105 / 170
105 スパルタ指導は望むところ
しおりを挟む
メアリーが治癒魔法を施した後、十人はケーンとジャイアンを中心に、パーティ分けをした。
ケーンが槍使いの男女二人、弓使いの女子二人を引き受けた。
バランス的にもまずまずだろう。
メアリーとリンダが引率し、さっそくチュートリアルダンジョンに向かう。
その指示を聞いたとき、生徒たちは苦笑するしかなかった。バトルロイヤルの入寺子屋式といい、必要最小限の注意しか与えないことといい、超スパルタ方針だ。
つまり、甘えは一切許されないということだ。
それは望むところ。生徒たちは身が引き締まる思いがした。
☆ ☆ ☆
キキョウの家。
ケーンを送り出したキキョウはキッチンへ。
「キキョウさん、もうお昼の準備ですか?」
十時のおやつを、冷蔵庫へあさりに来た総子が聞く。
「ケーン様のお弁当よ。
ゆうべ頼まれてたの」
キキョウが満面の笑顔で応える。
「へ~……。
何を作るんですか?」
「おにぎりがメイン。
卵焼きとウインナー、肉団子に、プロッコリー、ミニトマト……」
「定番のお弁当メニュー!」
総子は懐かしく思う。どれも母親がよく持たせてくれた。……交通事故で死んじゃうんなんて、超親不孝だった。
だけど、道の真ん中で立ちすくむ子猫が……。反射的に飛び出した。
あの猫は無事だったのだろうか?
よく覚えていない。
「総子ちゃんは、お弁当作ったの?」
キキョウは卵を割って、ボールに入れる。
「作りましたね! 母親が」
総子は感傷を押し殺し、軽くジョーク。
「そうなんだ?
卵焼きは砂糖入れる方?
お母さんは」
キキョウは軽く返す。
「私、甘い卵焼き苦手で」
「ケーン様と同じね。
おにぎりの具、頼めるかな?」
「はい!
料理は全然ダメですけど、おにぎりの具ぐらいなら」
「冷蔵庫にシーチキンが入ってる。
マヨネーズであえて。
それと明太子と、こんぶの佃煮、出してもらえる?」
「了解です!
なんかお嫁さん気分!
てへ……、そういえば私、マジモンのお嫁さんでした!」
「卵焼き、任せようか?」
「どうか御勘弁を!」
「そうなんだ?」
「恥ずかしながら」
「おにぎりは大丈夫?」
「形へのこだわりを問われないなら」
「そうなんだ?」
「元日本人女子として、恥ずかしながら」
総子は、なんか負けた気分だった。
☆ ☆ ☆
チュートリアルダンジョン、入り口。リンダは立ち止まり、振り向いた。
寺子屋生たちは、顔を引きつらせて言葉を待つ。
「ダンジョン突入はポチ班から。
ジャイアン班はその三十分後。
行動開始」
リンダが簡潔にそう告げた。
「ポチ、行こう!」
アリスが張り切って言う。
「バカじゃないの? 今何時?」
ケーンは、後のフレーズにリズムをつける。
「そうね、だいたいねぇ~……。
あれ?」
アリスは、無意識に乗せられてしまったことに気づく。
どういうふうに乗せられたか、気づかない読者は無視する。
「そういうことか……。
おい、食える物をさがすぞ!」
ジャイアンは、自分の班員に指示する。
ちなみに、ジャイアンは、ケーンがつけたニックネームに満足している。
「体がでかく、力持ちでリーダーシップがとれる。
もう一つのパーティリーダーは、ジャイアンしかありえない。
ただし、歌は歌うな」
ケーンのよいしょは、彼をしっかりその気にさせた。
どうして歌ってはいけないのか、不明だったが。
以降、ケントという彼の本名は、寺小屋内で二度と使われないだろう。
アリスは自分の浅慮を恥じた。
時刻は昼前。
このまま突入したら、ダンジョン内で昼食をとるか、空腹を抱えて魔物と闘わなければならない。
いきなり冒険者失格だ。
「メシにしようぜ。
今日だけは俺のおごりだ」
ケーンは、ここへ来る前、こっそりアイテムボックスから、ポチバッグに移した弁当を取り出す。もちろん、ほとんどキキョウ、ちょっぴり総子作の愛妻弁当。
用意のおにぎりと水筒を五人分取り出した。おかずはやらない!
ちなみに、ポチバッグとは、内容量がミカン段ボール二十個分程度。
中クラスまでの、冒険者用魔道具としては、最もスタンダードな仕様となっている。
もちろん、初心者以前の貧乏メンバーには高根の花だが。
「ポチ、最初からただ者じゃないと思ってたけど……。
私、一生ついていきたい」
アリスは、恋する乙女の目でケーンを見る。
「ふっ……。弱い女はいらない」
ケーンは渋く決めてみました。
あ~、青春だね~!
ポチことケーンは、茣蓙を広げ、竹かご弁当箱を四人分置いた。
「どうぞ。
中身はおにぎりという食べ物だ」
ケーンはそっけなく言う。四人の分は、塩結びをリクエストした。貧乏人を甘やかせてはならない!
「鬼斬り?
おっかないネーミングだ。
いただきます。
何?」
アリスは弁当箱を開けて、ちょっとびっくり。白い虫を寄せ集めて三角に整えました、的な?
この世界に、米は普及していない。
「米という穀物を炊いて、塩で握ったものだ。
案外いけるぞ」
ケーンは胸を張って応える。魚沼産のコシヒカリに負けない米だ。塩味だけでも立派なごちそうだ。
「そうなんだ……。
パク……。
おいしい……」
恐る恐るおにぎりを口にしたアリスは驚いた。本当に味付けは塩だけだが、ほんのり甘い。
アリスの言葉に勇気を得た、他のメンバーも、おにぎりにかぶりついた。
ケーンは『うまい!』『おいしい!』の感想にケーンは満足しながら自分の弁当箱を開けた。
「わ~! カラフル!」
ケーンの弁当をのぞいたアリスが叫んだ。
卵焼きの黄色。プロッコリーの緑。プチトマトの赤。細長いやつは、弟のあれを連想させた。
てらてら光る、黒褐色の団子状のものはなんだろう?
おにぎりを巻いた、黒い紙みたいなものは何?
「文句があるならおにぎり食うな!」
ケーンは弁当箱を、上体を曲げて背中で隠した。
「文句なんてありません!」
直ちにそう応えたメンバーだった。ずいぶん弁当のクオリティーは違っているようだが、おにぎりだけでもいける。
食事を終え、ケーンは熱いほうじ茶を、他のメンバーは、ただの水を飲みながらミーティング。
「それでさ、ジョブってあるじゃん。
だいたいわかるんだけど、どういうことなの?
ポチなら知ってるでしょ?」
ポチのカップ、湯気が出てる。どうして、と疑問を持ちながらアリスが聞く。
「あ~、それな。
冒険者ギルドに登録するとき、自己申告するんだ。
自分の得意分野が何か、アピールする意味で。
パーティ組むとき便利だろ?
代表的なのは戦士や剣士、狩人、シーフ。
盾防御が得意なら盾士。
魔法が得意なら、たとえば、火属性魔法使い、防御魔法使い、エトセトラ。
ただし、特殊なジョブもある。
今は全然関係ないけど聞きたい?」
アリスをはじめ、他のメンバーはコクコクとうなずく。
みんなド田舎の出身だ。冒険者に憧れるものの、詳しい情報は持ってないし、得ようがなかったというのが実態だ。
「冒険者ランクがBランク以上になったら、つまり、一人前になったら、名乗ることができるジョブだ。
成功報酬が上積みされる代わり、金がかかるし、もちろんそのジョブにふさわしい実力が必要だ。
金がかかるというのは、ギルドが認める、特殊ジョブ認定審査官を雇う必要があるからだ。
審査官は、Aクラス以上の冒険者が絶対条件。
高ランク冒険者のアルバイトか、もしくは引退した元冒険者だ。
交渉次第だけど、安くないことはわかるだろ?」
メンバーはコクコクとうなずく。
「審査官のランクが高いほど、信用度は増す。
審査官は、ギルドカードに名前が明記されるから、当然合格基準は高く設定する。
もちろん、自分の名誉と信用を落としめないためだ。
その特殊ジョブは、たとえば、剣豪とかニンジャとか魔導師とか。
好きに名乗っていいんだけど、なんのスペシャリストかわかりやすいのが望ましいから、ほとんどは先例に乗っかってる。
例外は勇者と聖神女。
その二つは資格がないとね」
「魔法使いと魔導師、どう違うの?」
魔法にちょっぴり自信があるアリスが聞く。
「魔法使いは、魔法がそこそこ使えますよ~というアピール。
魔導師は魔法が、自由自在に使えるというアピール。
とりあえずは、Bランクに昇格することを目指そうか?」
ケーンはアリスの頭をぽんぽんと叩いて応える。
この子、磨けば光る可能性は、なきにしもあらず、かもしれない、と思いながら。
今のところ、ド田舎の娘っ子にしか見えないけど。
だが、ケーンの勘は教える。力の伸び代は十分だ。
その後、ケーンは、前衛・中衛・後衛の役割分担と、サインの打ち合わせを行った。
パーティメンバーは、その的確な指示で、ケーンに全幅の信頼をおくようになった。
ケーンが槍使いの男女二人、弓使いの女子二人を引き受けた。
バランス的にもまずまずだろう。
メアリーとリンダが引率し、さっそくチュートリアルダンジョンに向かう。
その指示を聞いたとき、生徒たちは苦笑するしかなかった。バトルロイヤルの入寺子屋式といい、必要最小限の注意しか与えないことといい、超スパルタ方針だ。
つまり、甘えは一切許されないということだ。
それは望むところ。生徒たちは身が引き締まる思いがした。
☆ ☆ ☆
キキョウの家。
ケーンを送り出したキキョウはキッチンへ。
「キキョウさん、もうお昼の準備ですか?」
十時のおやつを、冷蔵庫へあさりに来た総子が聞く。
「ケーン様のお弁当よ。
ゆうべ頼まれてたの」
キキョウが満面の笑顔で応える。
「へ~……。
何を作るんですか?」
「おにぎりがメイン。
卵焼きとウインナー、肉団子に、プロッコリー、ミニトマト……」
「定番のお弁当メニュー!」
総子は懐かしく思う。どれも母親がよく持たせてくれた。……交通事故で死んじゃうんなんて、超親不孝だった。
だけど、道の真ん中で立ちすくむ子猫が……。反射的に飛び出した。
あの猫は無事だったのだろうか?
よく覚えていない。
「総子ちゃんは、お弁当作ったの?」
キキョウは卵を割って、ボールに入れる。
「作りましたね! 母親が」
総子は感傷を押し殺し、軽くジョーク。
「そうなんだ?
卵焼きは砂糖入れる方?
お母さんは」
キキョウは軽く返す。
「私、甘い卵焼き苦手で」
「ケーン様と同じね。
おにぎりの具、頼めるかな?」
「はい!
料理は全然ダメですけど、おにぎりの具ぐらいなら」
「冷蔵庫にシーチキンが入ってる。
マヨネーズであえて。
それと明太子と、こんぶの佃煮、出してもらえる?」
「了解です!
なんかお嫁さん気分!
てへ……、そういえば私、マジモンのお嫁さんでした!」
「卵焼き、任せようか?」
「どうか御勘弁を!」
「そうなんだ?」
「恥ずかしながら」
「おにぎりは大丈夫?」
「形へのこだわりを問われないなら」
「そうなんだ?」
「元日本人女子として、恥ずかしながら」
総子は、なんか負けた気分だった。
☆ ☆ ☆
チュートリアルダンジョン、入り口。リンダは立ち止まり、振り向いた。
寺子屋生たちは、顔を引きつらせて言葉を待つ。
「ダンジョン突入はポチ班から。
ジャイアン班はその三十分後。
行動開始」
リンダが簡潔にそう告げた。
「ポチ、行こう!」
アリスが張り切って言う。
「バカじゃないの? 今何時?」
ケーンは、後のフレーズにリズムをつける。
「そうね、だいたいねぇ~……。
あれ?」
アリスは、無意識に乗せられてしまったことに気づく。
どういうふうに乗せられたか、気づかない読者は無視する。
「そういうことか……。
おい、食える物をさがすぞ!」
ジャイアンは、自分の班員に指示する。
ちなみに、ジャイアンは、ケーンがつけたニックネームに満足している。
「体がでかく、力持ちでリーダーシップがとれる。
もう一つのパーティリーダーは、ジャイアンしかありえない。
ただし、歌は歌うな」
ケーンのよいしょは、彼をしっかりその気にさせた。
どうして歌ってはいけないのか、不明だったが。
以降、ケントという彼の本名は、寺小屋内で二度と使われないだろう。
アリスは自分の浅慮を恥じた。
時刻は昼前。
このまま突入したら、ダンジョン内で昼食をとるか、空腹を抱えて魔物と闘わなければならない。
いきなり冒険者失格だ。
「メシにしようぜ。
今日だけは俺のおごりだ」
ケーンは、ここへ来る前、こっそりアイテムボックスから、ポチバッグに移した弁当を取り出す。もちろん、ほとんどキキョウ、ちょっぴり総子作の愛妻弁当。
用意のおにぎりと水筒を五人分取り出した。おかずはやらない!
ちなみに、ポチバッグとは、内容量がミカン段ボール二十個分程度。
中クラスまでの、冒険者用魔道具としては、最もスタンダードな仕様となっている。
もちろん、初心者以前の貧乏メンバーには高根の花だが。
「ポチ、最初からただ者じゃないと思ってたけど……。
私、一生ついていきたい」
アリスは、恋する乙女の目でケーンを見る。
「ふっ……。弱い女はいらない」
ケーンは渋く決めてみました。
あ~、青春だね~!
