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第07話 初めての外
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ライルは空から大地を眺め感動していた。
「これが村の外かぁ~。凄い、どこまでも広がってる!」
ライルは生まれてこの方村から一歩も外に出た事はなかった。幼い頃に両親から外には魔物が出るから出てはいけないと言い付けられていたのである。素直なライルはそれを十六年間ずっと守ってきたのだ。
「あ、あれが魔物かな?」
街道から少し外れた場所に動物とは明らかに違う生き物がいた。【全知】で調べた結果、その生き物はファングボアと判明した。
「あれが魔物なんだ……強そう……。っと、今は移動移動っと」
ライルは魔物を素通りし真っ直ぐ王都へと向かう。歩いて三日はかかる距離をおよそ半日で到着したライルは少し離れた場所に降り、気配遮断を解除した。
「確か街道には魔物は近寄らないんだっけ」
魔物もバカではない。街道に近付けば人間に狩られるのだとちゃんと理解している。なのでよほどの事がなければ魔物は街道に近付かない。これは長年人間がなしてきた成果の一つでもある。
ライルは人目につかない場所で地上に降り街道を歩く。そしてそのまま町へと入る列に並んだ。
「次の方。ああ、君達か。依頼は達成出来たかい?」
「もちろんっ! 初心者でも狩れる魔物だからね!」
「ははっ、その調子で頑張るんだよ? 魔物を倒せばレベルが上がる。レベルが上がれば生き残る確率も上がるからね。焦らずじっくり頑張るんだよ?」
「ありがと! じゃあギルドに報告しに行ってくるよ、おっちゃん!」
「こらこら、俺はお兄さんだ。何度言えばわかるんだ?」
「「「あははは」」」
どうやら彼らは冒険者らしい。首から下げたタグを見せて町へと入って行った。
「成人して良いスキルもらったのかな? 凄いな~。もう魔物と戦ってるのかぁ……」
「次の方」
「あ、僕の番だ」
ライルは少し緊張した面持ちで兵の前に立つ。
「君は……初めて見る顔だね。どこから来たんだい?」
「は、はい! 南にある小さな村からです!」
「ああ、あそこか。成人したばかり?」
「いえ、成人したのは去年です。母が病気で村から離れられなくて」
「そうか、大変だったね。じゃあ身分証もないかな?」
「ないです。これから冒険者ギルドで作ろうかなと」
「そうか。なら身分証作ったら俺に見せにおいで。通行税はおまけしておくからさ」
「良いんですか!?」
「ああ。南の村は貧しいって知ってるからね。冒険者登録にもお金がかかるし、宿も借りなきゃならないだろう?」
「え?」
冒険者になるためにお金が必要だなんて聞いていなかったライルは慌てた。
「た、足りるかな……? 登録料っていくらかわかります?」
「ああ、確か金貨一枚だったかな」
「そ、そんなにするんですか!?」
「ああ。アコギだろ? 戦う力があるなら兵士にならないかい? 兵士なら金はかからないし、むしろ給料ももらえるぞ?」
「い、いえ。あははは。僕戦闘あまり向きじゃないので」
「そっか。ま、頑張れよ少年!」
「あ、はいっ! また後で!」
何はともあれ冒険者登録しなければ。ライルは町の人に道を尋ねながら冒険者ギルドまで歩く。途中美味そうな香りを漂わせる屋台が誘惑してきたが、なんとか誘惑に勝った。
「うぅぅっ、都会って誘惑が多いなぁ……。あ、あれかな?」
ライルの視界に二階建ての建物が入った。看板には剣を二本重ねたマーク。これが冒険者ギルドだ。
「確かギルドマスターさんに話が通ってるんだっけ。よし、行こう!」
ライルは扉を開き固まった。中には酒場も併設してあり、屈強な冒険者がこちらをジッと見ている。
「あぁん? 誰だあのガキ」
「知らね。お前は?」
「知らないね。新人じゃない?」
「ほ~う」
ライルは世界最強のスキルを持ちながらも意外と小心者だった。その時だ。
「なんでだよっ! ちゃんと倒してきたじゃん!」
「はい。それは見たらわかりますが……。こう状態が悪いとこれ以上の値段はちょっと……」
先ほどライルより先に町に入った冒険者が受付で何やらもめていた。
「倒した後しっかりと血抜きされましたか? 倒してすぐに血抜きしないと魔物の肉は腐っちゃうって研修で習ったでしょう? 魔物はただ倒せばいいわけではありません。討伐依頼だけならこれでも構いませんよ? しかし売りたいなら素材は雑に扱わない事」
