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第5章 勇者現る?

04 堕ちた勇者

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    愛斗はリリィに近づいた。もう数センチでお互いの秘部が触れあう位置で止まった。愛斗のモノからは残渣が垂れていた。

「さて、答えを聞かせて欲しい、リリィ姉。帰るか、それとも魔族となってこの地で平和に暮らすか。」

    愛斗は一センチ前に出る。もう熱が感じられる距離だ。 

「わ、私は…勇者…!だけど…。」

「勇者…勇者か。じゃあ聞くけどさ、救った先に何がある?人間は魔族を陥れたみたいにまた新しい敵を見つけ再び戦に走るだろう。見つからなければいずれ亜人、それが終われば次は人間同士、どうしようも無い種族だよ、人間なんて。あの王だって俺を手にしようと策を巡らせた。欲深いんだよ、人間なんて。そんな人間を命懸けで守ってどうする?何を得る?リリィ姉、役割に縛られちゃ幸せは掴めないよ?」

    愛斗はリリィの秘部にモノを滑り込ませた。

「あつっ、ま、マナト…くん!」

「俺は人間界で楽に生きようって決めてた。結局色々な思惑に巻き込まれ、仲間には信じて貰えなかった。魔界は良い…。ドロドロしていなくてね、皆本音で語り合ってくれる。漸く落ち着ける場所が見つかった気がするよ。」

    愛斗は腰を前後に動かした。

「や、やめっ…!」

「俺は…勇者としてリリィ姉を見ない。ただの1人の女として見る。役割なんか捨てて女として幸せに生きない?」

「幸せ…?私は…幸せ…じゃない?」

「そうじゃないの?勇者だからって何度危険な目にあった?それで何か満たされた?」

「皆感謝してくれ…」

「感謝…じゃあ何で誰も今のリリィに何も言わない?あの時、国家騎士が無遠慮に部屋に踏み込んで来たよね?あれが恩人の勇者に対する態度?人は憎しみは永遠に忘れないけど…感謝なんて直ぐに忘れる生き物だ。リリィ姉が勇者だって知ってる人があの街に何人いる?そう言う事だよ、リリィ姉。」

「あ…。っでも!私が…戦わないと…!」

「戦う?誰と?魔族は悪じゃない。俺は魔王になったけど、人間界に攻める気は無い。では誰と戦う?魔獣?モンスター?それとも…次は亜人?国に良いように使われる気?」

「そんなことっ…!」

「無いって言える?偉い人に勇者だから~とか勇者の癖に~とか言われるんだよ?バーミラなら分かるよね?人里離れて研究に没頭する位だし。」

    バーミラはむくりと起き上がり言った。

「まぁ…そうですね。私も1度は宮廷魔導師として働いていましたが…、やれ早く次の魔法だもっと強力な魔法だとさんざん研究成果を奪われました。それが嫌で人里から離れて研究する事にしました。愛斗さんの言う事は真実ですよ、リリィ。人は争わなければ生きていけない愚かな種族なのです。私は魔界に来て漸く解放された気分ですよ。魔法も研究し放題、奪われる所か…。」

「幾らでも教えてやるさ。俺は全魔法が使えるからね。何なら望む物も与えられるよ。何せ…夢を与える人になったからね。」

    リリィは驚いていた。

「た、たった数ヵ月ちょっとで!?早すぎる…!」

「魔界は夢を叶えるには最高の環境だったよ。何せ、元の世界にそっくりだったからさ。作ってくれた先代の魔王様には感謝だよ。」

「元の…世界?」

「俺さ、いや多分先代の魔王もか、こことは違う世界から来たんだ。」

「は?」

    バーミラが驚いていた。

「あ、あれ?まさかあれ成功してた?魔方陣に現れなかったから失敗したかと…はっ!」

    愛斗はリリィから離れ、バーミラに詰め寄った。

「お前か!お前が俺を呼んだのか!?」

「ふみゃあぁぁぁっ!?ま、まさか成功してたなんて思ってなかったんですうぅぅぅっ!」

    愛斗はバーミラを抱き締めた。

「ふぇ?」

「最初は誰が呼んだか見つけ出して説教してやろうと思っていたが…」

「ひぃう!ご、ごめ…」

「ありがとう!」

「へ?」

「地球にいたら体験出来ないような事を沢山味わえたよ。色々あったけど、今は感謝してる、ありがとうバーミラ!」

「い、いえ。どういたしまして?」

「で、俺はあっちに帰れるの?」

「あはは~。無理です。私は死にかけの魂を呼んだに過ぎないので。あっちでは普通に死んだと思われている筈ですし、何より…愛斗さん、魔族じゃないですか?帰っても居場所は無いのでは?」

「聞いてみただけだ。帰るつもりはないよ。」

    愛斗はバーミラの頭を一撫でし、リリィに向き直った。

「リリィ姉、決められない?」

「…決めた…。私も魔界に居る。此処で暮らす。正直、バーミラがそんな悩んでたなんて知らなかった。それに、マナトくんの近くで悪さしない様に見張らないとねっ!私はお姉さんだし!」

「ふ~ん、じゃあ…抱かなくてもいいか。次はバーミラだっけ?」

「ちょ、あの、マナト…くん?」

「は、はいっ♪早く魔族になりたいので、沢山注いで下さい♪」

「ははは、よ~し。頑張っちゃうぞ~♪」

「きゃあぁっ♪」

「きゃあぁっ♪じゃなぁぁぁい!次は私の番!」

    バーミラが言った。

「え?リリィは見張るんでしょ?勇者として。魔族になったら勇者じゃなくなりますよ?なので、ここは私が♪」

「だめぇぇぇっ!私も欲しいのっ!勇者なんかもうどうでも良い!触れた時から疼いてもう我慢出来ないのよ!皆ばっかりズルい!」

    クレアが言った。

「悩むリリィが悪い。もっと早く素直に欲しいって言えば今頃注がれてただろうに。見ろよ、全然垂れて来ないんだぜ?ずっと深いところに入りっぱなしだ。あ~、またしたくなってきた。バーミラ、早く代われよ?」

「またですかぁ?クレアは我慢がきかないですね。私も余韻を楽しみたいのですが。」

「どうせこれから何回もして貰えるんだからさ、余韻に浸るより何回も気持ち良くなった方が良いだろ?て事で、マナト、バーミラにぶすっと入れちゃってな?」

    クレアは寝転がっているバーミラの穴を目掛け、後ろからマナトの物を握り、思いっきり押した。

「んみゃあぁぁぁっ♪く、クレア!なんてことをっ!」

「何だよ、嬉しいだろ?」

「うっ。まぁ…はい。マナトさんのが入ってるかと思うと…幸せな気分に♪」

「あ、あぁ…次は私の番だったのにぃ…。」

    リリィは泣いた。

「素直になれなかった罰だね。ノーラ達を魔族にしたら相手するからさ、待っててよ、リリィ姉。」

「うぅっ…イジワルだ…。」

    それから愛斗はバーミラ、クレア、ノーラを魔族に変えた。バーミラとノーラを重ねて抱いたのは最高に燃えた。二人のモノに挟まれた時、生涯で一番ガチガチだった。これはヤバい。またやって貰おう…。

    愛斗は漸くリリィの所に行った。

「お待たせ、じゃあ今からリリィ姉が魔族にするまで連続でするけど…良いよね?」

「してっ!魔族にしてっ!も、もう我慢出来ないよぉっ!」

    リリィは両手でマナトのモノを握った。

「太いし長いし、とても…熱いのね…。これが私を変えるモノ…。マナトくん、宜しくね♪」

「リリィ姉、早く変わって孕んでね?リリィ姉との子供…楽しみだからさ。」

「っ!私も欲しいっ♪来て…、この奥にいっぱい注いで♪」

    それから愛斗は1日かけリリィを魔族に変えた。勇者だからか知らないが、なかなか魔族にならなかった。結果、リリィ姉と一番回数をこなす事になった。

「勇者やってて良かった♪お陰で何回も出来た♪」

「ズルです!リリィだけ回数が多いです!」

「逆にバーミラは少なかったよな?何でだ?

「さぁな。多分、魔族になる資質があったんじゃない?バーミラとはもっとしたかったんだけどな。」

「あら、じゃ私の部屋は愛斗様の寝室でも構いませんです。好きなときに好きなだけ抱いて欲しいです。」

「ならノーラもそうするのらっ♪また挟んであげるのら♪クレアはどうするのら?」

    クレアは腹を擦りながら言った。

「俺はいいや。今日危険日だったからさ、多分出来てるから。」

「あ、言い忘れてた。魔族は育つのが早いからさ、妊娠期間も人間の10分の1みたいだから。来月には産まれるよ、クレア。」

「ほ、本当か!それはありがたい!1ヶ月ならあまり身体も鈍らないだろうし。いや、魔族最高だな!」

「良いなぁ…私も子供欲しいなぁ~。」

「リリィ姉も好きなときに来れば良いよ。」

「次の危険日には必ず行くわ!」

    こうして勇者一行は魔界で生きる道を選んだのであった。 
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