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第11章 魔界浅層編

22 中層者の実力(🖤)

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    扉を開けたレンの前に、2人の龍魔族が居た。レンが出て来たのを確認した2人は、レンに話し掛けた。

「少し良いだろうか?」

「なんだ?棄権か?」

「うっ、まぁ…。私達じゃどうやっても勝てないし。だから…夜の試合でもどうかなぁって…。」

「夜の試合ね、くくっ。良いだろう。たっぷりと鳴かせてやるぜ?じゃあ、今日は試合が無いのか?」

    2人は顔を見合せ、レンに新たな龍魔族の事を告げた。

「私達2人が抜けて、残りは副族長のロイだけになったと思ったんだけど。さっきから震えが止まらないの…。あの気配は…昔中層に降りた2人、ロージアとエクシアだわ。多分…。」

    レンは言われて気配を探る。

「ふむ、確かに。副族長なんか比べ物にならない位の奴等が2人…いるな。取り敢えず、行くか。あ、2人は中で寛いでてくれ。直ぐ戻るからよ?」

「あはは、あの気配を感じて、いつも通りって…。わかったわ。中で待ってるから…早く頂戴ね?」

「くくっ。あぁ、じゃあな。」

    レンは2人と別れ、祠の前へとやってきた。

「よう、副族長。2人俺んトコ来たからよ?今日はどうすんだ?お前が相手か?」

「気安く話し掛けるな、このゴミが!2人?フェイとリリンか。あんな奴等好きにすればいい。今日の相手は一味違うからねっ!いい気になってるのも今の内だ!」

    祠から強い気を纏った2人がゆっくりと姿を現した。

「お~、相手はコイツか。中々ヤる様だな。」

「何も感じない。私が行こう。」

    全身に黒衣を纏った女が前に出て来た。忍びか?

「私はロージア。今日貴様を殺す者だ。別に覚えなくて良い。」

「ふ~ん…。3割だな。」

「?何がだ。」

「力の3割も出せばお釣が出るって言ってんだよ。さっさとヤろうや。家に手付かず2人待たせてるからよ?」

「…殺す。ロイ、合図。」

「あ、はっ、始めっ!」

    レンは合図を聞くとロージアに言った。

「俺が死んだらお前の勝ちな。反対に、お前が敗けを宣言したら、俺の勝ちでいいか?」

「万に一つも無い。さぁ、始めるぞ。武器を構えろ。」

「武器?ん~なら、これでいいや。」

    と、レンはそこら辺に落ちていた枝を拾い、構えた。

「舐めているのか、貴様。まぁ、いい。死んで後悔しろ。行くぞっ!」

    ロージアは懐に手を入れ、何かを掴み、レンに投げつけた。投げたモノは全部レンに刺さった。

「ふん。終わりだ。」

「何がだ?」

「え?」

    ロージアは後ろを振り向いた。すると、反対に居た筈の相手が笑いながら背後に立っていた。ロージアは直ぐに後退し、投げたモノを見た。

「…変わり身!貴様っ!?」

「ほれ、どんどん行くぞ?」

    レンはひゅんっ、ひゅんっと枝を振るう。

「なっ!何っ!服がっ!」

    ロージアの黒衣の右腕と左足部分がハラリと地面に落ちた。

「くっ!どうなってる!」

    ロージアは高速で移動しながら攻撃をかわそうとするが、見えない斬撃が容赦なくロージアの黒衣を襲う。

「ほらほら、どうした?もっと早く動かないと服が無くなっちまうぜ?うははははっ!」

「このっ!あっ…!?」

    遂にロージアの服はマスクを残し、全てバラバラになって地面に落ちた。ロージアは慌てて胸を隠した。

「まだやるか?それでも中層経験者か?がっかりだぜ。戦いで身体晒された位で、隠すなんてな。」

「こいつ…!」

    ロージアは胸から手を離し、再び構えをとる。

「お?丸見えだぜ、良いのか?」

「虫に見られた位で何だと言うのだ。見たいなら好きに見ればいい。行くぞっ!」

    ロージアは体術を使い、飛び掛かってきた。が、レンは全て見切り、交わしている。不意に拳に光るものが見えた。レンは手に防御壁を展開し、ロージアの拳を受け止めた。

「ははっ!食らったな!毒針の味はどう…!?ちっ…!」

    ロージアは後ろに飛び退いた。

「暗器まで使うのか。さて、まだ手はあるのか?無いなら終わりにしようか。」

「舐めるなっ!雷遁っ!」

    雷がレンを直撃した。

「は、ははっ!これで…っ!ば、バカな!?効いてない!?」

「こんな弱い雷が効くかよ。雷ってのはこうやるんだよ。【トールハンマー】。」

    天から極大の雷が降り注ぎ、ロージアを飲み込んだ。

「があぁぁぁぁぁぁっ!!?」

「ロージアっ!おいっ、ロージアの敗けだ!雷を止めろっ!」

「ふん。【解除】。」

    雷を受けたロージアは全身に火傷を負い、瀕死になっていた。

「が…あ…っ…。」

「ロージアっ!しっかりしろっ!!」

「エ…ク…シア…。げぼっ……、はぁ…はぁ…。ば、バケモン…だ。に、逃げ……。」

「ろ、ロージア!!」

「ふん…。【エクストラヒール】。」

    レンはロージアに回復魔法を使った。瀕死だったロージアは一瞬で元に戻り、意識を取り戻した。

「あ、あ…れ、生きてる?」

「ロージアっ!」

「エクシア…。負けた…よ。」

「バカ!生きてるだけで儲けもんだっ!すまない、レン。…ロージアを助けてくれてありがとう。」

「ふん。加減を間違えただけだ。」

    ロージアは立ち上がり、レンに言った。

「私の負けだ。好きにしろ。」

「ほう?お前、そんな顔してたのか。結構美人じゃねーの。」

「え…?ま、マスク!?な、ないっ!?」

    ロージアは顔を隠してしゃがんでしまった。レンはエクシアに尋ねた。

「なぁ、あいつどうしたんだ?顔を見られた位で…。」

「ははっ。ロージアは極度の上がり症なんだよ。顔を隠さないとまともに喋れない位のな。普段口数が少ないのもその為さ。」

「はぁ?マジかよ…。」

「うぅ~っ……。」

    ロージアは指の隙間からレンを見上げる。ふと目が合うと、また下を向いて唸り始めた。

「なんだこれは…。」

「ははっ、可愛いだろ?まぁ…負けたのはロージアだし、好きにしろ。明日は私と戦って貰うぞ?」

「あん?あれ見てまだヤろうっての?お前も大概だねぇ…。」

「俺は強い奴と戦いたくて中層に降りたんだ。久しぶりに帰って来たら、とんでもないバケモンが居るじゃないか。これは戦うしかないだろっ?♪」

「戦闘中毒者め…。まぁいい。じゃあ、ロージアは貰っていくからな?」

「ああ。大切にしてやってくれ。」

「エクシア…、はわわっ…!?」

    レンはロージアを肩に担ぎあげた。

「お、降ろして!歩ける、歩けるから!?」

「いいから乗ってろ。穴に指突っ込むぞ?」

    と、レンは割れ目に指を這わせる。

「だ、ダメっ!そこは旦那様にしかっ!」

「今日から俺が旦那だよ。うりうり…。」

「あんっ…♪だ、旦那様…?わ、私より強い…。わかりました…。ロージアは旦那様に全て捧げます。」

「じゃあ、まずは、汗でも流して貰おうかな。風呂行くぞ。【転移】。」

「ひゃっ…」

    2人は会場から姿を消した。

「エクシア…。貴女…、勝てるのよ…ね?」

「………無理だ。アイツはあれで3割だって言ってた。それでもロージアは負けた。しかも瀕死で…。勝てるかよ…。」

「…エクシア。」

「まぁ、やるだけやってみるさ。相手がどんだけ強いか知らないが、こっちだって伊達に長く生きてる訳じゃない。経験の差ってやつで何とかしてみるさ。」

「お願いね…勝って、エクシア。」

「おうっ!」

    そんなやり取りがあったとは知らないレンとロージアは。

「ほら、全身使って綺麗にしろよ。」

「は、はい…旦那様。ううぅ~…。ぬるぬる…。」

    ロージアは泡まみれで奉仕していた。

「あ、そこは割れ目を向かって頼む。デリケートだからな。大事に扱え。」

「は、はいっ。んっ…はぁっ…あっ…あっ…♪」

    いつの間にかロージアは顔を隠さなくなっていた。

「そのまま続けてくれ、ロージア。」

「は…い…♪んっ…ふっ…あんっ…あっ…!はうぅぅっ!」

「あ、バカ!挿入れたらダメだろ!?」

「あんっ…すみま…せんっ…!今っ抜きます…のでぇ…!んうぅっ…♪」

    ロージアは真っ直ぐ上に腰を引いたが、長くて抜けず、再びズプッと奥まで再挿入してしまった。

「あはぁぁっ♪だ、旦那様っ…、ぬ、抜けませんっ!んっ、やぁっ…あんっ♪」

「上じゃなくて前に出せば良かろうに…。仕方ない奴だな。」

    と、レンはロージアを抱きしめた。

「だ、旦那…さま?」

「ベッドでやろうとしたが、挿入っちまったもんは仕方ないよな。このままするぞ、ロージア。ちゅっ…。」

「んっ…♪あっ…口付け…。始めて…。」

「嫌か?」

「あの…もっと…下さい…♪」

    レンは再びロージアにキスをした。

「んっ…ちゅっ…ちゅぷっ…んっ…ん、ふ…♪ひゃん♪」

「どうした?」

「あの…私の膣内で…その…肉棒が跳ねて…。」

「あぁ、ロージアが綺麗だからな。つい反応しちまった。」

「えっ!あの…わ、私…綺麗…なんですか?」

「ああ。綺麗だよ、ロージア。」

    ロージアは身体を起こし、顔を真っ赤にして散々照れた後、レンに重なり、キスをした。

「旦那様…、私は一生旦那様に尽くします。なので…お腹に子種を…下さいませ…。」

「嬉しいな、勿論だ。」

    そのまま、レンはロージアの膣内に何回も射精を繰り返したのであった。 
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