「く~っ! わかったよ!」
三人組の冒険者は何かに失敗したらしい。
「ありゃド素人だな。血抜きしなきゃ魔物の肉は臭くて食えたもんじゃねぇからなぁ」
「冒険者舐めてんじゃね? もったいねーな」
ライルはそれを見て思った。
「ぼ、冒険者って意外と大変なんだなぁ……。っと、僕も登録に行かないと」
ライルはおどおどしながら受付に向かう。
「あの、冒険者登録にきたんですけど……」
「はい、登録ですね、ではこちらの用紙に記入を」
「あ、いえ。来たらギルドマスターさんに会えって言われてて……」
「はい?」
「あ、僕南の村から来たのですが……。村長が念話で話を通しておいたと……」
「南の村から……。ああ、なるほど! ギルドマスターも確か南の村出身でしたね」
「はい! それで村長からはギルドマスターから色々教えてもらえと聞いてきたのですが……」
「はい、少々お待ち下さい。今呼んで参りますので」
しばらく待つと二階からスキンヘッドにタトゥーを入れたいかつい筋骨隆々の巨大な男が豪快に笑いながら階段を下りてきた。
「おうっ、お前がライルか! 村長から話は聞いてんよ。すげぇ強ぇんだってな?」
「……え?」
「どんな魔物でも一撃で倒せるそうじゃねぇか。楽しみな新人が来たもんだぜ。上がってきな、色々教えてやるよ。ガハハハハハハッ!」
「はわわわわ……」
ギルドマスターの大声は建物内にいた全冒険者に響き渡った。
「どんな魔物でも一撃だぁ?」
「ほ~う、アイツは俺よりヤルってぇのか?」
「見えねぇなぁ~? あれよりはさっきのド素人集団の方が強そうに見えるけどな? ギャハハハハ!」
「「「……っ!」」」
先ほどの三人組が笑う冒険者を睨む。
「あんだよ? やんのか? 俺ぁCランクだぜ?」
「ば、バカにしやがって! いつか見返してやるからなっ! 行こうっ!」
「「う、うん」」
三人は笑われながらギルドを出ていった。
「あいつら……。ったく、相変わらず態度わりぃな。後でヤキ入れとくか。さ、ライル。お前はこっちだ。冒険者のいろはってやつを叩き込んでやろう」
「あ、はい……!」
ライルはあの三人組が気になりながらも、ギルドマスターについて二階の部屋に向かうのだった。
「これが村の外かぁ~。凄い、どこまでも広がってる!」
ライルは生まれてこの方村から一歩も外に出た事はなかった。幼い頃に両親から外には魔物が出るから出てはいけないと言い付けられていたのである。素直なライルはそれを十六年間ずっと守ってきたのだ。
「あ、あれが魔物かな?」
街道から少し外れた場所に動物とは明らかに違う生き物がいた。【全知】で調べた結果、その生き物はファングボアと判明した。
「あれが魔物なんだ……強そう……。っと、今は移動移動っと」
ライルは魔物を素通りし真っ直ぐ王都へと向かう。歩いて三日はかかる距離をおよそ半日で到着したライルは少し離れた場所に降り、気配遮断を解除した。
「確か街道には魔物は近寄らないんだっけ」
魔物もバカではない。街道に近付けば人間に狩られるのだとちゃんと理解している。なのでよほどの事がなければ魔物は街道に近付かない。これは長年人間がなしてきた成果の一つでもある。
ライルは人目につかない場所で地上に降り街道を歩く。そしてそのまま町へと入る列に並んだ。
「次の方。ああ、君達か。依頼は達成出来たかい?」
「もちろんっ! 初心者でも狩れる魔物だからね!」
「ははっ、その調子で頑張るんだよ? 魔物を倒せばレベルが上がる。レベルが上がれば生き残る確率も上がるからね。焦らずじっくり頑張るんだよ?」
「ありがと! じゃあギルドに報告しに行ってくるよ、おっちゃん!」
「こらこら、俺はお兄さんだ。何度言えばわかるんだ?」
「「「あははは」」」
どうやら彼らは冒険者らしい。首から下げたタグを見せて町へと入って行った。
「成人して良いスキルもらったのかな? 凄いな~。もう魔物と戦ってるのかぁ……」
「次の方」
「あ、僕の番だ」
ライルは少し緊張した面持ちで兵の前に立つ。
「君は……初めて見る顔だね。どこから来たんだい?」
「は、はい! 南にある小さな村からです!」
「ああ、あそこか。成人したばかり?」
「いえ、成人したのは去年です。母が病気で村から離れられなくて」
「そうか、大変だったね。じゃあ身分証もないかな?」
「ないです。これから冒険者ギルドで作ろうかなと」
「そうか。なら身分証作ったら俺に見せにおいで。通行税はおまけしておくからさ」
「良いんですか!?」
「ああ。南の村は貧しいって知ってるからね。冒険者登録にもお金がかかるし、宿も借りなきゃならないだろう?」
「え?」
冒険者になるためにお金が必要だなんて聞いていなかったライルは慌てた。
「た、足りるかな……? 登録料っていくらかわかります?」
「ああ、確か金貨一枚だったかな」
「そ、そんなにするんですか!?」
「ああ。アコギだろ? 戦う力があるなら兵士にならないかい? 兵士なら金はかからないし、むしろ給料ももらえるぞ?」
「い、いえ。あははは。僕戦闘あまり向きじゃないので」
「そっか。ま、頑張れよ少年!」
「あ、はいっ! また後で!」
何はともあれ冒険者登録しなければ。ライルは町の人に道を尋ねながら冒険者ギルドまで歩く。途中美味そうな香りを漂わせる屋台が誘惑してきたが、なんとか誘惑に勝った。
「うぅぅっ、都会って誘惑が多いなぁ……。あ、あれかな?」
ライルの視界に二階建ての建物が入った。看板には剣を二本重ねたマーク。これが冒険者ギルドだ。
「確かギルドマスターさんに話が通ってるんだっけ。よし、行こう!」
ライルは扉を開き固まった。中には酒場も併設してあり、屈強な冒険者がこちらをジッと見ている。
「あぁん? 誰だあのガキ」
「知らね。お前は?」
「知らないね。新人じゃない?」
「ほ~う」
ライルは世界最強のスキルを持ちながらも意外と小心者だった。その時だ。
「なんでだよっ! ちゃんと倒してきたじゃん!」
「はい。それは見たらわかりますが……。こう状態が悪いとこれ以上の値段はちょっと……」
先ほどライルより先に町に入った冒険者が受付で何やらもめていた。
「倒した後しっかりと血抜きされましたか? 倒してすぐに血抜きしないと魔物の肉は腐っちゃうって研修で習ったでしょう? 魔物はただ倒せばいいわけではありません。討伐依頼だけならこれでも構いませんよ? しかし売りたいなら素材は雑に扱わない事」
「く~っ! わかったよ!」
三人組の冒険者は何かに失敗したらしい。
「ありゃド素人だな。血抜きしなきゃ魔物の肉は臭くて食えたもんじゃねぇからなぁ」
「冒険者舐めてんじゃね? もったいねーな」
ライルはそれを見て思った。
「ぼ、冒険者って意外と大変なんだなぁ……。っと、僕も登録に行かないと」
ライルはおどおどしながら受付に向かう。
「あの、冒険者登録にきたんですけど……」
「はい、登録ですね、ではこちらの用紙に記入を」
「あ、いえ。来たらギルドマスターさんに会えって言われてて……」
「はい?」
「あ、僕南の村から来たのですが……。村長が念話で話を通しておいたと……」
「南の村から……。ああ、なるほど! ギルドマスターも確か南の村出身でしたね」
「はい! それで村長からはギルドマスターから色々教えてもらえと聞いてきたのですが……」
「はい、少々お待ち下さい。今呼んで参りますので」
しばらく待つと二階からスキンヘッドにタトゥーを入れたいかつい筋骨隆々の巨大な男が豪快に笑いながら階段を下りてきた。
「おうっ、お前がライルか! 村長から話は聞いてんよ。すげぇ強ぇんだってな?」
「……え?」
「どんな魔物でも一撃で倒せるそうじゃねぇか。楽しみな新人が来たもんだぜ。上がってきな、色々教えてやるよ。ガハハハハハハッ!」
「はわわわわ……」
ギルドマスターの大声は建物内にいた全冒険者に響き渡った。
「どんな魔物でも一撃だぁ?」
「ほ~う、アイツは俺よりヤルってぇのか?」
「見えねぇなぁ~? あれよりはさっきのド素人集団の方が強そうに見えるけどな? ギャハハハハ!」
「「「……っ!」」」
先ほどの三人組が笑う冒険者を睨む。
「あんだよ? やんのか? 俺ぁCランクだぜ?」
「ば、バカにしやがって! いつか見返してやるからなっ! 行こうっ!」
「「う、うん」」
三人は笑われながらギルドを出ていった。
「あいつら……。ったく、相変わらず態度わりぃな。後でヤキ入れとくか。さ、ライル。お前はこっちだ。冒険者のいろはってやつを叩き込んでやろう」
「あ、はい……!」
ライルはあの三人組が気になりながらも、ギルドマスターについて二階の部屋に向かうのだった。
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