98 / 98
番外編
伯父と甥
しおりを挟む
午後の柔らかな日差しの差し込む大学のキャンパス内のテラスで、俺はある人物を待っている。先週木枯らし一号が都会に吹き荒れ、一気に冬へと季節が移る構内。目の前を慌ただしく行き過ぎる学生たちを眺めながら、俺はひとり待った。
「雪くん! お待たせしたね」
息を弾ませて上質なウールのコートを靡かせながら、その人はやって来た。
「走ってきたんですか?」
「そりゃ、雪くんを待たせるわけにはいかないだろう?」
柔らかな日差しに溶け込みそうな優しい笑みをくれるこの人は、俺の伯父だ。向かいの席に座ると茶目っ気ある笑顔で俺を見つめた。
「伯父さま、まさか電車でいらしたなんてことは……」
「あぁ、うん。だって車で来たら目立ってしまうかなとね」
「そんな」
須賀はいつだって大学の門前に黒い高級車で待ち構えている。須賀だからと最近は諦めてしまっているが、確かに目立っている。目立ちすぎている。
「君のことを考えていたら、そう至ったんだ」
笑顔で言われてしまうと、この人にとっては迷惑ではなく、したくてしたのだと俺はそれ以上言うのを止めた。俺を慮ってのことだということも分かるから。
正直まだ、伯父との距離感を掴むのは難しかった。
伯父とは俺の亡くなった母親の兄。
伏見の次期当主の伏見 霞(かすみ)だ。
俺が閑香の子供であることを伏見氏から説明を受けたあと、俺に会いたいと言ってくれた。そして初対面から約一年が過ぎようとしている。
伯父はたまにこうやって俺の通う大学へとひとりで遊びに来ては、ただ楽しく話をして一時間ほどで仕事に戻っていく。妹である閑香の話も一切無く、ただただ親子ほど離れた年の差を楽しむかのように会話を楽しんで帰るだけだ。
「今日は風が冷たいね、寒くはないかい?」
「はい、温かいのを飲んでますから、伯父さまは今日は何にしますか?」
「そうだなぁ」
伯父は立ち上がると、店内に入りカウンターにあるメニューを眺める。大学にあるカフェのメニューなどたかが知れているし、伏見家にとっては平凡過ぎて詰まらないと思うのだが、伯父はこの瞬間嬉しそうにメニューを眺めるんだ。
なんだか分からないが楽しんでいるようだ。
「今日はラテにしたよ」
そう俺に報告する伯父がかわいらしいく見えてくる。やはりΩだからだろうか。四十五歳だと言うが若々しく見える。俺と同じ茶色の栗毛が、清潔に整えられていた。
俺は伯父に聞いてみた。
「伯父さま、普段カフェには行かないですか?」
「行かないさ!雪くんくらいのときでさえ、あまり行かなかった。だから楽しいんだ」
「そうですか……」
時代、なのだろうか。
「昔はΩは外に出歩くことさえ憚られたんだよ」
「え?」
「Ωの居住区に暮らしていても大学はやはり外に出ることになるだろう?βばかりならいいが、隠れαがいるからさ」
「隠れα……」
俺はまだ見ぬ父親のことを想った。
父親はαで、母親と同じ大学生だった。須賀や堤さんとは違ってβの居住区で暮らすαだ。
「それはΩも同じだけどね。……オメガ保護法があっても全てのΩを救えない」
「……」
「この大学にαはいるかい?」
「あ……はい、居るようです。須賀さんがαの存在を感じていました」
「そうか」
Ωは番ってしまうと他のαのフェロモンを感じ取ることが出来ない。伯父はおそらく感じられないのだろう。俺は未だ須賀のフェロモンしか感知出来ていない。発情期は迎えたものの、完全にはΩとして花は開いてはいないそうだ。
「君はαに守られている、大丈夫だよ」
「え……?」
「不安になることはない、そうだろう?」
俺の首にあるネックガードを気遣わしげに見た。
「須賀くんは、本当に君を愛している。……閑香も、そうだったに違いないんだ」
「伯父さま……」
伯父から母親の名前を聞いて俺はハッとした。
「僕の親は……って君の祖父だけど……。ちょっとお固いところがあるだろう?跡継ぎでもないΩ、ましてや女のΩが大学へ行く必要なんかないと、受験をさせなかったんだ」
「そう……だったんですか」
「親は二人ともΩの大学を出ていて僕もそうなんだが、そこはΩの女性を受け入れることはしないんだ。保守的というのかな、当時はそうだったんだ。妹がかわいそうで、僕が説得させたんだよ。……結局βの大学に行くことになって……あんなことになってしまって僕も責任を感じている」
そう言って伯父は俯いた。
「あの親だから僕を責めたりはしなかった。元々厳しく育ててしまった自分たちが悪いんだって僕を責めなかった。……でもそれが余計に辛いよ、ね、分かるだろう」
「……はい」
そうか、母親も俺と同じで大学進学を反対されていたのだ。思わぬ事実に俺は手の中にあるマグカップを見つめた。
「閑香は、晴れて大学生になったときとても喜んでいたよ。……彼に出会う運命だったんだろう」
伯父は、力なく笑った。
「きっと、今の君のように謳歌していたはずだ」
「俺は……どうでしょう」
「どういうこと?」
「学費が足りなくて、バイトに明け暮れてました。……でも勉強がしたくて、勉強が、楽しいんですよ」
それを生き甲斐にしなくちゃ、希望がなかった。
「そうだったのか、……すまない」
「伯父さまは、謝る必要はないですよ。これは俺の人生です、誰所為でもないんですよ」
「君は存在している!」
「……?」
伯父に突然手を握られた。
「僕には、それが嬉しいんだ」
「伯父さま、初めて会ったときに、仰ってくださいました。会いたかったと」
「あぁ、何度でも言わせてくれ。僕は君が存在していると聞いた時、動揺なんかより妹にまた会えると嬉しかったんだ。この世にたったひとりの甥がこの世に居たのだという事実に震えたんだ」
伯父は少し涙目になりながら、当時のことを話してくれた。
「閑香にはもう会えないが、閑香の忘れ形見の君……僕の甥は閑香にしか産めないだろう?僕らはふたり兄妹だから」
「……」
「短い生涯だったが、閑香は生きた。僕を伯父にしてくれた」
「伯父さま……」
「あのときに、兄として何もしてやれなかった悔いは消えない。生涯に渡って後悔し続ける、……こんな僕が君を幸せに出来るか分からないが、精一杯を捧げるつもりだ」
「伯父さま……」
「君にとっては、無理強いかもしれないが」
「……そんなこと」
「こうやってたまに会って、かわいい顔を見せておくれよ」
俺は立ち上がりすっかり涙で溢れる伯父の隣に座ると、伯父を抱き締めた。
「雪くん……」
俺を有起哉と呼びたいはずだ。伯父さんだけじゃない、伏見氏二人も俺を雪と呼んでくれる。
俺は本当は伏見家の孫で、有起哉なのに。
俺を尊重して、第一に考えてくれていることがありありと伝わる。俺は孫として、甥として、彼らに対していけないことをしているのではないかと罪悪感にも似た気持ちにもなる。でも、俺は長谷川雪として生きなければならないんだ。
「伯父さん、俺は今須賀にとても幸せにしてもらってます。……してもらうって言うと語弊もありますが、俺が大人になったら今までのぶん返すくらい須賀をもっと幸せにしたいと思ってます」
「はは……そうか、君は君だと言いたいんだね」
「あなた方に苦しんで欲しくないんです、少なくとも俺のことで……」
「あぁ、分かってる、ありがとう」
伯父は俺の肩に手をやると身体を離した。
伯父は、伏見氏二人によく似ている。慈愛に満ちた次期当主に相応しい男だった。
「雪くん! お待たせしたね」
息を弾ませて上質なウールのコートを靡かせながら、その人はやって来た。
「走ってきたんですか?」
「そりゃ、雪くんを待たせるわけにはいかないだろう?」
柔らかな日差しに溶け込みそうな優しい笑みをくれるこの人は、俺の伯父だ。向かいの席に座ると茶目っ気ある笑顔で俺を見つめた。
「伯父さま、まさか電車でいらしたなんてことは……」
「あぁ、うん。だって車で来たら目立ってしまうかなとね」
「そんな」
須賀はいつだって大学の門前に黒い高級車で待ち構えている。須賀だからと最近は諦めてしまっているが、確かに目立っている。目立ちすぎている。
「君のことを考えていたら、そう至ったんだ」