ポチことケーンは、茣蓙を広げ、竹かご弁当箱を四人分置いた。
「どうぞ。
中身はおにぎりという食べ物だ」
ケーンはそっけなく言う。四人の分は、塩結びをリクエストした。貧乏人を甘やかせてはならない!
「鬼斬り?
おっかないネーミングだ。
いただきます。
何?」
アリスは弁当箱を開けて、ちょっとびっくり。白い虫を寄せ集めて三角に整えました、的な?
この世界に、米は普及していない。
「米という穀物を炊いて、塩で握ったものだ。
案外いけるぞ」
ケーンは胸を張って応える。魚沼産のコシヒカリに負けない米だ。塩味だけでも立派なごちそうだ。
「そうなんだ……。
パク……。
おいしい……」
恐る恐るおにぎりを口にしたアリスは驚いた。本当に味付けは塩だけだが、ほんのり甘い。
アリスの言葉に勇気を得た、他のメンバーも、おにぎりにかぶりついた。
ケーンは『うまい!』『おいしい!』の感想にケーンは満足しながら自分の弁当箱を開けた。
「わ~! カラフル!」
ケーンの弁当をのぞいたアリスが叫んだ。
卵焼きの黄色。プロッコリーの緑。プチトマトの赤。細長いやつは、弟のあれを連想させた。
てらてら光る、黒褐色の団子状のものはなんだろう?
おにぎりを巻いた、黒い紙みたいなものは何?
「文句があるならおにぎり食うな!」
ケーンは弁当箱を、上体を曲げて背中で隠した。
「文句なんてありません!」
直ちにそう応えたメンバーだった。ずいぶん弁当のクオリティーは違っているようだが、おにぎりだけでもいける。
食事を終え、ケーンは熱いほうじ茶を、他のメンバーは、ただの水を飲みながらミーティング。
「それでさ、ジョブってあるじゃん。
だいたいわかるんだけど、どういうことなの?
ポチなら知ってるでしょ?」
ポチのカップ、湯気が出てる。どうして、と疑問を持ちながらアリスが聞く。
「あ~、それな。
冒険者ギルドに登録するとき、自己申告するんだ。
自分の得意分野が何か、アピールする意味で。
パーティ組むとき便利だろ?
代表的なのは戦士や剣士、狩人、シーフ。
盾防御が得意なら盾士。
魔法が得意なら、たとえば、火属性魔法使い、防御魔法使い、エトセトラ。
ただし、特殊なジョブもある。
今は全然関係ないけど聞きたい?」
アリスをはじめ、他のメンバーはコクコクとうなずく。
みんなド田舎の出身だ。冒険者に憧れるものの、詳しい情報は持ってないし、得ようがなかったというのが実態だ。
「冒険者ランクがBランク以上になったら、つまり、一人前になったら、名乗ることができるジョブだ。
成功報酬が上積みされる代わり、金がかかるし、もちろんそのジョブにふさわしい実力が必要だ。
金がかかるというのは、ギルドが認める、特殊ジョブ認定審査官を雇う必要があるからだ。
審査官は、Aクラス以上の冒険者が絶対条件。
高ランク冒険者のアルバイトか、もしくは引退した元冒険者だ。
交渉次第だけど、安くないことはわかるだろ?」
メンバーはコクコクとうなずく。
「審査官のランクが高いほど、信用度は増す。
審査官は、ギルドカードに名前が明記されるから、当然合格基準は高く設定する。
もちろん、自分の名誉と信用を落としめないためだ。
その特殊ジョブは、たとえば、剣豪とかニンジャとか魔導師とか。
好きに名乗っていいんだけど、なんのスペシャリストかわかりやすいのが望ましいから、ほとんどは先例に乗っかってる。
例外は勇者と聖神女。
その二つは資格がないとね」
「魔法使いと魔導師、どう違うの?」
魔法にちょっぴり自信があるアリスが聞く。
「魔法使いは、魔法がそこそこ使えますよ~というアピール。
魔導師は魔法が、自由自在に使えるというアピール。
とりあえずは、Bランクに昇格することを目指そうか?」
ケーンはアリスの頭をぽんぽんと叩いて応える。
この子、磨けば光る可能性は、なきにしもあらず、かもしれない、と思いながら。
今のところ、ド田舎の娘っ子にしか見えないけど。
だが、ケーンの勘は教える。力の伸び代は十分だ。
その後、ケーンは、前衛・中衛・後衛の役割分担と、サインの打ち合わせを行った。
パーティメンバーは、その的確な指示で、ケーンに全幅の信頼をおくようになった。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる