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4.青空と、うわの空
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「だって治夫、モテるじゃん。バレンタインのチョコだって、本気チョコを沢山もらっていたし…告白だってされていたよな。何人かの女性とも付き合っていただろ。それが、何で僕なんだよ」
「彼女達と付き合ったのは、隼人を諦める為だよ。付き合っていたらその内、好きになるかもと思って、告白してきた女性と付き合った。結局、駄目だったけどね。だから諦める事を諦める事にした」
………はぁ?
「どうせ諦める事できないんだからさ、隠したって無駄じゃん?」
こいつ…。
開き直りやがった。
「そんな事、言っても無理だから」
「どうして?」
「どうしてって…当たり前だろ。男じゃん。無理だよ、無理」
「男だとどうして駄目なわけ?俺は別に隼人が男だから好きになったわけじゃないぜ。隼人が女でも好きになっていたし、老人でも、赤ちゃんだったとしても、好きになってた」
…それって危ない人だから…。
「だから、俺が男性ってだけで振られるのは納得がいかない。じゃ聞くけど、男性だと何故、付き合えないわけ?」
「……え…」
何故って…。
「彼女達と付き合ったのは、隼人を諦める為だよ。付き合っていたらその内、好きになるかもと思って、告白してきた女性と付き合った。結局、駄目だったけどね。だから諦める事を諦める事にした」
………はぁ?
「どうせ諦める事できないんだからさ、隠したって無駄じゃん?」
こいつ…。
開き直りやがった。
「そんな事、言っても無理だから」
「どうして?」
「どうしてって…当たり前だろ。男じゃん。無理だよ、無理」
「男だとどうして駄目なわけ?俺は別に隼人が男だから好きになったわけじゃないぜ。隼人が女でも好きになっていたし、老人でも、赤ちゃんだったとしても、好きになってた」
…それって危ない人だから…。
「だから、俺が男性ってだけで振られるのは納得がいかない。じゃ聞くけど、男性だと何故、付き合えないわけ?」
「……え…」
何故って…。
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