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56 追われる立場

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「いたぞっ!勇者リュージだっ!」

「ちっ、めんどくせぇぇぇぇっ!」

    誰にも迷惑をかけない様に一人で魔王の所に向かおうとしているにも関わらず、NPCから解き放たれた世界の住人は容赦なく龍二に襲いかかってくる。

「まったく……。弱い癖に邪魔すんなや!」

「あっあっあっ!」

    龍二は男は容赦なく殺り、女は遠慮なく犯った。

「命を狙ってきたんだ、もちろん自分がやられる覚悟もあってきたんだろ?ま、女は殺らないから安心しな。」

「あぁぁぁぁんっ!もう狙わないから犯さないでぇぇぇぇっ!あっ…膣内に射精しちゃダメぇぇぇぇぇっ♪」

「これが負けると言う事だ。身体にちゃんと教えてやらんとな。おら、二回戦突入じゃい!」

「やぁぁぁぁんっ♪赤ちゃん出来ちゃうぅぅぅっ!」

    相変わらずのクズっぷりだった。

「しっかし……こう毎日襲われちゃたまらんな……。」

「んっんっんっ!」

「このままじゃ世界から男が消えちまうかもな。ま、消えたら産ませるからどうでも良いか。」

「んはぁっ!……膣内に……射精されたぁっ……!」

    龍二は道中襲い掛かって来た女を全て亜空間に閉じ込め、一日のおわりに亜空間内で片っ端から抱く。襲い掛かって来た他にも、町全体でハメようとした町があったため、見せしめのためにそこの町の人妻、女、少女を全て拐ったりもしていた。

「おいおい、これは旦那を殺った男のちんぽだぜ?なのにそんな吸い付かせてよ?とんだ変態だな?」

「わ、私の意思じゃないからぁぁぁっ!あっあっあっ!奥突かないでぇっ!子宮口ひらいちゃうっ!」

「開いたら種を流し込んでやるよ。頑張って閉じておけよ?」

「うぅぅぅぅっ!こんなのが勇者だなんて……!人間はもうおしまいよぉっ!」

「人を襲っておいて何言ってんだ!おら、孕めやっ!」

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

    その魔の手は少女に向かう。

「いやぁぁ……、そんなの……入れちゃだめぇっ!」

「大丈夫だよ~、その内気持ち良くなるからね~?」 

「あっ……ぬるぬるが入ってくるよぉぉぉぉっ!」

「恨むなら町の連中を恨むんだな。俺に構わなければこうなることも無かったのによ?」

「え……?なら……感謝だよぉ……♪」

「は?」

「だって……♪これだんだん気持ち良くなってきたし……♪ね、びゅ~ってするんでしょ?早く早く♪」

    中には快楽に堕ちる少女もいた。そう言う少女達は亜空間内に建てた家に部屋を用意してやり、優しく抱く。

「全員が君みたいに可愛いといいんだけどなぁ~。」

「みんな死にたくないから必死なんだよぉ……。」

「はは、ま、素直な奴には優しくしてやるのが俺だ。さ、射精すよ?どこに欲しい?」

「おまんこ~♪奥にびゅ~ってしてぇ~♪」

「よし、いくぞ~!」

    行く先々で襲われ、撃退していくごとに女が増える。

「あっあっ♪主人のより太いぃっ♪あんっあっ♪ぬ、抜かないでそのまま……♪あっ……くるっ……♪精液全部子宮に射精してぇぇぇぇっ!」

「まだ孕むなよ~?もう何回かやらせろよ、な?」

「い、いいわよぉっ♪私ももっと欲しかったし……♪」

     女達をたっぷり堪能した後、龍二は亜空間から出る。
  
 「これはある意味ありだな。俺から行かなくても相手から来るし。まったく……魔王もまさかこうなるとは予想すらしておるまい。くくく……くはははははっ!」

    龍二はこの世界の住人から強奪した地図を広げる。

「えっと……今いる場所は【ザストン】って国だから……魔王がいる場所までは後2つ3つ国を越えなきゃならんのか……。遠いわっ!」

    すでにルクヴィアから2つ国を越え海を渡った。新しい大陸に入りザストンの国を落とし、それでもまだかなりの距離がある。

「今ほど飛行機があればと思った事は無いな……。こうなりゃ魔王の前に竜でも探しに行くか?」

    ザストンの国王を殺す前、龍二は国王からこの大陸の情報を聞き出していた。国王から聞いた話だとこの国にある霊峰に伝説の竜が存在しているらしい。真偽は定かではないが、もしいたら移動がかなり楽になる。このまま国を滅ぼしながら向かっても良いのだが、時間がかかりすぎて怠い。そもそも何故人間が魔王の駒になり勇者を追うのかがわからない。普通なら勇者は人間の希望じゃないのか?まったく理解に苦しむ。

「ってなわけで、こんにちは。あなたが伝説の竜でオーケー?」

    龍二は霊峰にある洞窟の最下層にいた。

《伝説かどうかはわからぬが……妾は【聖竜ミストレス】じゃ。》

「聖竜ねぇ~。」

    龍二の目の前には白く巨大な竜がいた。

《人間が妾に何の用じゃ……。》

「何の用って……なぁ、ちょっと見上げ過ぎて首が痛いんだけど。もうちょい小さくなれない?」

《なんてワガママな人間じゃ……。まぁ良い。誰かと話すのも久しぶりじゃからな。むむむ……人化!》

    竜はみるみる縮み、少女の姿へと変身した。 

「これで良いかの?」

「おぉぉぉ……めっちゃ可愛い!しかもツルマン!」

「んなっ!?こ、こらっ!なにをおっ勃起てておるかっ!」  

「なにをって……ナニだが?」

「っ!そ、それをど、どうするつもりじゃ……。」

    聖竜の熱い視線が龍二のモノに注がれる。 

「おや?伝説の竜様はこれに興味が?」

「ば、ばばばばバカ者っ!そ、そんなモノ見飽きておるわっ!」

「いや、誰かと話すのは久しぶりなんだろ?なら……セックスも久しぶりなんじゃないか?ちょうど勃起ってるし……やらないか?」

「………ごくっ。」

    五時間後、聖竜と言うのは実は嘘で、自分は性竜だと彼女は名乗った。

「この性竜相手に五時間勃起ちっぱなしとは……♪この様な人間は初めてじゃ……♪」

「たったの五時間だろ?まだまだ出来るぜ。」

「ほうほうほう!ならばもっと交わろうではないか♪妾を満足させるのじゃ♪」

「任せろよ。しかし……お前なんか肌の艶良くなってないか?」

「妾は精を受ける度に若返るのじゃよ♪最初は一万歳じゃったかな?今は九千八百歳くらいじゃな♪」

「ほ~。なら……十歳くらいまで若返るまでやろうか。見た目通りの年齢にしてやるよ。」

「良い……良いぞぉっ♪さあ、お互いに楽しもうではないか♪」

    龍二は性竜と交わり続けるのであった。
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