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第42話 エルドニア漫遊
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一連の騒動が終わりようやく自由の身となったレイは箱庭の中に入り、クレハから住民達の要望を聞いていた。
「──が住民達の要望になりますね」
「なるほど。果樹園の増設に穀物畑の増設。これ、ドワーフからだよね?」
「まぁ……はい」
「だと思ったよ。酒の原料ばかりじゃないか。もしかして酒の流通が足りない?」
「いえ、他の方からは特に何も。町の経済も順調そのもです」
物資を現金化する箱ができてから町の経済は変わった。現金がある事で服飾や細工などが活性化し、住民達は身形にもこだわるようになった。
「最近住民達のスキルが成長してるんだよね。みんな頑張ってるなぁ」
「町は出来始めが一番活気がありますからね。あ、そうでした! もう一つ要望がありました」
「ん? なに?」
要望書を見直したクレハは一つ抜けていた箇所を発見した。
「遊戯場が欲しいと要望がありまして」
「遊戯場?」
「はい」
「え? ギャンブルの事?」
「いえ、それもないわけではありませんが、まだ早いかと。彼らが言う遊戯場は釣り堀のようですね」
「釣り堀か~。養殖場の魚は釣っちゃだめだから釣りはできないもんなぁ」
養殖場の魚は毎日収納箱に素材として回収されている。食材には困らないが釣りを楽しむ事はできないでいた。
「どうにかなりませんか?」
「う~ん……。ちょっと満足度ボーナス見直してみるよ。できそうなら釣り堀を作るよ」
「はい、よろしくお願いします」
クレハとの対談を終え自宅に戻ったレイは満足度ボーナス一覧を見直していった。
「ないなぁ。養殖場はあっても釣り堀はない。地道に魚を集めて増やすしかないかぁ」
「なにしてるなの?」
「ん? リリーか」
久しぶりに会ったリリーは少し日に焼けていた。
「なんで日焼けしてんの?」
「毎日子ども達と遊んでたからなの!」
「マリーとかリリアと?」
「うんなのっ。草原で走り回ったり川で水遊びしたりしてたなのっ」
マリーはクレハの子どもだ。そこにリリアも混じって遊んでいたようだ。
「楽しそうだなぁ。そうだ……リリー」
「ん?」
「前に海運都市ルーベルで魚を集めるって言ってたよね?」
「うんなのっ! ついに行くなの!?」
「あ、いや。ヴェルデ王から港町カサンドラに大臣達が船を作って隠してたって聞いてさ。ルーベルとカサンドラってどこにあるの?」
「地図持ってくるなの~」
リリーがエルドニアの地図を持ってきてテーブルに置いた。
「けっこう広いよねエルドニアって」
「大陸の南端だからの」
エルドニアはフォールガーデンの南に位置し、北側以外は海に囲まれている。形は少し変わっていてフォールガーデンと接している面から南に向けひょうたんの様な形になっていた。
リリーの話によると、南端にあったドワーフの山の向こうは断崖絶壁で何もなく船も寄せられないらしい。
「この下の左がカサンドラで、右がルーベルなの」
「なるほど。アクアヒルから東に抜けたらルーベルか」
「うんなのっ。カサンドラは他の国に行く船が出る町で、ルーベルは漁業の町なの」
「へぇ~。なるほどなるほど」
「カサンドラ側は波が荒くてルーベル側は波が穏やかなの。カサンドラでも魚は獲れるけどルーベル側の方が美味しい魚が多いなのっ」
「そうなのか。じゃあ行くならルーベルかぁ」
「絶対ルーベルなのっ」
リリーの中ではすでに行く事が確定しているようだ。
「リリーは行った事ある?」
「ないなの。話で聞いたくらいなの」
「そっか残念。行った事あったらこれで行けたのに」
レイはリリーに転移石を見せた。
「あ! その石! どうしたなの!?」
「戦利品かな。ヴェルデ王には内緒だよ?」
「レイずるいなの~」
「ははっ、便利な物は活用していかないとね。リリー、明日アクアヒルに飛んでルーベルに向かおうか。案内頼める?」
「行くなのっ!」
こうして翌日ルーベルに向かう事が決まった。
「しかし釣り堀か。どうやって作れば良いかな」
今の所発展ボーナスにも満足度ボーナスにも釣り堀はない。発展ボーナスには海や川、湖はあるがそこまでだ。
「とりあえず海を作って魚を放せば増えるかな。入り江にして出口にスキル【操糸】で網を張るかな」
その日の内に箱庭に入り江を作り網を張った。
「これで後は魚を放流するだけか。釣れるか釣れないかは腕次第。なんか海作ったら海底に海草とか生えてたし。多分餌もあるんだろうなぁ」
箱庭がこれを海だと認識しているため、始めから魚が住める環境が整っている。一から環境作りをしないで良い分実に楽だ。
「これで満足度が増えてくれたらボーナス入るかな? 集まってくれた皆には幸せに暮らして欲しいし、頑張るか!」
そして翌日、レイはリリーと共にアクアヒルへと転移し一路東へと向かった。
「なんか旅するの久しぶりなの」
「最近戦いばっかりだったからなぁ。僕は戦いよりこうしてのんびり旅してたいよ」
「それは私もなのっ。あ、レイ! あれ!」
「ん?」
東へと向かう道中初めて見る魔獣がいた。
「あれは……なんだ?」
「キャットフライ、空飛ぶ猫なの! 絶対捕まえるなのっ!」
「空飛ぶ猫? 変わった魔獣だなぁ」
「角ウサギくらい弱いなの。角ウサギとかキャットフライは可愛いから子どもに人気なのっ」
「人気か。なら捕まえるしかないな」
ここでレイは新たな計画を思いついた。
「可愛い魔獣を集めて魔獣パークでも作ろうかな。箱庭に入れば人を襲わなくなるし」
「そ、それ絶対欲しいなのっ! モフモフいっぱい集めるなの~!」
「よし、なら人気がありそうな魔獣を捕獲していこう。やるぞリリー」
「うんなのっ!」
二人は協力しながらモフモフを集めつつ東へと向かって行くのだった。
「──が住民達の要望になりますね」
「なるほど。果樹園の増設に穀物畑の増設。これ、ドワーフからだよね?」
「まぁ……はい」
「だと思ったよ。酒の原料ばかりじゃないか。もしかして酒の流通が足りない?」
「いえ、他の方からは特に何も。町の経済も順調そのもです」
物資を現金化する箱ができてから町の経済は変わった。現金がある事で服飾や細工などが活性化し、住民達は身形にもこだわるようになった。
「最近住民達のスキルが成長してるんだよね。みんな頑張ってるなぁ」
「町は出来始めが一番活気がありますからね。あ、そうでした! もう一つ要望がありました」
「ん? なに?」
要望書を見直したクレハは一つ抜けていた箇所を発見した。
「遊戯場が欲しいと要望がありまして」
「遊戯場?」
「はい」
「え? ギャンブルの事?」
「いえ、それもないわけではありませんが、まだ早いかと。彼らが言う遊戯場は釣り堀のようですね」
「釣り堀か~。養殖場の魚は釣っちゃだめだから釣りはできないもんなぁ」
養殖場の魚は毎日収納箱に素材として回収されている。食材には困らないが釣りを楽しむ事はできないでいた。
「どうにかなりませんか?」
「う~ん……。ちょっと満足度ボーナス見直してみるよ。できそうなら釣り堀を作るよ」
「はい、よろしくお願いします」
クレハとの対談を終え自宅に戻ったレイは満足度ボーナス一覧を見直していった。
「ないなぁ。養殖場はあっても釣り堀はない。地道に魚を集めて増やすしかないかぁ」
「なにしてるなの?」
「ん? リリーか」
久しぶりに会ったリリーは少し日に焼けていた。
「なんで日焼けしてんの?」
「毎日子ども達と遊んでたからなの!」
「マリーとかリリアと?」
「うんなのっ。草原で走り回ったり川で水遊びしたりしてたなのっ」
マリーはクレハの子どもだ。そこにリリアも混じって遊んでいたようだ。
「楽しそうだなぁ。そうだ……リリー」
「ん?」
「前に海運都市ルーベルで魚を集めるって言ってたよね?」
「うんなのっ! ついに行くなの!?」
「あ、いや。ヴェルデ王から港町カサンドラに大臣達が船を作って隠してたって聞いてさ。ルーベルとカサンドラってどこにあるの?」
「地図持ってくるなの~」
リリーがエルドニアの地図を持ってきてテーブルに置いた。
「けっこう広いよねエルドニアって」
「大陸の南端だからの」
エルドニアはフォールガーデンの南に位置し、北側以外は海に囲まれている。形は少し変わっていてフォールガーデンと接している面から南に向けひょうたんの様な形になっていた。
リリーの話によると、南端にあったドワーフの山の向こうは断崖絶壁で何もなく船も寄せられないらしい。
「この下の左がカサンドラで、右がルーベルなの」
「なるほど。アクアヒルから東に抜けたらルーベルか」
「うんなのっ。カサンドラは他の国に行く船が出る町で、ルーベルは漁業の町なの」
「へぇ~。なるほどなるほど」
「カサンドラ側は波が荒くてルーベル側は波が穏やかなの。カサンドラでも魚は獲れるけどルーベル側の方が美味しい魚が多いなのっ」
「そうなのか。じゃあ行くならルーベルかぁ」
「絶対ルーベルなのっ」
リリーの中ではすでに行く事が確定しているようだ。
「リリーは行った事ある?」
「ないなの。話で聞いたくらいなの」
「そっか残念。行った事あったらこれで行けたのに」
レイはリリーに転移石を見せた。
「あ! その石! どうしたなの!?」
「戦利品かな。ヴェルデ王には内緒だよ?」
「レイずるいなの~」
「ははっ、便利な物は活用していかないとね。リリー、明日アクアヒルに飛んでルーベルに向かおうか。案内頼める?」
「行くなのっ!」
こうして翌日ルーベルに向かう事が決まった。
「しかし釣り堀か。どうやって作れば良いかな」
今の所発展ボーナスにも満足度ボーナスにも釣り堀はない。発展ボーナスには海や川、湖はあるがそこまでだ。
「とりあえず海を作って魚を放せば増えるかな。入り江にして出口にスキル【操糸】で網を張るかな」
その日の内に箱庭に入り江を作り網を張った。
「これで後は魚を放流するだけか。釣れるか釣れないかは腕次第。なんか海作ったら海底に海草とか生えてたし。多分餌もあるんだろうなぁ」
箱庭がこれを海だと認識しているため、始めから魚が住める環境が整っている。一から環境作りをしないで良い分実に楽だ。
「これで満足度が増えてくれたらボーナス入るかな? 集まってくれた皆には幸せに暮らして欲しいし、頑張るか!」
そして翌日、レイはリリーと共にアクアヒルへと転移し一路東へと向かった。
「なんか旅するの久しぶりなの」
「最近戦いばっかりだったからなぁ。僕は戦いよりこうしてのんびり旅してたいよ」
「それは私もなのっ。あ、レイ! あれ!」
「ん?」
東へと向かう道中初めて見る魔獣がいた。
「あれは……なんだ?」
「キャットフライ、空飛ぶ猫なの! 絶対捕まえるなのっ!」
「空飛ぶ猫? 変わった魔獣だなぁ」
「角ウサギくらい弱いなの。角ウサギとかキャットフライは可愛いから子どもに人気なのっ」
「人気か。なら捕まえるしかないな」
ここでレイは新たな計画を思いついた。
「可愛い魔獣を集めて魔獣パークでも作ろうかな。箱庭に入れば人を襲わなくなるし」
「そ、それ絶対欲しいなのっ! モフモフいっぱい集めるなの~!」
「よし、なら人気がありそうな魔獣を捕獲していこう。やるぞリリー」
「うんなのっ!」
二人は協力しながらモフモフを集めつつ東へと向かって行くのだった。
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