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第13章 魔界下層編

03 キャバリア派(🖤)

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    レンがバーミラ派を自分の物とした日から1ヶ月、バーミラ派の面々は皆、そのお腹を大きくしていた。

「レン様…、子を授かったのは大変喜ばしいのですが…、皆が孕んだら誰も戦えませんよ?」

「ん?戦う必要なんか無いだろう。俺1人居れば事足りる。お前達は女として幸せに生きればいい。戦場に立つのが俺の役目だからな。」

「「「レン様ぁっ♪」」」

    玉座で妻達を愛でていると、1人の女が走ってきた。

「れ、レン様っ!キャバリア派から手紙がっ!」

「ん?どれ。貸してみろ。」

    レンは封を開け、中を確かめる。

ー緑の月、火の週の3回目、我キャバリア派代表、マリス・キャバリアとレン派代表とで一騎討ちを所望する。負けた方はその全てを相手に差し出す事とする。受けるなら3国の国境にある闘技場跡まで来い。逃げても構わないが、その時は全面戦争だ。では跡地で待つ。ー

「挑戦状だな。えっと…今日が月の週の3回目だから…明日じゃねぇか!急すぎんぞ!?跡地って何処だよ!」

「レン様レン様、地図を此方に。」

「うむ、で…何処だ?」

「はいっ、此処です。私達の拠点が此方ですから、北西に百キロ程行った場所ですね。」

「これまた無駄に遠い…。仕方無いな。逃げたと思われるのも癪だし、ちっとボコってくるわ。バーミラ、少しの間拠点と仲間を頼む。」

「はいっ!お気をつけて…!」

    レンは城の最上階から北西に向かって凄い速さで飛んで、消えた。

「はやっ…!?あれで全力じゃないとか…私らのダンナ様はおっかないねぇ~。」

「ふふっ…味方ですから、心配ありませんよ。私達はゆっくりと待ちましょう。愛しい人の子を守る為にも…ね?」

    レンはあっという間に目的地に着いた。

「これなら明日の朝に来ても良かったかな。さてと、ちょっとホコリ臭いし、水浴びでもするか。途中に泉があったな。そこでいいか。」

    レンは闘技場跡地に来る途中にあった泉へと向かった。汚れた服を脱ぎ捨て、クリーンを掛けた後、泉へと浸かった。

「ふぁぁぁっ!暑いから気持ち良いな。ん?誰か居る?」

    レンは気配を殺し、潜水しながら、気配を感じた方へと向かった。

「ふぅっ…水が冷たくて気持ち良いな…。明日は決戦か…。相手はどんな奴なんだろうな。いきなり現れ、あのバーミラ派を乗っ取った奴だ…。油断ならんな…。」

    レンは脚の間で盗み聞きと目の保養をしていた。

(こいつ、明日の対戦相手かよ。いい身体してんなぁ…。)

    女は肩まで浸かろうと、水の中に座り込もうとした。

(やべっ、このまま座られたらっ…!まぁ、いいか。)

    女は一気に腰を落としてくる。場所がいけない。都合悪く、レンの肉棒の上に、割れ目が降りてきた。

「なん…だ?この地面…いい場所に当たる?ふっ…丁度いい。使わせて貰うか。んっ…くっ…。」

    女は肉棒に割れ目を押し付け、前後に腰を振り始めた。

(こいつ…素股はじめやがった!くそ…上手いじゃねぇか。)

「あんっ、丁度いい岩だ…な。んっ、滑らかだが…ゴツゴツしていて…。はぁんっ!た、戦いの前はどうしても昂るからな…。んっあっあっ…♪」

(こいつは…バトル中毒者か?しかしまぁ…ちょっと悪戯してやるかなぁ…。)

    レンは、女の割れ目が先端に達した瞬間、腰をずらし、先端を割れ目の中へと押し込んだ。

「くあぁぁぁぁっ!ま、不味い、挿入ってしまった!…?いや…これは…何かしっくり…んっ…この硬く…先端が柔らかい感じは……丁度いいな!あはっ、良くなってきたっ
、あんっあっあっあっ♪」

(いやぁ…気づけや。こいつ…さてはバカだな?間違い無い…脳筋だ。)

「くうぅっ♪気持ち良いっ…。まるで本物みたいだっ!ま、本物はこんなに大きくないし…、本物より良いかもっ♪はぁんっ、あっあっあぁぁぁぁっ♪」

    女は逝きそうなのか、腰を更に激しく打ち付ける。

「あっ、いくっ、逝くぅっ♪無機物相手に逝っちゃうぅっ!!くっ、あぁぁぁぁっ♪」

(やべ、射精るっ!)

    レンは女の膣内に射精した。それはもう大量に。

「な…あっ…何か入ってきたっ!?」

    女は慌てて立ち上がり、自らの穴に指を入れ、中を確 認する。抜いた指には白く濁った液体が付いてきていた。

「えっ?くんくん…。ま、まさか…まさかまさか…これっ…せっ、せせせせ精子!?えっ!な、何故!?」

「楽しんで貰えたかな?」

    レンは女の背後に立ち上がり、声を掛けた。

「だ、誰だっ!」

「明日の相手だよ。それをまぁ…散々腰振って、射精までさせやがって…。」

「なっ!じゃあ…あれは…ほ、本物のおちんぽ?」

「勿論だ。正真正銘、生のちんぽだよ。」

「じゃあ…じゃあっ、こっ、この精液は…。」

「俺のだな。」

「じゃあ…私は…明日の相手と、対戦前にセックスしていた…と?」

「そうなるな。」

    女は水の中に崩れ落ちた。

「わ、私は…何て事を…っ!気持ち良さに我を忘れ、本物だとも気付かずに…。あまつさえ淫らに腰を振り、膣内に射精までされて…。………殺せ。私はもうダメだ。敵を対戦前に凌辱してしまうとは…。騎士にあるまじき行為…!」

    レンは女に優しく声を掛けた。

「まぁまぁ、水の中で瞑想していた俺も悪かったし、無かった事にしようぜ?それに俺も気持ち良かったしな。」

「ば、バカなっ!許してくれると言うのか!?」

「ああ。それでも自分を許せないなら、明日の戦いで全力を見せてくれ。あ、武器なしの徒手空拳でやろうぜ?」

「…わかった。その条件をのむ。勝負は明日の昼、闘技場跡でだ。良いか?」

「了解だ。じゃあ、またな…マリス。」

    レンはそう言って去っていった。

「な、何だ…この胸の高鳴りは。名前を呼ばれ喜んでいる?ふっ…明日は全力でやらせて貰う。勝ってあいつを私のモノにする…!」

    マリスは密かに闘志を燃やすのだった。

    レンはマリスから離れ、呟いた。

「やべぇやべぇ。何とか誤魔化せたか?しかし…いい女だったなぁ…。明日が楽しみだ。くくっ、はははははっ!」

    レンは高らかに嗤うのであった。


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