33 / 81
第33話 反乱軍
しおりを挟む
エルドニア最北端にある要塞都市エスタ。国を戦から守る役割だった町は今やテロリスト集団のアジトと化していた。
このテロリストを率いるのはエルドニアで大臣に就いていた【ハロルド・ダレンティン】と副大臣に就いていた【ドーレ・マルキン】だ。そしてこの首謀者二人が率いる犯罪者集団。エスタは着々と戦力を集めていた。
「ハロルド様、新たに二十名の協力者が参りましたぞ」
「うむ。黒い鴉の件は残念だが兵はまだまだ集まる。引き続き国に不満を抱える者を集めよ」
「ははっ!」
エスタ占拠から一度として門が開いた形跡はない。だがエスタの町の中には日々兵隊が集められていた。それを可能としているのが黒い鴉の持つ【転移石】だ。
「ハロルド様、そろそろ軍議の時間です。会議室に参りましょう」
「うむ。全員集まっておるか?」
「はい」
「よし。では向かうとしよう。これより皆に国を乗っ取る計画を告げる」
「はっ!」
ハロルドは肥えた身体を揺らしながらドーレを従え会議室に向かった。
「ご苦労、全員集まっておるか?」
「「「「「はっ!」」」」」
会議室には各犯罪者集団の頭目達が集まっていた。頭目達は全部で五人。中にはレイが破ったネストもいる。
ドーレが席に着いたハロルドの隣に立ち軍議を進行する。
「ではこれより軍議を始める。まずは各集団の状況から報告してくれ」
ドーレの視線が左端の男に向く。左端には真紅の鎧に身を包み大木のような筋肉を誇るスキンヘッドの男がいる。
「【赤い牙】頭目【ドレイク】だ。俺らに問題はねぇよ。戦に向け日々訓練中だ。数は五百」
「練度は?」
「捕まえた騎士とタイマンで戦って勝ってるな」
「そうか。ならば引き続き鍛錬に励め」
「おう」
次にドレイクの隣を見る。青いローブに身を包み仮面をつけた細見の男がいる。
「【蒼炎】頭目【グレイル】。特に問題はない。以上だ」
「数と練度は?」
「有象無象を増やす気はない。日々魔導を極めている」
「そ、そうか。では次!」
ドーレの視線が真ん中に向く。真ん中にはネストが座っていた。
「【黒い鴉】頭目のネストだ。俺んとこは俺以外全員死んじまったな」
「な、なにっ!? どういう事だ!?」
「バカが金策で失敗しちまってよ。アクアヒルにいた二人組の冒険者に殺られちまったんだわ。ちなみに俺の剣も真っ二つだ」
「お、お前が負けたのか?」
「ああ。アイツは強ぇぜ。もし戦に出てきたら俺が相手をする。次は負けねぇ」
そこで黙っていたハロルドが口を開いた。
「二人組の冒険者か。ドーレ、調べさせろ」
「はっ!」
ドーレは次にネストの隣を見る。そこにはエルフの男が座っていた。
「【緑の守護者】頭目【クロード】だ。今一度問う。国王は本当に森を破壊するつもりなのだな?」
「もちろんだ。国王は森を切り開きドワーフ領と真っ直ぐ続く道を通すと言っていた」
「そうか。ならば許すわけにはいかぬ。森は我らエルフの宝。何人も侵す者は許さぬ。エルフ二百名、いつでも立ち上がれるだろう」
ハロルドとドーレは心の中でほくそ笑んだ。
「期待しておるぞクロード殿。次!」
ドーレの視線が右端にいた女に向けられた。右端には妖艶な雰囲気を纏った白髪隻眼の女がいた。
「【白い蛇】頭目【ベネティア】よ。ウチは戦い専門じゃないんでね。わかってるだろう?」
「う、うむ。世話になっておる」
「ははっ。だから報告はナシよ。必要ならあんたらの性癖バラしちゃうけどね?」
「バ、バカ者っ! 口を慎めっ!」
「はいはい」
これがハロルド率いるテロリスト集団の頭目達だ。
報告を受けたハロルドは全員に向け指示を飛ばした。
「各部隊の状況はわかった。各々に告ぐ。我らはこれより三ヶ月後、一斉蜂起に出る。それまで練度を高めるなり駒を増やすなりしておくのだ。我らが負ければ国は弱いまま他国に蹂躙されるだろう。ヴェルデは腰抜けの若造だ。そんな輩にエルドニアは任せられん! 我らの手で強い国へと生まれ変わらせるのだ!」
「「「「「はっ!」」」」」
こうして軍議は終わった。軍議後、部屋に戻ったハロルドとドーレは嗤っていた。
「犯罪者は扱いが楽で良いのう」
「ですな。今の所エルフも疑ってはおりません。ドワーフの引き込みは失敗しましたがエルフの方が強いので問題はないでしょう」
「うむ。それで失敗した場合の手配は済んでおるか?」
「ええもちろん。港町【カサンドラ】に船を用意させております。完成は三ヶ月後、負けた場合は我らのみ出国できますぞ」
「うむ。手筈通り頼む」
「お任せを」
