僕が玩具になった理由

Me-ya

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心の行き場-最終章-

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「……久し振り」 

部屋に現れた俺を見ても、兄貴に驚いた様子は全くなかった。

それどころか、挨拶をしてくる。

どうやら、マンションに忍び込んだ俺の存在に気付いていたらしい。 

「…何?…今、ペットを躾直しているところなんだけど…邪魔、しないでくれるかな?」 

「…ペットって…優紀は兄貴のペットなんかじゃない!!」 

「…そうだな…優紀はボクのペットじゃない。玩具だったね」

「…な……!!」

「それも、ボクの方から頼んだ訳じゃない。優紀の方から来たんだよ…玩具にして下さいってね。なんなら優紀に聞いてみる?…といっても、今は聞ける状態じゃないみたいだけど…」 

そう言うと兄貴はチラリと鞭打たれ、身体を揺らしている優紀に視線を投げる。

「ふざけるな!!…それより、あんな事、早く止めさせろよ!!」

「それは無理。あれはお仕置きだから…といっても、あれじゃ仕置きになってないかもしれないけどね…見てみなよ。すっごい、悦んでるだろ」 

兄貴の言葉に、視線を優希に向けた。

男性二人に鞭で打たれ、悲鳴を上げながら身体を揺らし、腰を振っている優紀。

痛々しい…。

でも、その身体は―。

身体を二つ折りにされている為、動いているバイブを二本、しっかりと締め付けて離さないアヌスも…ピアスを付けられているぺニスが勃っている事も…はっきりと分かるその姿。

それは優紀が痛いだけじゃなく、感じている事を示していた。 
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