笑顔で言われてしまうと、この人にとっては迷惑ではなく、したくてしたのだと俺はそれ以上言うのを止めた。俺を慮ってのことだということも分かるから。
正直まだ、伯父との距離感を掴むのは難しかった。
伯父とは俺の亡くなった母親の兄。
伏見の次期当主の伏見 霞(かすみ)だ。
俺が閑香の子供であることを伏見氏から説明を受けたあと、俺に会いたいと言ってくれた。そして初対面から約一年が過ぎようとしている。
伯父はたまにこうやって俺の通う大学へとひとりで遊びに来ては、ただ楽しく話をして一時間ほどで仕事に戻っていく。妹である閑香の話も一切無く、ただただ親子ほど離れた年の差を楽しむかのように会話を楽しんで帰るだけだ。
「今日は風が冷たいね、寒くはないかい?」
「はい、温かいのを飲んでますから、伯父さまは今日は何にしますか?」
「そうだなぁ」
伯父は立ち上がると、店内に入りカウンターにあるメニューを眺める。大学にあるカフェのメニューなどたかが知れているし、伏見家にとっては平凡過ぎて詰まらないと思うのだが、伯父はこの瞬間嬉しそうにメニューを眺めるんだ。
なんだか分からないが楽しんでいるようだ。
「今日はラテにしたよ」
そう俺に報告する伯父がかわいらしいく見えてくる。やはりΩだからだろうか。四十五歳だと言うが若々しく見える。俺と同じ茶色の栗毛が、清潔に整えられていた。
俺は伯父に聞いてみた。
「伯父さま、普段カフェには行かないですか?」
「行かないさ!雪くんくらいのときでさえ、あまり行かなかった。だから楽しいんだ」
「そうですか……」
時代、なのだろうか。
「昔はΩは外に出歩くことさえ憚られたんだよ」
「え?」
「Ωの居住区に暮らしていても大学はやはり外に出ることになるだろう?βばかりならいいが、隠れαがいるからさ」
「隠れα……」
俺はまだ見ぬ父親のことを想った。
父親はαで、母親と同じ大学生だった。須賀や堤さんとは違ってβの居住区で暮らすαだ。
「それはΩも同じだけどね。……オメガ保護法があっても全てのΩを救えない」
「……」
「この大学にαはいるかい?」
「あ……はい、居るようです。須賀さんがαの存在を感じていました」
「そうか」
Ωは番ってしまうと他のαのフェロモンを感じ取ることが出来ない。伯父はおそらく感じられないのだろう。俺は未だ須賀のフェロモンしか感知出来ていない。発情期は迎えたものの、完全にはΩとして花は開いてはいないそうだ。
「君はαに守られている、大丈夫だよ」
「え……?」
「不安になることはない、そうだろう?」
俺の首にあるネックガードを気遣わしげに見た。
「須賀くんは、本当に君を愛している。……閑香も、そうだったに違いないんだ」
「伯父さま……」
伯父から母親の名前を聞いて俺はハッとした。
「僕の親は……って君の祖父だけど……。ちょっとお固いところがあるだろう?跡継ぎでもないΩ、ましてや女のΩが大学へ行く必要なんかないと、受験をさせなかったんだ」
「そう……だったんですか」
「親は二人ともΩの大学を出ていて僕もそうなんだが、そこはΩの女性を受け入れることはしないんだ。保守的というのかな、当時はそうだったんだ。妹がかわいそうで、僕が説得させたんだよ。……結局βの大学に行くことになって……あんなことになってしまって僕も責任を感じている」
そう言って伯父は俯いた。
「あの親だから僕を責めたりはしなかった。元々厳しく育ててしまった自分たちが悪いんだって僕を責めなかった。……でもそれが余計に辛いよ、ね、分かるだろう」
「……はい」
そうか、母親も俺と同じで大学進学を反対されていたのだ。思わぬ事実に俺は手の中にあるマグカップを見つめた。
「閑香は、晴れて大学生になったときとても喜んでいたよ。……彼に出会う運命だったんだろう」
伯父は、力なく笑った。
「きっと、今の君のように謳歌していたはずだ」
「俺は……どうでしょう」
「どういうこと?」
「学費が足りなくて、バイトに明け暮れてました。……でも勉強がしたくて、勉強が、楽しいんですよ」
それを生き甲斐にしなくちゃ、希望がなかった。
「そうだったのか、……すまない」
「伯父さまは、謝る必要はないですよ。これは俺の人生です、誰所為でもないんですよ」
「君は存在している!」
「……?」
伯父に突然手を握られた。
「僕には、それが嬉しいんだ」
「伯父さま、初めて会ったときに、仰ってくださいました。会いたかったと」
「あぁ、何度でも言わせてくれ。僕は君が存在していると聞いた時、動揺なんかより妹にまた会えると嬉しかったんだ。この世にたったひとりの甥がこの世に居たのだという事実に震えたんだ」
伯父は少し涙目になりながら、当時のことを話してくれた。
「閑香にはもう会えないが、閑香の忘れ形見の君……僕の甥は閑香にしか産めないだろう?僕らはふたり兄妹だから」
「……」
「短い生涯だったが、閑香は生きた。僕を伯父にしてくれた」
「伯父さま……」
「あのときに、兄として何もしてやれなかった悔いは消えない。生涯に渡って後悔し続ける、……こんな僕が君を幸せに出来るか分からないが、精一杯を捧げるつもりだ」
「伯父さま……」
「君にとっては、無理強いかもしれないが」
「……そんなこと」
「こうやってたまに会って、かわいい顔を見せておくれよ」
俺は立ち上がりすっかり涙で溢れる伯父の隣に座ると、伯父を抱き締めた。
「雪くん……」
俺を有起哉と呼びたいはずだ。伯父さんだけじゃない、伏見氏二人も俺を雪と呼んでくれる。
俺は本当は伏見家の孫で、有起哉なのに。
俺を尊重して、第一に考えてくれていることがありありと伝わる。俺は孫として、甥として、彼らに対していけないことをしているのではないかと罪悪感にも似た気持ちにもなる。でも、俺は長谷川雪として生きなければならないんだ。
「伯父さん、俺は今須賀にとても幸せにしてもらってます。……してもらうって言うと語弊もありますが、俺が大人になったら今までのぶん返すくらい須賀をもっと幸せにしたいと思ってます」
「はは……そうか、君は君だと言いたいんだね」
「あなた方に苦しんで欲しくないんです、少なくとも俺のことで……」
「あぁ、分かってる、ありがとう」
伯父は俺の肩に手をやると身体を離した。
伯父は、伏見氏二人によく似ている。慈愛に満ちた次期当主に相応しい男だった。
177
初めて挑戦しましたオメガバース作品です。この世界にもαとΩが居たらどんな世界なのだろうと思って書きはじめました。『Maybe Love』の九条吾妻くんと、そのお父さんが友情出演致しました。須賀の幼馴染の堤の恋の話最後の恋煩いもあります。合わせてお楽しみください。
お気に入りに追加
908
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。

イケメンがご乱心すぎてついていけません!
アキトワ(まなせ)
BL
「ねぇ、オレの事は悠って呼んで」
俺にだけ許された呼び名
「見つけたよ。お前がオレのΩだ」
普通にβとして過ごしてきた俺に告げられた言葉。
友達だと思って接してきたアイツに…性的な目で見られる戸惑い。
■オメガバースの世界観を元にしたそんな二人の話
ゆるめ設定です。
…………………………………………………………………
イラスト:聖也様(@Wg3QO7dHrjLFH)
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。

モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?

ぜんぶのませて
はち
BL
Ωの大学生、吉井が帰宅途中に出会ったのは、体調の悪そうなαの羽鳥だった。羽鳥を何とか家に送った吉井だったが、羽鳥にはある秘密があった。
何でも許せる方向け。
攻は母乳が出るαです。
母乳が出るα
羽鳥保(はとりたもつ)
29歳
会社員
しっかり者Ω
吉井誉(よしいほまれ)
22歳
大学生
pixivにも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる