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164 イクメンパパの一日
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夜の王宮。バザーから一か月が経過した。
ケーンは、太郎と次郎を両腕に抱いてあやしている。
そう。ケーンは現在、イクメンパパそのものだった。
「ケーン、キキョウさんに聞いた。
料理コンテストに、出ぇへんそうやな?」
ユリがあきれ顔で言う。
「屋台はボンビー村の連中に任せたら問題ないし。
今は仕込みをこっちでやってるけど、少し鍛えたら料理スキルはそれほど関係ない。
半年もしたら自立できる」
「まあ、それはせやけど……。
あんなに張り切っとったのに」
ユリは、はっきり言って拍子抜けしている。もちろん、ケーンの模範的イクメンぶりに不満はない。
不満はないのだが、なんかケーンじゃない気がする。
「なんやったら、もうちょっと嫁増やしてもええで。
バザーの打ち上げで、ケーン、超もてもてやったやんか」
「王族や貴族の令嬢に興味ないし。大商人の娘も。
俺が母ちゃんと父ちゃんの息子だって、もうバレバレもいいとこ。
今の嫁だけで十分」
「まあ、せやろな……」
ユリは、つなげる言葉がなかった。バザーでケーンにすり寄った娘たちは、例外なく下心満載。
今の嫁たちに、下心がなかったわけではない。だが、それは後付けの問題だった。
まず、ケーンという風変わりな人間性ありき。性欲と独占欲にあまりに忠実。
隠そうともしなかったし、むしろそれは、彼のアイデンティテーであり、プライドですらあるように思えた。
「なんか、やりたいことないんか?
なんでもええで」
そう言って、ユリは内心思う。なんでウチが、アクセル踏まなあかんねん!
「やりたいこと…ね。
なんかない?」
ユリは天を仰いだ。燃え尽き症候群だ!
ユリはミーちゃんに事情を話し、ケーンの日常をつぶさに追ってみることにした。ミーちゃんが、今のところ一番暇だし、ペット的に一日中くっついていても不自然ではない。
朝六時起床。夜伽当番だったミーちゃんより早く目覚めた。
ケーンがベッドから抜け出す気配で、ミーちゃんも目覚める。
ミーちゃんも、ベッドで半身を起こす。
「ご主人様、おはようございますですにゃん」
「ああ、おはよう。相変わらずかわいいおっぱいだね!」
ケーンはベッド際に歩みより、ちゅっ。モーニングキス。
ケーン様の燃え尽き症候群を確かめねば!
使命感に燃えたミーちゃんは、ケーンに抱き付いて、耳元でささやく。
「ご主人様、私、寿命が短いですから。
子を授けてほしいですにゃん」
ケーンはゆうべ、避妊魔法を使った。ミーちゃんは、見た目ロリ気味だが獣人。もう妊娠出産適齢期に達している。
「老化のことは気にしなくていいよ。
獣人のことよく知らないけど、大丈夫なの?」
「はい! ください!」
ご要望に従い、子作り実践に挑むケーンだった。
ミーちゃんメモ。予想通り、エッチに関して、燃え尽き症候群の症状は一切なし。
ミーちゃんメモを続けて見ていこう。
AM8:00 朝食。食後、授乳の様子をあきもせず眺める。太郎様と次郎様にげっぷをさせ、約一時間にわたってあやす。途中おむつの交換。
紙おむつというらしい。あれ、超便利。
ちなみに、おむつの洗濯は、物心がついてから、私の大きな仕事だった。弟や妹が量産されたので、長女の私は大変だった。
AM10:00 柔軟体操後、剣の素振りを一時間以上。終わった後、サーシャさんと一時間ほどいちゃいちゃタイム。
サーシャさんが膝枕して、ご主人様の耳掃除。サーシャさん、本当に魔王の娘なのだろうか? やさしい若奥様というしかない。
ただ、おっぱいをちょいちょいされ、耳かきをグサッとやったこと、魔王の娘の片鱗がうかがえた。
慌ててケーンさんに、治癒魔法をかけていたけど。
PM2:00 昼食、子守りの後、私といっしょにポーションづくり。作っているという実感はないけど。ギルドに卸し、その足でメグさんの雑貨店へ。
今日の当番、ユキナさんと談笑。あのオートマタさんたち、機械だなんて信じられない。
あの「人」たちは、嫁ではないが「しぇふれ」という立ち位置だと聞いた。
料理人の偉い人を、「しぇふ」と呼ぶらしい。オートマタさんたち、料理しているところ見たことないけど、「れ」が付いているのは、何か意味があるのだろうか?
