80 / 81
第80話 一騎打ち
しおりを挟む
メディスが戻り八騎将の半分が仲間に加わった。そして加わった仲間から敵の総戦力を聞き出し、それを元に話し合った結果、メディスはこの戦勝算ありと判断した。
「残る敵は八騎将のバルド、ジレイ、ソーマ、フェーゴに私が取り逃がした魔族グリモア、そして魔王と繋がった皇帝ね。こいつらを倒せば私達の勝ちよ」
その言葉をゼーレが呆れた様子で訂正する。
「メディス様。バルド様は完全な敵側じゃないと言いましたよ?」
「わかってるわよ。それでも帝国にいるのだからまず間違いなく戦う事になるでしょう。それとも……帝国最強の騎士は戦いもせず敵に降るような臆病者なの?」
「ないですね。バルド様は己が信念にしか従いません。なるほど、確かに帝国が魔族と繋がったとしても戦わずして敵に降る方ではありませんでした」
「そ。だからまだ敵よ。味方につけるならこちらの力を見せないとね」
それを他の八騎将達が聞き頷いていた。
「バルドとの戦いは避けられないか。なら僕が相手をしよう」
「そうね。バルドはレイにお願いするわ。私は取り逃がした魔族を追うわ。魔族を滅せるのは勇者だけだもの」
「滅す?」
「そ。勇者以外が倒しても魂は残るのよ。魂が残れば魔王が復活させてしまうわ。こればかりはレイにもできない仕事よ」
「そっか。じゃあグリモアはメディスに任せるよ。僕はゼーレ達を率い帝国に向かう。メディス、危険の感じたら迷わず逃げてきてくれよ?」
「大丈夫よっ、そっちこそ負けないでよ?」
レイとメディスは視線を交わし拳を重ねた。
「ゼーレ達には帝国の案内を頼むよ。目指すは皇帝の居城、下手な小細工なしの正面対決だ」
「わかりました。では私達四人が先頭に立ち露払いいたします。ラストを先頭にアネモスを中衛、私とハイレンが後衛を。ハイレンはラストに回復とバフをお願いします」
「任された」
「オッケーよ」
「俺が先頭か。いいぜ、誰だろうと相手になってやるさ」
こうして方針が固まった翌日、レイ達は五人で帝国に向かい、メディスは再び単独で帝国に潜入した。
「じゃあ案内頼むよゼーレ」
「はいっ! あ、ラストは露払い頼みますね」
「はあ? ちっ、わかったよ。向かってくる奴らは俺に任せな」
そう言いラストは宙空に手を挿し込み剣を取り出した。それを見たレイはラストに声を掛ける。
「今のは?」
「あん? ああ、俺のスキル【異空庫】だ。異空庫にはありとあらゆる武器が格納されてんだよ」
「なるほど。ラストのスキルは【武神】だとばかり思ってたよ」
「はっ。そりゃ間違いだ。武神はバルドのオッサンだよ」
「へぇ~」
スキルは通常一人一つだけ授かるものだ。それにも関わらずラストはありとあらゆる武器を達人クラスで使いこなせる。若く見えるが相当訓練を積んできたのだろう。
「よくそんなにいくつも使えるよね。凄いなラストは」
「はっ。あんたに言われてもなぁ。そうだろゼーレ」
「はいっ。レイさんは学院時代剣、槍、弓、鞭、短剣などなどあらゆる武器を使ってました」
それを聞いたラストは肩をすくめ言った。
「ほら、あんただって同じじゃねぇか。ま、俺はもっとヤルけどな」
「異空庫で手にしてる武器を変えて惑わせるんでしょ? 確かにやり辛いな。今度模擬戦してみる?」
「今度ってのがあったらな。相手はこの大陸を掌握する寸前の帝国だ。気合い入れていかなきゃ死ぬぜ」
「ああ、行こうか」
そうして一行はラストを先頭に向かってくる帝国兵をなぎ倒しながらゴルゴーン帝国の中枢帝都【ドラッケン】を目指し駆け進んだ。
「オラオラオラァァァァァァッ! 当たると死ぬぜぇぇぇぇっ!」
「ラ、ラスト様が敵に寝返ったなどとっ! 撤退! 撤退だぁっ!」
「バカ野郎っ! 撤退なんかしたら殺されちまわぁっ! 砦で迎え撃つ!!」
だが砦など風魔法を極めたアネモスにはハリボテ同然だった。
「舞いあがれっ! 極大暴刃魔法【エッジオブテンペスト】!!」
「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
風の刃が砦の壁をまるで紙切れのように切り裂いていく。レイは改めて八騎将の力を目の当たりにし感嘆していた。
「凄いなぁ。あの若さで極大暴刃魔法使えるなんて」
「レイさん、アネモスはああ見えてニひゃ──」
「ゼーレちゃぁぁぁん?」
「ひっ!?」
瞳に一切の光を宿さないアネモスがゼーレの頭を鷲掴みにする。
「今なぁに言おうとしたのかな~?」
「べ、別になにもっ!」
「私は二十歳、オーケー?」
「は、ははははいっ」
ゼーレの頭からアネモスの手が離れる。
「レイちゃ~ん、私の魔法凄い?」
「あ、ああうん。頼りになるよアネモス」
「ふふっ。あれくらいならお安い御用よ。でも……八騎将には私より強い魔法の使い手がいるわ」
「あ、ソーマですね。確かにあの人の魔法はアネモスより……」
アネモスはひらひらと手を振りながら言った。
「確かに私より強いけど風魔法に関しては私の方が上よ。総合力で負けてるだけ。あのお爺ちゃん人生の全てを魔法に賭けてるしねぇ。レイちゃん、ソーマとやるなら剣で一気にキメなきゃ勝てないわよ?」
「……大丈夫ですよ。自信がなきゃ攻め込みませんから」
アネモスは一瞬呆気にとられ笑みを浮かべた。
「あらあら、それは楽しみね~」
「お~いお前ら、砦抜けるぞ! いつまで喋ってんだ~」
「あ、はいっ! 進みましょうレイさんっ」
「ああ、行こうか」
こうしてレイ達は敵の戦力を削りながら北へと進んでいくのだった。
「残る敵は八騎将のバルド、ジレイ、ソーマ、フェーゴに私が取り逃がした魔族グリモア、そして魔王と繋がった皇帝ね。こいつらを倒せば私達の勝ちよ」
その言葉をゼーレが呆れた様子で訂正する。
「メディス様。バルド様は完全な敵側じゃないと言いましたよ?」
「わかってるわよ。それでも帝国にいるのだからまず間違いなく戦う事になるでしょう。それとも……帝国最強の騎士は戦いもせず敵に降るような臆病者なの?」
「ないですね。バルド様は己が信念にしか従いません。なるほど、確かに帝国が魔族と繋がったとしても戦わずして敵に降る方ではありませんでした」
「そ。だからまだ敵よ。味方につけるならこちらの力を見せないとね」
それを他の八騎将達が聞き頷いていた。
「バルドとの戦いは避けられないか。なら僕が相手をしよう」
「そうね。バルドはレイにお願いするわ。私は取り逃がした魔族を追うわ。魔族を滅せるのは勇者だけだもの」
「滅す?」
「そ。勇者以外が倒しても魂は残るのよ。魂が残れば魔王が復活させてしまうわ。こればかりはレイにもできない仕事よ」
「そっか。じゃあグリモアはメディスに任せるよ。僕はゼーレ達を率い帝国に向かう。メディス、危険の感じたら迷わず逃げてきてくれよ?」
「大丈夫よっ、そっちこそ負けないでよ?」
レイとメディスは視線を交わし拳を重ねた。
「ゼーレ達には帝国の案内を頼むよ。目指すは皇帝の居城、下手な小細工なしの正面対決だ」
「わかりました。では私達四人が先頭に立ち露払いいたします。ラストを先頭にアネモスを中衛、私とハイレンが後衛を。ハイレンはラストに回復とバフをお願いします」
「任された」
「オッケーよ」
「俺が先頭か。いいぜ、誰だろうと相手になってやるさ」
こうして方針が固まった翌日、レイ達は五人で帝国に向かい、メディスは再び単独で帝国に潜入した。
「じゃあ案内頼むよゼーレ」
「はいっ! あ、ラストは露払い頼みますね」
「はあ? ちっ、わかったよ。向かってくる奴らは俺に任せな」
そう言いラストは宙空に手を挿し込み剣を取り出した。それを見たレイはラストに声を掛ける。
「今のは?」
「あん? ああ、俺のスキル【異空庫】だ。異空庫にはありとあらゆる武器が格納されてんだよ」
「なるほど。ラストのスキルは【武神】だとばかり思ってたよ」
「はっ。そりゃ間違いだ。武神はバルドのオッサンだよ」
「へぇ~」
スキルは通常一人一つだけ授かるものだ。それにも関わらずラストはありとあらゆる武器を達人クラスで使いこなせる。若く見えるが相当訓練を積んできたのだろう。
「よくそんなにいくつも使えるよね。凄いなラストは」
「はっ。あんたに言われてもなぁ。そうだろゼーレ」
「はいっ。レイさんは学院時代剣、槍、弓、鞭、短剣などなどあらゆる武器を使ってました」
それを聞いたラストは肩をすくめ言った。
「ほら、あんただって同じじゃねぇか。ま、俺はもっとヤルけどな」
「異空庫で手にしてる武器を変えて惑わせるんでしょ? 確かにやり辛いな。今度模擬戦してみる?」
「今度ってのがあったらな。相手はこの大陸を掌握する寸前の帝国だ。気合い入れていかなきゃ死ぬぜ」
「ああ、行こうか」
そうして一行はラストを先頭に向かってくる帝国兵をなぎ倒しながらゴルゴーン帝国の中枢帝都【ドラッケン】を目指し駆け進んだ。
「オラオラオラァァァァァァッ! 当たると死ぬぜぇぇぇぇっ!」
「ラ、ラスト様が敵に寝返ったなどとっ! 撤退! 撤退だぁっ!」
「バカ野郎っ! 撤退なんかしたら殺されちまわぁっ! 砦で迎え撃つ!!」
だが砦など風魔法を極めたアネモスにはハリボテ同然だった。
「舞いあがれっ! 極大暴刃魔法【エッジオブテンペスト】!!」
「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」」」
風の刃が砦の壁をまるで紙切れのように切り裂いていく。レイは改めて八騎将の力を目の当たりにし感嘆していた。
「凄いなぁ。あの若さで極大暴刃魔法使えるなんて」
「レイさん、アネモスはああ見えてニひゃ──」
「ゼーレちゃぁぁぁん?」
「ひっ!?」
瞳に一切の光を宿さないアネモスがゼーレの頭を鷲掴みにする。
「今なぁに言おうとしたのかな~?」
「べ、別になにもっ!」
「私は二十歳、オーケー?」
「は、ははははいっ」
ゼーレの頭からアネモスの手が離れる。
「レイちゃ~ん、私の魔法凄い?」
「あ、ああうん。頼りになるよアネモス」
「ふふっ。あれくらいならお安い御用よ。でも……八騎将には私より強い魔法の使い手がいるわ」
「あ、ソーマですね。確かにあの人の魔法はアネモスより……」
アネモスはひらひらと手を振りながら言った。
「確かに私より強いけど風魔法に関しては私の方が上よ。総合力で負けてるだけ。あのお爺ちゃん人生の全てを魔法に賭けてるしねぇ。レイちゃん、ソーマとやるなら剣で一気にキメなきゃ勝てないわよ?」
「……大丈夫ですよ。自信がなきゃ攻め込みませんから」
アネモスは一瞬呆気にとられ笑みを浮かべた。
「あらあら、それは楽しみね~」
「お~いお前ら、砦抜けるぞ! いつまで喋ってんだ~」
「あ、はいっ! 進みましょうレイさんっ」
「ああ、行こうか」
こうしてレイ達は敵の戦力を削りながら北へと進んでいくのだった。
2
お気に入りに追加
474
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
レジェンドテイマー ~異世界に召喚されて勇者じゃないから棄てられたけど、絶対に元の世界に帰ると誓う男の物語~
裏影P
ファンタジー
【2022/9/1 一章二章大幅改稿しました。三章作成中です】
宝くじで一等十億円に当選した運河京太郎は、突然異世界に召喚されてしまう。
異世界に召喚された京太郎だったが、京太郎は既に百人以上召喚されているテイマーというクラスだったため、不要と判断されてかえされることになる。
元の世界に帰してくれると思っていた京太郎だったが、その先は死の危険が蔓延る異世界の森だった。
そこで出会った瀕死の蜘蛛の魔物と遭遇し、運よくテイムすることに成功する。
大精霊のウンディーネなど、個性溢れすぎる尖った魔物たちをテイムしていく京太郎だが、自分が元の世界に帰るときにテイムした魔物たちのことや、突然降って湧いた様な強大な力や、伝説級のスキルの存在に葛藤していく。
持っている力に振り回されぬよう、京太郎自身も力に負けない精神力を鍛えようと決意していき、絶対に元の世界に帰ることを胸に、テイマーとして異世界を生き延びていく。
※カクヨム・小説家になろうにて同時掲載中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる