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第48話 嵐が過ぎて
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領主館に宿泊して早三日。嵐は一向に鎮まる気配すら見せず、むしろ日に日に勢いを増していた。
「ずいぶん長い嵐ですね。いつもこうなんですか?」
「はい。しかしこの嵐さえ過ぎ去ってしまえば数ヶ月は雨は降れど波は穏やかになるのです。けど今年は少し風が強いですね。慣れてる住民でもなるべく家で過ごしているようです」
「これで少しですか」
風の勢いはもはや気軽に外を歩けないほどだ。ただこの嵐を経験したレイは町の作りが特殊だった理由に気づいた。
「だから屋根がないんですね」
「はい。ここでは毎年必ず嵐がきます。その都度修繕していたらキリがありませんし、費用もばかになりませんので」
ルーベルの建物は全て屋根がなく四角い形に統一されている。領主館も例外はなく四角い。そして外壁は丘からの土砂崩れを防ぐ理由で建設されている。
「あの、この嵐はやはり一週間くらいで鎮まるのでしょうか?」
「そうですね。おそらく明日がピークで明後日からは徐々に治まるかと」
「そうですか。しかし……する事がないですね」
「ふふっ、退屈ですか?」
屋敷に来て三日。する事といえば領主との会話くらいしかない。あてがわれた部屋で箱庭に入っても良いのだが、万が一知られでもしたら面倒な事になる。そのため気軽に箱庭の中にも入れずにいた。
「あまりじっとしているのは得意ではなくて」
「冒険者ですものね。生まれはフォールガーデンでしたか。これは聞いても良いか悩みましたが……なぜエルドニアに? エルドニアはフォールガーデンに比べて何もないでしょう?」
「……っ。実は……」
レイはスキルの事を誤魔化しつつ、自らの境遇を語った。
「そんな……。たかだかスキル一つで追放だなんてっ」
「イストリア家は武門の家なので仕方ないんですよ。正直スキルなんて努力で越えられると思っていましたが……現実はそう甘くなかったという事ですね」
「で、でもレイ様はたったお一人で反乱を!」
「それは追放された後に身に付けた力のおかげですよ」
アリスは悲しそうな表情を浮かべレイに尋ねた。
「……レイ様はフォールガーデンに戻りたいとは……、自分を追放した家を憎いとは思わないのですか?」
「う~ん……」
レイは以前にも語った胸の内をアリスに告げた。
「正直今は何とも思ってないよ」
「そ、そうなんですか?」
「うん。僕からは二度と帰りたいとも思わないし、仮に呼び戻されたとしても帰る気はないね。そして……万が一戦になって敵対したとしてもあっちの味方はしない。僕はエルドニアが好きだからね」
「レイ様……」
その日の夜。アリスは部屋に使用人達を集め会議を開いていた。
「コード0。レイ様のスキルはわかりましたか?」
「はい、アリス様。彼のスキルは【箱庭】。効果は不明です」
「箱庭? 聞いた事がありませんね。コード1、イストリア家はどうなっておりますか?」
「はい。イストリア家に動きはありません。もう半年もすれば次男のノワールが儀式を受けます。ここで剣聖、もしくは賢者を授かればイストリア家はノワールが継ぐ事になるかと」
「そう。評判は?」
「すこぶる悪く、すでにイストリア領から住民が流出し始めておりました」
「そ。ありがとう」
暗い室内にメイド、執事の他黒い衣装に身を包んだ性別不明の人影が五つ。これらの正体はアリス・ルーベルが私設部隊【コードフィフス】。これらは諜報から調略、はたまた暗殺までこなす特殊部隊だ。
「コード3、エスタの現状は?」
「はっ。現在エスタは軍が制圧し、町の機能を停止したままエルドニアの防衛拠点となっております」
「そう。消えた住民達の消息は?」
