13 / 63
第1章 転生
第11話 長
しおりを挟む
「長?」
アースの前にこの世のものとは思えないほど綺麗な女性が歩み寄ってきた。髪は綺麗な金髪で長いまつげに潤いのある口唇、ある一部分が種族的に残念な事を除けば完璧な美女だった。
「私は【ルルシュ・ルノワール】と申します」
「あ、は、はい。俺はアースと申します」
緊張のせいかどもってしまった。前世では孫までいたと言うのに恥ずかしい限りである。
「アースさん……ですか。あの皆が熱中している遊びはあなたが考案したとか?」
「は、はい。俺が子供たちに教えました」
考案したかどうかはさておき、教えて広めたのはアースだ。このゲームを考えた方、ごめんなさい。
「そうですか。アースさん、あなたのお陰で久しぶりに里に笑顔が溢れました。長として礼を」
そう言い、長はアースに向かい頭を下げた。その様子を見て姉が慌てふためいた。
「お、長様!? なにを!?」
「よろしいのです。こんなに里が賑やかになったのは数十年ぶりですもの。私は嬉しく思っています」
「お、長様……」
ルルシュが再びアースに話し掛ける。
「アースさんはなんでも子供たちに料理を振る舞ってくださったとか……。それはとてもとても美味しかったと聞きました」
「え? あ、はぁ。確かに皆満足してくれたようでしたが……」
「その料理、是非私にも作って下さらないかしら?」
「えっ!?」
ルルシュはコロコロと口元を隠して笑う。
「私、こう見えても千年前は人間の町で暮らしていたこともありましてよ。あの頃は実に良い思い出です。冒険者仲間たちと世界を旅したこともありますの。そんな私を満足させられる料理……あなたに作れますでしょうか?」
「お、長様? 何を言って……」
ルルシュは姉の言葉を遮りアースに宣言した。
「もし……私を満足させられる料理を出してくれるのなら……私の権限でアースさんを里の仲間と認め、出入りを自由にしてあげましょう」
「で、出入りを自由に?」
「ええ。どうします? 受けますか?」
この宣言に姉がアースの腕をひき、耳打ちした。
「う、受けろアース! これはまたとないチャンスだ! これを逃したらもう里には入れないぞ!」
「いや、けどさ……。長さんは世界を旅したことあるんだろ? それを満足させるとかハードル高過ぎじゃないか?」
「いや、お前なら必ず出来るっ! 試食なら私に任せろっ! 協力してこの提案を乗り越えようじゃないか!」
「それ……お前が食いたいだけじゃ……んぶっ!?」
姉の手がアースの口を防ぐ。そして姉はルルシュにこう返事を返した。
「長様、アースは快く今の提案を受けるそうであります!」
「そうですか。これは楽しみですね。では……考える時間も必要でしょうから……そうですねぇ。今から一ヶ月後の正午、特別に里への立ち入りを許可いたします。中央の広場に私を唸らせるような料理を運んで来て下さい。では一ヶ月後、楽しみにしていますわね、アースさん? ふふっ」
そう笑みを残し、ルルシュは里の中へと戻っていった。
「お、お姉ちゃん! アースさんの顔が真っ青に!?」
「え? おわっ!?」
どうやら姉は口と一緒に鼻まで塞いでいたらしい。アースは酸欠で気を失うのであった。
「わわわっ!? アース、アース!!」
アースは姉に運ばれ家へと戻った。そして一時間後、アースの前には床に正座させられた姉の姿があった。
「殺す気かっ!?」
「す、すまなかった! まさか長からあんなチャンスをもらえるとは思わなくて……。つ、つい興奮してしまったのだ!」
「だからって鼻まで塞ぐアホがいるかっ!? お花畑が見えかけたぞっ!?」
「ま、まぁまぁアースさん。姉も悪気があったわけじゃ……」
「あったら今頃飯抜きにしてるわいっ!」
「ひ、酷すぎるっ!?」
現場は大混乱だった。
「でもアースさん? このチャンスをモノに出来れば里への立ち入りが自由になりますよ?」
「……出来ればの話な。お前達も聞いただろう。あの人は千年前から世界を回っていたそうじゃないか。千年だぞ千年! あらゆる料理は食いつくしている決まってるだろう。それをあまり材料もないのにどうやって満足させろと? 無茶にも程があるぞ……」
中華四千年ではないが、普通の人間にとって千年はあまりに膨大な時だ。アースは完全に腰がひけてしまっていた。
「ふむ。ならばもう一度ダンジョンに潜って食材を集めてくれば良い。なに、期限は一ヶ月もあるんだ。食材を集めつつ何を作るか考えてくれば良い」
「簡単に言うけどさぁ……。以外と食材って落ちないんだぜ? 落ちるのは装備品とか薬とかばっかりでさ。後はたまにわけがわからない金属のインゴットとかさ」
「以前は一週間だったからだろう? 一ヶ月も集めて回れば未知の食材もきっと手に入るはずだ。アース、これは里に入れるようになる最後のチャンスなんだ。何とか頑張ってみないか?」
「う~ん……。でも何を作れば良いか……」
そこで姉がニヤリと笑った。
「アース、あの提案には抜け道がある」
「抜け道?」
「そうだ。長は私を唸らせる料理を運んで来いとだけ言ったはずだ」
「うん」
「気付かないか? 品数は制限されていない事を」
「あっ!」
「そう、数打てば当たる! 例え既存の料理と被ろうがどれか一つ位は長の知らない料理があるはずだ! そのためにも大量の素材や調味料は必須! これは時間との勝負だ、アース! さあ、今すぐダンジョンに向かうのだ!」
「な、なるほど! たくさん作ればどれからヒットするってわけか! 賢いな!」
「そうだろうそうだろう! さあ、アース。今すぐ材料を集めてくるのだ。試食用に少し多めにな! 期限は三週間だ。残りは三人で考えよう。長の嗜好を元に話し合おうじゃないか!」
「わ、わかった! 行ってくるよっ!」
そう言い、アースは急ぎダンジョンへと向かった。
そして家に残った妹が何かおかしいと思い姉に尋ねた。
「お姉ちゃん……。まさか……自分が色んな料理を食べたくて言ったんじゃない……よね?」
「……じゅるり。何の事だ? さあ、今日から水と塩だけで暮らすぞ。腹を空けておかねばな……ふふふっ……ふふふふふふっ」
「あぁ、やっぱり……。アースさん……大丈夫でしょうか……」
妹の心配空しく、アースは三週間全力でダンジョン中を駆け回るのであった。
アースの前にこの世のものとは思えないほど綺麗な女性が歩み寄ってきた。髪は綺麗な金髪で長いまつげに潤いのある口唇、ある一部分が種族的に残念な事を除けば完璧な美女だった。
「私は【ルルシュ・ルノワール】と申します」
「あ、は、はい。俺はアースと申します」
緊張のせいかどもってしまった。前世では孫までいたと言うのに恥ずかしい限りである。
「アースさん……ですか。あの皆が熱中している遊びはあなたが考案したとか?」
「は、はい。俺が子供たちに教えました」
考案したかどうかはさておき、教えて広めたのはアースだ。このゲームを考えた方、ごめんなさい。
「そうですか。アースさん、あなたのお陰で久しぶりに里に笑顔が溢れました。長として礼を」
そう言い、長はアースに向かい頭を下げた。その様子を見て姉が慌てふためいた。
「お、長様!? なにを!?」
「よろしいのです。こんなに里が賑やかになったのは数十年ぶりですもの。私は嬉しく思っています」
「お、長様……」
ルルシュが再びアースに話し掛ける。
「アースさんはなんでも子供たちに料理を振る舞ってくださったとか……。それはとてもとても美味しかったと聞きました」
「え? あ、はぁ。確かに皆満足してくれたようでしたが……」
「その料理、是非私にも作って下さらないかしら?」
「えっ!?」
ルルシュはコロコロと口元を隠して笑う。
「私、こう見えても千年前は人間の町で暮らしていたこともありましてよ。あの頃は実に良い思い出です。冒険者仲間たちと世界を旅したこともありますの。そんな私を満足させられる料理……あなたに作れますでしょうか?」
「お、長様? 何を言って……」
ルルシュは姉の言葉を遮りアースに宣言した。
「もし……私を満足させられる料理を出してくれるのなら……私の権限でアースさんを里の仲間と認め、出入りを自由にしてあげましょう」
「で、出入りを自由に?」
「ええ。どうします? 受けますか?」
この宣言に姉がアースの腕をひき、耳打ちした。
「う、受けろアース! これはまたとないチャンスだ! これを逃したらもう里には入れないぞ!」
「いや、けどさ……。長さんは世界を旅したことあるんだろ? それを満足させるとかハードル高過ぎじゃないか?」
「いや、お前なら必ず出来るっ! 試食なら私に任せろっ! 協力してこの提案を乗り越えようじゃないか!」
「それ……お前が食いたいだけじゃ……んぶっ!?」
姉の手がアースの口を防ぐ。そして姉はルルシュにこう返事を返した。
「長様、アースは快く今の提案を受けるそうであります!」
「そうですか。これは楽しみですね。では……考える時間も必要でしょうから……そうですねぇ。今から一ヶ月後の正午、特別に里への立ち入りを許可いたします。中央の広場に私を唸らせるような料理を運んで来て下さい。では一ヶ月後、楽しみにしていますわね、アースさん? ふふっ」
そう笑みを残し、ルルシュは里の中へと戻っていった。
「お、お姉ちゃん! アースさんの顔が真っ青に!?」
「え? おわっ!?」
どうやら姉は口と一緒に鼻まで塞いでいたらしい。アースは酸欠で気を失うのであった。
「わわわっ!? アース、アース!!」
アースは姉に運ばれ家へと戻った。そして一時間後、アースの前には床に正座させられた姉の姿があった。
「殺す気かっ!?」
「す、すまなかった! まさか長からあんなチャンスをもらえるとは思わなくて……。つ、つい興奮してしまったのだ!」
「だからって鼻まで塞ぐアホがいるかっ!? お花畑が見えかけたぞっ!?」
「ま、まぁまぁアースさん。姉も悪気があったわけじゃ……」
「あったら今頃飯抜きにしてるわいっ!」
「ひ、酷すぎるっ!?」
現場は大混乱だった。
「でもアースさん? このチャンスをモノに出来れば里への立ち入りが自由になりますよ?」
「……出来ればの話な。お前達も聞いただろう。あの人は千年前から世界を回っていたそうじゃないか。千年だぞ千年! あらゆる料理は食いつくしている決まってるだろう。それをあまり材料もないのにどうやって満足させろと? 無茶にも程があるぞ……」
中華四千年ではないが、普通の人間にとって千年はあまりに膨大な時だ。アースは完全に腰がひけてしまっていた。
「ふむ。ならばもう一度ダンジョンに潜って食材を集めてくれば良い。なに、期限は一ヶ月もあるんだ。食材を集めつつ何を作るか考えてくれば良い」
「簡単に言うけどさぁ……。以外と食材って落ちないんだぜ? 落ちるのは装備品とか薬とかばっかりでさ。後はたまにわけがわからない金属のインゴットとかさ」
「以前は一週間だったからだろう? 一ヶ月も集めて回れば未知の食材もきっと手に入るはずだ。アース、これは里に入れるようになる最後のチャンスなんだ。何とか頑張ってみないか?」
「う~ん……。でも何を作れば良いか……」
そこで姉がニヤリと笑った。
「アース、あの提案には抜け道がある」
「抜け道?」
「そうだ。長は私を唸らせる料理を運んで来いとだけ言ったはずだ」
「うん」
「気付かないか? 品数は制限されていない事を」
「あっ!」
「そう、数打てば当たる! 例え既存の料理と被ろうがどれか一つ位は長の知らない料理があるはずだ! そのためにも大量の素材や調味料は必須! これは時間との勝負だ、アース! さあ、今すぐダンジョンに向かうのだ!」
「な、なるほど! たくさん作ればどれからヒットするってわけか! 賢いな!」
「そうだろうそうだろう! さあ、アース。今すぐ材料を集めてくるのだ。試食用に少し多めにな! 期限は三週間だ。残りは三人で考えよう。長の嗜好を元に話し合おうじゃないか!」
「わ、わかった! 行ってくるよっ!」
そう言い、アースは急ぎダンジョンへと向かった。
そして家に残った妹が何かおかしいと思い姉に尋ねた。
「お姉ちゃん……。まさか……自分が色んな料理を食べたくて言ったんじゃない……よね?」
「……じゅるり。何の事だ? さあ、今日から水と塩だけで暮らすぞ。腹を空けておかねばな……ふふふっ……ふふふふふふっ」
「あぁ、やっぱり……。アースさん……大丈夫でしょうか……」
妹の心配空しく、アースは三週間全力でダンジョン中を駆け回るのであった。
2
お気に入りに追加
1,201
あなたにおすすめの小説
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
異世界悪霊譚 ~無能な兄に殺され悪霊になってしまったけど、『吸収』で魔力とスキルを集めていたら世界が畏怖しているようです~
テツみン
ファンタジー
**救国編完結!**
『鑑定——』
エリオット・ラングレー
種族 悪霊
HP 測定不能
MP 測定不能
スキル 「鑑定」、「無限収納」、「全属性魔法」、「思念伝達」、「幻影」、「念動力」……他、多数
アビリティ 「吸収」、「咆哮」、「誘眠」、「脱兎」、「猪突」、「貪食」……他、多数
次々と襲ってくる悪霊を『吸収』し、魔力とスキルを獲得した結果、エリオットは各国が恐れるほどの強大なチカラを持つ存在となっていた!
だけど、ステータス表をよーーーーっく見てほしい! そう、種族のところを!
彼も悪霊――つまり「死んでいた」のだ!
これは、無念の死を遂げたエリオット少年が悪霊となり、復讐を果たす――つもりが、なぜか王国の大惨事に巻き込まれ、救国の英雄となる話………悪霊なんだけどね。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる