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21 メガネ美人の画廊
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俊也は銀座の画廊に、ルマンダの絵を抱え入店した。
昼間二人の妹と共に買物は済ませた。女性用下着はさすがに一人で買えない。
俊也は安心した。朝陽のご機嫌は直ったようだし、カナちゃんは、いつもの妹に帰っていた。
ランジェリーコーナーの外で待っていたが、二人はなにやら含み笑いしていた。
ちょっぴり気になる。きっとドエロい下着を二人は購入したはずだ。
まあ、歓迎なんだけどね。
「すみません! このお店の責任者の方、いらっしゃいますか?」
俊也は自信満々で店員に声をかける。プロならルマンダの絵の価値が、わからないはずがない。
「オーナーは食事に出ておりますが、どのようなご用件でしょうか?
私はオーナー不在の時、この店を任されております」
三十歳前後だろうか? ライトグレーのスーツをすっきり着こなした、メガネ美人が対応してくれた。
「この絵、見て下さい」
俊也は風呂敷をほどいて、絵をテーブルに置いた。メガネ美人は、無言で絵に見入る。
「これはどなたの作品でしょう?
絵については相当詳しいつもりですが、全然思い当たりません。
左下のサインらしきものも、恥ずかしながら読めません」
メガネ美人は無表情を意識しているが、興奮は感じ取れた。
うん、この人、やっぱりプロだ。
「俺、自分探しの旅に出たんです。場所は言えませんが、ぽつんと一軒家にたどりつきました。
正直言えば、凍死寸前でした。
なんとその家の人は、女性ばかりでした。
さすがに用心されましたが、追い出したらマジで凍死してしまいます。
その家の最年長者が、その絵の作者です。
その文字は既に使われなくなっています。
北欧系のとある王朝で、大昔使われていた独特の文字です。
いわゆる神聖文字で、魔力を封じ込められると、信じられていました。
ルマンダと発音します。姓はゆえあって明かせません。
王家の血をひく小集団が、日本に亡命したということ、お含み下さい」
メガネ美人は、絵に視線を向けたままうなずく。
「つまり、『ゆえあって』作者のプロフィールは明かせない、ということですね?」
メガネ美人は、俊也のホラに、まんまと乗せられた。きっとモデルの服装と、気品あふれる容貌が原因だ。
「ご賢察、恐れ入ります。絶対秘密にしてください。
彼女たちは働いていません。それで生計が成り立っている。
お願いですから、理由は考えないでください」
俊也のホラに、メガネ美人は、さっきよりはっきりうなずいた。
彼女たちは、王家の財宝を日本に持ち込み、生計を立てているのだ。
本国に知られたら、奪いに来るかもしれない。そういうストーリーを、ロマンチストメガネ美人は思い描いた。
「はっきり言えば、彼女たちの資産は、心細くなってきました。正規のルートで……。
いや、失言でした。忘れて下さい。
俺は三日間吹雪に閉ざされ、そのモデルの女性と、ホニャララな関係になりました。
どういうわけだか、完全に女系家族なんです。
以前はヨーロッパの男性を、種馬に選んでいたそうですが、みんな早くに亡くなってます。
ルラ…そのモデルの名前ですが、そんな呪われた血筋でもいいのか? と念を押しました。
サムライ大和男子は、そんな呪いに負けない、と俺は答えました。
そう言うっきゃないでしょ?」
メガネ美人は初めて笑いを浮かべた。はっきり言えば苦笑を。
「その作者、ご健在ですか?」
「はい! バリバリ元気です。他にも作品はたくさんあります」
「わかりました。一挙に市場へ出すわけにいかないが、少しずつなら売れる。
そう解釈してよろしいでしょうか?」
「そう解釈してください。なるべく目立ちたくないんです。ですが、なるべく高く売りたい。
その辺の事情、ご賢察下さい」
「わかりました。オーナーと相談し、扱い方を考えます。
この絵、おあずかりしてよろしいですか?」
「そのつもりで来ました」
「当店を選んでいただいて、幸運でした。
失礼ですが、身元を確認できるもの、お持ちですか?」
「生徒手帳なら。退学したから失効してますが。
ダメなら住民票か戸籍抄本とります」
メガネ美人は、初めて俊也の顔をまじまじと見た。
へへ、てれるじゃない……。俊也は若干はにかむ。
「生徒手帳で結構です。あくまで当店と個人的に契約していただく所存ですから。
ですが、ルマンダさん、いつまで目立たないでいられるか…。
あなた、高校生だったんですか?
そうですよね。生徒手帳だから…って、OK高校三年。
どうして……。
いや、野暮でした。お幸せに。
預かり証を書かせていただきます。店内に展示して反応を探ります。
当店は上質の顧客に恵まれております。購入客が決まったら連絡させていただきます。
メールか携帯番号、教えて下さい」
「あの~、圏外なんです。
一か月ごとにこちらから連絡するということで……、そうだ。
妹ならハガキで連絡してもらえます。
青形朝陽あてにメールしていただけたら。
メモしておきます。若干のタイムラグ、ご容赦ください」
俊也はスマホを出して、確認しながら妹の名前とメアドをメモに書いた。
「そのように計らいます。切迫しているわけではないんですね?」
「はい。当分居候を養える程度には」
メガネ美人は、笑顔を浮かべ、また絵に見入った。
「よろしければ、この絵、私個人に売っていただけませんか?
五百万円ならどうでしょう? 領収書抜きで」
「売った!」
「買った! さすがに現金では、持ち合わせがありません。
小切手でよろしいですか?」
意外にメガネ美人は、ノリのいいところを見せた。
「よろしいです! どうやって現金化するんでしょう?」
「この銀行へ行って、裏に住所、サイン、捺印したらいいだけですよ。
ただ、身分証明が必要です。
ご両親がご健在なら、頼んでいただいた方がよろしいかと」
「そうします。ご親切にありがとうございます」
俊也は思わずメガネ美人の両手をつかみ、上下に振った。
「どういたしまして。もっと有名になったら、億単位の値がつくかもしれません。
へへ、大もうけしちゃった!」
このメガネ美人、やっぱりプロだった。
俊也が帰って間もなく、オーナーが店に帰ってきた。
「お帰り、お父さん。
すごい才能発掘…っていうか、飛び込んできた」
そう言ってメガネ美人は絵を見せた。
このオーナー、実は半分以上趣味で娘にこの店を経営させている。本業は大手飲料メーカーを核とする、モーニングホールディングスの専務。
父親の現社長が引退したら、次期社長の座を約束されている。
今日はクリスマス休暇を取って、妻と会食してきた。下戸の妻は帰った。娘とはこの後、飲みに行く約束をしていた。
この父親は娘に頭を悩ませていた。三十を過ぎても、色恋沙汰をとんと聞かない。父親の影響か、根っからの絵画好きなのだ。
悲しいことに、娘には絵の才能がなかった。
父親は、ちらっと見ただけで、胸が躍った。
コートを脱ぐのももどかしく、娘から絵を受け取った。不思議な魅力がある絵だ。俗にいえば、魂がこもっている。
ファンタジー趣味はないが、魅了の魔力がこもっている、の方が正確かもしれない。
「誰の絵だ?」
「ルマンダという、わけありの無名画家。どういうわけがあるのか、お父さんでも話せない。
もちろん犯罪に絡んでないことは断言できる。ちょっぴり脱税させたことは大目に見て。
そう、私が個人的に買ったの。五百万ぽっきり。売る気はないけど、大もうけできたと思ってる」
「安い買い物をしたな。絵を見る才能があるコレクターなら…たとえば俺なら、三千万は出す。
競合する者がいたら、五千万までなら。それ以上は美津枝に内緒で買えない」
美津枝とは、このメガネ美人の母親の名前だ。そしてこのメガネ美人は朝日野静香、父親は卓磨。
父親の信用もあり、この店は比較的繁盛している。静香は五百万程度なら、ぽんと出せる御身分だ。
「そのうち、個展を開くつもり。その絵も当分展示する。非売品ということで。
ルラちゃんに店の看板娘になってもらう。
あ、ルラちゃんはその絵のモデルよ。チャームの魔法を使ってもらうの。
いけると思わない?」
「全面的に推せる。思うようにやってみろ。
チャームの魔法か……。確かに」
この親子の絵を見る力は確かだった。事実、その絵にはチャームの魔力が秘められていた。
昼間二人の妹と共に買物は済ませた。女性用下着はさすがに一人で買えない。
俊也は安心した。朝陽のご機嫌は直ったようだし、カナちゃんは、いつもの妹に帰っていた。
ランジェリーコーナーの外で待っていたが、二人はなにやら含み笑いしていた。
ちょっぴり気になる。きっとドエロい下着を二人は購入したはずだ。
まあ、歓迎なんだけどね。
「すみません! このお店の責任者の方、いらっしゃいますか?」
俊也は自信満々で店員に声をかける。プロならルマンダの絵の価値が、わからないはずがない。
「オーナーは食事に出ておりますが、どのようなご用件でしょうか?
私はオーナー不在の時、この店を任されております」
三十歳前後だろうか? ライトグレーのスーツをすっきり着こなした、メガネ美人が対応してくれた。
「この絵、見て下さい」
俊也は風呂敷をほどいて、絵をテーブルに置いた。メガネ美人は、無言で絵に見入る。
「これはどなたの作品でしょう?
絵については相当詳しいつもりですが、全然思い当たりません。
左下のサインらしきものも、恥ずかしながら読めません」
メガネ美人は無表情を意識しているが、興奮は感じ取れた。
うん、この人、やっぱりプロだ。
「俺、自分探しの旅に出たんです。場所は言えませんが、ぽつんと一軒家にたどりつきました。
正直言えば、凍死寸前でした。
なんとその家の人は、女性ばかりでした。
さすがに用心されましたが、追い出したらマジで凍死してしまいます。
その家の最年長者が、その絵の作者です。
その文字は既に使われなくなっています。
北欧系のとある王朝で、大昔使われていた独特の文字です。
いわゆる神聖文字で、魔力を封じ込められると、信じられていました。
ルマンダと発音します。姓はゆえあって明かせません。
王家の血をひく小集団が、日本に亡命したということ、お含み下さい」
メガネ美人は、絵に視線を向けたままうなずく。
「つまり、『ゆえあって』作者のプロフィールは明かせない、ということですね?」
メガネ美人は、俊也のホラに、まんまと乗せられた。きっとモデルの服装と、気品あふれる容貌が原因だ。
「ご賢察、恐れ入ります。絶対秘密にしてください。
彼女たちは働いていません。それで生計が成り立っている。
お願いですから、理由は考えないでください」
俊也のホラに、メガネ美人は、さっきよりはっきりうなずいた。
彼女たちは、王家の財宝を日本に持ち込み、生計を立てているのだ。
本国に知られたら、奪いに来るかもしれない。そういうストーリーを、ロマンチストメガネ美人は思い描いた。
「はっきり言えば、彼女たちの資産は、心細くなってきました。正規のルートで……。
いや、失言でした。忘れて下さい。
俺は三日間吹雪に閉ざされ、そのモデルの女性と、ホニャララな関係になりました。
どういうわけだか、完全に女系家族なんです。
以前はヨーロッパの男性を、種馬に選んでいたそうですが、みんな早くに亡くなってます。
ルラ…そのモデルの名前ですが、そんな呪われた血筋でもいいのか? と念を押しました。
サムライ大和男子は、そんな呪いに負けない、と俺は答えました。
そう言うっきゃないでしょ?」
メガネ美人は初めて笑いを浮かべた。はっきり言えば苦笑を。
「その作者、ご健在ですか?」
「はい! バリバリ元気です。他にも作品はたくさんあります」
「わかりました。一挙に市場へ出すわけにいかないが、少しずつなら売れる。
そう解釈してよろしいでしょうか?」
「そう解釈してください。なるべく目立ちたくないんです。ですが、なるべく高く売りたい。
その辺の事情、ご賢察下さい」
「わかりました。オーナーと相談し、扱い方を考えます。
この絵、おあずかりしてよろしいですか?」
「そのつもりで来ました」
「当店を選んでいただいて、幸運でした。
失礼ですが、身元を確認できるもの、お持ちですか?」
「生徒手帳なら。退学したから失効してますが。
ダメなら住民票か戸籍抄本とります」
メガネ美人は、初めて俊也の顔をまじまじと見た。
へへ、てれるじゃない……。俊也は若干はにかむ。
「生徒手帳で結構です。あくまで当店と個人的に契約していただく所存ですから。
ですが、ルマンダさん、いつまで目立たないでいられるか…。
あなた、高校生だったんですか?
そうですよね。生徒手帳だから…って、OK高校三年。
どうして……。
いや、野暮でした。お幸せに。
預かり証を書かせていただきます。店内に展示して反応を探ります。
当店は上質の顧客に恵まれております。購入客が決まったら連絡させていただきます。
メールか携帯番号、教えて下さい」
「あの~、圏外なんです。
一か月ごとにこちらから連絡するということで……、そうだ。
妹ならハガキで連絡してもらえます。
青形朝陽あてにメールしていただけたら。
メモしておきます。若干のタイムラグ、ご容赦ください」
俊也はスマホを出して、確認しながら妹の名前とメアドをメモに書いた。
「そのように計らいます。切迫しているわけではないんですね?」
「はい。当分居候を養える程度には」
メガネ美人は、笑顔を浮かべ、また絵に見入った。
「よろしければ、この絵、私個人に売っていただけませんか?
五百万円ならどうでしょう? 領収書抜きで」
「売った!」
「買った! さすがに現金では、持ち合わせがありません。
小切手でよろしいですか?」
意外にメガネ美人は、ノリのいいところを見せた。
「よろしいです! どうやって現金化するんでしょう?」
「この銀行へ行って、裏に住所、サイン、捺印したらいいだけですよ。
ただ、身分証明が必要です。
ご両親がご健在なら、頼んでいただいた方がよろしいかと」
「そうします。ご親切にありがとうございます」
俊也は思わずメガネ美人の両手をつかみ、上下に振った。
「どういたしまして。もっと有名になったら、億単位の値がつくかもしれません。
へへ、大もうけしちゃった!」
このメガネ美人、やっぱりプロだった。
俊也が帰って間もなく、オーナーが店に帰ってきた。
「お帰り、お父さん。
すごい才能発掘…っていうか、飛び込んできた」
そう言ってメガネ美人は絵を見せた。
このオーナー、実は半分以上趣味で娘にこの店を経営させている。本業は大手飲料メーカーを核とする、モーニングホールディングスの専務。
父親の現社長が引退したら、次期社長の座を約束されている。
今日はクリスマス休暇を取って、妻と会食してきた。下戸の妻は帰った。娘とはこの後、飲みに行く約束をしていた。
この父親は娘に頭を悩ませていた。三十を過ぎても、色恋沙汰をとんと聞かない。父親の影響か、根っからの絵画好きなのだ。
悲しいことに、娘には絵の才能がなかった。
父親は、ちらっと見ただけで、胸が躍った。
コートを脱ぐのももどかしく、娘から絵を受け取った。不思議な魅力がある絵だ。俗にいえば、魂がこもっている。
ファンタジー趣味はないが、魅了の魔力がこもっている、の方が正確かもしれない。
「誰の絵だ?」
「ルマンダという、わけありの無名画家。どういうわけがあるのか、お父さんでも話せない。
もちろん犯罪に絡んでないことは断言できる。ちょっぴり脱税させたことは大目に見て。
そう、私が個人的に買ったの。五百万ぽっきり。売る気はないけど、大もうけできたと思ってる」
「安い買い物をしたな。絵を見る才能があるコレクターなら…たとえば俺なら、三千万は出す。
競合する者がいたら、五千万までなら。それ以上は美津枝に内緒で買えない」
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父親の信用もあり、この店は比較的繁盛している。静香は五百万程度なら、ぽんと出せる御身分だ。
「そのうち、個展を開くつもり。その絵も当分展示する。非売品ということで。
ルラちゃんに店の看板娘になってもらう。
あ、ルラちゃんはその絵のモデルよ。チャームの魔法を使ってもらうの。
いけると思わない?」
「全面的に推せる。思うようにやってみろ。
チャームの魔法か……。確かに」
この親子の絵を見る力は確かだった。事実、その絵にはチャームの魔力が秘められていた。
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