾を全て跳ね返してやった。
「隊長、彼魔法使いましたよ」
「見ればわかるわ。無敵か奴は……」
総一朗はダンジョンで拾った書物を使い無数のスキルを得ていた。今使った反射魔法もそのスキルの一つだ。
「おいおい、伯爵を守る兵ってなぁこんなもんか? あくびが出るぜ」
「お、おのれぇぇ……っ! 何が目的だ貴様っ!」
「目的? そりゃもちろん民を苦しめる伯爵の命に決まってんだろ。お前ら全員殺ったら伯爵を殺りにいく。守りたけりゃ俺を殺るんだな」
「は、反逆者めっ!! 伯爵様は貴族だぞっ! 貴族に逆らうと言う事は国に逆らうと同義!! 国家反逆罪になるぞ!!」
総一朗は血塗れになった刀の血を振り払い肩に担ぐ。
「国家反逆罪だ? 民を苦しめる国なんぞ滅べば良い。貴族ってなぁ民あってこそだろうが。それもわからないような奴は生きる価値なしだ。俺が断罪してやるよ」
「くっ! 全軍突撃ぃぃぃぃぃぃっ!!」
「「「「おあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
総一朗の戦いがクライマックスに突入しようとしていた時、信長はゴーレン・フランツ伯爵を追い詰めていた。
「な、何故兵が来んのだ! 高い金を払って雇っておると言うのにっ!!」
「かっかっか。兵は来ぬよ。全軍中庭で暴れているワシの仲間を止めるために出払っておるわ」
「くっ! な、何が目的だ。金か? 金なら払うっ! そ、そうだ! お前もその仲間も私が雇ってやろう! いくらだ? いくら払えばいい?」
「……醜いな」
「な、なに? くあぁぁぁぁぁっ! う、腕ぇぇぇぇっ! 私の腕がぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
信長は伯爵の片腕を斬り落とした。
「ひぃぃぃぃぃっ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
「金だと? その金は民から奪ったものだろうが」
「ぎぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
伯爵は両腕を失った。
「あぁぁ……あぁぁぁぁぁぁぁっ! た、助けて……助けてくれっ!」
「はははははっ! 命乞いか、情けない。男なら最後くらい潔く死ね。その首……頂戴する」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
信長の凶刃が伯爵の首に振り下ろされ伯爵は生を終えた。信長は刃に付いた血を払い納刀する。そして床に転がった伯爵の首を拾いあげ部屋を出た。
「ひぃっ、た、助けて……」
「女中か。死にたくなければ屋敷を出るんだな。ワシは狙いはこいつだけだ」
「ひぃぃぃぃっ!」
そして信長は堂々と玄関から出た。
「ほう?」
「遅ぇぞ信長。たった一人殺るのに時間かけすぎだ」
総一朗は私兵の死体を積み上げ、その上で片膝を立て座っていた。
「首尾は?」
「ほれ」
信長は伯爵の首を突き出し見せた。
「そいつが伯爵か。悪い面してんな。伯爵の溜め込んでた金は?」
「……知らん」
総一朗、がくっと肩を落とした。
「阿呆か! 探してこいよ!?」
「そんな面倒な事御免だ。それは後ろにいる奴らにやらせたら良いだろう」
「……気付いていたのか」
総一朗は門の外にある木を向き声を掛けた。
「そこの二人、出てこいよ」
しかし二人は姿を見せない。
「いるのはわかってんだよ。来ないならこっちから行くぞ?」
そう言い殺気を向ける。すると木の裏から黒い衣装を纏った二人が姿を見せた。
「殺気を向けないで欲しいな。我々は敵ではない」
「誰だお前ら」
片方の女が覆面を外し総一朗の前に出る。
「私は国の暗部で隊長をしている者だ。ドーン・コルセット侯爵を殺ったのは君か?」
「ドーン・コルセット侯爵? さぁて、知らねぇな」
「別に咎める気はない。コルセット侯爵とフランツ伯爵は国に巣食っていた癌だった。取り除いてくれて感謝する」
そう頭を下げた女に信長が伯爵の首を放り投げた。
「くれてやる。ワシは織田信長だ。スラムを拠点としておる。次に誰がここを治めるか知らんが……もしまた伯爵のようなゴミが来たら同じ事をするだろう。そして今度はこの領地を奪う。情けをかけるのは一度だけだ。お前らの主にそう伝えておけ」
「……確かに伝えよう」
「それと、伯爵の金は民に返してやれ。もしこれが守られなければ今度は国を頂きにいく」
「わかりました。明日中に伯爵の金は民に返しておきましょう」
「であるか。総一朗、引き上げだ」
「おう」
総一朗は死体の山から降り二人の横を通り過ぎる。
「待て。君の拠点はどこに?」
「俺はデリル村だ。だが……厄介事を持ち込むんじゃねぇぞ。この国のために働く気なんてねぇからよ」
「……一応伝えておこう」
二人は後を暗部の二人に任せ、スラムへと引き上げていくのだった。
「納得いかねぇ……」
総一朗はジャンケンで全敗していた。
「かっかっか! 外は大変だろうなぁ~? おそらく伯爵の私兵がわんさか集まってくるだろうなぁ~」
「こいつ……ちくしょう。負けは負けだ。やってやんよ」
信長は少し驚きを見せた。
「ほう? 退かぬか」
「当たり前だ。むしろ多対一の方が得意なんだよ俺は。幕府の侍集団相手に戦ってきた身だからな」
「ふむ。では伯爵はワシが殺る。その他の有象無象は主に任せたぞ」
「へいへい」
そして深夜、二人は伯爵邸の近くで別れた。総一朗は暗闇から門へと近付く。
「止まれ。ここは伯爵邸だ。用なら明日に──ぐあっ!?」
「き、貴様っ!!」
「討ち入りだ。命が惜しくないならかかってきなっ!」
「くっ!!」
もう一人の門番が警笛を鳴らす。
「はははっ! すぐに応援が来るぞ!」
「わざとだよバカが。とりあえず死ね」
「ぎあぁぁぁぁぁっ!!」
総一朗はあえて増援を呼ばせ門の中へと入った。そしてそれを暗部の者達が見ていた。
「まさかあいつが侯爵を? なるほどねぇ」
そこにもう一人が報告に現れた。
「隊長、もう一人裏から侵入しました」
「ふむ。なら奴は陽動担当だな。お手並み拝見するとしよう」
敷地内に侵入するとどこからともなく伯爵の私兵が次々と現れ総一朗を取り囲む。
「ここが伯爵邸だと知っているのか貴様っ!!」
「知ってんよ。だから来てんじゃねぇか。民を苦しめるお前らに天天誅を下す。かかってきな」
「「「……死にさらせぇぇぇぇぇぇっ!!」」」
全ての私兵が一斉に飛びかかる。
「ぬりぃぜ!! 【夢幻泡影】!!」
「「「「ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
総一朗の姿が一緒ブレた瞬間、飛び掛かった私兵の前列全員が真っ二つになった。
「な、なんだ今のは──ぐぁっ!?」
「ひ。ひぃぃぃっ! こいつ強ぇ──がはっ!」
「どんどん来いやぁぁぁぁぁっ! 来ねぇならこっちから行くぞっ!!」
「舐めるなぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
伯爵邸の庭に血飛沫が舞い上がる。半刻もしない内に庭に無数の死体が積み上がっていった。
暗部の二人はその光景を見て絶句していた。
「……隊長、俺夢でも見てるんですかね」
「現実だ。強すぎる……」
「息も切らさず一人であれだけ殺るなんて……。しかも剣一本でですよ? 隊長、あれできます?」
「俺達は暗殺を得意としている。あれをする必要はない」
「はぁ。でも……あの人も多分暗殺者ですよ?」
「……わかっている。正直……あれは敵に回したくないな」
そう話している間にも私兵はその数をどんどん減らしていった。
「次ぃっ! 早くかかって来いや!!」
「ば、化け物め……! 魔法隊! 放てっ!!」
「「「【ファイアボール】!!」」」
後方にいた部隊から総一朗に向かい火の弾が放たれた。
「反射魔法【リフレクション】!!」
「「「「ぎあぁぁぁぁぁぁっちぃぃぃぃっ!?」」」」
総一朗は反射魔法を使い、自身に飛んできた火の弾を全て跳ね返してやった。
「隊長、彼魔法使いましたよ」
「見ればわかるわ。無敵か奴は……」
総一朗はダンジョンで拾った書物を使い無数のスキルを得ていた。今使った反射魔法もそのスキルの一つだ。
「おいおい、伯爵を守る兵ってなぁこんなもんか? あくびが出るぜ」
「お、おのれぇぇ……っ! 何が目的だ貴様っ!」
「目的? そりゃもちろん民を苦しめる伯爵の命に決まってんだろ。お前ら全員殺ったら伯爵を殺りにいく。守りたけりゃ俺を殺るんだな」
「は、反逆者めっ!! 伯爵様は貴族だぞっ! 貴族に逆らうと言う事は国に逆らうと同義!! 国家反逆罪になるぞ!!」
総一朗は血塗れになった刀の血を振り払い肩に担ぐ。
「国家反逆罪だ? 民を苦しめる国なんぞ滅べば良い。貴族ってなぁ民あってこそだろうが。それもわからないような奴は生きる価値なしだ。俺が断罪してやるよ」
「くっ! 全軍突撃ぃぃぃぃぃぃっ!!」
「「「「おあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
総一朗の戦いがクライマックスに突入しようとしていた時、信長はゴーレン・フランツ伯爵を追い詰めていた。
「な、何故兵が来んのだ! 高い金を払って雇っておると言うのにっ!!」
「かっかっか。兵は来ぬよ。全軍中庭で暴れているワシの仲間を止めるために出払っておるわ」
「くっ! な、何が目的だ。金か? 金なら払うっ! そ、そうだ! お前もその仲間も私が雇ってやろう! いくらだ? いくら払えばいい?」
「……醜いな」
「な、なに? くあぁぁぁぁぁっ! う、腕ぇぇぇぇっ! 私の腕がぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
信長は伯爵の片腕を斬り落とした。
「ひぃぃぃぃぃっ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ!」
「金だと? その金は民から奪ったものだろうが」
「ぎぃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
伯爵は両腕を失った。
「あぁぁ……あぁぁぁぁぁぁぁっ! た、助けて……助けてくれっ!」
「はははははっ! 命乞いか、情けない。男なら最後くらい潔く死ね。その首……頂戴する」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
信長の凶刃が伯爵の首に振り下ろされ伯爵は生を終えた。信長は刃に付いた血を払い納刀する。そして床に転がった伯爵の首を拾いあげ部屋を出た。
「ひぃっ、た、助けて……」
「女中か。死にたくなければ屋敷を出るんだな。ワシは狙いはこいつだけだ」
「ひぃぃぃぃっ!」
そして信長は堂々と玄関から出た。
「ほう?」
「遅ぇぞ信長。たった一人殺るのに時間かけすぎだ」
総一朗は私兵の死体を積み上げ、その上で片膝を立て座っていた。
「首尾は?」
「ほれ」
信長は伯爵の首を突き出し見せた。
「そいつが伯爵か。悪い面してんな。伯爵の溜め込んでた金は?」
「……知らん」
総一朗、がくっと肩を落とした。
「阿呆か! 探してこいよ!?」
「そんな面倒な事御免だ。それは後ろにいる奴らにやらせたら良いだろう」
「……気付いていたのか」
総一朗は門の外にある木を向き声を掛けた。
「そこの二人、出てこいよ」
しかし二人は姿を見せない。
「いるのはわかってんだよ。来ないならこっちから行くぞ?」
そう言い殺気を向ける。すると木の裏から黒い衣装を纏った二人が姿を見せた。
「殺気を向けないで欲しいな。我々は敵ではない」
「誰だお前ら」
片方の女が覆面を外し総一朗の前に出る。
「私は国の暗部で隊長をしている者だ。ドーン・コルセット侯爵を殺ったのは君か?」
「ドーン・コルセット侯爵? さぁて、知らねぇな」
「別に咎める気はない。コルセット侯爵とフランツ伯爵は国に巣食っていた癌だった。取り除いてくれて感謝する」
そう頭を下げた女に信長が伯爵の首を放り投げた。
「くれてやる。ワシは織田信長だ。スラムを拠点としておる。次に誰がここを治めるか知らんが……もしまた伯爵のようなゴミが来たら同じ事をするだろう。そして今度はこの領地を奪う。情けをかけるのは一度だけだ。お前らの主にそう伝えておけ」
「……確かに伝えよう」
「それと、伯爵の金は民に返してやれ。もしこれが守られなければ今度は国を頂きにいく」
「わかりました。明日中に伯爵の金は民に返しておきましょう」
「であるか。総一朗、引き上げだ」
「おう」
総一朗は死体の山から降り二人の横を通り過ぎる。
「待て。君の拠点はどこに?」
「俺はデリル村だ。だが……厄介事を持ち込むんじゃねぇぞ。この国のために働く気なんてねぇからよ」
「……一応伝えておこう」
二人は後を暗部の二人に任せ、スラムへと引き上げていくのだった。
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