PM4:00 ブラックさんに二人乗りで、赤の森へ。目的はアリスさんとマリアさん、そしてジャスミンさんの様子を見ること。冒険者生活で一番危険なのは、仕事を終える前だという。
魔物との戦闘で疲れ、さあ、そろそろ帰ろうか、というころ。なるほど、と思う。
余談だけど、フォレストグリズリーを狩っちゃいました!
もちろん、私が、ですよ!
フォレストグリズリーは、Cランクの魔物だそうです。ジャスミンさんなら全然心配いらないそうですけど、彼女はまだ後衛の位置にいます。
中衛の人たちが疲れているようだから、「やっちゃって」と、ケーンさんに命じられました。
私のあの武器、「黒猫の爪」と名付けました!
最初は怖くて目をつぶってたけど、ケモノの血が騒ぐ今日この頃。
ご主人様が、きれいに解体してくれました。素材は私のお小遣い。だけど、薬屋のお給料やお小遣いもらっても、使い道がありません。
ネコに金貨とは、このことでしょうか?
PM5:30 夕食前のお散歩がてら、王都の屋台を数軒見て回る。相変わらず大繁盛しているようです。
屋台で働く人たちは、罪人だそうです。本来なら死刑相当の。そのため、魔法で奴隷として縛っているそうです。この世界には、犯罪奴隷しか存在しないと聞きました。
罪びとになったのは、私が生まれ育った村より生活が苦しかったから。
あの人たちの働きぶりを見たら、奴隷には見えませんが。
人間にとって、何よりつらいのは、生きがいがないということです。私がおみずで働いている時がそうでした。
ろくに接客もできなかったし、もちろん指名もありません。作り笑いを浮かべ、ただ座っていただけ。
忙しそうに働いているあの奴隷さん達、ご主人様に生きがいを与えられた。そう思うのですが、どうなんでしょう?
PM6:30 夜の王宮へ転移。夕食後ご主人様は二人のお子様の沐浴介助。
授乳を見守った後子守り。
PM 9:00 お子様を寝かした後、今夜の夜伽当番ジャンヌさんと入浴。体が光っていたから、女神様が憑依なさっていた模様。
普段お忙しい女神様も、ご主人様に新たな生きがいを与えられた一人ではないか。畏れ多いですが、そう思いました。
報告は以上です。エッチの見守りは遠慮しました。まずかったでしょうか?
ケーンは、太郎と次郎を両腕に抱いてあやしている。
そう。ケーンは現在、イクメンパパそのものだった。
「ケーン、キキョウさんに聞いた。
料理コンテストに、出ぇへんそうやな?」
ユリがあきれ顔で言う。
「屋台はボンビー村の連中に任せたら問題ないし。
今は仕込みをこっちでやってるけど、少し鍛えたら料理スキルはそれほど関係ない。
半年もしたら自立できる」
「まあ、それはせやけど……。
あんなに張り切っとったのに」
ユリは、はっきり言って拍子抜けしている。もちろん、ケーンの模範的イクメンぶりに不満はない。
不満はないのだが、なんかケーンじゃない気がする。
「なんやったら、もうちょっと嫁増やしてもええで。
バザーの打ち上げで、ケーン、超もてもてやったやんか」
「王族や貴族の令嬢に興味ないし。大商人の娘も。
俺が母ちゃんと父ちゃんの息子だって、もうバレバレもいいとこ。
今の嫁だけで十分」
「まあ、せやろな……」
ユリは、つなげる言葉がなかった。バザーでケーンにすり寄った娘たちは、例外なく下心満載。
今の嫁たちに、下心がなかったわけではない。だが、それは後付けの問題だった。
まず、ケーンという風変わりな人間性ありき。性欲と独占欲にあまりに忠実。
隠そうともしなかったし、むしろそれは、彼のアイデンティテーであり、プライドですらあるように思えた。
「なんか、やりたいことないんか?
なんでもええで」
そう言って、ユリは内心思う。なんでウチが、アクセル踏まなあかんねん!
「やりたいこと…ね。
なんかない?」
ユリは天を仰いだ。燃え尽き症候群だ!
ユリはミーちゃんに事情を話し、ケーンの日常をつぶさに追ってみることにした。ミーちゃんが、今のところ一番暇だし、ペット的に一日中くっついていても不自然ではない。
朝六時起床。夜伽当番だったミーちゃんより早く目覚めた。
ケーンがベッドから抜け出す気配で、ミーちゃんも目覚める。
ミーちゃんも、ベッドで半身を起こす。
「ご主人様、おはようございますですにゃん」
「ああ、おはよう。相変わらずかわいいおっぱいだね!」
ケーンはベッド際に歩みより、ちゅっ。モーニングキス。
ケーン様の燃え尽き症候群を確かめねば!
使命感に燃えたミーちゃんは、ケーンに抱き付いて、耳元でささやく。
「ご主人様、私、寿命が短いですから。
子を授けてほしいですにゃん」
ケーンはゆうべ、避妊魔法を使った。ミーちゃんは、見た目ロリ気味だが獣人。もう妊娠出産適齢期に達している。
「老化のことは気にしなくていいよ。
獣人のことよく知らないけど、大丈夫なの?」
「はい! ください!」
ご要望に従い、子作り実践に挑むケーンだった。
ミーちゃんメモ。予想通り、エッチに関して、燃え尽き症候群の症状は一切なし。
ミーちゃんメモを続けて見ていこう。
AM8:00 朝食。食後、授乳の様子をあきもせず眺める。太郎様と次郎様にげっぷをさせ、約一時間にわたってあやす。途中おむつの交換。
紙おむつというらしい。あれ、超便利。
ちなみに、おむつの洗濯は、物心がついてから、私の大きな仕事だった。弟や妹が量産されたので、長女の私は大変だった。
AM10:00 柔軟体操後、剣の素振りを一時間以上。終わった後、サーシャさんと一時間ほどいちゃいちゃタイム。
サーシャさんが膝枕して、ご主人様の耳掃除。サーシャさん、本当に魔王の娘なのだろうか? やさしい若奥様というしかない。
ただ、おっぱいをちょいちょいされ、耳かきをグサッとやったこと、魔王の娘の片鱗がうかがえた。
慌ててケーンさんに、治癒魔法をかけていたけど。
PM2:00 昼食、子守りの後、私といっしょにポーションづくり。作っているという実感はないけど。ギルドに卸し、その足でメグさんの雑貨店へ。
今日の当番、ユキナさんと談笑。あのオートマタさんたち、機械だなんて信じられない。
あの「人」たちは、嫁ではないが「しぇふれ」という立ち位置だと聞いた。
料理人の偉い人を、「しぇふ」と呼ぶらしい。オートマタさんたち、料理しているところ見たことないけど、「れ」が付いているのは、何か意味があるのだろうか?
PM4:00 ブラックさんに二人乗りで、赤の森へ。目的はアリスさんとマリアさん、そしてジャスミンさんの様子を見ること。冒険者生活で一番危険なのは、仕事を終える前だという。
魔物との戦闘で疲れ、さあ、そろそろ帰ろうか、というころ。なるほど、と思う。
余談だけど、フォレストグリズリーを狩っちゃいました!
もちろん、私が、ですよ!
フォレストグリズリーは、Cランクの魔物だそうです。ジャスミンさんなら全然心配いらないそうですけど、彼女はまだ後衛の位置にいます。
中衛の人たちが疲れているようだから、「やっちゃって」と、ケーンさんに命じられました。
私のあの武器、「黒猫の爪」と名付けました!
最初は怖くて目をつぶってたけど、ケモノの血が騒ぐ今日この頃。
ご主人様が、きれいに解体してくれました。素材は私のお小遣い。だけど、薬屋のお給料やお小遣いもらっても、使い道がありません。
ネコに金貨とは、このことでしょうか?
PM5:30 夕食前のお散歩がてら、王都の屋台を数軒見て回る。相変わらず大繁盛しているようです。
屋台で働く人たちは、罪人だそうです。本来なら死刑相当の。そのため、魔法で奴隷として縛っているそうです。この世界には、犯罪奴隷しか存在しないと聞きました。
罪びとになったのは、私が生まれ育った村より生活が苦しかったから。
あの人たちの働きぶりを見たら、奴隷には見えませんが。
人間にとって、何よりつらいのは、生きがいがないということです。私がおみずで働いている時がそうでした。
ろくに接客もできなかったし、もちろん指名もありません。作り笑いを浮かべ、ただ座っていただけ。
忙しそうに働いているあの奴隷さん達、ご主人様に生きがいを与えられた。そう思うのですが、どうなんでしょう?
PM6:30 夜の王宮へ転移。夕食後ご主人様は二人のお子様の沐浴介助。
授乳を見守った後子守り。
PM 9:00 お子様を寝かした後、今夜の夜伽当番ジャンヌさんと入浴。体が光っていたから、女神様が憑依なさっていた模様。
普段お忙しい女神様も、ご主人様に新たな生きがいを与えられた一人ではないか。畏れ多いですが、そう思いました。
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