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第一章 最初の国エルローズにて
第20話 開店
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隣家の協力を得た総一朗はメーネ達を店に招き細部の調整に入った。
「ではメーネさんとターニャの勤務は昼から夕方まで。メーネさんは調理、ターニャは給仕で良いかな?」
「はい!」
「うんっ、頑張りますっ!」
「ありがとう。じゃあ次はメニューについてだけど……」
メニューは野菜たっぷりのミルクスープ、オーク肉のステーキ、オーク肉野菜炒めにした。この辺りでは米を食べる習慣もないし、そもそも米がない。パンに合わせる食べ物で今ある材料から作れる料理はこんな所だ。
「総一朗さん?」
「ん? なんですか?」
「オーク肉を使ってますけど……ちょっと安すぎませんか?」
「ああ。それ、元はタダなので安くしてるんですよ。ダンジョンの浅い階層で沢山仕入れられますから」
「原価ゼロですか!? なるほどなるほど……」
「それにここの村人はあまり外で食べる習慣もないでしょう? 昼の狙いはダンジョンに向かう冒険者や王都に向かう商人です。あまり人は入らないかも知れませんが安くて美味いとわかれば客も入るかもしれませんしね」
「わかりました。あの、昼の……と言う事は夜も営業を?」
「はい。夜は酒場にしようかなと。酒もダンジョンで拾えましたから」
するとメーネが自分は夜働かなくても良いかと尋ねてきた。だが夜働かせるつもりはない。こんな可憐な人を夜働かせでもしたら必ず酔っ払いに絡まれる。もしそうなったら平静を保てる自信はない。店は一瞬で血の海になるだろう。とは言わず誤魔化した。
「長時間の立ち仕事はキツいですからね。夜は俺が調理に入ります。それに酔っ払いの相手をするために多少腕っぷしも必要になるかもしれませんしね」
「そう……ですか。では私達は昼だけという事で……その……お給金の方は……」
「そうですねぇ……。逆にいくら欲しいですかね?」
「はい?」
総一朗は本心からそう尋ねていた。
「いやね、人を雇った事もありませんし、働いた事もないので相場がわからないんですよ」
「働いた事がない??」
「はい。俺ずっと剣一本で生きてきましたから。それに冒険者って仕事とはちょっと違うでしょう?」
「ま、まぁ……ターニャ、どうする?」
メーネはターニャに尋ねた。もしかするとメーネも知らないのかも知れない。
「ん~……私はお花売りとかで一日銅貨数枚から銀貨一枚いけば良い方だったけど……」
「え? それっぽっち!?」
総一朗はその額の低さに驚いていた。それをチャンスと見たのか、メーネが強気な額を提示してくる。
「で、では銀貨五枚でどうでしょう?」
「お母さん!? そんな一日銀貨五枚なんて無茶だよ!?」
「……え? ちょっと待ってくれターニャ。無茶なのか、それ」
「「え?」」
かなり強気に提示したメーネも驚いていた。
「無茶だよ!? だって二日働いたら金貨一枚になるんだよ!? 一ヶ月働いたら金貨十五枚になっちゃうんだよ、総一朗さん」
「いやいや、休みもあるだろ。一週間に一度休むとして、勤務日数は二十六日。それでも金貨十三枚だろ? 少なすぎないか」
「一ヶ月金貨十三枚……金貨十三枚……」
メーネの瞳は金貨になっていた。
(な、なんかメーネさんがおかしいな。可憐さがどんどん減っているような……。い、いや気のせいだな、うん)
総一朗は気を取り直し、最初に渡そうと思っていた金額を提示した。
「あの……実は月一人につき白金貨二枚渡そうと思ってたんだけど」
「「白金貨二枚!?」」
メーネが顔を真っ赤にし、席を立ち上がった。
(ヤバい、怒らせたか!?)
「そんなにいただけるなんて!」
「へ?」
「総一朗さん、白金貨一枚で金貨十枚分あるんだよ? 白金貨二枚っていったら金貨二十枚、私達二人なら金貨四十枚になっちゃうんだよ!?」
「そりゃあわかってるよ。ただ、俺の店で無理いって働いてもらうんだし、そのくらいは出さないと悪いかなってな」
するとメーネが抱きついてきた。
「ありがとうっ!」
「ふあっ!?」
「私頑張りますから!」
「は、はははははいっ!?」
「色々良くしてくれてありがとう、総一朗さん……。この恩は仕事で返す事しかできません。頑張ってお店を成功させましょう!」
「は、はははははいっ! (うぉぉぉっ、柔らかいっ! 良い匂いもするっ!)」
こうして二人を月白金貨二枚ずつで雇う事にし、翌日から店を開いた。
「オーク肉のステーキありますよー!」
「パンも焼きたてふわふわで~す!」
「「「なんだなんだ?」」」
まずはターニャと義経二人による呼び込みからだ。二人には雑貨屋から買った給仕服を着させ店頭で呼び込みをしてもらっている。
「オーク肉のステーキなぁ~。高いんだろ?」
「それかめちゃくちゃ薄いとかだろ~?」
そうからかう村人に二人が言った。
「お値段は、通常一枚金貨一枚はする所……なんと銀貨一枚となっておりま~す!」
「なんだって!?」
「しかも……厚さはなんと一センチ半! 食べごたえ十分、お腹いっぱい待ったなし!」
「なん……だと……。本当だろうな……。嘘だったら金は払わんぞ?」
その時だった。中から食べ終えた客が満面の笑みを浮かべ出てきた。
「いやぁ……美味かったわ。王都の店だと金貨三枚は払わにゃ食えそうにねぇ量だぜありゃ~」
「激安だよな! 俺これから毎回この店に立ち寄るわ。ダンジョン攻略に張り合いが出たぜ」
「うっしゃ、行くか~」
「「……ごくり」」
思わず喉を鳴らす村人にターニャが声を掛けた。
「どうです? お腹いっぱい食べても王都で食べるより安いですよ?」
「夜はお酒も提供しま~す」
「「えぇぇぇい! 行ったる!」」
「「二名様ごらいて~ん」」
安くて美味い料理を出す噂は瞬く間に冒険者達の間で広まった。店は開店から連日大にぎわいだ。弁慶には地下十階でオーク肉を集めてもらっている。代わりと言ってはなんだが、夜は酒を飲み放題にしてやった。
「がははははははっ! いやぁ~、ありがたい! こんな簡単な仕事で毎日飲み放題とはな!」
「いや、弁慶が肉を持ってきてくれて助かってるからな。それに酒もダンジョンで拾ったからタダだし」
「……お主、商売人の素質もあるな。この調子で稼いだら大金持ちだなっ!」
「おう。だが金はたっぷりある。目的は金じゃない」
「金じゃない? ならなんで店なんぞ……」
総一朗は言った。
「酒場ってのはな、あらゆる情報が集まる場所でもあるんだぜ。酔えば口が軽くなる。そうしてこの国の情報を集めるのよ」
「情報を集める? なぜだ?」
「アホか。俺達はまだなんにもわからないんだぞ。この国がまともな国なら良い。近くに危ない国があったら対策をたてなきゃならん。情報は何より大事だ。まずはこの世界を知る事から始めなきゃ身も守れねぇだろ。少しは考えろよな」
「むぅ。小難しい話だ。敵が現れたら斬る。それで良いではないか」
「お前なぁ……。スキルの事を忘れてんだろ。もしかしたら剣が通じない相手もいるかもしれん。この店を作った本当の目的は国やこの世界の事を調べるためだ」
すると弁慶はグラスを傾け、中身を空にし総一朗に言った。
「なんだ、我はてっきりあの女が目当てかと思っておったが」
「ふっ……、それはもう達成した」
「なに?」
「神速の沖田 総一朗を舐めるなよ。いや……凄かったわ……」
「色惚けか。お主、遊びか本気かどっちだ?」
「もちろん本気だ。俺は一生をこの村で過ごすぜ。のんびり彼女となぁ~」
「……それも悪くないだろうな。毎日酒も飲めるしなぁ」
「ま、このまま何も起こらない事を祈るしかないがな」
店は大繁盛し、恋人も手に入れた総一朗は訪れる客の話に耳を傾け、様々な情報を得ていくのだった。
「ではメーネさんとターニャの勤務は昼から夕方まで。メーネさんは調理、ターニャは給仕で良いかな?」
「はい!」
「うんっ、頑張りますっ!」
「ありがとう。じゃあ次はメニューについてだけど……」
メニューは野菜たっぷりのミルクスープ、オーク肉のステーキ、オーク肉野菜炒めにした。この辺りでは米を食べる習慣もないし、そもそも米がない。パンに合わせる食べ物で今ある材料から作れる料理はこんな所だ。
「総一朗さん?」
「ん? なんですか?」
「オーク肉を使ってますけど……ちょっと安すぎませんか?」
「ああ。それ、元はタダなので安くしてるんですよ。ダンジョンの浅い階層で沢山仕入れられますから」
「原価ゼロですか!? なるほどなるほど……」
「それにここの村人はあまり外で食べる習慣もないでしょう? 昼の狙いはダンジョンに向かう冒険者や王都に向かう商人です。あまり人は入らないかも知れませんが安くて美味いとわかれば客も入るかもしれませんしね」
「わかりました。あの、昼の……と言う事は夜も営業を?」
「はい。夜は酒場にしようかなと。酒もダンジョンで拾えましたから」
するとメーネが自分は夜働かなくても良いかと尋ねてきた。だが夜働かせるつもりはない。こんな可憐な人を夜働かせでもしたら必ず酔っ払いに絡まれる。もしそうなったら平静を保てる自信はない。店は一瞬で血の海になるだろう。とは言わず誤魔化した。
「長時間の立ち仕事はキツいですからね。夜は俺が調理に入ります。それに酔っ払いの相手をするために多少腕っぷしも必要になるかもしれませんしね」
「そう……ですか。では私達は昼だけという事で……その……お給金の方は……」
「そうですねぇ……。逆にいくら欲しいですかね?」
「はい?」
総一朗は本心からそう尋ねていた。
「いやね、人を雇った事もありませんし、働いた事もないので相場がわからないんですよ」
「働いた事がない??」
「はい。俺ずっと剣一本で生きてきましたから。それに冒険者って仕事とはちょっと違うでしょう?」
「ま、まぁ……ターニャ、どうする?」
メーネはターニャに尋ねた。もしかするとメーネも知らないのかも知れない。
「ん~……私はお花売りとかで一日銅貨数枚から銀貨一枚いけば良い方だったけど……」
「え? それっぽっち!?」
総一朗はその額の低さに驚いていた。それをチャンスと見たのか、メーネが強気な額を提示してくる。
「で、では銀貨五枚でどうでしょう?」
「お母さん!? そんな一日銀貨五枚なんて無茶だよ!?」
「……え? ちょっと待ってくれターニャ。無茶なのか、それ」
「「え?」」
かなり強気に提示したメーネも驚いていた。
「無茶だよ!? だって二日働いたら金貨一枚になるんだよ!? 一ヶ月働いたら金貨十五枚になっちゃうんだよ、総一朗さん」
「いやいや、休みもあるだろ。一週間に一度休むとして、勤務日数は二十六日。それでも金貨十三枚だろ? 少なすぎないか」
「一ヶ月金貨十三枚……金貨十三枚……」
メーネの瞳は金貨になっていた。
(な、なんかメーネさんがおかしいな。可憐さがどんどん減っているような……。い、いや気のせいだな、うん)
総一朗は気を取り直し、最初に渡そうと思っていた金額を提示した。
「あの……実は月一人につき白金貨二枚渡そうと思ってたんだけど」
「「白金貨二枚!?」」
メーネが顔を真っ赤にし、席を立ち上がった。
(ヤバい、怒らせたか!?)
「そんなにいただけるなんて!」
「へ?」
「総一朗さん、白金貨一枚で金貨十枚分あるんだよ? 白金貨二枚っていったら金貨二十枚、私達二人なら金貨四十枚になっちゃうんだよ!?」
「そりゃあわかってるよ。ただ、俺の店で無理いって働いてもらうんだし、そのくらいは出さないと悪いかなってな」
するとメーネが抱きついてきた。
「ありがとうっ!」
「ふあっ!?」
「私頑張りますから!」
「は、はははははいっ!?」
「色々良くしてくれてありがとう、総一朗さん……。この恩は仕事で返す事しかできません。頑張ってお店を成功させましょう!」
「は、はははははいっ! (うぉぉぉっ、柔らかいっ! 良い匂いもするっ!)」
こうして二人を月白金貨二枚ずつで雇う事にし、翌日から店を開いた。
「オーク肉のステーキありますよー!」
「パンも焼きたてふわふわで~す!」
「「「なんだなんだ?」」」
まずはターニャと義経二人による呼び込みからだ。二人には雑貨屋から買った給仕服を着させ店頭で呼び込みをしてもらっている。
「オーク肉のステーキなぁ~。高いんだろ?」
「それかめちゃくちゃ薄いとかだろ~?」
そうからかう村人に二人が言った。
「お値段は、通常一枚金貨一枚はする所……なんと銀貨一枚となっておりま~す!」
「なんだって!?」
「しかも……厚さはなんと一センチ半! 食べごたえ十分、お腹いっぱい待ったなし!」
「なん……だと……。本当だろうな……。嘘だったら金は払わんぞ?」
その時だった。中から食べ終えた客が満面の笑みを浮かべ出てきた。
「いやぁ……美味かったわ。王都の店だと金貨三枚は払わにゃ食えそうにねぇ量だぜありゃ~」
「激安だよな! 俺これから毎回この店に立ち寄るわ。ダンジョン攻略に張り合いが出たぜ」
「うっしゃ、行くか~」
「「……ごくり」」
思わず喉を鳴らす村人にターニャが声を掛けた。
「どうです? お腹いっぱい食べても王都で食べるより安いですよ?」
「夜はお酒も提供しま~す」
「「えぇぇぇい! 行ったる!」」
「「二名様ごらいて~ん」」
安くて美味い料理を出す噂は瞬く間に冒険者達の間で広まった。店は開店から連日大にぎわいだ。弁慶には地下十階でオーク肉を集めてもらっている。代わりと言ってはなんだが、夜は酒を飲み放題にしてやった。
「がははははははっ! いやぁ~、ありがたい! こんな簡単な仕事で毎日飲み放題とはな!」
「いや、弁慶が肉を持ってきてくれて助かってるからな。それに酒もダンジョンで拾ったからタダだし」
「……お主、商売人の素質もあるな。この調子で稼いだら大金持ちだなっ!」
「おう。だが金はたっぷりある。目的は金じゃない」
「金じゃない? ならなんで店なんぞ……」
総一朗は言った。
「酒場ってのはな、あらゆる情報が集まる場所でもあるんだぜ。酔えば口が軽くなる。そうしてこの国の情報を集めるのよ」
「情報を集める? なぜだ?」
「アホか。俺達はまだなんにもわからないんだぞ。この国がまともな国なら良い。近くに危ない国があったら対策をたてなきゃならん。情報は何より大事だ。まずはこの世界を知る事から始めなきゃ身も守れねぇだろ。少しは考えろよな」
「むぅ。小難しい話だ。敵が現れたら斬る。それで良いではないか」
「お前なぁ……。スキルの事を忘れてんだろ。もしかしたら剣が通じない相手もいるかもしれん。この店を作った本当の目的は国やこの世界の事を調べるためだ」
すると弁慶はグラスを傾け、中身を空にし総一朗に言った。
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「なに?」
「神速の沖田 総一朗を舐めるなよ。いや……凄かったわ……」
「色惚けか。お主、遊びか本気かどっちだ?」
「もちろん本気だ。俺は一生をこの村で過ごすぜ。のんびり彼女となぁ~」
「……それも悪くないだろうな。毎日酒も飲めるしなぁ」
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