「わかりません。しかしレイ様が関わっている事は確かです」
「レイ様が……ですか?」
「はい。兵士の一人がエスタから去るレイ様を見たと証言しました」
「なるほど。コード4、レイ様は部屋でなにを?」
そう尋ねると尋ねられたコード4が言葉に詰まる。
「こ、これはアリス様にはちょっと……」
「は? 何か怪しい儀式でもしてたのかしら?」
「い、いえっ。その……言わなきゃダメですか?」
「速やかに報告を」
コード4はアリスに近づきそっと耳打ちした。
「えぇっ!? それは本当ですか!?」
「は、はい。ご立派でした……」
「ふぬぬぬ……! ズルいですわコード4!」
「レイ様の監視を命じられたのはアリス様ですが? 役得でした……」
アリスは真っ赤な顔でコード4を睨み拳を震わせていた。
「もう良いわ。コード5、シーサーペントの様子は?」
「はっ。変わらず沖で近付く者を見境なしに襲っておりました」
「くっ……、そうですか。あなたが倒せませんか?」
「無理ですな。地上ならまだしも海上、海中は範囲外ですな」
「そうですか。他に報告のある者は?」
集まった人物達からは他に声は上がらなかった。
「結構。ではコード4以外は引き続き任務を続行です」
「アリス様! そんな酷い!」
「お黙りなさいっ! 私の知らないレイ様の個人情報を独占などさせませんよ!」
「なら私はなにをすれば!?」
「メイドでもしてなさい。メイド長、コード4に一番キツい仕事を回しなさい」
「かしこまりました」
「ひ、酷いっス!」
報告が終わり室内で一人になったアリスは窓から雨の降る外を眺めた。
「レイ様のは……はふぅ~……。言って下さればお手伝……いえ、まだ時期尚早。焦りは禁物ですわ」
アリスは拳を握り涎を拭った。
「あぁっ、レイ様ぁっ! あと数日しか一緒に暮らせないなんてっ! いっそこのまま嵐が続いたら良いの……いえ、それでは民が困りますね。どうにか長く留まっていただけないかしら。彼こそ私の操を捧げるに相応しい相手っ! 逃しませんわっ!」
アリスはやる気に満ち溢れ拳を振り上げるのだった。
「ずいぶん長い嵐ですね。いつもこうなんですか?」
「はい。しかしこの嵐さえ過ぎ去ってしまえば数ヶ月は雨は降れど波は穏やかになるのです。けど今年は少し風が強いですね。慣れてる住民でもなるべく家で過ごしているようです」
「これで少しですか」
風の勢いはもはや気軽に外を歩けないほどだ。ただこの嵐を経験したレイは町の作りが特殊だった理由に気づいた。
「だから屋根がないんですね」
「はい。ここでは毎年必ず嵐がきます。その都度修繕していたらキリがありませんし、費用もばかになりませんので」
ルーベルの建物は全て屋根がなく四角い形に統一されている。領主館も例外はなく四角い。そして外壁は丘からの土砂崩れを防ぐ理由で建設されている。
「あの、この嵐はやはり一週間くらいで鎮まるのでしょうか?」
「そうですね。おそらく明日がピークで明後日からは徐々に治まるかと」
「そうですか。しかし……する事がないですね」
「ふふっ、退屈ですか?」
屋敷に来て三日。する事といえば領主との会話くらいしかない。あてがわれた部屋で箱庭に入っても良いのだが、万が一知られでもしたら面倒な事になる。そのため気軽に箱庭の中にも入れずにいた。
「あまりじっとしているのは得意ではなくて」
「冒険者ですものね。生まれはフォールガーデンでしたか。これは聞いても良いか悩みましたが……なぜエルドニアに? エルドニアはフォールガーデンに比べて何もないでしょう?」
「……っ。実は……」
レイはスキルの事を誤魔化しつつ、自らの境遇を語った。
「そんな……。たかだかスキル一つで追放だなんてっ」
「イストリア家は武門の家なので仕方ないんですよ。正直スキルなんて努力で越えられると思っていましたが……現実はそう甘くなかったという事ですね」
「で、でもレイ様はたったお一人で反乱を!」
「それは追放された後に身に付けた力のおかげですよ」
アリスは悲しそうな表情を浮かべレイに尋ねた。
「……レイ様はフォールガーデンに戻りたいとは……、自分を追放した家を憎いとは思わないのですか?」
「う~ん……」
レイは以前にも語った胸の内をアリスに告げた。
「正直今は何とも思ってないよ」
「そ、そうなんですか?」
「うん。僕からは二度と帰りたいとも思わないし、仮に呼び戻されたとしても帰る気はないね。そして……万が一戦になって敵対したとしてもあっちの味方はしない。僕はエルドニアが好きだからね」
「レイ様……」
その日の夜。アリスは部屋に使用人達を集め会議を開いていた。
「コード0。レイ様のスキルはわかりましたか?」
「はい、アリス様。彼のスキルは【箱庭】。効果は不明です」
「箱庭? 聞いた事がありませんね。コード1、イストリア家はどうなっておりますか?」
「はい。イストリア家に動きはありません。もう半年もすれば次男のノワールが儀式を受けます。ここで剣聖、もしくは賢者を授かればイストリア家はノワールが継ぐ事になるかと」
「そう。評判は?」
「すこぶる悪く、すでにイストリア領から住民が流出し始めておりました」
「そ。ありがとう」
暗い室内にメイド、執事の他黒い衣装に身を包んだ性別不明の人影が五つ。これらの正体はアリス・ルーベルが私設部隊【コードフィフス】。これらは諜報から調略、はたまた暗殺までこなす特殊部隊だ。
「コード3、エスタの現状は?」
「はっ。現在エスタは軍が制圧し、町の機能を停止したままエルドニアの防衛拠点となっております」
「そう。消えた住民達の消息は?」
「わかりません。しかしレイ様が関わっている事は確かです」
「レイ様が……ですか?」
「はい。兵士の一人がエスタから去るレイ様を見たと証言しました」
「なるほど。コード4、レイ様は部屋でなにを?」
そう尋ねると尋ねられたコード4が言葉に詰まる。
「こ、これはアリス様にはちょっと……」
「は? 何か怪しい儀式でもしてたのかしら?」
「い、いえっ。その……言わなきゃダメですか?」
「速やかに報告を」
コード4はアリスに近づきそっと耳打ちした。
「えぇっ!? それは本当ですか!?」
「は、はい。ご立派でした……」
「ふぬぬぬ……! ズルいですわコード4!」
「レイ様の監視を命じられたのはアリス様ですが? 役得でした……」
アリスは真っ赤な顔でコード4を睨み拳を震わせていた。
「もう良いわ。コード5、シーサーペントの様子は?」
「はっ。変わらず沖で近付く者を見境なしに襲っておりました」
「くっ……、そうですか。あなたが倒せませんか?」
「無理ですな。地上ならまだしも海上、海中は範囲外ですな」
「そうですか。他に報告のある者は?」
集まった人物達からは他に声は上がらなかった。
「結構。ではコード4以外は引き続き任務を続行です」
「アリス様! そんな酷い!」
「お黙りなさいっ! 私の知らないレイ様の個人情報を独占などさせませんよ!」
「なら私はなにをすれば!?」
「メイドでもしてなさい。メイド長、コード4に一番キツい仕事を回しなさい」
「かしこまりました」
「ひ、酷いっス!」
報告が終わり室内で一人になったアリスは窓から雨の降る外を眺めた。
「レイ様のは……はふぅ~……。言って下さればお手伝……いえ、まだ時期尚早。焦りは禁物ですわ」
アリスは拳を握り涎を拭った。
「あぁっ、レイ様ぁっ! あと数日しか一緒に暮らせないなんてっ! いっそこのまま嵐が続いたら良いの……いえ、それでは民が困りますね。どうにか長く留まっていただけないかしら。彼こそ私の操を捧げるに相応しい相手っ! 逃しませんわっ!」
アリスはやる気に満ち溢れ拳を振り上げるのだった。
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