ドーレが退室した部屋でハロルドはワインを手に窓から空を見上げる。
「必ずヴェルデを殺し国を手に入れる。あんなバカ王に国は任せられん。ワシが王になり強く富める国に変えてやろう! ハッハッハッ!!」
こうして着々と戦力を整えつつあるテロリスト集団をよそに、レイは一人馬車に揺られドワーフ領に到着していた。
「着きましたぜお客さん。ここがドワーフ領の入り口でさぁ」
「着いた? え? 山しかないけど??」
目の前には巨大な岩山しかない。
「この山がドワーフの領地なんでさぁ。あそこにトンネルが見えるでしょう?」
「うん」
「ドワーフ達はあの山の中に町を作ってんすよ」
「山の中に町を!?」
「へい。山から煙見えません?」
山をしっかり見ると岩肌に小さな穴があり所々から煙が上がっていた。
「見えます……ね」
「あの煙が鍛冶をしている証っす。ちなみにドワーフ領は王の許可を得た者しか入れないっすからあっしはここまでっす。あのトンネルに見張りがいるっす。許可を持ってるなら見張りに見せるっすよ」
「そっか。ここまでありがとう。これ運賃ね」
レイは御者に少し多めに運賃を渡した。
「あの、だいぶ多いっすけど……」
「僕一人のために走らせちゃったからね。チップだと思ってくれて良いよ」
「マジっすか! 助かりますわ~。んじゃありがたく頂きますっ! ではお気を付けて~」
御者はほくほく顔でアクアヒルへと引き返して行った。そして一人になったレイは岩陰に移動し箱庭を開く。
「リリー、着いたよ。出番だ」
「わかったなのっ。リリア、ちょっと行ってくるなのっ」
「うんっ、またね!」
箱庭からリリアと遊んでいたリリーを連れ出しトンネルに向かう。
「まさか山の中に町があるなんて思わなかったよ」
「あの山は鉱山なのっ。掘ったついでに町を作っていったなの」
「恐るべしドワーフだな。じゃあ行こうか」
「うんなのっ」
こうしてドワーフ領に着いたレイはリリーと共に山の中へと向かうのだった。
このテロリストを率いるのはエルドニアで大臣に就いていた【ハロルド・ダレンティン】と副大臣に就いていた【ドーレ・マルキン】だ。そしてこの首謀者二人が率いる犯罪者集団。エスタは着々と戦力を集めていた。
「ハロルド様、新たに二十名の協力者が参りましたぞ」
「うむ。黒い鴉の件は残念だが兵はまだまだ集まる。引き続き国に不満を抱える者を集めよ」
「ははっ!」
エスタ占拠から一度として門が開いた形跡はない。だがエスタの町の中には日々兵隊が集められていた。それを可能としているのが黒い鴉の持つ【転移石】だ。
「ハロルド様、そろそろ軍議の時間です。会議室に参りましょう」
「うむ。全員集まっておるか?」
「はい」
「よし。では向かうとしよう。これより皆に国を乗っ取る計画を告げる」
「はっ!」
ハロルドは肥えた身体を揺らしながらドーレを従え会議室に向かった。
「ご苦労、全員集まっておるか?」
「「「「「はっ!」」」」」
会議室には各犯罪者集団の頭目達が集まっていた。頭目達は全部で五人。中にはレイが破ったネストもいる。
ドーレが席に着いたハロルドの隣に立ち軍議を進行する。
「ではこれより軍議を始める。まずは各集団の状況から報告してくれ」
ドーレの視線が左端の男に向く。左端には真紅の鎧に身を包み大木のような筋肉を誇るスキンヘッドの男がいる。
「【赤い牙】頭目【ドレイク】だ。俺らに問題はねぇよ。戦に向け日々訓練中だ。数は五百」
「練度は?」
「捕まえた騎士とタイマンで戦って勝ってるな」
「そうか。ならば引き続き鍛錬に励め」
「おう」
次にドレイクの隣を見る。青いローブに身を包み仮面をつけた細見の男がいる。
「【蒼炎】頭目【グレイル】。特に問題はない。以上だ」
「数と練度は?」
「有象無象を増やす気はない。日々魔導を極めている」
「そ、そうか。では次!」
ドーレの視線が真ん中に向く。真ん中にはネストが座っていた。
「【黒い鴉】頭目のネストだ。俺んとこは俺以外全員死んじまったな」
「な、なにっ!? どういう事だ!?」
「バカが金策で失敗しちまってよ。アクアヒルにいた二人組の冒険者に殺られちまったんだわ。ちなみに俺の剣も真っ二つだ」
「お、お前が負けたのか?」
「ああ。アイツは強ぇぜ。もし戦に出てきたら俺が相手をする。次は負けねぇ」
そこで黙っていたハロルドが口を開いた。
「二人組の冒険者か。ドーレ、調べさせろ」
「はっ!」
ドーレは次にネストの隣を見る。そこにはエルフの男が座っていた。
「【緑の守護者】頭目【クロード】だ。今一度問う。国王は本当に森を破壊するつもりなのだな?」
「もちろんだ。国王は森を切り開きドワーフ領と真っ直ぐ続く道を通すと言っていた」
「そうか。ならば許すわけにはいかぬ。森は我らエルフの宝。何人も侵す者は許さぬ。エルフ二百名、いつでも立ち上がれるだろう」
ハロルドとドーレは心の中でほくそ笑んだ。
「期待しておるぞクロード殿。次!」
ドーレの視線が右端にいた女に向けられた。右端には妖艶な雰囲気を纏った白髪隻眼の女がいた。
「【白い蛇】頭目【ベネティア】よ。ウチは戦い専門じゃないんでね。わかってるだろう?」
「う、うむ。世話になっておる」
「ははっ。だから報告はナシよ。必要ならあんたらの性癖バラしちゃうけどね?」
「バ、バカ者っ! 口を慎めっ!」
「はいはい」
これがハロルド率いるテロリスト集団の頭目達だ。
報告を受けたハロルドは全員に向け指示を飛ばした。
「各部隊の状況はわかった。各々に告ぐ。我らはこれより三ヶ月後、一斉蜂起に出る。それまで練度を高めるなり駒を増やすなりしておくのだ。我らが負ければ国は弱いまま他国に蹂躙されるだろう。ヴェルデは腰抜けの若造だ。そんな輩にエルドニアは任せられん! 我らの手で強い国へと生まれ変わらせるのだ!」
「「「「「はっ!」」」」」
こうして軍議は終わった。軍議後、部屋に戻ったハロルドとドーレは嗤っていた。
「犯罪者は扱いが楽で良いのう」
「ですな。今の所エルフも疑ってはおりません。ドワーフの引き込みは失敗しましたがエルフの方が強いので問題はないでしょう」
「うむ。それで失敗した場合の手配は済んでおるか?」
「ええもちろん。港町【カサンドラ】に船を用意させております。完成は三ヶ月後、負けた場合は我らのみ出国できますぞ」
「うむ。手筈通り頼む」
「お任せを」
ドーレが退室した部屋でハロルドはワインを手に窓から空を見上げる。
「必ずヴェルデを殺し国を手に入れる。あんなバカ王に国は任せられん。ワシが王になり強く富める国に変えてやろう! ハッハッハッ!!」
こうして着々と戦力を整えつつあるテロリスト集団をよそに、レイは一人馬車に揺られドワーフ領に到着していた。
「着きましたぜお客さん。ここがドワーフ領の入り口でさぁ」
「着いた? え? 山しかないけど??」
目の前には巨大な岩山しかない。
「この山がドワーフの領地なんでさぁ。あそこにトンネルが見えるでしょう?」
「うん」
「ドワーフ達はあの山の中に町を作ってんすよ」
「山の中に町を!?」
「へい。山から煙見えません?」
山をしっかり見ると岩肌に小さな穴があり所々から煙が上がっていた。
「見えます……ね」
「あの煙が鍛冶をしている証っす。ちなみにドワーフ領は王の許可を得た者しか入れないっすからあっしはここまでっす。あのトンネルに見張りがいるっす。許可を持ってるなら見張りに見せるっすよ」
「そっか。ここまでありがとう。これ運賃ね」
レイは御者に少し多めに運賃を渡した。
「あの、だいぶ多いっすけど……」
「僕一人のために走らせちゃったからね。チップだと思ってくれて良いよ」
「マジっすか! 助かりますわ~。んじゃありがたく頂きますっ! ではお気を付けて~」
御者はほくほく顔でアクアヒルへと引き返して行った。そして一人になったレイは岩陰に移動し箱庭を開く。
「リリー、着いたよ。出番だ」
「わかったなのっ。リリア、ちょっと行ってくるなのっ」
「うんっ、またね!」
箱庭からリリアと遊んでいたリリーを連れ出しトンネルに向かう。
「まさか山の中に町があるなんて思わなかったよ」
「あの山は鉱山なのっ。掘ったついでに町を作っていったなの」
「恐るべしドワーフだな。じゃあ行こうか」
「うんなのっ」
こうしてドワーフ領に着いたレイはリリーと共に山の中へと向かうのだった。
2
お気に入りに追加
476
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語
さかいおさむ
ファンタジー
街中にダンジョンが現れた現代日本。
人々には戦士としてのレベルが与えられる。
主人公は世界最弱のレベル0。
レベルの低さに絶望していたある日、戦士のレベルの10倍の強さになるというボスが現れる。
世界で倒せるのレベル0の主人公だけ。
ダンジョンで戦うことは諦めていた主人公だが、その日から自分だけがレベルアップできることに。
最強戦士になって、美女の仲間たちとダンジョンの秘密を解き明かす。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる