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第17章 魔王、探偵初めました。

07 ペット探し?

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    あれから、愛斗はクレアやバーミラとも一戦交え、今再びノーラと身体を重ねていた。

「いやぁ…やっぱノーラは良いなぁ。」

「んぁぁぁっ♪お兄ちゃん…♪また射精したのらぁっ♪そんなにノーラが良いのら?」

「おお、チビッ子最高だぜ!」
 
    ノーラはニッコリと笑って愛斗に抱きついた。

「どうした?」

「んとね、皆と話して決めたんだけど…、一巡してお兄ちゃんが1番良かったと感じた仲間を連れて行くって事にしたのら。お兄ちゃんは…ノーラが1番で良いのらね?」

「うっ…。う~ん…。」

    愛斗は悩んだ。確かにノーラは良い。挿入した時に腹にモノの形がポッコリと浮かび上がる様ときたら…。さしかし…他の奴等も良い身体してんだよなぁ…。

「あぁぁぁ…、迷う!」

「もぅっ、お兄ちゃん!ノーラにするのら!こんな小っちゃな身体でお兄ちゃんのを全部咥え込める子は絶対他に居ないのらよ?ほらぁ…こうして…んっ♪」

    ノーラは全て咥え込んだ後、根元をキュッと入り口で締めた。 

「うぉぉぉっ!?」

「まだまだのらよ?んんぅ~~っ♪」

    そして、そのまま腰を上げ、モノを搾る様に刺激していく。カリまで上がると、再び根元まで降りてくる。

「の、ノーラ!それヤバいっ!」

「ふっふっふ~♪気に入ったのらか?どんどん速くなるのらよぉっ♪あっあっあっあっ♪」

    ノーラは愛斗の上で激しく踊っていた。ただでさえ狭い穴が締め付けにより更にモノを刺激する。愛斗はたまらず何度もノーラにより射精に導かれていた。

「さぁ、ノーラを選ぶのらっ♪そしたら毎日ノーラとえっち出来るのらよっ♪」

「分かったよ、ノーラ…。お前が1番だ。付いて来てくれるか?」

「や、やったのらぁぁぁっ♪あっ、気を抜いたら…っ、あっあぁぁぁぁぁぁっ!!」

    ノーラは愛斗に割れ目を押し付けながら果てた。愛斗はノーラに何度目か分からない射精をしながらノーラを抱きしめていた。

「すまんな、リリィ姉、皆。」

「ううん、大丈夫よ。私達もその内遊びに行くし。ノーラがね、バーミラと強力して転移装置を作ったの。これがあれば一瞬でマナトくんの所に行けるわ。」

「…なんだよ、じゃあ迷わなくても良かったんじゃないか。全く…。」

「ふふふ、マナトくんが誰を選ぶか興味があってね。やっぱりノーラかぁ…。…変態。」

「誰が変態だ。ノーラは小さいだけで合法だ!なぁ、ノーラ?」

「そうなのらっ!全世界のチビッ子に謝るのらっ!」

    ノーラを選んだ事で変態呼ばわりされるとは…。失礼極まりないな。全く…。

    愛斗はノーラからモノを引き抜き、バーミラに突き刺した。

「ふぁぁぁぁんっ♪な、なんでぇっ!?」

「いや、何となく。じゃあやりながら話を続けるぞ?」

    愛斗はバーミラを後ろから攻めつつ、話を続けた。

「転移ポータルが出来たと言う事は、何時でも魔王城から俺が居る場所に来られるって事で良いのか?」

「うんっ、マナトくんが今何してるか分からないけど、ノーラに持たせてある転移先をマナトくんの居る場所に設置してくれれば何時でも会えるわよ。」

「成る程なぁ…。流石伝説のドワーフにロリ大魔導師。凄いモン作ったな。偉い偉い。」

「だ、誰がロリ大魔導師っよぉっ♪あっ、射精てるぅっ!お腹あっつ…ぅっ♪」

    愛斗はバーミラに種を注ぎ漸く満足した。

「じゃあ、転移ポータルは設置しとくから暇な時は遊びに来てくれ。俺も探偵とか始めたけど案外暇でな。それじゃノーラ。行こうか?」

「分かったのらっ♪じゃあリリィ、クレア、バーミラ。ノーラは行くのらっ♪」

「気を付けてね?やり過ぎはだめよ?」

「それはお兄ちゃん次第なのらよ…。じゃ、またね~。」 

    こうして、久しぶりに人間界時代の仲間達と楽しんだ愛斗は、ノーラを連れて事務所へと転移した。事務所に転移して直ぐにノーラは転移ポータルの設置作業へと取り掛かった。

「じゃあお兄ちゃん、ノーラは作業に入るからまた後でなのらっ♪」

「あいよ。この部屋は空き部屋だから好きに使ってくれ。」

    愛斗がノーラを残し部屋を出るとケリーが愛斗を呼び止めた。

「魔王様、新しい依頼人が来てますよ。どうします?」

「あん?依頼人ねぇ…。どれ、会ってみるとするか。」

「…見てもいきなり殴らないで下さいね?」

「は?何だそりゃ?」

    ケリーが訳の分からない事を言いつつ、愛斗を応接室へと連れて行った。応接室に着き、依頼人を見て愛斗はケリーの言った意味を理解した。

「ぶふぅ。お前が所長か?全く…ワシを待たせる等ぶふぁっ!?」

    愛斗はぶくぶくに肥えた成金豚に鉄拳をプレゼントしてやった。そして、触りたくは無いが胸ぐらを掴んで恐怖も追加プレゼントしてやった。

「口を慎めよ、豚野郎。俺を誰だと思ってやがる。魔王椎名愛斗だぞ?貴様は俺より偉いのか?あぁ?理解したらその悪い頭を地に擦りつけてひざまづけよ、なぁ?」

    依頼人は真っ青になり大量の脂汗を噴出させた。

「汚っ!?」

「も、申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁっ!!い、命ばかりはっ!どうかっ!!」

「ケリー、こいつ何?汚いからどっか捨てて来てくんない?」

「何って…依頼人でしょうに。受けないのですか?」

「う~ん…。乗り気しねぇな。」

    豚は顔だけ上げながら懇願し始めた。

「お、お願いしますっ!頼れるのはもう魔王様しか居らんのです!どうか…どうかウチのペットを探しだして頂きたくっ!」

「はぁ?ペット探しだ?んなモン警察に頼め警察に。はい、帰った帰った。」

「け、警察じゃダメなんですぅぅぅぅっ!頼みましたが…断られてしまいましたっ!」

「はぁ?何それ?お前のペットって何だよ?ケルベロスか?まさか魔族以外じゃ無いだろうな?」

    豚は意を決して口を開いた。

「…ラミアクィーンです。」

「は?ラミアって…あの下半身が蛇の?」

「それです!ラミアクィーンは非常に強力な魅了を使う魔物でして…。最初に探しに行った警察達は男だけで行ったらしいのですが…」

「…良い。聞きたくないし想像したくもない。何て悲惨な…。」

    恐らく…彼らは大事なモノを失ったであろう。憐れ…。

「そのせいか、警察は一切応じてくれず…もう頼れるのは貴方様しか…!」

「ふ~ん、で?探すだけで良いのか?」

「いえ、出来れば処分を…。実は逃げだしたのは今回が2度目でして…。1度目の時は大量の魔族を食べて満足して戻って来ました。恐らく今回も…。」

「馬鹿野郎っ!!もっと早く言えっ!何処だっ、何処に居るっ!」

    愛斗は再び豚の胸ぐらを掴み持ち上げた。

「ひっ、ひぃぃぃっ!お、恐らく…緑が多い場所に…!ぐ、ぐるじぃぃぃ…!」

「緑が…ケリー。」

「はっ!少し離れていますが…井の頭公園が怪しいと思われます。ラミアクィーンと聞いてウチの組に尋ねたら…武蔵野市に向けて魔族の死体が何体か…。早く捕まえないと被害は増える一方かと…。」

    何てこった…。

「おい、捕まえたら好きにして良いんだよな?」

「は、はいっ!成体となった今ではもう手に余ると言うか…、ただただ恐ろしいだけですので…。あ、報酬は1億で何とか。これ、小切手です。確かに渡しましたからね?ではワシはこれで…。」

    小切手をテーブルに置き、豚は帰ろうと立ち上がった。豚が事務所から出た後、愛斗はケリーに後で組に捕まえる様に頼んだ。愛斗が魔族に被害を出したこの豚を放っておく訳がない。これで今後、この豚は地下で強制労働を強いられる事になるだろう。勿論財産は全て没収だ。 

「ラミアクィーンか…。よし、行くとするか。ケリー、何かあったら連絡してくれ。」

「畏まりました。相手は魅了使い。お気をつけて。」

「はっ、楽勝よ。じゃ行って捕まえてくるわ。」

    愛斗は単身井の頭公園へと飛ぶのであった。
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