46 / 81
第46話 世界樹の迷宮
しおりを挟む
世界樹と迷宮核の融合から半日後、レイの脳内に迷宮完成のアナウンスが流れた。そのアナウンスは箱庭独自の迷宮ルールも教えてくれた。
まず一つ目。ここ【世界樹の迷宮】は外界にある迷宮とは違いスタンピードが起きない仕様になっている。
次に二つ目。出現する魔獣のレベルは階層と同じレベルで統一される。つまり地下一階なら魔獣はレベル1。地下十階でレベル10となる。
この世界には人によりレベル上限が異なっており、現在確認されている最高レベルは100である。しかしこのレベル上限はアイテムやスキルにより突破する事が可能だ。
次に三つ目。得られる宝について。得られる宝は深く潜る事でより稀少な物へと代わっていく。そして中身はこの世界に存在している全ての物がランダムで手に入る仕組みとなっている。
次に四つ目。世界樹の迷宮は十階層ごとにボス部屋が配置されている。ボスの強さはその階層プラス1。そして十階層と十一階層の間には必ずセーフティエリアがあり、そこには地上の入り口前へと戻るための転移魔法陣が設置されている。
次に五つ目。この迷宮では死ぬ事はない。挑戦者の体力値と同等の防御壁が展開され、ダメージを受けると代わりに防御壁のゲージが減る。このゲージが破られると同時に取得物は全て没収され地上へと強制転移させられる。
最後に六つ目。この迷宮にいる魔獣は幻影であり、使役する事はできない。そして迷宮の外へと連れ出す事もできない。
以上が世界樹の迷宮におけるルールだ。
「聞いてる? リリー」
「き、聞いてるなのっ」
レイは卵に魔力を注ぐリリーに迷宮のルールを説明していた。
「つまり死なない訓練所なのっ。無茶しなきゃ宝も持ち帰れるし、自分がどれだけ戦えるかわかるなのっ」
「聞いてたか。うん、それで合ってる。これで良い訓練場所ができたね。これから先仲間が増えたらここで強くなってもらえるね。リリーも遠慮なく使っていいよ」
「卵が孵ったら修行に連れて行くなのっ」
「ははっ、それは良いね。無事に孵ると良いな」
「うんなのっ」
そうして翌朝、レイは箱庭からでて宿場町に向かった。そこで迷宮を調査した結果を宿屋の主人に告げた。
「じゃあもう迷宮はないんですか?」
「はい。生まれたてとはいえ大変危険だったもので」
「よ、良かった。これで安心して宿を続けられます。ありがとうございました!」
「いえいえ。あ、僕これからルーベルに向かうので報告はお願いしても良いですか?」
「もちろんです。国から調査隊が来ましたら私から説明しておきますよ。それで貴方様のお名前は……」
「僕は冒険者のレイです。ではもう行きますね」
「ははっ、良い旅を」
宿屋の主人は小さくなっていくレイの背を見えなくなるまで眺めていた。
「あんな冒険者もいるんだなぁ。報酬の話も一切しなかったし……。聖人君子かはたまた神の使いか……。冒険者レイか。本当にありがとうっ」
そうして宿場町の問題を片付けたレイは再び街道を東へと進んでいった。
「おや? この香りは……」
数日歩くと潮の香りが漂ってきた。レイは駆け足になり丘の上から眼下を見下ろした。
「海だ! あれが港町ルーベルか~。結構大きな町だ!」
坂道を下った先に白く美しい町並みが見える。海岸には漁船らしき船がいくつも並び、大きな倉庫が建ち並んでいる。外壁は陸側のみで海側には壁がない。
「ここからでも賑わっている人の姿が見えるなぁ。これは楽しみだ」
ルーベルでの目的は主に海産物の入手だ。レイのいたイストリア領は内地にあり新鮮な海産物とは縁遠かった。
レイは心なしか足早に丘を下りルーベルの門番にヴェルデ王から賜った勲章を提示した。
「そ、その勲章! もしやあなた様はレイ様では!?」
「え? あ、はい。冒険者のレイです」
「よ、よくいらして下さいました!」
「へ?」
勲章一つでここまで諸手をあげて歓迎されるものかと思ったが門番はいきなり頭を下げた。
「お願いしますっ! ルーベルが抱える問題を解決していただきたくっ!」
「も、問題?」
「はい」
門番は頭を上げ事情を口にした。
「丘の上から町を見た時何か異変に気付かれましたか?」
「う~ん……特には」
「岸に漁船が沢山停泊してはいませんでしたか?」
「あ、そう言えば確かに」
「実は今海に危険な魔獣がいて漁に出られていないのです」
「な、なんだって!? じゃあ新鮮な海産物は……」
「今はほぼありません。浜で採れる貝類しかなく……」
「そ、そんな……くぅぅっ!」
海産物目当てに足を運んだがその海産物がない。レイはがっくりと肩を落とした。
「あ、あの~……」
「あ……ごめん。海産物がないって知ったショックが大きくて……。それで、危険な魔獣とはいったい……」
門番は身体を震わせながら口を開いた。
「シーサーペントの番です」
「シーサーペント!? 海のドラゴンと言われてるあの!? なぜこちら側の海にそんな魔獣が!?」
「理由はわかりません。これは冒険者ギルドの推測ですが、シーサーペントは番で現れました。ここから考えるに安全なこちら側の海で出産するためかと」
「なるほど。そうなるとかなり危険ですね。出産間近ともなれば母体はかなり気が立っているはず。近寄れば海の藻屑ですね」
「はい。しかし海産物が採れなくなればルーベルはたち行かなくなってしまいます。詳しくは領主の館でお聞き下さい」
「……わかった。館まで案内してもらえますか?」
「ははっ! では私が先導いたします!」
こうしてルーベルに到着したレイはまるで呪われているかのごとくトラブルに巻き込まれていくのだった。
まず一つ目。ここ【世界樹の迷宮】は外界にある迷宮とは違いスタンピードが起きない仕様になっている。
次に二つ目。出現する魔獣のレベルは階層と同じレベルで統一される。つまり地下一階なら魔獣はレベル1。地下十階でレベル10となる。
この世界には人によりレベル上限が異なっており、現在確認されている最高レベルは100である。しかしこのレベル上限はアイテムやスキルにより突破する事が可能だ。
次に三つ目。得られる宝について。得られる宝は深く潜る事でより稀少な物へと代わっていく。そして中身はこの世界に存在している全ての物がランダムで手に入る仕組みとなっている。
次に四つ目。世界樹の迷宮は十階層ごとにボス部屋が配置されている。ボスの強さはその階層プラス1。そして十階層と十一階層の間には必ずセーフティエリアがあり、そこには地上の入り口前へと戻るための転移魔法陣が設置されている。
次に五つ目。この迷宮では死ぬ事はない。挑戦者の体力値と同等の防御壁が展開され、ダメージを受けると代わりに防御壁のゲージが減る。このゲージが破られると同時に取得物は全て没収され地上へと強制転移させられる。
最後に六つ目。この迷宮にいる魔獣は幻影であり、使役する事はできない。そして迷宮の外へと連れ出す事もできない。
以上が世界樹の迷宮におけるルールだ。
「聞いてる? リリー」
「き、聞いてるなのっ」
レイは卵に魔力を注ぐリリーに迷宮のルールを説明していた。
「つまり死なない訓練所なのっ。無茶しなきゃ宝も持ち帰れるし、自分がどれだけ戦えるかわかるなのっ」
「聞いてたか。うん、それで合ってる。これで良い訓練場所ができたね。これから先仲間が増えたらここで強くなってもらえるね。リリーも遠慮なく使っていいよ」
「卵が孵ったら修行に連れて行くなのっ」
「ははっ、それは良いね。無事に孵ると良いな」
「うんなのっ」
そうして翌朝、レイは箱庭からでて宿場町に向かった。そこで迷宮を調査した結果を宿屋の主人に告げた。
「じゃあもう迷宮はないんですか?」
「はい。生まれたてとはいえ大変危険だったもので」
「よ、良かった。これで安心して宿を続けられます。ありがとうございました!」
「いえいえ。あ、僕これからルーベルに向かうので報告はお願いしても良いですか?」
「もちろんです。国から調査隊が来ましたら私から説明しておきますよ。それで貴方様のお名前は……」
「僕は冒険者のレイです。ではもう行きますね」
「ははっ、良い旅を」
宿屋の主人は小さくなっていくレイの背を見えなくなるまで眺めていた。
「あんな冒険者もいるんだなぁ。報酬の話も一切しなかったし……。聖人君子かはたまた神の使いか……。冒険者レイか。本当にありがとうっ」
そうして宿場町の問題を片付けたレイは再び街道を東へと進んでいった。
「おや? この香りは……」
数日歩くと潮の香りが漂ってきた。レイは駆け足になり丘の上から眼下を見下ろした。
「海だ! あれが港町ルーベルか~。結構大きな町だ!」
坂道を下った先に白く美しい町並みが見える。海岸には漁船らしき船がいくつも並び、大きな倉庫が建ち並んでいる。外壁は陸側のみで海側には壁がない。
「ここからでも賑わっている人の姿が見えるなぁ。これは楽しみだ」
ルーベルでの目的は主に海産物の入手だ。レイのいたイストリア領は内地にあり新鮮な海産物とは縁遠かった。
レイは心なしか足早に丘を下りルーベルの門番にヴェルデ王から賜った勲章を提示した。
「そ、その勲章! もしやあなた様はレイ様では!?」
「え? あ、はい。冒険者のレイです」
「よ、よくいらして下さいました!」
「へ?」
勲章一つでここまで諸手をあげて歓迎されるものかと思ったが門番はいきなり頭を下げた。
「お願いしますっ! ルーベルが抱える問題を解決していただきたくっ!」
「も、問題?」
「はい」
門番は頭を上げ事情を口にした。
「丘の上から町を見た時何か異変に気付かれましたか?」
「う~ん……特には」
「岸に漁船が沢山停泊してはいませんでしたか?」
「あ、そう言えば確かに」
「実は今海に危険な魔獣がいて漁に出られていないのです」
「な、なんだって!? じゃあ新鮮な海産物は……」
「今はほぼありません。浜で採れる貝類しかなく……」
「そ、そんな……くぅぅっ!」
海産物目当てに足を運んだがその海産物がない。レイはがっくりと肩を落とした。
「あ、あの~……」
「あ……ごめん。海産物がないって知ったショックが大きくて……。それで、危険な魔獣とはいったい……」
門番は身体を震わせながら口を開いた。
「シーサーペントの番です」
「シーサーペント!? 海のドラゴンと言われてるあの!? なぜこちら側の海にそんな魔獣が!?」
「理由はわかりません。これは冒険者ギルドの推測ですが、シーサーペントは番で現れました。ここから考えるに安全なこちら側の海で出産するためかと」
「なるほど。そうなるとかなり危険ですね。出産間近ともなれば母体はかなり気が立っているはず。近寄れば海の藻屑ですね」
「はい。しかし海産物が採れなくなればルーベルはたち行かなくなってしまいます。詳しくは領主の館でお聞き下さい」
「……わかった。館まで案内してもらえますか?」
「ははっ! では私が先導いたします!」
こうしてルーベルに到着したレイはまるで呪われているかのごとくトラブルに巻き込まれていくのだった。
2
お気に入りに追加
476
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語
さかいおさむ
ファンタジー
街中にダンジョンが現れた現代日本。
人々には戦士としてのレベルが与えられる。
主人公は世界最弱のレベル0。
レベルの低さに絶望していたある日、戦士のレベルの10倍の強さになるというボスが現れる。
世界で倒せるのレベル0の主人公だけ。
ダンジョンで戦うことは諦めていた主人公だが、その日から自分だけがレベルアップできることに。
最強戦士になって、美女の仲間たちとダンジョンの秘密を解き明かす。
孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる