僕が玩具になった理由

Me-ya

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止まない雨-眞司の章-

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俺はベッドの上、両手首を広げて天井から伸びている鎖に繋がれ、両足首もベッドに鎖で縛られていた。

口は口枷を嵌められ、閉じる事を許されない口の端から涎が顎を伝って流れていく。

尻の中にはローターのバイブが入れられ、微弱に動いて刺激する。

ペニスは勃起しているが、根元にペニスリングを嵌められていてイケない。

3個入れられているバイブはさっきまで激しく動いていて、強制的に俺のペニスを勃起させた。

だが、今は………。

動きがもどかしくて…もっと強い刺激を求めて、俺は腰を振る。

-その時。

ドアがノックされた。

ギクリとする。

兄貴はドアをノックなんかしない。

いつもそのまま入ってくる。

ドアに鍵はかかってない。

「眞司、友達が来てくれたよ」

兄貴の声がした。

(………友達?…いったい、誰………)

そう思うまもなく、ドアが開けられる。

部屋に入ってきたのは兄貴と………優紀!?

(どうして優紀が………)

優紀が俺の姿を見て目を見張ると同時に、俺は顔を俯けた。

優紀の顔を見る事ができない。

……怖かった……優紀の瞳を見る事が。

優紀の瞳に、俺に対する侮蔑や憐れみの感情などが浮かんでいたらと思うと………。

(そのまま、回れ右して帰ってくれ)

俯いたまま、それだけを願う。

この時、俺の意識は全て優紀に向いていて………兄貴の存在を忘れていた。

パシンッ!!

いきなり尻に激しい衝撃と、痛みを感じて俺は飛び上がり悲鳴を上げる。

「…ウガ……ッ!!」

じんわりとした痛みが広がると同時に、優紀の前で剥き出しの尻を叩かれた事を知り、羞恥に顔が赤くなる。

そんな俺にはお構いなしに、兄貴は何度も、何度も尻を叩く。

そして、僕の中に入っているバイブもそれによって僕の中を刺激する。

兄貴が何の話をしているのかも…分からない。

痛みと刺激が交互に僕を苛む。

止めてくれと言いたくても、口枷を嵌められて言葉を発する事ができない。

兄貴に促されて顔を上げると、目を見開いて驚いた顔をしている優紀と瞳が合う。

(帰れ…今すぐに…)

…頼むから…帰ってくれ………。
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