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止まない雨-眞司の章-
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-俺が優紀と初めて出会ったのは、高校の時だった。
…俺は高校に入った途端、独り暮らしを始めた。
勿論、家族の誰ひとりも俺の住む場所の住所は知らない。
教えてないし、教えるつもりもない。
両親は兄貴さえいればいいらしく、俺が独り暮らしをしたいと言った時も反対しなかったし、何も言われなかった。
それは分かっていた事だ。
両親が俺に無関心なように、俺も両親には何も期待しない。
ただ、生活費だけ送ってくれればいい。
とりあえず、俺の口座に月々きちんと金は振り込まれている。
両親にとって、俺は問題さえ起こさなければどこで何をしていようが、関係ないらしい。
その為のお金。
つまりはそういう事なんだろう。
兄貴は最初は俺の独り暮らしに反対していたけど、志望校を言ったら何も言わなくなった。
そりゃ、そうだろう。
だから、俺はこの高校に入学する事にしたのだから。
俺は兄貴から自由になる為に、この高校を選んだ。
そして、入った高校。
そこで。
俺を見詰める視線に気がついた。
人に見られる事には、慣れている。
だが、その視線は今までのソレとは違う。
そう感じた。
視線の主を捜そうと首を巡らす。
だが。
そうすると、視線を感じなくなってしまう。
そんな事を繰り返していたある日。
俺は生徒会長に呼び出された。
…俺は高校に入った途端、独り暮らしを始めた。
勿論、家族の誰ひとりも俺の住む場所の住所は知らない。
教えてないし、教えるつもりもない。
両親は兄貴さえいればいいらしく、俺が独り暮らしをしたいと言った時も反対しなかったし、何も言われなかった。
それは分かっていた事だ。
両親が俺に無関心なように、俺も両親には何も期待しない。
ただ、生活費だけ送ってくれればいい。
とりあえず、俺の口座に月々きちんと金は振り込まれている。
両親にとって、俺は問題さえ起こさなければどこで何をしていようが、関係ないらしい。
その為のお金。
つまりはそういう事なんだろう。
兄貴は最初は俺の独り暮らしに反対していたけど、志望校を言ったら何も言わなくなった。
そりゃ、そうだろう。
だから、俺はこの高校に入学する事にしたのだから。
俺は兄貴から自由になる為に、この高校を選んだ。
そして、入った高校。
そこで。
俺を見詰める視線に気がついた。
人に見られる事には、慣れている。
だが、その視線は今までのソレとは違う。
そう感じた。
視線の主を捜そうと首を巡らす。
だが。
そうすると、視線を感じなくなってしまう。
そんな事を繰り返していたある日。
俺は生徒会長に呼び出された。
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