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第18章 魔物娘の楽園

03 屍食鬼王、爆誕

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    ふて寝するデビルウィザードを余所に、愛斗はグーラに精を注ぎ続けてやった。そして、回数が100を越えた辺りでグーラの身体に異変が起こった。

「うぷっ…、お、お兄ちゃん…、な、何か変…。身体が熱くて…、ドキドキする。」

「ん?そういや…お前…随分…肌の色が…。ま、まさか…。」

    愛斗はグーラの子宮内を見た。すると、そこにはある筈の無いモノがあった。

「ら、卵子がある?しかも…受精しているだと?い、いつの間に?」

「?お兄ちゃん、受精ってなに~?」

「ん?そうだな、俺とグーラの赤ちゃんが出来たって事かな?今腹の中に赤ちゃんの素があるんだ。」

「赤ちゃん!?お兄ちゃんと私の!?う、嘘~!すご~い!私…進化したんだっ!」

「は?何か知ってるのか?」

    グーラは愛斗に抱きつきながら語った。

「屍食鬼にはね、親的な存在がいるのね?それは屍食鬼王って言うんだけど…、屍食鬼は噛んで相手を屍食鬼にするんだけど…、屍食鬼王は普通に交尾して新しく屍食鬼を作れるの。始祖と言われる存在ね。進化条件は分からないんだけど…もしそれに進化したなら普通に生命活動も始まるし、生殖活動も出来る様になるんだよ~。もう魔法を使わなくてもぬるぬるが出てくるみたい。」

「屍食鬼王…?そんな存在が…。成る程、いつの間にか進化したグーラに俺の種が入ったって訳か。」

「うんっ♪赤ちゃん…楽しみだなっ♪じゃあ私はこれから出産まで寝るから…。お兄ちゃん…産んだらまたしてくれる?」

    グーラは潤んだ瞳で愛斗を見上げる。愛斗は頭を撫でながらこう告げた。

「当たり前だ。これからいっぱい子供を作ろう。ゆっくり休めよ、グーラ。」

「うんっ♪お休み…お兄ちゃんっ♪」

    グーラは愛斗の上から降りて直ぐに寝た。割れ目からは白濁液が止めどなく溢れていたが、まぁ良いだろう。

    愛斗はふと後ろを向いた。ベッドには横向きで足を抱えながら寝ているデビルウィザードがいた。割れ目はまだびちょびちょだった。

「入れたら起きるかな?どれ…。」

    愛斗はそっと近付き、起こさない様にデビルウィザードの割れ目に先端を埋め込んだ。

「ん…んんっ……すぅ…すぅ…。」

「まだ大丈夫か?どこまで挿入したら起きるかな?」

「んっ…んんっ…♪…すぅ…すぅ…。」

    愛斗は起こさない様に細心の注意を払いながらモノを押し込んでいく。ゆっくりゆっくりと進め、先端が子宮口に接触した瞬間、デビルウィザードは目を開いた。

「ん…なに?…この圧迫感……?え?あ、主ぃっ!?」

「よう、やっと起きたか?」

「なっ…ななな、何…してるの?」

「…性交。」

「それは分かるわよ!?…私とはしないんじゃないの?」

「反省したろ?してないなら…止めるが?」

「…した。滅茶苦茶した。だから止めないでっ…。このまま続けてよぉ…っ。私の膣内も気持ち良いでしょ?」

「ん?ん~。普通?まぁ俺のがデカイから狭く感じるが…。」

「じゃあ何で挿入れたの!?」

「そりゃあ…、この身体は俺のモノだからだ。俺がしたい時にする。不満か?」

「抱いてくれるなら…不満何てないわっ。好きに抱いて好きな時に好きなだけ膣内射精すればいいのっ♪あ、膣外射精だけはだめよ?射精すなら膣内。そこだけは守ってね?」

「ああ、そりゃ当然だ。取り敢えず…一回射精しとくか。そらっ、受け取れっ!」

    愛斗は横に寝転んだままのデビルウィザードに一発目をくれてやった。デビルウィザードは勢いがある射精を受け身体を震わせて喜びの声をあげている。

「んっ!んんぅぅぅぅっ♪主の精液ぃ…っ、私の赤ちゃん部屋に凄い勢いで入ってきてるぅぅっ♪」

「あん?お前魔物だろ?満腹になるまで孕まないんじゃねぇの?」

「…私は魔物じゃない。元は人間よ。」

「な、なにっ!?」

    愛斗は驚いていた。

「あれ?知らなかった?デビルウィザードは悪魔に魂を売った魔法使いの末路。だから他の魔物とはちょっと違うんだよね。食事でしかお腹は満たされないし、こうやって膣内射精されたら普通に孕むわよ。」

「そりゃあ…知らなかった。しかし…元人間だと?そんな奴が何で魔界に居る?大人しく人間界に居ればいいものを…。」

「何でって…、人間界で死んだからに決まってるじゃない。悪魔に魂を売って力を得たのは良いけど…寿命には勝てないって言うか…ね。」

「ん?待て。お前…幾つだ?」

    デビルウィザードはニッコリと笑って愛斗に言った。

「ひゃ…」

「いい!言うなっ!萎える…。」

「失礼ね~。歳はアレだけどさ、身体は一番魔力が高い時のままなんだからね?因みに今の身体は25の時のかな?いやぁ…若いって良いわよね♪しかも魔物になったら歳とらないって…最高じゃない♪悪魔には散々やられちゃったけどね。唯一の救いは悪魔の種じゃ孕まないって事かな?」

「ふ~ん。まぁ人間は脆弱だからなぁ。悪魔にすがりたくなる気も分からないでも無いが…。成る程ねぇ…。」

「どうしたの?続きしないの?悪魔に汚された身体は嫌?」

    愛斗はデビルウィザードを四つん這いにし、再び腰を振り始めた。

「いや?別に。どんな体位でやるか考えてただけだ。いや、待てよ?もしかして…デビルプリーストとかデビルファイター、デビルウォーリアって…?」

「んっあっ♪そう、仲間よ♪あんっ、事情はそれぞれ違うと思うけど…大体は悪魔と取引した人間の成れの果てよっ、あっあっ…何っ?急に固くしちゃって…♪あ、もしかして…買いに行こうとしてる?だめよ~?行くなら私を満足させてからに…あぁぁぁっ!ちょっ…まっ…あんっ…あぁぁぁぁぁぁっ!!」

    それから愛斗はデビルウィザードに高速ピストンをプレゼントし、彼女の子宮を白一色で埋めつくしてやった。当然、彼女の卵は愛斗の種からは逃れられず、侵入を許してしまった。

「あ、あはは…。これが…妊娠かぁ~。人間と違って成長速度が違うから…また直ぐに出来る様になるのが良いわねっ♪…主様?ちゃんと面倒見てね?」

「それはお前次第だな。欲しかったらちゃんとおねだりしろよ?気が向いたら抱いてやるからよ。」

「もぅっ…。意地悪なんだからっ。」

    こうして、愛斗は2人を孕ませ、再びオークション会場へと足を運ぶのであった。
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